・ねじれ国会の解決は参院の選挙制度の改革から・二院制は必要・第三者による選挙制度の見直しを
「決められない政治」の原因を「強すぎる参院」に求める声は根強い。政治を前へ動かすには衆院の再議決要件を3分の2から過半数に引き下げるべきなのか。あるいは参院の選挙制度を抜本的に変えて両院の役割分担を徹底させるべきなのか。第二院のあるべき姿について、元共産党参院議員の筆坂秀世氏と中央大法学部長の橋本基弘氏に聞いた。(産経新聞より)
「参議院のあり方」の記事の主要な問題の内私の賛成する部分を拾って見ました。 (括弧内黒字は私の意見です。)
筆坂秀世さん:
--参院の選挙制度改革についてどう考えるか
「参院不要論の根源には衆院と変わらない選挙制度がある。参院議員は各都道府県から2人ずつ選び、比例選出議員は50人程度に抑えるべきだ。(以下省略)(参院が衆院と変わらない選挙制度が諸悪の根源です。)
--参院のあるべき姿とは
「政局に絡むことだけは避けてもらいたい」(以下省略) (賛成。然し今のように議員個人より既成政党が有利な制度では全て政局絡みになる。)
--他には
「政党の方針を徹底させる党議拘束を参院議員には課さないことだ。党議拘束に縛られる限り『良識の府』にはなれない」 (賛成。参議院は個人の判断が有利になるようにしなければ参院は要らない。)
橋本基弘さん:
--二院制を維持すべき理由は
「抑制力は必要だ。衆院選がアクセルだとすれば、参院選はブレーキの役割を果たしている。 (賛成)
--二院制を維持するにしても、衆院での再議決に必要な要件を緩和すべきか
「再議決のハードルを下げる必要はない。今回の衆院選の結果を見ても分かるように、小選挙区比例代表並立制は雪崩的勝利をもたらす。3分の2以上の勢力確保は決して難しくない」 (ハードルを下は現状維持は賛成。然し後半の意見は次の選挙まで捩じれが続 くことを示しているので問題。詰まり参院選の選挙方法を返るしかない。)
--少数精鋭が良いと言う意味は?
「そうだ。衆院に対して大所高所から、長期的な視野に立って意見を述べる。知識、学識でブレーキをかけ、党派間の争いからも距離を置く。現在は『衆院のあだを参院で討つ』悪循環に陥っており、あるべき姿からはかけ離れている」
[私の意見]
Wikipediaによると選挙制度改正は参議院が1983年実施、衆議院が1995年改正で翌年実施でしたかが、当時のことを思い出すと、当然ですが議論の中心は衆院の改正で、参議院殆ど議論もなく改正されたようでした。
当時議論の中心になったのは
・現在言われている政権交代を可能にするための小選挙区制度
・当時の中選挙区制度す通信手段などで費用がかかり過ぎる
ことで衆議院では現在の小選挙区比例代表並立制が採用されました。
そして全国区制度を採用している、参議院では通信費は衆院に比べて遥かに多いので と言う理由だけで都道府県単位を採用し、衆議院の場合、有権者は投票の際、支持する政党名を記入するというルールに倣い、参議院の場合にも、「支持する政党名」でもよいし、「個人名」を記入して投票してもよいとしたのです。そして政党名が記入された票と、その政党の候補者に投じられた個人票の合計がその政党の得票数となりドント式で議席配分が決定することになりました。
詰まり改革前までは無党派の有識者の候補者でも、政党から出た候補者でも同じ条件だったのを政党所属の候補者に遥かに有利に成りました。
当時は私は可笑しいなと思いながら、現役で忙しかったことと他に意見を発表するないままそのままに成りました。
そして心配性の私の予感が当たり、筆坂さんの言うようにこの制度の為に捩じれ国会になり、参議院無用論が出たのです。
その原因は既成政党の自党の参議院の勢力拡大のためのお手盛りの参院の選挙制度をデッチ上げたのです。
然し今回参議院制度見直し論議で、筆坂さんの言う正論はあまり聞こえて来ません。
そして今回の大きな選挙制度変化。選挙戦へのネット利用許容。
全国区でも通信費は大幅に削減されます。
然し参議院に無党派の有識者や学者の出る可能性は少ないかも知れません。
何故なら参院の選挙制度改正も前と同様にお手盛りになる可能性が多いし、各党とも参院にも自党の意見を通そうとするからです。
考えられるのは政党抜きの第三者委員会での原案作りですが、どうなるのでしょう。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
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「決められない政治」の原因を「強すぎる参院」に求める声は根強い。政治を前へ動かすには衆院の再議決要件を3分の2から過半数に引き下げるべきなのか。あるいは参院の選挙制度を抜本的に変えて両院の役割分担を徹底させるべきなのか。第二院のあるべき姿について、元共産党参院議員の筆坂秀世氏と中央大法学部長の橋本基弘氏に聞いた。(産経新聞より)
「参議院のあり方」の記事の主要な問題の内私の賛成する部分を拾って見ました。 (括弧内黒字は私の意見です。)
筆坂秀世さん:
--参院の選挙制度改革についてどう考えるか
「参院不要論の根源には衆院と変わらない選挙制度がある。参院議員は各都道府県から2人ずつ選び、比例選出議員は50人程度に抑えるべきだ。(以下省略)(参院が衆院と変わらない選挙制度が諸悪の根源です。)
--参院のあるべき姿とは
「政局に絡むことだけは避けてもらいたい」(以下省略) (賛成。然し今のように議員個人より既成政党が有利な制度では全て政局絡みになる。)
--他には
「政党の方針を徹底させる党議拘束を参院議員には課さないことだ。党議拘束に縛られる限り『良識の府』にはなれない」 (賛成。参議院は個人の判断が有利になるようにしなければ参院は要らない。)
橋本基弘さん:
--二院制を維持すべき理由は
「抑制力は必要だ。衆院選がアクセルだとすれば、参院選はブレーキの役割を果たしている。 (賛成)
--二院制を維持するにしても、衆院での再議決に必要な要件を緩和すべきか
「再議決のハードルを下げる必要はない。今回の衆院選の結果を見ても分かるように、小選挙区比例代表並立制は雪崩的勝利をもたらす。3分の2以上の勢力確保は決して難しくない」 (ハードルを下は現状維持は賛成。然し後半の意見は次の選挙まで捩じれが続 くことを示しているので問題。詰まり参院選の選挙方法を返るしかない。)
--少数精鋭が良いと言う意味は?
「そうだ。衆院に対して大所高所から、長期的な視野に立って意見を述べる。知識、学識でブレーキをかけ、党派間の争いからも距離を置く。現在は『衆院のあだを参院で討つ』悪循環に陥っており、あるべき姿からはかけ離れている」
[私の意見]
Wikipediaによると選挙制度改正は参議院が1983年実施、衆議院が1995年改正で翌年実施でしたかが、当時のことを思い出すと、当然ですが議論の中心は衆院の改正で、参議院殆ど議論もなく改正されたようでした。
当時議論の中心になったのは
・現在言われている政権交代を可能にするための小選挙区制度
・当時の中選挙区制度す通信手段などで費用がかかり過ぎる
ことで衆議院では現在の小選挙区比例代表並立制が採用されました。
そして全国区制度を採用している、参議院では通信費は衆院に比べて遥かに多いので と言う理由だけで都道府県単位を採用し、衆議院の場合、有権者は投票の際、支持する政党名を記入するというルールに倣い、参議院の場合にも、「支持する政党名」でもよいし、「個人名」を記入して投票してもよいとしたのです。そして政党名が記入された票と、その政党の候補者に投じられた個人票の合計がその政党の得票数となりドント式で議席配分が決定することになりました。
詰まり改革前までは無党派の有識者の候補者でも、政党から出た候補者でも同じ条件だったのを政党所属の候補者に遥かに有利に成りました。
当時は私は可笑しいなと思いながら、現役で忙しかったことと他に意見を発表するないままそのままに成りました。
そして心配性の私の予感が当たり、筆坂さんの言うようにこの制度の為に捩じれ国会になり、参議院無用論が出たのです。
その原因は既成政党の自党の参議院の勢力拡大のためのお手盛りの参院の選挙制度をデッチ上げたのです。
然し今回参議院制度見直し論議で、筆坂さんの言う正論はあまり聞こえて来ません。
そして今回の大きな選挙制度変化。選挙戦へのネット利用許容。
全国区でも通信費は大幅に削減されます。
然し参議院に無党派の有識者や学者の出る可能性は少ないかも知れません。
何故なら参院の選挙制度改正も前と同様にお手盛りになる可能性が多いし、各党とも参院にも自党の意見を通そうとするからです。
考えられるのは政党抜きの第三者委員会での原案作りですが、どうなるのでしょう。
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