川柳くろがね6月号より
前月号鑑賞 小川 清隆 選評
「まだなれぬ令和のひびき口遊む」 高田 弥栄
「掌に平成と書き安らげる」平成元年一月八日、新年大会で詠まれた句。特例法により、今日から年号が変わります、といきなり言われても、平成の時と違って深い感慨を覚えないのは確か。「初めは多少の戸惑いもあろうが、そのうち慣れてくると違和感も消え親しみも湧いて来るというもの。
「目の位置を変えて平成脱ぎ捨てる」 中村トシ子
平成から令和へ、新年のカウントダウンと違って気概も異なるものがある。今日から気分を一新して令和の年を前進して行こう。平成を脱ぎ捨てて、「平成の空へさよならとありがとう」「令和へと仕切り直してまた一歩」
「ぽけたふり上手に使い生きている」 佐藤 洋子
何も彼も知っているから知らぬふり」死んだふり、酔うたふり、ぽけたふりしながら当座もやり過ごすことも上手に世渡りの知恵、争うことは出来るだけ避けて右に揺れ左に揺れて生さて行こう。
「「若かった俺も」と山の地図辿る」 和田 澄雄
NHKBSプレミアム、グレートトラバース、百名山、二百名山、一切の交通機関を使わず一筆箋の山登りを放映している。自分が登った山に出合うと山地園を確かめながら見ている。三十年、四十年前を思い出しながら、そしてまた次に登る山を模索している。歳は老いてもそれなりに登れる山がある。山は素晴らしい。
「音叉」 前月号より
推薦者 安川 聖、吉冨 廣、松井 昌子、水谷 そう美
母の笑み見るといい子でいたくなる 安部ももこ
雨の臼は雨の形になり生きる 吉冨 廣
正論を吐いた途端に村八分 坂本 喜文
沈む陽の速度で進む物忘れ 志岐けい子
満場の拍手にひとつ冷めた音 神谷 幸恵
のびたコム栄光いまだ捨てきれず 神谷 幸恵
伸びすぎと切り捨てられる花も実も 松井 昌子
持つ人が持ったらパラが蓄薇になる 和日 澄雄
燃えるゴミ内緒話を混ぜておく 黒川 孤遊
まあいいかいつの間にやら円くなり 野西うさぎ
ペン先が燃える一句を生みたくて 松村 華菜
雨の日は雨の形になり生きる 吉冨 廣
フエルメールの青より深い患を吐く 時津みつこ
母の笑み見るといい子でいたくなる 安部ももこ
投げた皿拾い集めるのも私 中川あき子
有り難う御免なさいと言うチャイム 大塚 郁子
風評に力を抜いて立っている 井上 竿酔
靴ひもを締めて地球の軸に立つ 戸次 柳親
まだ逝かぬまた10年のパスポート 安川 聖
予仙報土の予報を空は聞いてない 土肥あづま
第67回八幡東区総合文化祭川柳大会 (案内)
期日 令和元年9月29日 (日) 9時30分開場
出句締切 11時30分 開会13時
場所 八幡西生涯学習センター折尾分館
折尾駅東口・オリオンプラザ4F
課題と選者(各題2句)
「コ ラム」 佐 賀 横尾 信雄 選
「洗 う」 北九州 唐鎌 美鶴 選
「荷 物」 北九州 青木ゆたか 選
「おずおず」 下 関 上野 悦子 選
「それから」 宗 像 的場 いずえ 選
「焦 る」 太宰府 植村 克志 選
「 駅 」 中 間 古谷 龍太郎 選
会 費 2000円(弁当および発表誌呈)
賞 市長賞・教育委員会賞・八幡東区長賞・順位賞・秀句賞
投句者賞
欠席投句 4CmX21Cmの句箋に各1句記入
各題2枚計14枚(無記名)
封筒に住所・氏名(ふりかな)を明記
牧句料 1000円 9月20日 (金)必着
投句先 〒806・0014
北九州市八幡西区東川頭町7-45 栗田 修一 宛
TEL&FAX O93・671・0821
主催 八幡東文化連盟
川柳くろがね吟社
第19回福岡県ねんりんスポーツ・文化奈
川柳交涜大会
日 時 二〇一九年十月二十日(日)九時三十分開場
会 場 ウエル戸畑
参加費 千円(発表誌・記念タオル呈)
出句締切 十一時三十分・十三時開会
十二時三十分 オープニングトーク 古谷龍太席氏
課唐と尊者・各題二句
「ふかふか」 久留米 松永 千秋 選
「タブー」 北九州 時津みつこ 選
「 輪 」 春 日 栗山 芳彦 選
「打 つ」 甘 木 市瀬主充子 選
「たんまり」 北九州 安川 聖 選
「平 成」 太宰府 小池一恵 選
「 米 」 柳 川 梅暗 流青 選
賞 各題特選賞・各題準特選賞・順位賞10位迄
実行委員会会長賞・最高齢者賞・投句賞3位迄
欠席投句 4×21cmの句箋2句計14句(無記名)
投句料 千円(発表誌呈)締切 十月十三日(日)必着
投句先 〒812-0041福岡市博多区吉塚2-18-20 萩原奈津子
主催 福岡県
後援 北九州市
前月号鑑賞 小川 清隆 選評
「まだなれぬ令和のひびき口遊む」 高田 弥栄
「掌に平成と書き安らげる」平成元年一月八日、新年大会で詠まれた句。特例法により、今日から年号が変わります、といきなり言われても、平成の時と違って深い感慨を覚えないのは確か。「初めは多少の戸惑いもあろうが、そのうち慣れてくると違和感も消え親しみも湧いて来るというもの。
「目の位置を変えて平成脱ぎ捨てる」 中村トシ子
平成から令和へ、新年のカウントダウンと違って気概も異なるものがある。今日から気分を一新して令和の年を前進して行こう。平成を脱ぎ捨てて、「平成の空へさよならとありがとう」「令和へと仕切り直してまた一歩」
「ぽけたふり上手に使い生きている」 佐藤 洋子
何も彼も知っているから知らぬふり」死んだふり、酔うたふり、ぽけたふりしながら当座もやり過ごすことも上手に世渡りの知恵、争うことは出来るだけ避けて右に揺れ左に揺れて生さて行こう。
「「若かった俺も」と山の地図辿る」 和田 澄雄
NHKBSプレミアム、グレートトラバース、百名山、二百名山、一切の交通機関を使わず一筆箋の山登りを放映している。自分が登った山に出合うと山地園を確かめながら見ている。三十年、四十年前を思い出しながら、そしてまた次に登る山を模索している。歳は老いてもそれなりに登れる山がある。山は素晴らしい。
「音叉」 前月号より
推薦者 安川 聖、吉冨 廣、松井 昌子、水谷 そう美
母の笑み見るといい子でいたくなる 安部ももこ
雨の臼は雨の形になり生きる 吉冨 廣
正論を吐いた途端に村八分 坂本 喜文
沈む陽の速度で進む物忘れ 志岐けい子
満場の拍手にひとつ冷めた音 神谷 幸恵
のびたコム栄光いまだ捨てきれず 神谷 幸恵
伸びすぎと切り捨てられる花も実も 松井 昌子
持つ人が持ったらパラが蓄薇になる 和日 澄雄
燃えるゴミ内緒話を混ぜておく 黒川 孤遊
まあいいかいつの間にやら円くなり 野西うさぎ
ペン先が燃える一句を生みたくて 松村 華菜
雨の日は雨の形になり生きる 吉冨 廣
フエルメールの青より深い患を吐く 時津みつこ
母の笑み見るといい子でいたくなる 安部ももこ
投げた皿拾い集めるのも私 中川あき子
有り難う御免なさいと言うチャイム 大塚 郁子
風評に力を抜いて立っている 井上 竿酔
靴ひもを締めて地球の軸に立つ 戸次 柳親
まだ逝かぬまた10年のパスポート 安川 聖
予仙報土の予報を空は聞いてない 土肥あづま
第67回八幡東区総合文化祭川柳大会 (案内)
期日 令和元年9月29日 (日) 9時30分開場
出句締切 11時30分 開会13時
場所 八幡西生涯学習センター折尾分館
折尾駅東口・オリオンプラザ4F
課題と選者(各題2句)
「コ ラム」 佐 賀 横尾 信雄 選
「洗 う」 北九州 唐鎌 美鶴 選
「荷 物」 北九州 青木ゆたか 選
「おずおず」 下 関 上野 悦子 選
「それから」 宗 像 的場 いずえ 選
「焦 る」 太宰府 植村 克志 選
「 駅 」 中 間 古谷 龍太郎 選
会 費 2000円(弁当および発表誌呈)
賞 市長賞・教育委員会賞・八幡東区長賞・順位賞・秀句賞
投句者賞
欠席投句 4CmX21Cmの句箋に各1句記入
各題2枚計14枚(無記名)
封筒に住所・氏名(ふりかな)を明記
牧句料 1000円 9月20日 (金)必着
投句先 〒806・0014
北九州市八幡西区東川頭町7-45 栗田 修一 宛
TEL&FAX O93・671・0821
主催 八幡東文化連盟
川柳くろがね吟社
第19回福岡県ねんりんスポーツ・文化奈
川柳交涜大会
日 時 二〇一九年十月二十日(日)九時三十分開場
会 場 ウエル戸畑
参加費 千円(発表誌・記念タオル呈)
出句締切 十一時三十分・十三時開会
十二時三十分 オープニングトーク 古谷龍太席氏
課唐と尊者・各題二句
「ふかふか」 久留米 松永 千秋 選
「タブー」 北九州 時津みつこ 選
「 輪 」 春 日 栗山 芳彦 選
「打 つ」 甘 木 市瀬主充子 選
「たんまり」 北九州 安川 聖 選
「平 成」 太宰府 小池一恵 選
「 米 」 柳 川 梅暗 流青 選
賞 各題特選賞・各題準特選賞・順位賞10位迄
実行委員会会長賞・最高齢者賞・投句賞3位迄
欠席投句 4×21cmの句箋2句計14句(無記名)
投句料 千円(発表誌呈)締切 十月十三日(日)必着
投句先 〒812-0041福岡市博多区吉塚2-18-20 萩原奈津子
主催 福岡県
後援 北九州市
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