The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1996 ロック・ド・コム コート・ド・ブール

2014-04-05 18:41:20 | ワイン


このワインも先日の『パパジイの会』に登場したワインです。

実はもともとの所有者は、何を隠そうワタクシだったのですが、
その頃ハヤリの物々交換とかで、、珈琲超有名店の店主Sさんの所有となっていたものを、
うれしくもこの会に持ってきてくれたというわけだ♪

もちろん、当時1ケースはあったそのワインも、
相次ぐワイン会で、既にワタクシの元にはない・・・

ですから、まあ懐かしいったら、ありゃしない!



さて、飲んでみますと、
「テルトル・ロートブッフ」の当主フランソワ・ミジャヴィルの造りには隙がない!

幾分進んでいるようにも思えたが、ブールのアペラシオンを鑑みれば、
チョコや焙煎やブラックチェリーの砂糖漬けの香気はありがたい。

味わいは、少しのざらつきも、30分ほどの待ちで滑らかさを増し、
実に気分良く飲めたしだい!

その当時のこのワインを、今の値段では2本は買えるとのこと、
本当にイイ時代にワインを飲めたんだな~、とつくづく思う。

この会のメンバーと、こうしてその頃のワインを飲む機会に触れると、
そんなことを思い出すのでした。

『パパジイ・・・』続けよう!

PS:皆様先日は飲みすぎてシツレイいたしました。
   以後気をつけるで、またよろしく(笑)

1996 サヴァニエール クロ・ド・ラ・クーレ・ドゥ・セラン ニコラ・ジョリー

2014-04-05 05:08:39 | ワイン
先日の『パパジイの会』でブラインドでこのワインが登場しました。

『パパジイ』とは、図らずも流れで命名された、この会の名前でありますが、
構成メンバーは子沢山のパパ数名と、パパではない数名なので、
さしずめ平均年齢を一人上げているワタクシがジイということになるのか?

まあそれはともかく、久しぶりの熟成したシュナン・ブランをご相伴にあずかった!
しかも今は亡き『ニコラ・ジョリー』の宝物♪



皆さんで『シュナン・ブラン』と言う品種の個性、
すなわち熟成すると、ユックリと、確実に見せてくれる比類なき個性を堪能できたとういうわけだ!

それは正しく黄色いフルーツのネクターのようで、
濃密で、そこに極上の多様性がある・・・

刺激的で、鼻をくすぐるスパイスと、塊のようなミネラルの立ち上がりがあり、
花梨のジャムに、アプリコットのコンポートが来る、
そしてそこには濃密な蜂蜜のおまけつきなわけだ・・・

味わいは正しく甘露♪
甘く、不可思議な展開があり、その神秘性で幻惑させられる・・・

もうこれだけでイイ・・・
どうしてもマリアージュを期待するのなら、貴腐ワインとしての扱いでも結構!
それだけ濃密極まりない『サヴァニエール』に出会ったということです。

持ち込んでくれた月光氏感謝でした。