・野田首相と反原発団体の面会批判・反原発面会で表に出てきた「たんぽぽ舎」・共同代表の槌田さん批判・純粋な気持ちで反原発デモに参加している人達へ
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今まで色々論議を呼んで来た野田首相と反原発団体の面会が今日行われることになり、各社は次のように報道しています。
時事ドットコム
野田佳彦首相が22日午後、首相官邸で市民団体「首都圏反原発連合」の代表者約10人と面会することが分かった。同連合は毎週金曜日、首相官邸前で反原発を掲げた抗議デモを主催。首相は関西電力大飯原発の再稼働などに理解を求めたい考えだが、擦れ違いに終わる可能性が高い。
面会は午後2時から行われ、インターネットで公開される。首相に面会を促した菅直人前首相も同席する方向で調整している。同連合側は再稼働や政府が提示している原子力規制委員会の国会同意人事案について、撤回を迫る方針で、面会後は記者会見を予定している。
読売新聞 (上記とダブル箇所は省略)
野田首相と首相官邸前で抗議活動を続ける市民団体代表らととり面会は今月8日に行われる予定だったが、国会日程などを理由に延期されていた。首相は当初、面会に否定的だったが、脱原発を唱える菅前首相や鳩山元首相への配慮などから前向きな姿勢に転じた経緯がある。
面会を巡っては、自民党の茂木政調会長から「パフォーマンス」と批判され、枝野経済産業相や民主党の前原政調会長からも反対や疑問の声が上がっている。
・野田さんの反原発派の会見の批判と野田さんの立場
この会見に就いては前々からネット上に大きな批判を浴びていました。
・「間接民主主義の日本が声が大きいだけの理由で国政を左右する将来のエネルギー問題を反原発グループだけと会って決めてよいのか」
・エネルギー問題と言う大きな問題を、意見の聴取会、パブリックコメントの募集、討論型世論調査などで将来のエネルギーの在り方と言う重要事項を民意に問い政府の責任回避しようとする流れの一つだ」などなど
然し野田さんの立場から見ますと、唯でさえ離党者が多くて政権の存立が危うくなっているのに、鳩山さん、菅さんなどの(多分離党を匂わせながらの)反原発派との会合の申し入れを無視することが出来なかったのでしょう。
マスコミは反原発派のガス抜きで終わるだろう予想していますが、お互いの主張を言いっぱなしで終わりそうな気配です。
問題は原発ゼロを唱える菅さんがもし同席すれば、野田・管の進級首相の言い合いと言う醜態を曝すことになるかも知れません。
・反原発面会で表に出てきた「たんぽぽ舎」
ただ日本のために良かったのは、wikipediaによりますと「首都圏反原発連合」の事実上の中心は、前々からネットで言われていた
「脱原発と環境破壊のない社会」を目指す反核団体
である「たんぽぽ舎」であり、昨日までの同会のブログを見ます(今日は面会関係の記事は消えていました。)と会見の中心となるのも同会の共同代表の槌田敦さんを中心とするメンバーであることが判ったことです。
・共同代表の槌田さん批判
Wikipdiaでは「たんぽぽ舎」については簡単な記述しかありませんが槌田敦さんに就いては可なり詳しくでています。
反原発を主唱するその政治的哲学から「人類の排出した二酸化炭素により地球が温暖化している」という説に対して否定的な意見を持っており、「CO2温暖化脅威説は世紀の暴論」と二酸化炭素の上昇と気温上昇の相関関係をもとに、気温上昇が先であるとの因果関係を主張している。ただし槌田や広瀬隆らの主張は科学的に広く認められておらず、当該分野の専門家らによって反論を受けている。気候変動は専門外の日本物理学会誌に査読を通らないまま寄稿し、そこでも「詭弁」との批判を受けている。また槌田が批判しているIPCC第4次評価報告書にも、主要な結論に変更はない。 また「東京大学による名誉毀損・憲法違反との主張」で提訴、「日本気象学会による論文発表妨害との主張」は最高裁まで行って敗訴になるなど、変わった考え方と経歴を持っているようです。
槌田さんの主張の根拠は彼自身の考えた「槌田エントロピー理論」に寄っているそうですが、私と同様余り専門でないように見える人の彼の著書の紹介の記述を紹介します
・地球の気温は太陽の活動で決まる
・炭酸ガスによる温暖化理論は間違いだ
・水蒸気の温暖化効果
・南極の氷は溶けない
・大気・空気の冷却システム
以上は前述のような批判、またネット上でも学者と見られる人からの多くの批判があります。素人の私は批判の資格はありませんが、最近の異常気象からみるとは槌田さんの意見の方が不利なような気がしますが。
・原発も含めて、いわゆる「クリーン・エネルギー」は、すべてが「間接石油火力発電」であり、そのまま燃やして電力にする石油火力と天然ガスに、能力面でも経済面でも勝るものはないというのが槌田さんの見解だ。
クリーンエネルギー、特に太陽光、風力の場合その容量分だけ現在で言う電力会社が安定供給の立場から火力で補完しなければならないし、その費用や買い取り価格も通常の電気料金より遥かに高いそうです。
原発の場合その能力から考えて火力との相互補完で、価格も殆ど変わりませんので、再生エネルギーと一緒くたには出来ないと思います。
・最も優れたエネルギーである石油は、そう簡単にはなくならない。技術が進歩すると『未確認』が『確認』されることになる。石油は欲しくなったらいくらでも出て来る。
今までの報道から大目に見ても今後200~300年後に無くなるか涸渇状態になるのは間違いないでしょう。
その時の対策も示さないで、原発反対など無責任過ぎると思いませんか。
・純粋な気持ちで反原発デモに参加している人達へ
槌田さんのの言によれば再生エネルギーも当てにならない、石油は無くならないと、批判の多い自分の「槌田エントロピー理論」に固執するあまり、いきなり原発ゼロを言う人と同じデモに参加しています。
貴方達の純粋の気持ちでのデモの参加が結果的に、彼を助け唯でさえ危うい日本の経済危機をさらに増大していることになっていはしないか良く考えるべきだと思います。 (8月22日13.00現在記)
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参照:反原発デモに参加している善良な国民へ