普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

全世代型社会保障検討会議の中間報告に就いて

2019-12-23 11:46:00 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 12月19日の政府の全世代型社会保障検討会議の中間報告を纏めたことが発表されました。
その概要とテレ朝と読売と私の意見です。
*高齢者対象
・年金の受給開始時期(原則65歳)を60~75歳の間で選べるようにする
 テレ朝:コメント陣反対、街の意見賛成
 私:賛成
・在職老齢年金年金制度の縮小 
 年金開始時期を60へ75歳の間で選べようにする
 テレ朝:コメント陣反対、街の意見賛成
 60~64歳の賃金と年金の合計が47万以下なら年金が減らない様にする。
 テレ朝:ノー・コメント
 読売:賛成
 私:賛成
・後期高齢者の窓口負担の割合の引き上げ
 75歳で一定所得以上のとは2割負担とする
 テレ朝:コメントなし
 読売:賛成。ただし高齢者の家計を考えて慎重に制度設計をすべき。
 私:賛成。少なくとも厚生年金に入っている私に取ってたいした負担ではない。ただし国民年金に入っている方にはかなりの負担になるかも。
・70歳までの就業機会の確保
 事業主に定年廃止や定年延長を制度化する磁力義務を課す
 テレ朝:コメント陣反対、街の意見賛成
 読売:意欲有るある高齢者が社会の支え手にある考えは理に叶う。
 私:賛成
*高齢者~現役世代対象
 厚生年金適用範囲の拡大
 従業員5人以上の企業で働く人は週20~30時間の労働でも厚生年金に加入
 テレ朝:コメント陣猛反対
 読売:政府は中小企業の経営を後押しする施策を講じるべき
 私:それに対する企業に対する援助処置がなければ企業自体が潰れ、元も子もなくなる
*紹介状なく大病院で受診した場合の定額負担の拡大
 テレ朝:コメントなし
 読売:高齢化などで医療費は増え続けている。高齢者に応分の負担を求めるのは止むを 得ない。  
 私:賛成。大病院でいきなり受診するのは人にもよるが一生に一度あるかなし。
「私の意見」
  テレ朝のコメンターの意見と街の人達の意見の食い違いはディレクターのミス?何かあれば反対と言うのが先進的と思われないようにすべき。
 万病の私が何故か生き長らえて95歳後半になりかけています。その間運良くも80歳まで終日勤務で僅かの手当もでるボランティア団体に勤めることが出来ました。今は時世が違いますが、60歳前後で満期して何をしようかと思っておられる多くの人に比べれが、勤めで少しは嫌なこがあっても幸せだったと思っています。
 今までと同じ意見ですが資本主義自由経済のもとで社会主義的対策を行えば金が無くなり大きな借金ができるのは当然です。だからそれに伴う数々の負担に耐えるのはいたしかたないと我慢するしかないと思います。
 然し全体的な大きな問題があります。
 少子化対策です。
 逆台形の人口構成では多くの問題が出てきます。対策は簡単。子供を増やすこと。そんなわかりきったことを政府も出来ず。マスコミも追求しないこと。
 然し唯一少子化対策の必要性を訴えた人がいます。Voice11月号の「令和の現実みよ」を書いたユニクロの柳井 正さんです。「年金制度の抜本的な改革を」で
 いまの日本で真っ先に取り組むべき課題の一つは少子化のはずである。ところが抜本的な解決策が打たれる気配は一向に無い。少子化を止めるには老人よりも若者の公的な支出を徹底的に増やすしか方法は無い。 「全世代型」社会保障検討会議は良く見ますと、高齢者から現役世代へのバランスばかり考えた当面の対策ばかりで、将来を見据えた少子化対策はなにも書かれて居ません。
 柳井さんは最後にまた言っています。
 少子化を止めるために国の予算を子育て支援に集中することである。当然、財源ほ限られているから、たしかに高齢世代の負担は増えるかもしれない。しかし、日本の未来のためには絶対に必要なことである。財政のあり方を根本的に変えなければ、日本は低福祉・高負担の国になってしまう。
 私は前から何度も書く様に年金、健康・介護保険など社会主義的政策を進めるのなら、社会主義的負担(増税、今の場合は所得税増税)を国民に求めねば1,000兆を越す借金のように金がいくらあっても足りないと思います。詰まり高福祉高負担です。西欧諸国の所得税は日本の倍以上と言われています。
 2010年の手持ちの資料によると出産、育児、教育給付に一般的家族手当を加えた家族関係の支援は、フランスでGDPの3・00%、日本は0・81%、これでフランスの出生率は2になったそうです。
 然し現実はそれが出来ないのは未だに有力者の「3人は産んで欲しい」の発言に蓮舫さんが噛みついたように、「女性を被害者を扱い、腫れ物扱い」の考えが未だに残っているからです。
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