15日から昨日までの政治家とマスコミの動きを追って見ました。
・15日のテレ朝の「サンデープロゼクト」では国民新党の亀井静香さんが「小泉さんの定額給付金反対の発言を聞いて、参院での関連法案採決の時期を小泉さんのロシヤからの帰国まで伸ばした」民主党の対応を酷評。
私も亀井さんの意見に賛成です。(注記)
・16日のテレ朝の「スーパーモーニング」に自民党の世耕弘成と民主党の安住淳さんが出演したが、キャスターが小泉発言問題に話をもって行こうとするのに、世耕さんは「これは大した問題ではない」、安住さんも「テレ朝には失礼だが、もっと基本的な政策論議をしたい」と言っていた。
自民両党の若手の人達もしっかりした考えをもっていると思いましたが、民主党は相変わらず、小泉さんがロシヤから帰国するまで参院の採決を遅らせる考えを変えてないようです。
・16日にGDPが年率換算12・7%減と発表された。
・同じ日に中川財務・金融大臣のG7の閉幕後の記者会見でちぐはぐな受け答えをした問題が起こる。
・民主党など野党は中川さんの問責決議案を出すと発表した。
・テレ朝の「スーパーJチャンネル」では、またこの前の麻生さんの郵政改革の担当していた、していないの発言と同じように、また何処からか中川さんのしどろもどろの発言の場面を写していた。
横に安倍さんが座っているのをみると、随分昔のことで良く調べたものだと思いました。
この前も書きましたが、この資料を探し出すエネルギーと、小泉発言や中川さんの記者会見の飲酒疑惑の追求の時間があるのなら、安住さんの言う様に自民と次の政権奪回の可能性の高い民主党の政策を取り上げて解説や議論をする方が遥かに日本のためになると思うのですが。
・たけしの「TVタックル」では、ソマリア海賊問題に関連して、民主党が政権を取ったらどうなるかの話になり、自民党や三宅さんなどから、小沢さんが首相になったら、その主張のように国連が認めたら、自衛隊を派遣して戦闘に参加させるのかの質問に民主党の長島昭久さんが、民主党は民主主義の党だから、小沢さんの個人の意見がそのまま通る訳ではないと苦しい答弁をしていた。
前にも書きましたがもし民主党が現状と変わらないまま政権を取れば日本がどうなるか空恐ろしいような気がします。
・17日朝のTBSの「みのもんたの朝ズバッ!」でも中川さんの問題を取り上げて、中川さんの酷評や麻生さんの任命責任を追求していたが、皮肉にも記者会見同日の昼食会から二つの会議、続いての会見の過密スケジュールを見せたため、酒豪の中川さんがこの間いくら呑んでも、意識が朦朧とする訳がないこと、中川さんが体調管理を誤ったことを証明する結果になった。
・中川さんの予算成立後の辞意表明
私は今回は中川さんの体調管理のミスで起こったことで、批判される前に自分から国会で謝るだけで済む問題だと思っていたのですが。
・参院の予算委員会で民主党辞めると判っている人と審議できないと発言
・自民党内で山崎拓さん、加藤紘一さん、塩崎恭久さん、山本一太さん「中川さん辞めろ」の発言
皆さんお気づきになるように何時もの人達です。
こんな事はマスコミに言うのでなく麻生さんやその側近に言うのが政治家としての常識だと思いますが。
・中川さんの辞任会見
以上15日から昨日までの動きを書いて見ましたが、この間でも日本は各企業のリストラが更に進み、街に失業者は益々溢れ、その救済策は遅れに遅れ、それに要する諸施策の実行に必要な費用を生み出すGDPの年率換算12%減が止まることなく進んでいるのです。
これを見ると国会もそれを報道するマスコミもまるでこの世の外の世界にいるようです。
[日本の政治家としての責任]
政党や政治家、マスコミの思惑から無関係な立場から見ると、(具体策はとにかくとして)日本のやる事ははっきりしています。
・景気対策の実行(直ぐ実行)
・小泉改革の負の部分の修正(直ぐ実行)
・官僚制度など改革の足らない部分の実行(なるべく早く実行)
・将来の年金・医療・福祉関係の強化を確実にするための消費税増税(少なくとも早く検討開始)
並べて見ますと全て麻生さんは打つべき政策は皆打ち出しています。
然し麻生内閣の支持率でみるように、その実行に必要な国民の信頼を失って居ます。
民主党の責任
残る期待は民主党であり今政治の主導権を握っているのも民主党です。
党利党略抜きにして考えると民主党が日本のために直ぐやらねばならぬことは、
・第二次補正予算と関連法案の成立です。
民主党が言う様に国会解散、総選挙、そして民主党が勝つとして民主党内閣の誕生、自民党の予算案に変わる予算案の提出・審議・可決まで数カ月は掛かるでしょう。
勿論、党の政策に反するもの迄賛成する必要はありません、ただ採決を早くすれぱ良いのです。
・もう一つは政権与党として実行可能の政策の立案です。
今まで報道されている民主党の政策は理想案かも知れないが、素人が考えても実行不可能なものか、後に大きな禍根を残すものばかりです。
その不安はチョンボ続きの麻生内閣で投票したい政党として民主党の支持率は上がっても、余り上がらない民主党自体と次期首相としての小沢さんの支持率に現れています。
民主党はこの数字を謙虚に受け取るべきです。
[クリントンさんと日本の政治家]
日本の政局が大混乱の中で、クリントンさんが来日し、マスコミがその後を熱狂的に追っています。
彼女の実力は判りませんが、少なくとも大政治家ではないようです。
然し彼女が如何にもカッコ良く見えるのは何故でしょうが。
それは彼女が全ては米国のために、過密スケジュールを明るくに元気にこなしているからです。
そしてクリントンさんが、失言と醜態の政府の高官と、「自民党内での好き勝手な発言をする人達、党利党略丸出しの野党の人達、特に次期政権を担うかも知れない民主党の人達」の日本のことより先に自党や自分たちのことばかり考える(またはそのように見える)醜さと低レベルのことを際立たせてくれました。
日本の政治家達はクリントンさんを見て、自分たちのやっていることを恥ずかしく思わないのでしょうか。
[日本のマスコミとしての責任]
・米国での民主・共和の両党による景気拡大策の協力、クリントンさんの活躍と日本の政治家の比較して日本の政治家のあり方に警鐘を発するべきと思います。
・それで思い出したのですが、NHKのクリントンさんへのインタビューで、中川さんの辞任報道についての感想を求めたのに、「他国のことはノーコメント」と軽くいなされていましたが、こんな恥ずかしい質問をするNHKも何と落ちたものです。
・来るべき選挙に備えて、国民の選択の資料となる自民・民主の政策の比較とその解説と論評を是非やって欲しいと思います。
政治家・マスコミはその主張に関わらず、今の非常事態にある日本でどうあるべきか考え直す時だと思うのですが。
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*注記:私は先日の小泉さんと郵政改革と麻生さんの追記に
民主党は小泉さんの定額給付金反対の発言を聞いて、参院での関連法案採決の時期を小泉さんのロシヤからの帰国まで伸ばすそうです。
詰まり参院での関連法案の否決→衆院での再採決の時小泉さんの反対(を予測)→マスコミの一斉報道と言う劇的な効果を期待しているのでしょう。
何時もの党略優先のせこいやり方には情けないやら呆れるやらです。
と書きました。
追記に書いた訳は私のような素人の論評にも値しない詰まらないことと思ったからです。
飲酒がないと言う前提でしょうか?
風邪薬の抗ヒスタミン剤を多量に服用しても、あのような「ろれつが回らない症状」には絶対にならないのです。飲酒以外で、その症状が出るとすれば、故小渕元総理のぶら下がりで脳梗塞の症状が有名ですが、あの後、小渕元総理は意識障害で倒れ、そのまま還らぬ人となりました。中川前大臣が脳梗塞になっていたとしたら、今は入院中で絶対安静の筈です。
もう残りは過度の飲酒だけかそれに若干風邪薬の服用があっただけなのです。
麻生総理も自民党執行部も辞任は「体調不良」と言ってましたが、会議やその会見前に飲酒をするという政治家だけでなく社会人としても許されない行為をしたことで、我が国は世界中から軽蔑と嘲笑の対象とされる国家になったのです。
日本の政治家に情けない人間が多いのは確かですが、その政治家を当選させていること、的確な対応を打ち出している内閣がまったくどうでもいいことでたたかれ続けている現状がさらに恐ろしく、かつむなしく感じます。
特に市販の風邪薬は複数の化学物質を混ぜて調合しているので実際何が入っているのかよくわかりません。特に漢方薬が入っていると、有効成分の分析もされていないものが多いので、どんな反応が起こるのかは未知数です。疲労の上に昼食でワイン等のアルコールが入れば、普段の「飲む」というほどの状態でなくとも、ろれつのひとつ位、簡単に回らなくなるでしょう。
しかし もうそろそろ あの会議の本来の内容や今後の国家戦略を報道し 国民に知らしめるべきでは。タレントの無責任チャラ発言など 「何様?」です。
もうやっちゃったことをいつまで責めても何も得るものはないですから。
クリントン長官の来日も 本当の意味を討議して国民に問うべき。
中川大臣に慰労会と称して酒を大量に飲ませ泥酔会見をロイターに予告した「会見は面白いことになるわよ」
読売新聞記者 越前谷 知子さん
1年目(1996年4月)宇都宮支局。宇都宮中央署などを担当。
6年目(2001年7月)東京本社地方部。地方版のレイアウトを担当。
7年目(2002年5月)経済部。夕刊経済面などを担当する「エコノMIX」や、経済産業省を担当。
8年目(2003年6月)第一子出産のため、産休、育児休暇を取得。
10年目(2005年4月)職場復帰。育児短時間勤務制度を使い、エコノMIXで夕刊経済面など担当。
11年目(2006年8月)流通クラブ担当。
現在(2008年9月)5月に日銀クラブへ。銀行担当。
PRIVATE TIME
趣味は溺愛中の息子(5歳児)。平日会える時間が少ない分、土日はたっぷり一緒に。
遊園地に動物園、プールではしゃぐ息子の姿を見ると、こちらも気分がリフレッシュ!
最近は庭でバーベキューが定番です。
越前谷 知子さん
日本の国益を損なう泥酔記者会見で責任の一端があるあなたが、何故、説明責任を果たさないのですか?
念のために聞きますが薬とか盛ってないでしょうね? 疑惑の目で見られてますよ。
越前谷 知子さんの顔みんな覚えとけよ!
http://s02.megalodon.jp/2009-0217-1651-34/www.weblets.jp/interview2007/21.html
みんなこの顔広めろ、越前谷 知子さんに説明責任を果たさず、いつまでも知らないフリをさせるな!
ありえませんね。実験レベルでも臨床レベルでもそんな報告はありません。(乳幼児の場合の痙攣等の報告はありますが)
もし存在するならばそのデータの開示をお願いいたします。
だいたい飲んだ薬品名さえ開示しない(出来ない)のですからね。
それと共産党の小池晃議員は10年以上の内科医として臨床経験があって、「風邪薬の服用で、あの症状はありえない」と言ってましたが、自民党議員でも鴨下一郎さんとか臨床経験のある議員もいるのに何故医学的立場で中川前大臣を擁護しなかったのでしょう。
繰り返しますが、世論調査では80%以上も中川氏の大臣辞任を当然だと言ってるのですから、その泥飲疑惑に対して事実誤認だと証明しなければ、今後国会議員も続けられなくなる恐れがあります(彼の選挙区は鈴木宗男氏の支援する民主党議員が優勢であり、この疑惑前でもかなり劣勢であったという事実があり、このスキャンダルで比例区復活当選も困難になったという見方が強い)服用した薬品名とその量を明らかにし、処方した医師をTVに出演させるなどする必要があるでしょう。
まあ、
会見前に飲酒はなかったという本人証言
→目の前にワインがあったから飲んだという本人証言
→自らワインを注文したという玉木林太郎国際局長とウェスティン・エクセルシオールのレストランドニーの支配人証言
という変遷(何故最初から飲酒したという事実を認めなかったのか)、
会見後に美術館観光をしていたという事実(風邪薬を必要以上に服用しなければいけないほど酷くて、酩酊と誤解されるぐらいの状態であったのに何故公務ではない美術館観光が可能だったのか)
だけで朦朧と飲酒の因果関係を否定することは不可能でしょうけどね。