今朝のテレ朝の「スーパーモーニング」で「みなと・しごと55]の紹介をしていました。
そのセンターは港区、東京都、東京しごと財団、ハローワークの支援・連携による2月2日にの方を対象とした無料職業紹介所だそうです。
対象も55歳以上なら、同センターを運営するNPO団体のスタッフも60歳以上の人ばかりだそうです。
スタッフの人達も同所に入るまでは、定年後または早期退職後の再就職に苦労した人達ばかりで、来所者の相談にも親身になって聴いてくれ、就職先の面接に付き添い、就職後のアフターケアで就職先に訪れる人まであるそうです。
そのようなセンターですから、今の難しい時期でしかも高齢者ですから、就職でき無かった人達もいますが、皆同センターに好印象を持っているそうで、離職者や就職希望者のケアの役目まで果たしているそうです。
[私の意見]
*テレ朝も時には良い仕事をする
テレ朝の「スーパーモーニング」は報道が偏向しているとか、暗い話題をしつこく繰り返し報道し過ぎるなど、ネット上では批判も多いようです。
私も同意見ですが、この種の前向きの話題の報道には賛成ですし、これからもこの種の報道をもっと増やして貰いたいと思います。
*国・企業からみた高齢者の働くメリット
最近の若い人達の就職さえ厳しい時期に、今更、高齢者の就職斡旋などと言う意見もあると思いますが、今は未曽有の氷河期で、いずれは大きくかゆるやかにかは別として、日本の景気が回復するのは間違いなく、労働者不足に悩まされる時期が来るのは間違いないと思います。
そして企業が直面するのは、中国の台頭と発展の傾向が続く限り、低賃金で何時でも整理出来る非正規社員の採用→社会格差の問題が再び持ち上がることです。
その時こそ企業側の立場から言えば、小遣い銭程度での給料ですむ年金を受給している高齢者(ある程度以上の給与を受けると年金の支給額が減る)の採用は企業の社会的責任を果たし、且つ経費の削減に繋がる一つの方策となると思います。
しかも高齢者の採用は、今の高齢者は昔と違って元気と言うほかに、平均して辛抱強い、前歴から得たノウハウを持っているなど大きなメリットがあります。 (特にライバル会社の退職者の採用は特にそうだと思います。)
勿論高齢者採用のデメリットは人事管理の問題、高齢者の健康問題など多くあると思いますが、解決できない問題ではないと思います。
国の立場から言えば、高齢者就職による所得税、健康保険の収入の増加、年金支給額の減額、働く高齢者の健康改善→健康保険支出の減小に繋がるもので、国の高齢者の就職支援に要する経費を充分以上回収できると思います。
*高齢者側から見た働くメリット
・年金に加えて少なくとも小遣い銭程度かそれ以上の収入が増える
・会社勤めで規則的な生活をすることで健康維持改善ができる
・自分が何らかのお役に立つこから生き甲斐を感じられる
・退職後の家庭での(人によっては厳しい)単調な生活から逃れられる
*高齢者も何らかの形で社会貢献へ
私はマスコミなどが年金や後期高齢者保険制度などで、戦後の復興を支えてきた高齢者を国が苛めていると良く批判しますが、当事者の私かすれば、それはごく一面を突いただけの話で、今の多くの(少なくとも会社勤め)高齢者は、今の多くの若い人達に比べて幸福だった一面もあると思います。
それは貧乏だった時代も有りましたが、経済の成長期で自分の能力に応じて思う存分の仕事が出来たこと、経済の成長や終身雇用制に守られて将来の不安を感じる人は殆どいなかったこと、そして今は贅沢は出来ないが何とか暮らして行ける年金を貰っていることなどなど。
勿論、人の考えはそれぞれですが、私は高齢者は満期でそのまま家庭に引っ込まずに、社会への恩返しのつもりで、次に書くような何らかの形で社会のために貢献することを考えては如何でしょうか。
・体力の続く限り働く(私の80歳まで働いた経験からのお勧めです。)
・働かなくても、または働けなくなっても何らかの形で社会に貢献する
趣味のグループの主催や手伝い、コミュニティーの活動への参加など
・健康に気をつけて医療費の削減に協力する
運動をしたり、定期健康診断を受け、悪い所があればひどくなる前にすぐ直す
・医療費の削減のため不要な人口的な延命治療は遠慮する
・出来ればコロリと死ぬ(ように健康に気をつける)
*若い方たちへ
高齢化が進んでいるいま、定年退職してもまだ20~30年近くの余生が待っています。
今の厳しい時代ですから、毎日の仕事や生活でその余裕はないかも知りませんが、 (特に40代から)少しづつでもその準備をして置いては如何でしょうか。
・退職後も働くつもりで準備する→現在と違う分野に進むときはそれに関しての勉強をしておく
・健康管理に気をつける(老齢期の健康は40~50代の健康管理に大きな影響がある)→煙草を止める。飲食は意識してほどほどにする。
・働けなくなっても何らかの形で社会に貢献できるよう準備しておく→在職中から趣味を持つ、地域のコミュニティーに出来る範囲で手伝うなど
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
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参照:高齢化問題(年寄りが考えた)
少子化と個人の責任 [高齢者と40~50代の人達への提言]
ブログ主様の温かいお言葉に、じんわりほんわり致しました。
私(30代)はまだまだ、満足に社会貢献できていません。
でも、ブログ主様や70代の青年様が築いてくださった日本を、大切にしていきたいと思っております。
お二人とも、どうぞ、ずっとお元気でいてください。
80歳を過ぎてからブログを始めたという冒頭のコメントに心惹かれました。
私は仕事柄高齢の方ともよくお話しするのですが、みなさん、若い!!
まだまだ現役ですし体力もある。私の同年代よりも(25歳なのですが)根性があってよく働く!
私は、女ですが建築の仕事に携わっています。現場で一緒にいるのは年配の職人さんばかり。職人さんたちの背中を見て私はいつも感動します。だから、私も一緒に動いてしまいます。
それは楽しいから!
私のように若い人が、先輩方の経験を聞きながら仕事をする喜びを知ってもらいたいと思います。
80歳を過ぎてからブログを始めたという冒頭のコメントに心惹かれました。
私は仕事柄高齢の方ともよくお話しするのですが、みなさん、若い!!
まだまだ現役ですし体力もある。私の同年代よりも(25歳なのですが)根性があってよく働く!
私は、女ですが建築の仕事に携わっています。現場で一緒にいるのは年配の職人さんばかり。職人さんたちの背中を見て私はいつも感動します。だから、私も一緒に動いてしまいます。
それは楽しいから!
私のように若い人が、先輩方の経験を聞きながら仕事をする喜びを知ってもらいたいと思います。
他人を啓蒙する事にも弁論の機会もなし、自分をどのように他人に見せるかに気を張るのが高齢者の勤めではないかと~その他は若い人のやることを見て「褒める」、感心な事と思えば理由を話す事に心がけて居ます。
基本に考えるのは小学生時代に「人の為」「我慢」の出来る人に成れ。と教えてくれた先生の一言は忘れられない言葉として残っています。
ガキ大将・先輩には「負けるな」「やって見ろ」同じ様な事ですかね・・・大事にしてます。