普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

橋下さん勝利で思うこと・週刊誌と自民党

2011-11-28 15:55:54 | 自民党
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 今回の大阪のダブル選挙では橋下さんの投票締め切り直後の当確発表、府知事選挙ではほぼ倍の差をつけての維新の会の松井さんの圧勝に終わりました。
今回の選挙で目立ったこと
・選挙直前の週刊文春と週刊新潮の橋下さんの出自を並べ立てての反橋下キャンペーン。
・独裁発言をした橋下さんに対して、民主・自民に加えて共産党までが連合軍を組んでの現職の平松さん支援
週刊誌の責任
 週刊新潮は翌週号には橋下さんはその出自ににも関わらずと頑張っているとやややわらげた記事を載せていましたが、週刊文春は今週号まで「橋下徹雨の大阪泣き落とし戦略」で悪意に満ちた記事を載せて居ます。
 それに対して今日のツイッターの書き込みです。
 出自が被差別民、父親が暴力団、従兄弟が殺人犯、こんなことを書きたてるしか対抗手段がない守旧派。もう断末魔の叫びにしか聞こえません。
 週刊文春、同新潮はどう言う考えで選挙直前、選挙中にこのようなキャンペーンをしたのでしょうか。
 ツイッターが言うように守旧派からの要請か、自社の判断か、週刊誌といえども報道機関としての責任もプライドもある筈で、その意図を明らかにすべきだと思います。
 現実には大阪から遠い北九州地域の書店でも、今まで週刊誌で一番売れていた両紙が新刊発売の前日まで大量に売れ残っていました。
 週刊誌でも両誌は新聞の報道しない部分を明らかにすることで、他の週刊誌を抑えていただけに個人的にも今回の記事で衰退に向かうとしたら残念です。
 ただ自民党末期の衆院選ではテレビが反自民キヤンペーンと違って、同誌にふれる機会が少ないのが、選挙結果に大きく影響しないどころか、反橋下キャンペーンに義憤を感じたと言われる石原都知事が選挙終盤になって、今まで距離を置いていた橋下さん支持の応援に駆けつけたのが、平松さんへの致命傷となったようです。
 いずれにしても今回の報道姿勢に充分な反省をしないと両誌の売れ行きが減少することになるかも知れません。
・自民党へ
 平松さんに取って、人気激減の民主党と普通なら来ては困る共産党の支援を受けたのがマイナスの影響もあったような気がします。
 民主党はこう言われても自己責任ですが、自民党は今回のことを反省すべきだと思います。
 詰まり明らかに勝つと判っている選挙で民主党と相乗りをすることもあるでしょうが、劣勢に廻るかもしれない候補者の支援に民主党と相乗りするべきではなかったと思います。
 報道によれば自民党の府連ではだいぶ迷ったそうですが、私は判断間違いをしたと思います。
 もし橋下さんに反対なら自党独自の候補者を立てるか、見送るべきでした。
 なお自民党支持者と思われる人のツイッターの紹介です。
 2009年の政権交代の意味は「民主党政権が成立した」のではなく「自民党政権が崩壊した」のであって、昨日の大阪市長・知事ダブル選も「橋下が勝った」のではなくあくまで「平松が負けた」のだ。その意味を取り違えてしまうと、今の民主党政権みたいなことになってしまうので注意。
 今の自民党に必要なのは、惨状の民主党の支持率より少なくとも10%以上の支持率を得ること、次期首相としての総裁の支持率が少なくともトップスリーに入るくらいの総裁を選ぶことだと思います。 (その手段は何度も書いて来ましたので省略します。)橋下さんのこれから
 橋下さんは選挙に参加して市の職員は辞めて貰うとか、府の教育委員会も今回の結果が市民の意志だとして尊重すべきなど言っていました。
 彼の主張就任後の市の職員や日教組とのバトルが楽しみです。
 彼が目指す大阪都の道は険しく遠い道になりそうです。
 私は橋下さんの言動に就いては是々非々の立場ですが、発信力のある彼がそのための今回の独裁発言、裁判で負けた弁護士時代の光市母子殺害事件の弁護団に懲戒請求のようにその口に溺れて失敗しないように頑張って貰いたいと思っています。

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