普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

改正入管法の問題点

2018-12-17 11:49:07 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 前にも書いた安倍応援団の言論誌や自民党内の多くな人も反対の中で改正入管法改正がせ成立しました。それに就いて読売が社説で「外国人就労拡大へ課題は多い」とその問題点を取り上げていました。以下はその要点とそれな就いての→で示した私の考えです。
・農業と建設現場は人材確保に苦慮→建設現場は良いとしても従来型の農業で他の産業と同様の賃金が払えるか?今までは教育を理由に安価な労働力として使っていたが、今回は国のお墨付きの政策だからそれが出来ない。その為の国の施策はあるか、あってもそれが実行出来るか?
・介護も給与面では農業と似た状況になると思うが日本人の給与に近い給与が払えるか。
→その対策はそのための国の対策は?
・受け入れ企業に日本人と同等の報酬や福利厚生の確保を義務づけている→その実施が完全が行われているかの監視を政府ができるか。農業では受け入れ側に取って厳しい制度になるが、政府はそこまで目が届くか。
・外国人の給与水準が低ければ日本人の賃金上昇を妨げ、雇用機会を奪うかも→それに対して政府がどれだけ関与出来るか?
・母国の悪質なブローカーのための外国人労働者の被害の問題→それを政府としてどう対処するか明らかに成っていない。
・日本語教育、生活相談、医療、住宅など自治体と国の役割が明らかになっていない→国か自治体との役割分担をどうするか。決めるのはそしてその一翼を担うのも国の責任だ。・人口減対応の戦略、少子化、高齢化に対応した戦略を描け→私は2006年から「少子化問題」と「その場凌ぎの政治から抜け出すために」を自分でも嫌になるほど同じことを書いてきた。一時は少子化と外国人導入の問題が新聞やネットで大きく取り上げられたこともあったが線香花火。今でも内閣府で少子化の対策を案として出しているが、長年このことを書いた私から見れば全く役に立たない案ばかり。
「以上の他についての私の意見」
・読売では取り上げていませんが、外国人導入に伴う、今でも苦しい健康・介護・年金などの資金問題、千兆を越える国債への影響を政府はどれだけ考えていいるのでしょう。
・それと野党が指摘した外国人労働者脱走の対策は?
・それとこれも野党が指摘したと思うのですが、今回の問題で表にでたのは法務省だけ、外国人導入で一番忙しく成るのは厚生労働省と経済産業省、農林省なのにその意見が全く見えてこないこと。
・私が指摘してきたように、外国人労働者の問題の解決に何かに付けて起こるもしれない多くの大小の問題に対して政府の各省に物理的な処理能力があるのでしょうか?
・問題のもう一つは識見があまりあるとは思えない凡庸なサラリーマン経営者からなる経団連の意見をそのまま受け入れた安倍さんと、その暴走を止めらられなかて弱小野党の責任は大きいと思います。
・安倍さんは「言えば何でも通る今こそ」JAL再建で辣腕を振るった、そして識見のある京セラの稲森さんのような人の意見を訊くべきと思うのですが。
(以上12月15日記)
 17日の読売の世論調査で53%→47%、入管法の詳細の法案提出は事後の反対が65%に登ったそうです。こんなことは誰でも分かり切っているのに。安倍自民党の暴走。

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中、小学校の教師の負担軽減に就いて

2018-12-17 11:45:26 | 教育

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 12月7日の新聞に文部科学省が教員の残業の上限を月45時間年360時間とする指針案を中央審議会に示したの報道が出て如何に教員の業務削減するかが問題になって居るそうです。
 その論議されている対策と私の考えです。無条件賛成はOK、→以下は私の意見
・児童生徒の早朝登校を禁止OK
・休み時間や掃除の時間に地域人材を入れるOK→地域の人材の活用はいじめ防止の為にも必須→但し休み時間に地域の人が何をするのか?
・情報通信技術の活用OK→但し遅すぎる
・授業準備を手伝うスタッフの配置→それに伴う経費の捻出は?それより授業準備の資料の標準化と共有化、教師はそれに自分なりの考えを入れて標準のレベルの向上を図るべき
・登下校の見守り→地域の人のボランティアに頼る
・給食→今でも専門業者頼り
・昼食時間の食育→今でも教師の時間は殆ど取らない
・健康・保健指導→今までの体制の強化による教師の負担軽減
・カウンセリング→厳しいものは専門家と教師の協力
・部外者による部活指導OK→活動に素人の同然の教師が指導しても何もならない→地域の専門家→開放された学校→いじめ防止
・生き過ぎた部活の制限→事実上難しい→余所が制限しているのに、自校だけがこつそりやるなどありがち→対策は上部機関が細かく見るしかないがそれが出来るか?
・基本給+4%の給与形態→割り切って会社員と同様の制度にする→残業時間管理が良くなる
・膨れ上がった業務→日教組全盛時代の名残→報告書の減少→いじめ問題の調査などのように教育委員会など上部機関は必要な書類は自分で学校に出向いて自分で調査する→より正確な調査で、調査に現れない微妙な事も判る
・進路指導→進路に就いての相談は生徒を一番知って居る教師への相談は欠かせない。もしその中に受験勉強の指導があれば辞める→生徒自身に責任を持たせる。
「その他の教師負担の軽減策
・小学校の英語、プログラミングの教育を廃止→その時間があればより基本的な国語、算数の教育に集中する。その成果が上がれば中学校の授業の余裕が出来る。小学校の英語教育反対の藤原国彦さんのご意見の「1に国語2に国語3 4が無くて5に算数」のようににより小学校で基礎的な教育を生徒に教え込む。

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前月号鑑賞 「芋の茎炒め戦後を懐かしむ」

2018-12-17 11:38:58 | 川柳
川柳くろがね」2018年10月号より
前月号鑑賞 石神 紅雀 選・評
「介護士の愚痴聴かされる車椅子」 安川 聖
 逃げるに逃げられない位置。お察しいたします。一緒に歌でも歌ってくれたら良いのに。上手ならね。

「主婦達はタイムセールに鬼と化す」中野 真由美
 時間まで駐車場で待っていて、間際に店に乗り込む。全ては家族のため。優しくも頼もしい鬼なのだ。

「無花果のどんどん熟れる日の孤独」坂本 美代子
 無花果は熟すと弾けて落ちてしまう。誰か来たら一緒に食べるのに。ただ、落ちる無花果を見ている。

「無理すまい一つ片付ゃそれで良し」寿崎 おとみ
 今日やるべきことを箇条書き。何となく午前中が過ぎて昼食。眠くなって昼寝。寝過ぎて夕方。終り。

「ベルト穴一つゆるめる秋の幸」  阿部 和雄
 美味しいものが歩てんこ盛り。ぴかぴかの新米はお代わりして、存分に秋を味わう。健康に感謝だ。

「孫叱る涙もちょっと滲ませて」  村上 和美
 演技派の和美さん。血は争えずお孫さんは大泣き。大袈裟ごっこをしているうちに。叱った訳を忘れた。

「芋の茎炒め戦後を懐かしむ」   田村 かず子
 大切なことだと思う。私も戦争を知らない。近所だったら食べに行きたい。

>「くろがね抄 吉富 廣 推薦句」strong>
感動の数だけ若くなつていく    糟屋  河野 成子
丁寧に生きること知るみじかな死  八幡西 松井 昌子
嫌なことは忘れ好いことを数える  中間  前田 伸江
どちらから見ても丸くてつまらない 直方  吉村 玲子
年の瀬へ余分な物に目が止まる   八幡西 師井 キヨ子
青信号ばかり続いている不安    八幡西 大塚 郁子
神仏の届かぬ場所にボランティア  小倉西 矢野 隆
反動の恐さを知らぬ有頂天     中間  桑原 康博
たじろぎはしません斜めから吹き矢 八幡西 時津 みつこ
人情に義理が絡んで腐れ縁     札幌  桶川 聖柳  
明日へとつないでくれる船を待つ  熊本  黒川 孤遊
答なら自分の中にあると風     荒尾  松村 華菜
愚痴を聴くあなたとの距離近くなる 福津  樫根 わ子
怒るとき相手を見下してしまう   宗像  角 ひさ子 
嘘つかぬ彼か上手にやる手品    八幡西 廣永 雅彦
上手よりの下手が目立っている踊り 中間  志岐 けい子

第45回新春北九州川柳大会 ご案内
とき  平成31年1月20日(日)  開場  9時30分
ところ 北九州市立生涯学習せんたー  Tel 093ー571-2712
    北九州市小倉北区大門1-6-43  西小倉駅下車徒歩 10分 小倉警察署となり
課題と選者 (各題2句) 出句締め切り 11:30 開会 13:00
「気づく」  北九州 青木ゆたか 選
「カード」  佐賀   横尾 信雄 選
「ぐらぐら」 熊本 徳丸 浩二 選
「日溜り」 北九州 唐鎌 美鶴 選
「コラボ」 久留米 堤 日出緒 選
「香る」 福岡 萩原奈津子 選
「 髭 」 北九州 廣永 雅彦 選
会費 2,000円 弁当及び発表誌呈
賞 順位賞 (読売新聞西部本社賞 以下15位)
各題秀句賞・投句者賞
欠席投句 句箋 4×21cmに各一句(無記名) 各題 2枚計14枚
封筒に住所・氏名(ふりがな)を明記して下さい
投句料:1,000円 (発表誌呈)
締切り:平成31年1月10日(木) 消印有効
投句先:806-0051 北九州市八幡西区東鳴水 4-2-17
安川 聖 Tel:093-621-6570
主催 北九州川柳作家連盟

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