普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

川柳「マシンガンの妻へ一言だけ返す」

2020-02-09 12:45:16 | 川柳
「マシンガンの妻へ一言だけ返す」
 判り易い句なので英語に直して見ました。
 Retort with q word against my wife a machine gun
注: retort (強く言い返す)q word (一言)
勿論勝敗の帰趨は始めから明らか。
こういう時は「逃げるが勝ち」。その英訳は
Discretion(思慮分別)is the better part of valor(勇気)
上記の文は電子辞書に書かれた正式の文。
 それを川柳風に訳すと「思慮分別に優る勇気は見当たらぬ」
だから奥さんからやかましく言われたときは何か言い返す前に勇気をだして落ち着いて良く考えましょう。と言うことは理屈では判りますが果たして?

川柳くろがね吟社紹介「かけ違いボタンならまたやり直せ」

2020-02-09 12:38:37 | 川柳
川柳くろがね」1月号より
前月号鑑賞 小川清隆 選評
「かけ違いボタンならまたやり直せ」   坂梨 和江
 「ボタンかけ違えたままで50年」「かけ違いとポタンの穴も知っている」かけ違いとわかっていてもそまま我慢を通すことが多い。たった一度の人生、悔いのないように生きよう。君子は豹変す。嫌な相手と添いとげることはない。主人と同じ墓には入りたくない、という人が多い。ならば生きているうちに別れるべし。そういう相手と我慢して一緒にいることは美徳ではない。拷問みたいなものだ、と他人事なら言える。

「三面鏡違う私の影をみる」       桶川 聖柳
 三つの顔がある三面鏡、それぞれはみんなあなた自身、当然三つの顔はみな違う。人間には自分にはわからない多面性があるもの。他人に指摘されて気づくことが多い、その多面の自分を愛すことがよい。

「直線も長いけど回り道ゆかい」     松井 昌子
 月がとっても青いから遠まわりして帰ろう。何の変哲もない一本道を歩くより、時には殻を脱ぎ捨てて道草、時にはあともどりするもよし。楽しいものを見つけたら立ち止まるもよし。趣味を持って行きていくのも楽しい、多ければ多いほど楽しみも多い、浮気も。

「まだ響く鈴を少うし振ってみる}    河野 成子
 神社で鈴を振ることは、自分が来たことを、神さまにお知らせすること(熊除けの鈴も然り能へのご挨拶)。お参りをする時は、自分は何の誰かをはっきり告げること。心の中で申し上げては、神さまに通じることはない。しつかり鈴振って、大さな声で呼びかけると、神さまも聞いてくれる筈。

鉄の華」 同人詠草
         宗像 桜木 山彦
笑い声聴いて開いた黄水仙
口止めのネジがお酒ですぐ弛む
カマキリも人もお産は命がけ
クワガタものこのこ出てるこの異変
蜂の巣の六角型にエコがある
         中間 志岐 けい子
石仏をひとつずつ撫で旅半ば
満月を見る暇はないスマホ族
脳回路少しゆるんで人気者
どこまでも繋がっている人の縁
愛犬の仰せのままに行く散歩
         直方 吉丸 玲子
譲られた席は硬くて暖かい
初恋かかぽすをぎゅっと絞り切る
うっかりと初めは思うもの忘れ
青空がいいな初めて見るおそら
新しい老化と出合う朝がくる
         宗像 土肥 あづま
ぎりぎりにならぬとやらぬのは今も
まっいいか低空飛行の日々なれど
難しい顔して心優しくて
ああ無情足音さえも歳を取り
去る者を追ったりしない自動ドア
         大阪 神谷 幸恵
母の忌に草餅母を受けついで
関心はあるが一歩がふみ出せぬ
右から左錆びてくる音見のがさぬ
水求め水を恐れて手を合わす
留袖たたみやっと自分の顔になる

川柳ランキンギへ

上野十七八・石橋陸朗
 第四十八回句牌まつり川柳誌上大会
課題と選者  (各題二句吐)
「  姿  」  中村 鈴女運 (川柳くろがね吟社)
「 素  人 」 黒川 孤遊選 (熊本番傘お茶の間川柳会)
「 泳  ぐ 」 平田 朝子選 (川柳噴煙吟社)
「 シンボル 」 梅崎 流青選 (川柳葦群)
「さまざま}   古谷龍太郎選. (川柳くろがね吟社)
募集期間  令和二年一月一日~四月十五日  (消印有効)
投句要領  所定の用紙(コピー可) 又は便箋に各題二句(計十句)を列記し
郵便番号・住所・氏名(柳名があれば併記)電話番号を明記し、投句料と共に、ご送付
     下さい。(お名前には 「フリガナ」を明記して下さい)
 賞   各選者の秀句Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
投句料  1,000円 (定額小為替又は現金書留)
発 表 令和2年6月号,「川柳くろがね」誌上 (投句者全員に発表誌呈)
投句先 福岡県中間市土手の内一丁目16ー18   吉富 鹿
主催 川 柳くろがね吟社

野党の劣化が止まらない?

2020-02-09 12:04:47 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 安倍さん応援団の某言論誌に表記の「野党の劣化が止まらない」の記事が出ていました。内容は前にも書いた文藝春秋の「消費税ゼロで日本は甦る、政界の風雲児山本太郎本気の政策論文」の批判記事が二本と後二本。反原発の国内の空気をよんで放射能の影響のない三陸の廃材処理に一定の成果、詰まり三陸の復興の遅れに貢献した山本さんが「消費税増税反対」と庶民感情を擽る彼一流のやり方を掲載し売れれば良いと考えた文藝春秋の責任を追求すべきだと思うのですが。
 表題に関して2月4日の読売の読者欄に「野党は奮起して政治に緊張感を」という58歳の方の投稿が出ていました。
 その概要です。
 今の野党は国民の生活そっちのけで合流や選挙協力など野党間の政局に必死のように見えることに国民は失望をしている。政権批判ばかりを繰り返す野党は国民の支持どころか、関心さえもたなくなっている。世論調査で安倍内閣の支持率が落ちたさえも野党の支持率ま殆ど上がらない、野党のすべきことは与党の足らざる点や間違いを正し政治を正しい方向に向かわせることだ。
 その同じ紙面に「追求ばかりの批判を警戒、野党政策論争にも注力の記事」と、「立民・れいわの溝浮き彫り、山本氏100選挙区で擁立計画」の記事。
 正に投稿された方のご指摘の通りです。
 与野党の在り方に是々非々、定例的政権交代を期待する私もなるべく国会中継を見ていますが非生産的な野党の政府攻撃、「桜見やIRの汚職ばかり」に集中する野党の質問や与党同志の馴れ合い質問のときはうんざりして直ぐにテレビを切ります。まさに前記の言論誌の指摘したとおりの「劣化が止まらない野党!」とそれに安住する政府や与党!!
 唯一テレビを見ていてホットするのが維新の会の事実上無害の福島第一の汚染水処理に就いて韓国をもっと訴えるべきなど、建設的な提案。私は大阪中心と思われている維新の会は全国的な広がりを見せれば支持率は一気に上がる(立憲の支持率の少なくとも半分?くらいは?)とと思うのですが。
 最近の新聞では桜見やIR関係の追求ばかりの政党への世論の批判で立憲・国民民主党も一般的な政策追求にも力を入れようとしていると報じられていますがいまいち。両党かず次期政権を狙うのなら、日本の政治の特徴である難しい問題になると固まって仕舞っている問題、例えば九条に伴う問題、少子化、温暖化対策、原発などを取り上げるべき問題fいくらもあると思うのですが。現実は九条のためにトランプさんのためにいくら振り回されても何が何でも九条厳守?少子化で日本人が半分になっても蓮舫さんなど女性議員の反対?最大の温暖化対策である原発に反対の立憲!
 某川柳誌に「内閣を攻める野党に顔が無い」と言う句が載って居ました。
こう言われて自党の支持率が上がるとても思っているのですかね。
 私は安倍さんの引退を寝言のように書いているのですが、やはり自民党政権でないと日本は立って行かないのですかね?

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川柳くろがね吟社紹介「老木が枯木じゃないと咳払い」

2020-02-09 12:04:47 | 川柳
川柳くろがね」1月号より
前月号鑑賞 小川清隆 選評
川柳くろがね吟社紹介「老木が枯木じゃないと咳払い」   坂梨 和江
 「ボタンかけ違えたままで50年」「かけ違いとポタンの穴も知っている」かけ違いとわかっていてもそまま我慢を通すことが多い。たった一度の人生、悔いのないように生きよう。君子は豹変す。嫌な相手と添いとげることはない。主人と同じ墓には入りたくない、という人が多い。ならば生きているうちに別れるべし。そういう相手と我慢して一緒にいることは美徳ではない。拷問みたいなものだ、と他人事なら言える。

「三面鏡違う私の影をみる」       桶川 聖柳
 三つの顔がある三面鏡、それぞれはみんなあなた自身、当然三つの顔はみな違う。人間には自分にはわからない多面性があるもの。他人に指摘されて気づくことが多い、その多面の自分を愛すことがよい。

「直線も長いけど回り道ゆかい」     松井 昌子
 月がとっても青いから遠まわりして帰ろう。何の変哲もない一本道を歩くより、時には殻を脱ぎ捨てて道草、時にはあともどりするもよし。楽しいものを見つけたら立ち止まるもよし。趣味を持って行きていくのも楽しい、多ければ多いほど楽しみも多い、浮気も。

「まだ響く鈴を少うし振ってみる}    河野 成子
 神社で鈴を振ることは、自分が来たことを、神さまにお知らせすること(熊除けの鈴も然り能へのご挨拶)。お参りをする時は、自分は何の誰かをはっきり告げること。心の中で申し上げては、神さまに通じることはない。しつかり鈴振って、大さな声で呼びかけると、神さまも聞いてくれる筈。

「鉄の華」 同人詠草
         宗像 桜木 山彦
笑い声聴いて開いた黄水仙
口止めのネジがお酒ですぐ弛む
カマキリも人もお産は命がけ
クワガタものこのこ出てるこの異変
蜂の巣の六角型にエコがある
         中間 志岐 けい子
石仏をひとつずつ撫で旅半ば
満月を見る暇はないスマホ族
脳回路少しゆるんで人気者
どこまでも繋がっている人の縁
愛犬の仰せのままに行く散歩
         直方 吉丸 玲子
譲られた席は硬くて暖かい
初恋かかぽすをぎゅっと絞り切る
うっかりと初めは思うもの忘れ
青空がいいな初めて見るおそら
新しい老化と出合う朝がくる
         宗像 土肥 あづま
ぎりぎりにならぬとやらぬのは今も
まっいいか低空飛行の日々なれど
難しい顔して心優しくて
ああ無情足音さえも歳を取り
去る者を追ったりしない自動ドア
         大阪 神谷 幸恵
母の忌に草餅母を受けついで
関心はあるが一歩がふみ出せぬ
右から左錆びてくる音見のがさぬ
水求め水を恐れて手を合わす
留袖たたみやっと自分の顔になる