普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

勘違いの小泉さん 

2014-03-17 12:32:39 | 政策、社会情勢
 今回の都知事選挙で小泉さんは原発即ゼロと同じ主張をする細川さんと組んで舛添さんに大敗しました。
 テレビで小泉さんは街頭演説で多くの聴衆を集めて大きな盛り上がりを見せたのに、テレビがこの放送をしないのを愚痴っていました。
 小泉さんは郵政選挙の再現を夢見ていたのでしょう。
 当時は小泉さんの郵政改革反対派を自民党から追放し、衆院選では反対派に刺客を立てるなど、奇抜な戦略に乗ったマスコミ特にテレビが選挙中に彼らの報道ばかりして、結果的に一方的な自民党よりの報道をしたのが大勝の原因でした。
 そして選挙後反自民の朝日新聞系のテレ朝の「報道ステーション」の前アンカーマンがこの一方的な報道の仕方を考え直さねばと言っていました。
 その後安倍さん、麻生さんの選挙では朝日新聞、テレ朝主導の徹底的反自民キャンペーンして、民主党大勝。
 その民主が政権獲得後の内閣や党内の惨状、大敗。
 朝日、テレ朝とそれに追随する毎日系のマスコミも報道の在り方について勉強をしたのでしょう。
 だから小泉さんがいくら街頭で煽ってそれを見ていないひとは殆ど乗って来なかったのだと思います。
 それと米国一辺倒の自由主義経済で格差の発生、売り物の郵政改革も彼が切り捨てた反対派の主張の通りに変質。
 唯一の成功は道路公団の民営化は猪瀬さんの功績だと皆思っています。(勿論部下の功績はその上司の功績ですが。)
 国民は小泉さんの言う事を面白がって聴くがそれだけに終わったのでしょう。
 小泉さんがやり手の政治家なら細川さんを討論会に出すとか、同じ即原発ゼロを主張するAさんと組ませれば勝利はほぼ確実だったのに。
進次郎さんはお父さんはまだ落胆ゼロだと言っています。
然し政府が原発ゼロと決めれば何とかなると具体案も出さずに原発の怖さだけ訴えるのはアジテーター、山本太郎さんと同じです。
これでは今後いくら即原発ゼロをいくら叫んでも、他の大きな要因がないかぎり、彼の声は国政まで届かないような気がします。
原発ゼロの具体案を示さない限り、フィンランドの処理施設だけでなく、原発廃止の先進国のドイツの現状と問題点とその解決法まで解かない限り彼が本当の政治家でなくアジテーターと見られても仕方がないと思います。

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