ネット時代の現在は国会議員の中で、ホームページを持って居ない政治家はいないと思いますが、前にも一度書きましたが、その殆どが上意下達、読みたければ読めと言わんばかりのものばかりです。
中には、国民の意見を聞く欄もなく、自身のメールアドレスも隠しているものも多いようです。
詰まり(政治は素人と思っている)国民の意見など始めから聞く気は始めからないようです。
[政治家のブログ拝見]
その点では国民の反応がそのまま出てくるブログはより議員と国民を繋ぐツールになるものでしょう。
それで実情を知るために政治家によるブログ - Yahoo!カテゴリから名前の良く知られている政治家の状況を纏めにみました。(内容はエンリトーの重点順、コメント、TB欄のあるなし、コメント、TBの数字は最近の約5回のエントリーの中で最大の数字です。)
杉村太蔵:最新は07年9月
橋本大二郎:コメント、TB欄無し
世耕弘成:日常生活の報告 コメント(0)、TB(0)
岡田克也 :政局の感想、日常生活の報告、政策 コメント(26),TB欄無し
中村敦夫:俳優としてのPRが中心
石破茂:日常生活の報告、政局の感想、一般的考え方、 コメント(25)TB(1)
原田義昭:日常生活の報告、政局の感想、一般的考え方、政策 コメント(10)TB(0)
中川秀直: 政策が中心、日常生活の報告、 コメント、TB欄なし
山崎拓:正月に1回、3月に1回
松沢成文(神奈川県知事):昨年 12月が最新
太田誠一:政策が中心 コメント(4)TB(0)
その他ネット上に良く見かける政治家のブログでは
戸井田とおる:政局の感想、日常生活の報告、政策 コメント(168)TB(21)
城内実:日常生活の報告、政局の感想、政策 コメント(32),TB(15)
山本一太:日常生活の報告 コメント(0)、TB(0)
河野太郎:日常生活の報告と政策 コメント欄なし(しばらく前まで有りましたが、同欄炎上のためか?現在閉鎖中)、TB(0)
[私の感想]
上記の中で杉村太蔵、中村敦夫、山崎拓、松沢成文の各氏は全くの論外として、世耕弘成さんや、山本一太さんの日常生活のブログを私のようなひねた年寄りが見ると、二人が如何に大物の政治家や著名人と会ったことをひけらかしているような気がして、彼らの集票力の減には繋がっても、アップには繋がらないと思うのですが。
また橋本大二郎さん、中川秀直のようにコメント、TBも拒否と言うのは私が最初に指摘したように見たい人は見ろという「お上」意識丸出しのようで、他の政治家達のホームページの形式を変えただけの話のようです。
その点、岡田克也、石破茂、原田義昭、太田誠一、戸井田とおる、城内実の各氏は非常に上手くブログの機能を活用して、コメントやTBを通して国民とのパイプを繋いでいるようです。
勿論政治家と言っても人気商売ですから、みすみす自分の不利になるような、コメントやTBなど秘書に削除させれば済むことです。
コメントやTBの処理が面倒だからと言って自ら国民との繋がりを断ち切ってしまうことは、国民の意志を無視することになり、その信頼を失うことにもなりかねないと思います。
岡田さんなどはコメントの中に(多分極端なものを除いて)民主党に不利になるものもいくらか残しているのは岡田さんの真面目さを感じさせるものです。
[政治家とネット戦略]
世の中は変わって来ました。
オバマサンさんは大統領予備選挙と本選挙を通じて、
・ネット上の登録したサポーターを1,300万人も獲得し
・その支持者たちをデータベースに登録して選挙に有効活用し、
・その一環としてネットを通じて史上最高額の献金集めに成功
したそうです。
日本でも西松建設の不正な献金→小沢さんの秘書逮捕→小沢さんの企業からの献金廃止発言→自民党の世論を見ながらの及び腰の反発とう、選挙は従来型の企業や労働組合、権益を確保するための支持団体に頼る選挙から、本来の個人主体の選挙にほんの少しづつですが動いてゆきそうな情勢になりそうな気配です。
それともう一つの動きは左右両派から言われるマスコミの偏向番組に対して、ネット上の批判も次第に無視できなくなる方向に向いて行きそうです。
政治家の人達もそろそろネット戦略を考え直す時期に来ていると思います。
ご本人には大変失礼ですが、自民党内でこれと言った役職に着かず、世の中にもあまり知られてない戸井田徹(とおる)さんのブログがコメント(168)TB(21)の訪問者を誇り、政治ブログランキングで10位台前半をキープし、自民党の外交防衛委員会理事ほか各種の委員を勤め、テレビでの露出度では抜群の山本一太さんのコメント(0)、TB(0)の動静だけを記したブログが、60位台に居ます。
勿論これは両者の政治信条にもよる差かも知れませんが、人気商売である政治家としては、少し考える余地があると思います。
私は政治家の有力者もネット上の議論に参戦して(石破さんのように内閣の要職にある人は無理としても)、そして勿論コメントもTBもオープンにして、失言批判や国策捜査の勘繰りなど無益な議論より、自分たちの持つ政策の議論を一般の人達も交えての激しい議論をするほうが遥かに国のためになると思います。
そしてマスコミが自分たちの意見をそのまま伝えないと嘆くより、その発言の全てをネット上に公開すれば、マスコミもそれを無視出来なくなります。
さら大きく考えると、自民・民主などの大政党から、改革クラブなどの小政党も、オバマさんのようにネット戦略を考え直す時期に来ているのではないでしょうか。
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