The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

コント・ラフォンを語れば・・・

2008-04-21 23:00:59 | ワイン
およそムルソーと言うワインは、ブルゴーニュ・シャルドネの美味しさを語るには、
都合の良いワインでして、開けっぴろげで、親しみ易い味わいなわけです!

その数ある造り手の中でも、コント・ラフォンの美味しさは飛び切り!

デモここにきて、嘗て飲み込んだラフォンと、
今のラフォンは姿形も味わいも違うような気がします。

最初にラフォンを知ったのは、80’年物のモンラッシェと言ったら、
皆さん驚くでしょう・・・
伝説の中華飯店『2丁目HT』での事ですから、
1992年頃の事だと思います。

ナンと言ってもそのモンラッシェの色合いは、オレンジがかった黄金色♪
あまりの色の凄みと、複雑な芳香で、
当時これは単純に酸化を進めた手法と揶揄された事もありました。

そのころは、これはどうした物だろう?
と思っていましたが、一昨年に86’娘二十歳の記念にあけた86’ペリエールを飲んで確信いたしました!

熟成感が先行してもラフォンは持ちます!と・・・

最近、30回記念の『キュイジーヌの会』に00’クロ・ド・ラ・バレを開けましたが、
これは、当時のスタイルとある意味ニュアンスが違います。

しかしながら、その凛とした味わいの中にも、
遅摘みと低収量からくる底味の濃密さ、香りの広がりなどは、
ルネからドミニクへと代替わりしても、本質的なものは変わらない!

まあ、かつてのスタイルのラフォンを飲みたい気持ちも捨て切れませんが、
誰か持ってます?

89’以前のラフォン・・・
それもシャルムかペリエール・・・

そんなものある訳ないですよね!