・国民の閉塞感打破のため政治は官僚機構の改革を・維新の会が天下を取れば困るのは国民・橋下さんの維新の会の人気の本質を知ること・有志の政治家による官僚制度改革プロゼクト・官僚制度改革のあらまし・改革に人もその手法も揃っている・党利党略に走れば官僚の思いのまま
・国民の閉塞感打破のため政治は官僚機構の改革を
元経済企画庁長官の田中秀征さんが、「ダイアモンド・オンライン」の
「脱原発デモ」の意味を理解していない野田首相で脱原発デモの本質として次のように書いています。
要するに、政治に任せておけば、間違った方向に誘導されるという強い不信感が根底にある。歴史が示すように、直接民主主義が発動されるのは、間接民主主義が機能不全に陥ったとき。国会を通じて意向を反映することができなくなったとき、人々はたまりかねて街頭に出たり、広場に集まる。
しかし、今回は疑いなくその“声なき声”が声を出して立ち上がっているのだ。もっと端的に言えば、自民党に失望して民主党に期待した人たちの声だと考えてよい。民主党の支持者たちが、米国にも官僚にも財界にも自分の意見を言うことができず、平気で公約違反をする首相に強く抗議して立ち上がっている。
首相は「消費税増税はシロアリ退治をした後の仕事」という自分の最優先の公約に戻るべきだ。
一方週刊現代の最新号には民主94議席 自民113議席 そして橋下「維新の会」が203議席の大勝利と言うタイトルが踊っています。 (なお詳細はタイトルをクリックして見て下さい。)
私は原発は縮小、最低限維持の立場ですが田中さんの指摘する脱原発デモの意味に就いては注目すべきと思います。
・維新の会が天下を取れば困るのは国民
週刊現代の指摘が当たるかどうかにも懐疑的ですが、少なくとも小泉選挙以来の投票の傾向を見れば、またどちらかに大きく振れた結果が出ること、少なくとも維新の会の大躍進→政界に大きな影響を及ぼしそうなのは間違いないような気がします。
然し前にも書いたようにその公約と言われる船中八策は不評ですし、橋下さんの言う消費税の地方財源化も肝心の多くの知事達からも反対がでているように全国的な政策の殆どが問題だらけです。
もし万一、週刊現代が予測するように維新の会が政権を取れば、実現不能のマニフェストの民主党政権の再来で、批判続出、維新の会の議席ほぼゼロの参議院でその法案の大半は潰されるでしょう。
こんな政府・国会など国民にとっては大迷惑です。
・橋下さんと維新の会の人気の本質を知ること
橋下維新の会が人気があるのは公務員制度を含む大阪府・市の機構改革で、それ以外の政策や政治手腕に就いては全くの未知数で、私は何度も維新の会は原点の大阪を固めろと書いてきました。
然し今までの経緯と国民の期待に応えるための国政進出は不可避でしょう。
・有志の政治家による官僚制度改革プロゼクト
それで橋下さんへの提案です。
・もし国政にでるのなら、船中八策は党の綱領程度にとどめ、公約は公務員制度を含む政府機関の機構改革一本に絞り、その他の政策に就いては討議拘束を外して自主投票とすること。
然も現実問題としては今後どうなるか判りませんが、野田さんが民主党敗退と判っている国会解散をする可能性は少ないことです。
然しそうは言っても田中さんの言うように国民の不満に応えるためには、公務員制度や政府機関の機構改革を後二年も放って置くわけには行きません。
その点では小沢さんの言う増税の実質的に発効する前にやることに元の議員も含む民主党の全員もその実施には賛成する筈です。
・官僚制度改革のあらまし
・野田さんは田中さんの言うように、消費税増税をやる前にシロアリ退治に取り組む
・橋下維新の会は選挙の有無に関わらず野田さん始め時の政権の改革に協力する
・当面の目標は先進国で日本の官僚数が米国についでで少ないことから、その削減より組織やその運営の徹底的な合理化に取り組みその、民間企業への転身や自然減を待つ
・天下りの問題点の防止策を講じた上で、合理化した外部団体への天下りを認める。
・民間企業並みに定年以後も働けるようにする。本人の希望と業務の都合でそれ以後も働いてもよいが、年金支給年齢に達したら、どんな高給の幹部も給与はボランティアベース(月10万円?)にする。
・官僚の能力を100%活かす。民間企業並みの自主管理・改善活動を推進。
詰まり官僚は特別のことは無い限りその収入の増減はあってもある程度の生活の保証をした上でその能力を活かすので、表立った反対の余地はありません。
・その基本は官僚達にコスト意識をたたき込む
・そのために民間企業並みの会計制度を採用する→財務省の「歳出・歳入の内訳」に人件費、固定資産費も表示する
このアイディアは行き詰まった政局、超党派による公務員制度改革で道を拓こうでも書きましたが、もし超党派でやるとすれば占領後半世紀以上に渡った官僚制度の改革が実現できると思います。
・改革に人もその手法も揃っている
人材は橋下さん中心で考えると、
・同志の元横浜市長の中田さん、元経産省の古賀さん。
・良好な関係があると言う、公務員制度改革始めた自民党の安倍さん。
・複式簿記導入し東京都の会計制度を改革した石原さんと道路公団改革で官僚相手に一歩も退かなかった猪瀬さんのコンビ
・公務員制度改革が緒に就いて涙を流した渡辺喜美さんのみんなの党は維新の会との連携ずみ。
・小泉改革で辣腕を振るい維新の会の講義もした竹中さん。
・橋下さんが野田さんを褒めたと言って評判になっていますが、野田さんが田中さんの言うシロアリ退治の公約を実施する積りなら、民主党支持でコスト意識を社員に浸透させ日航の再生に成功させた京セラの稲森さんなどの力も借りられるでしょう。
役者は揃っています。
ソフト面では
・民主・自民・公明の党派を越えての社会福祉と税の一体改革の実績
・複式簿記の導入実績
・橋下さんが始めた外部機関による査察
・橋下流の敵対勢力とのオープンの場での討論
・稲森さんのコスト意識浸透による日航再生の手法
国民の閉塞感の原因の一つになっている公務員制度改革もし着々進むことができれば、日本にとって明るいニュースの一つになるでしょう。
もしこれが動き出したら民主、自民、公明なども就いて来ますし、増税の前にやることがあると言った小沢さんも反対の余地はありません。
超党派で動けば、麻生さんの時のように族議員、派閥の領袖、民主党で言えば自治労や日教組から支持を受けている人の圧力も軽減されます。
・党利党略になれば官僚の思いのまま
私の提案の一番の問題点は各党の党利党略です。
橋下維新の会で言えば、民主・自民の支持率の向上は維新の会の支持率の相対的低下です。
民主・自民・みんなも逆に維新の会に花を持たせることになります。
小沢新党の野田内閣反対の根拠が一つ減り存在意義が薄くなります。
そして自民党から言えば、もし民主党政権化でこれを進めれば同政権の延命化に繋がることになります。 (勿論この改革が自民党政権下であっても民主党支持の稲森さんでも協力してくれるでしょう。)
然しそんの小さいことを言っていたら、世間で言う財務省を中心とする鉄壁の官僚機構から各個撃破され、半世紀に渡る合理化の圏外の官僚機構が永遠に続くことになります。
各党は党利党略を離れて3党合意の一体改革のように、協力して官僚機構に当たるべきと思うのですが。
今橋下さんは女性問題でシュンとなっていると週刊誌で書かれていますが、彼の得意の政府機構、公務員制度改革という新しい方向へ奮い立って欲しいと思います。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
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・国民の閉塞感打破のため政治は官僚機構の改革を
元経済企画庁長官の田中秀征さんが、「ダイアモンド・オンライン」の
「脱原発デモ」の意味を理解していない野田首相で脱原発デモの本質として次のように書いています。
要するに、政治に任せておけば、間違った方向に誘導されるという強い不信感が根底にある。歴史が示すように、直接民主主義が発動されるのは、間接民主主義が機能不全に陥ったとき。国会を通じて意向を反映することができなくなったとき、人々はたまりかねて街頭に出たり、広場に集まる。
しかし、今回は疑いなくその“声なき声”が声を出して立ち上がっているのだ。もっと端的に言えば、自民党に失望して民主党に期待した人たちの声だと考えてよい。民主党の支持者たちが、米国にも官僚にも財界にも自分の意見を言うことができず、平気で公約違反をする首相に強く抗議して立ち上がっている。
首相は「消費税増税はシロアリ退治をした後の仕事」という自分の最優先の公約に戻るべきだ。
一方週刊現代の最新号には民主94議席 自民113議席 そして橋下「維新の会」が203議席の大勝利と言うタイトルが踊っています。 (なお詳細はタイトルをクリックして見て下さい。)
私は原発は縮小、最低限維持の立場ですが田中さんの指摘する脱原発デモの意味に就いては注目すべきと思います。
・維新の会が天下を取れば困るのは国民
週刊現代の指摘が当たるかどうかにも懐疑的ですが、少なくとも小泉選挙以来の投票の傾向を見れば、またどちらかに大きく振れた結果が出ること、少なくとも維新の会の大躍進→政界に大きな影響を及ぼしそうなのは間違いないような気がします。
然し前にも書いたようにその公約と言われる船中八策は不評ですし、橋下さんの言う消費税の地方財源化も肝心の多くの知事達からも反対がでているように全国的な政策の殆どが問題だらけです。
もし万一、週刊現代が予測するように維新の会が政権を取れば、実現不能のマニフェストの民主党政権の再来で、批判続出、維新の会の議席ほぼゼロの参議院でその法案の大半は潰されるでしょう。
こんな政府・国会など国民にとっては大迷惑です。
・橋下さんと維新の会の人気の本質を知ること
橋下維新の会が人気があるのは公務員制度を含む大阪府・市の機構改革で、それ以外の政策や政治手腕に就いては全くの未知数で、私は何度も維新の会は原点の大阪を固めろと書いてきました。
然し今までの経緯と国民の期待に応えるための国政進出は不可避でしょう。
・有志の政治家による官僚制度改革プロゼクト
それで橋下さんへの提案です。
・もし国政にでるのなら、船中八策は党の綱領程度にとどめ、公約は公務員制度を含む政府機関の機構改革一本に絞り、その他の政策に就いては討議拘束を外して自主投票とすること。
然も現実問題としては今後どうなるか判りませんが、野田さんが民主党敗退と判っている国会解散をする可能性は少ないことです。
然しそうは言っても田中さんの言うように国民の不満に応えるためには、公務員制度や政府機関の機構改革を後二年も放って置くわけには行きません。
その点では小沢さんの言う増税の実質的に発効する前にやることに元の議員も含む民主党の全員もその実施には賛成する筈です。
・官僚制度改革のあらまし
・野田さんは田中さんの言うように、消費税増税をやる前にシロアリ退治に取り組む
・橋下維新の会は選挙の有無に関わらず野田さん始め時の政権の改革に協力する
・当面の目標は先進国で日本の官僚数が米国についでで少ないことから、その削減より組織やその運営の徹底的な合理化に取り組みその、民間企業への転身や自然減を待つ
・天下りの問題点の防止策を講じた上で、合理化した外部団体への天下りを認める。
・民間企業並みに定年以後も働けるようにする。本人の希望と業務の都合でそれ以後も働いてもよいが、年金支給年齢に達したら、どんな高給の幹部も給与はボランティアベース(月10万円?)にする。
・官僚の能力を100%活かす。民間企業並みの自主管理・改善活動を推進。
詰まり官僚は特別のことは無い限りその収入の増減はあってもある程度の生活の保証をした上でその能力を活かすので、表立った反対の余地はありません。
・その基本は官僚達にコスト意識をたたき込む
・そのために民間企業並みの会計制度を採用する→財務省の「歳出・歳入の内訳」に人件費、固定資産費も表示する
このアイディアは行き詰まった政局、超党派による公務員制度改革で道を拓こうでも書きましたが、もし超党派でやるとすれば占領後半世紀以上に渡った官僚制度の改革が実現できると思います。
・改革に人もその手法も揃っている
人材は橋下さん中心で考えると、
・同志の元横浜市長の中田さん、元経産省の古賀さん。
・良好な関係があると言う、公務員制度改革始めた自民党の安倍さん。
・複式簿記導入し東京都の会計制度を改革した石原さんと道路公団改革で官僚相手に一歩も退かなかった猪瀬さんのコンビ
・公務員制度改革が緒に就いて涙を流した渡辺喜美さんのみんなの党は維新の会との連携ずみ。
・小泉改革で辣腕を振るい維新の会の講義もした竹中さん。
・橋下さんが野田さんを褒めたと言って評判になっていますが、野田さんが田中さんの言うシロアリ退治の公約を実施する積りなら、民主党支持でコスト意識を社員に浸透させ日航の再生に成功させた京セラの稲森さんなどの力も借りられるでしょう。
役者は揃っています。
ソフト面では
・民主・自民・公明の党派を越えての社会福祉と税の一体改革の実績
・複式簿記の導入実績
・橋下さんが始めた外部機関による査察
・橋下流の敵対勢力とのオープンの場での討論
・稲森さんのコスト意識浸透による日航再生の手法
国民の閉塞感の原因の一つになっている公務員制度改革もし着々進むことができれば、日本にとって明るいニュースの一つになるでしょう。
もしこれが動き出したら民主、自民、公明なども就いて来ますし、増税の前にやることがあると言った小沢さんも反対の余地はありません。
超党派で動けば、麻生さんの時のように族議員、派閥の領袖、民主党で言えば自治労や日教組から支持を受けている人の圧力も軽減されます。
・党利党略になれば官僚の思いのまま
私の提案の一番の問題点は各党の党利党略です。
橋下維新の会で言えば、民主・自民の支持率の向上は維新の会の支持率の相対的低下です。
民主・自民・みんなも逆に維新の会に花を持たせることになります。
小沢新党の野田内閣反対の根拠が一つ減り存在意義が薄くなります。
そして自民党から言えば、もし民主党政権化でこれを進めれば同政権の延命化に繋がることになります。 (勿論この改革が自民党政権下であっても民主党支持の稲森さんでも協力してくれるでしょう。)
然しそんの小さいことを言っていたら、世間で言う財務省を中心とする鉄壁の官僚機構から各個撃破され、半世紀に渡る合理化の圏外の官僚機構が永遠に続くことになります。
各党は党利党略を離れて3党合意の一体改革のように、協力して官僚機構に当たるべきと思うのですが。
今橋下さんは女性問題でシュンとなっていると週刊誌で書かれていますが、彼の得意の政府機構、公務員制度改革という新しい方向へ奮い立って欲しいと思います。
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実は、野党は過半数に達していない。だから、民主は否決できる。不信任案を可決するには小沢氏の協力が要る。さて、小沢を追い詰めて、協力して欲しいは虫が良すぎるのじゃない?政権が続くかどうかのキャスティングボートは小沢氏が握っているのだ。ま、民主を呑食して、過半数割れに追い込み、かつ、野田政権を続けさせるのじゃないかな?衆院でも過半数割れ、参院はもちろん過半数割れで、にっちもさっちもいかなくなって、精神病院送りになるか、脳梗塞、心筋梗塞で、あの世に送るつもりかも知れない。
消費税法案は不胎化できる。選挙の争点が原発問題になると、自民は不利。小沢氏は、それを狙っている。解散の時期が伸びれば伸びるほど、”国民の生活が第一”の選挙態勢が整う。どうする、谷垣総裁?