The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

マルセル・ダイスのピノ・ノワール

2007-02-19 21:46:15 | ワイン
哲学者か?はたまたモダンバレーのダンサーか?
それとも盛岡は北上川沿いの門のワイン生産者か?
そんな風貌のアルザスの鬼才!マルセル・ダイスの唯一の赤ワイン(写真中央)がMT会に出てきました。

エティケットにはビュルレンベルグ ベルガイムとのみ記載されています。
ピノ・ノワールとは何処にも書いていません!
実はピノ・ノワール93%~95%と少量のピノ・ブーロの混醸との事・・・
テロアールが品種の個性を凌駕するという造り手の信念が、
ここに現れていると言えるでしょう。
ビュルレンブルグは溶岩によって焼かれた、硬質な石灰岩土壌・・・
トップノーズとひと舐めでミネラリーな風味を強く感じます。

漏れ聞いた話では、現在の当主ジャン・ミッシェル・ダイスは1997年からビオディナミを始めたらしい。

でもこれは大成功のビオ!!
熟したアプリコットやマッシュしたラズベリーにセクシーな香気を鏤めて、
味わいの広がりとシルクタッチの舌触りには、これって本当に01’?
とツイツイ疑ってしまいました。
濃密さの中に旨さのバランスがあり、
『土壌のバランス=ワインのバランス』と嘯く、
ジャン・ミッシェルの言葉も妙に納得!

ある意味、ブルピノのグランクリュと言われても信じたかもしれないぞ???
ジャン・ミッシェル・ダイス確かに鬼才です!!

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