普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

地球の温暖化防止には原発活用を

2019-12-15 09:51:10 | 電力、原発

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 12月12日の新聞に「石炭発電削減策示さず」「小泉環境相、COP25 で演説」の報道が出ていました。
 その前日のテレビでは世界各国から日本の石炭火力に対して強い批判がでていました。何しろ地球の温暖化による災害の続発。その温暖化に貢献する石炭火力ですから。
 その時に将来の日本を担う小泉環境相の演説の報道です。
 マドリードで開催中の国連気候変動枠組みの条約第25回の締約国会議(COP25 )の閣僚国会議で演説し、国内で新設計画がある石炭火力発電について「残念ながら石炭関係の新たな進捗を共有出来ない。具体的な削減策に踏み込まなかった。石炭火力発電は天然ガスなどに比べ多くの二酸化炭素を排出するため、今年11月に発表された国連環計画(UNEP)の報告書が日本に対して石炭火力発電所を新設しないことを求めるなど、国際的な批判が高まっている。
 演説で小泉環境相は「世界的な批判は知っている」と強調。「私を含め、更なる気候変動への行動を取らなければならないと信じる日本人は増え続けている」と(彼らしくない格好悪い演説を強いられている。
 一方、梶山経済産業相は今月見3日の記者会見で、石炭火力発電について「選択肢として残しておきたい」と述べ、.安価な石炭火力を継続していく意向を示した。

 この流れを見ると唯一の被爆国の日本が核拡散防止条約を批准できないのと、世界有数の豪雨被害を受けつづけている日本がその要因の石炭火力を止められないのと良く似ています。
 然し前者は日本が米国の核に頼るしかない九条の国という難しい問題があります。
 然し後者は日本がその積もりなら出来ることがあります。停止中の原発の復帰です。電力の料金も下がり、太陽光、風力などの停止に備える(天然ガスによる)火力発電所の運転費用の削減も出来ます。
 問題は国民の原発アレルギーです。福島第一の事故の最大原因は緊急電源装置が水密性のないターピン建屋それも地下!に置くと言う大チョンボの設計。第二は緊急電源装置が水密性のある原子炉建屋にあるため何とか難を逃れ。同じ地域にあるのに助かった東海原発、住民の避難所になった女川原発には殆ど触れないマスコミ。
 「原発安全神話」、「原子力村」の空気に流されて保全専門の私からみれば素人同然の人と何故か全くの素人の政府・国会調査団。その報告は冷静なWikipedia が完全に無視。 福島第一の故障原因や助かった東海、女川の理由も調査したと言う報道のないまま原子力規制委員会が、今後の原発の指針を作った上、国会の審議の報道のないまま、再開の許認権まで与えた民主党政権、その問題をそのまま引き継いだ自民党政権。
 偶然ですが週刊新潮の最新号に桜井よし子さんの原子力規制委員会の批判の文章がでてました。国際原子力機関(IAEA)が原子力規制委員会の評価を実施。「同委員会の人的資源、マネージメントとも初期段階にある」と言うのです。
 そんな委員会に振り回されている日本。それでもそんな規制委員会の改善の動きは見えない日本。
 COP25で悔しい発言しか出来なかった小泉環境相は日本の将来のために経済産業省に働きかけて、原子力規制委員会の強化→適切な原発行政→電力料金の減少と石炭火力の根絶で次回のCOPで、大見得を切ってはと思うのですが。それでもお父さんのよう原発廃絶に賛成するのでしょうかね?!
 いけいけとじんどんの空気に流され敗戦必至の戦争始めたのを目の当たりに見た私が言う空気に流される日本国民。その反省もなく反原発の空気に流される政治家と国民。そしてまた増大する水害の繰り返しを受ける日本。何とかならないものですかね。

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