普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

自民党再生の道(2)総裁選に関連して

2009-09-25 14:48:03 | 自民党

 私は9月3日のブログで「自民党再生の道で自民党再生の道として、
(世の動きを読み誤らないために)下部機関や一般からの情報を吸い上げ、蒐集、解析、衆知のシステムの確立と、党員のネット利用。
・意志決定のシステム化
・総裁のリーダーシップの強化体制を作ること
・挙党一致で戦う体制の確立
・戦う自民党の体制を作ること
・若手の育成
について思いつきを書きました。
 最近の自民党に就いては報道も殆ど無く、総裁選も盛り上がらずに、一見沈滞しているような気がします。
 そう言う自民党の応援の意味を込めて、これからしばらくシリーズで現在の動きと過去の問題の反省から自民党の将来はどうあるべきか考えて見ようと思っています。
(素人の文章ですから、順序不同、ダブリなど出ると思いますし、読みづらいこともあると思いますがご了承下さい。)

 いよいよ総裁選が迫ってきました。
 私は自民党の総裁の条件として、
・党内の人望がある人
・日本の将来について識見がある人
・発信力があり、国民に自分の考えを訴えることの出来る人
・リーダーシップの発揮の期待が持てる人、
と書きました。
 現在、
谷垣さんは(102人)、河野さん(28人)西村さん(30人)の所属議員の支持を集めていますが、今回の総裁選は、党員票(300票)が約6割を占め、各候補は議員票、党員票双方の取り込みに力を入れている。そうです。(読売新聞 より)

  谷垣さんは温厚な人だそうで私の望むリーダーシップを発揮出来る人とは少し縁の遠い人のように見えますし、河野さんは「自民党の古い体質を引きずっていないのは河野氏だけだ」の支持がある一方、ベテラン議員を名指してで批判するなど党内の反発が大きいようですので、私の言う「党内での人望」と言う点では疑問符が残ります。

・挙党一致で戦う体制の確立
 もし彼が総裁になって、唯でさえ激減した自民党で、問題のベテラン議員に冷や飯を食わせるなど党内をバラバラにして、果たして今の所日の出の勢い?の民主党政権に対抗できるのでしょうか。
 世間で(多分自民党内でも)余り知られていない西村さんが河野さん以上の支持を得ているのは、河野さんへの党内からの批判が多い事を示しているようです。
 私の考えでは自民党は海千山千のベテラン議員はテレビ中継がある予算委員会に集めて、数えきれないほどの疑問点の多い民主党の公約や、鳩山さんの政治献金、問題の多い千葉景子法相などについて攻撃させるような戦闘態勢を作るべき だと思います。

・総裁のリーダーシップと発信力
 今のところは谷垣さんが優勢のようですが、誰になっても小泉さんのようなリーダーシップを発揮出来る人でも、その環境(自民党に対する大きな支持率)もないようです。
 私はリーダーシップ発揮の条件として、誰が総裁になっても小異を捨てて大同に着く気持ちで挙党一致で彼を支えるしかないと思います。
 党内基盤の弱い麻生さんに対する一部の動きが敗戦に繋がったことを考えても、総裁にへの党員の対応は如何にあるべきか判ります。
 それと次期総裁に望むのは発信力の発揮です。
 私は麻生さんが、もっと自分を曝け出して自分の本音を直接国民に語りかけていたら、衆院選で勝てないまでも、大敗は無かったと思っています。
 新総裁はマスコミの意地悪な質問にも、その相手に答えるのでなくて相手は国民だと思って話して貰いたいものです。
 その発言が編集されてカットされるなら、党自身で録画して党本部や党員のホームページやブログで流すとか、党の機関紙に載せて直接広報すれば良いと思います。

・地方の党員の意見の吸い上げ
 今回の総裁選では全体の票の6割を党員票が占めていることは、地方の意見を反映させる意味で良い事だと思います。
 良く考えて見ると国会議員の票が党員票より重いことが、国会議員を思い上がらせる一因となり地方軽視、現場から浮き上がった自民党、衆院選大敗になったのかもしれません。
 自民党はこの際は党員票の数を国会議員票の数より多くすること、そして地方の意見が今回のように総裁選だけでなく、もっとて多くの面での反映できるような機会を与えてはどうでしょうか。

・党内の議決事項では派閥の拘束をかけないこと
 今回の総裁選でもいろいろ言われ、西村さん(本人は否定しています)が派閥政治の見本だなど言われています。
 私は国会の議決の場合の党議拘束は別として、自民党内の全ての議決事項については、派閥による拘束を廃止すべきだと思います。
 何故なら今は党内派閥争い→総裁→首相への道でなくなり、自民党員の戦いの相手は民主党だからです。
 自由な投票で党の方向を決め、決定後は青臭い言い方ですが、民主主義のルールに則って党の方針に従うと言う当たり前のやり方の方が、自分の意志に反して派閥の領袖の意向にしたがって投票した後でしこりを残すより、優れていると思います。
 派閥に関して言えば、同じまたは似た考えの人達が集まって勉強するのは良いですが、派閥政治のために自民党が次第は国民から遊離してきたことを忘れてはいけないと思います。
 各国会議員の良心に従った議決がより国民の考え方を反映させることが出来ると思います。
 最近では派閥内も派閥の長の考えと違う動きや発言をする人が多い事も、自民党も自然の内に変わっている現れだと思いますし、このチャンスを逃がすべきでないと思います。

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