普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

原発ゼロ政策と今後のエネルギー政策

2012-10-19 17:10:23 | 電力、原発

・原発ゼロのリスク、デメリット示さぬままのバブリック・コメントの募集・政治目的しか考えられない小沢さんのドイツ訪問
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 原発問題で次の情報を見つけました。
 一つは今後のエネルギー政策への批判と、一つはこの問題に対してドイツを訪問した小沢さんの話です。
・原発ゼロのリスク、デメリット示さぬままのバブリック・コメントの募集
 前者に就いてはうっかりして出所をメモすることを忘れたので、何時ものように引用先は書けませんし、内容もうろ覚え数字も正確ではありませが非常に判り安い説明なので、その趣旨だけ纏めて見ました。 (括弧内は私の注記です。)
・仮に親が子ども達に下記の小遣いの額ま内どれが適当か選ばせたとする。
 10,000円、5,000円、2,000円
 その場合(親が余程金に困って無い限り)、10,000円を選ぶのは当然だ。
・政府は(現在、化石燃料 63%、原子力 26%、再生可能エネルギー10%だが)2030年までに下記の内どれを選ぶかと問うたパブリックコメントの募集をした。
・結果は当然のように原発ゼロが87%を占めた。 (私の意見:反原発派の動員も効いているようです。) 理由は誰に訊いても出来れば原発ゼロが良いに決まっているからだ。
 このコメント依頼の仕方が悪かったのは、(原発のリスクは嫌と言うほど判っているのに)原発ゼロのリスク(やデメリト)については何も知らされてないからだ。
 政府は中を取って原発 15%んが中心になると見ていたようでこの当て外れの結果から混乱が始まった
。(以下省略)
 政府関係者の混乱ぶりは、パプリックコメント以後2030年としたのを30年代と伸ばしたり、私が
「無責任を絵に書いたようなエネルギー政策で紹介したように、原発推進の読売からは「原子力大綱中止 政策迷走に拍車をかけないか」、「原発再稼働判断 政府の責任回避は許されない」、反対派の朝日からさえも、「再稼働の是非―政治は丸投げするな」といずれの社説でもむ政府の無責任さを批判しています。
 これに加えて担当の枝野さんの原発関連企業への指示の矛盾や言う事のブレ捲くりなどが続発しました。
 これが自民党政権だったら大問題になることでしょう。
 基本的に国の大事、然も化石燃料の涸渇化、同燃料の燃焼による地球温暖化など複雑で総合的な判断を要するエネルギー問題を国民に訊く事自体が無責任だと思います。
・政治目的しか考えられない小沢さんのドイツ訪問
 これに就いては何故か日刊ゲンダイが ドイツ環境相と会談 小沢「原発ゼロ政策」の総仕上げと言う詳細な記事を書いていますのでその主なところを紹介します。
小沢一郎代表がアルトマイアー環境相とベルリンで会談。「風力や水力、地熱を活用すれば、ドイツ以上に代替エネルギーの確保が可能」と強調した。
 小沢新党は基本政策で「3つの緊急課題」を挙げている。第1の項目は「原発ゼロ」だ。「10年後をめどに全ての原発を廃止する」と主張している。
 小沢は国民の声にも耳を傾けている。政府が実施した討論型世論調査は圧倒的多数が「2030年に原発0%」を支持した。官邸デモも続いている。それなのに民主党は、米国や役人に押し戻され、脱原発の閣議決定すらできなかった。本気で原発を止めようとしているのは、小沢新党ぐらいである。
 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「小沢さんは自分の目で先を行くドイツの現状を確認し、着々と理論武装を進めていくことが、脱原発の実現に必要だと考えているのです。加えて、政治家としての勘も働いている。次の選挙は原発が大きなテーマになる可能性が大きい。進めるのか、止めるのか、各政党は有権者から二者択一を迫られるのです。こうなると、民主党も自民党もグズグズとなる。小沢さんにとって脱原発は、戦略的にも大きな意味を持っているのです」

[私の意見]
・評価する点

・少なくとも発信力のある日本政治家が原発ゼロ先進国のドイツを訪れたのは小沢さん独り。
 鈴木哲夫さんが指摘したように、安倍内閣のとき地方を廻って、小泉内閣の負の部分である地方の疲弊を取り上げた政治的なセンスのあることを思い出しました。
・「風力や水力、地熱を活用すれば、ドイツ以上に代替エネルギーの確保が可能の発言。  ドイツで太陽光エネルギーの効果がぼとんどないことを聞いたのでしょうが、選挙では太陽光発電の買い取りエネルギーを大型ブロゼクトでも、従来の倍の42円/Kwhの固定買い取り価格しかも20年間固定の愚を協調するのでしょう。
・評価しない点
・同じことを報じたNHKの「小沢氏と独環境相 脱原発で認識一致」の写真で環境相を囲んでの小沢さんと4人の日本人の写真を見ましたが、これを見て後に書く疑問点と併せて、小沢さんが例の中国への大訪問団を引率したことを思いだしました。
 詰まり今回の小沢さんの訪問が政治的なデモンストレーションではないかと思ったのです。
・つまり少なくとも4人以上の人がドイツにいって小沢さんのドイツ環境相の意見の一致と、ドイツに行かなくても判る太陽光発電の失敗だけと言うのは余りにもお粗末過ぎるからです。
 日本は再生エネルギーの大半を化石燃料に頼らねばならないのに、ドイツは全体のエネルギーの約40%を越える火力発電所の燃料は自国の石炭に頼れる。
 電力不足した場合は周辺の国から受け入れられる。
 広大な平地や浅い海など風力発電の風車をどこにでも建てられる。
 など基本的にドイツの事情の日本の事情の違いなどを小沢さんのお付きの人達が手分けして調査したか否かを、明らかに反原発、小沢さん贔屓の日刊ゲンダイではまったく報じられていません。
 鈴木さんは解説を改めて読み直すと、小沢さんのドイツ訪問は、明らかに政治目的だと言っているとしか読めないのですが。
 「生活」も小政党だから国の方向の誤りを直すことより、自党の温存を優先するのも判りますが、小沢さんも大物の政治家らしく、国のことも少しは考えて貰えないのですかね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (薩摩の昔船乗り)
2012-10-20 10:33:45
初めまして
原発ゼロ いい加減ですね 日本製の原発 福島第2 女川共に 正常に停止何ら問題はない マスコミの煽動で危ない危ないの合唱 いい加減にして欲しい 日本人は日本の技術を信用するべきだ シナ ミナミチョンとは違うはずだ
すべては夢のあとになるのがよい (あき)
2012-10-22 15:52:11
 人は水でできている。地球は水の惑星である。体の中の水は腎臓で浄化される。それができなければ、カリウム過剰で心停止する。
 汚れた水は何が浄化するか?自然が場合によっては、長い歳月をもって浄化する。
 しかしながら、人間は自然が浄化できない化学物質と放射線物質を作り出した。
 万物は生々流転して最後は土になるのがよい。我々も火葬場で焼かれて骨になり、最後は墓にばら撒かれて土になる。
 芭蕉の句のように
  ”夏草やつわものどもが夢のあと”
 すべては消滅し、夏草の生い茂る草原になるのがよい。
 わずかな生活の利益で、夏草の生い茂る草原になることができない、不朽の有害な物質を出すのだろうか?
 綺麗なべべを着たいから、お女郎になるようなものだ。
 フクシマはもはや元には戻らない。いつまでも、嘘をついて希望を持たせても仕方がない。数万人、場合によっては百万人が移住するしかないだろう。

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