普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

足が地についていない自民党?

2009-09-18 09:58:19 | 自民党

 落選議員に引き続いての現職議員の自民党再生会議の様子が報道されていました。
 その中で気になったのは、「選挙前と言うのに前幹事長を含む人達が麻生降ろしとも取れる発言をしていた」との意見に対して、中川秀直さんが「我々は都議選敗戦の総括をすべきだとして動いていたのだ」と強く反論していました。
 この件に就いては何度か書きましたが、私たち一般の人達は報道で、都議選の前から都議連の人達から、党内ばらばらと見える動きに対しての抗議が党本部に届いていること、またその都議連からその敗戦後に改めて抗議されたことを知っています。
 中川さん達は、その報道をマスコミの偏向報道だと無視したのでしょうか?
 また彼らは都議連から「敗戦の総括」としてその最大原因は党内ばらばらの動きにあるとした抗議文を見ていないのでしょうか? (なお今日の報道によれば、自民党の再生会議でも同じことに触れています。)
 自民党が地方支部(都議連の場合は地もと同然ですが)の意見を吸い上げて、それを党内に衆知させるようなシステムを取っているのでしょうか?
 さらに言えば自民党幹部は選挙前の世論調査の結果を非常に気にしていたそうですが、そのその調査の前に、国民の意識の動向やその意見をどうして把握していたのでしょうか?
 最近、自民党の人達の「自民党が世の中から浮いた存在になっていた、自民党は現場に帰るべきだ」と言う趣旨の発言を良く聞きます。
 然し党としてはまだ良く反省していないような気がします。
 それが自民党の投稿欄の取り扱いです。
投稿欄の内容
 自民党に対するご意見・ご要望などをお寄せ下さい。
 皆様から寄せられたご意見・ご要望につきましては、すべて目を通して、党の貴重な資料として参考にさせていただきます。
 また党機関紙誌でご紹介させていただく場合もあります。
そして入力しますと
 ご意見・ご要望は全角800文字以内で入力してください。 (ごく最近までは500字迄でした)
の字が出て投稿を拒否され入力の見直しを要求されます。 (参考までに注記の丁寧な民主党の投稿欄をご覧下さい。)
 これを悪く取ると「お前の意見を自民党に聞いて貰いたいのなら、もう少し簡単に書け」と言わんばかりの内容です。
 実は昨日の民主党批判のブログのエントリーは約3600字でしたが、試しに今日民主党に投稿して見ましたが、民主党の投稿欄はそのまま受け入れて呉れました。
 余程の自民党贔屓の人で無い限り、3600字の意見を800字までを縮小してまでどうして自民党に投稿するでしょうか。 (このエントリーはここまででもう約1800字です。)
 世の中には(私もそうですが)無党派層の人達で国のために「不満の自民党」も「不安の民主党」も頑張って呉れという人が多くいると思います。
 自民党の投稿の文字数制限の500~800字はその意見をそのまま取り入れて党員に見せて貰うるためと、その為の党内の省力化を測ったものかも知れないし、民主党への私の3600字の投稿はひょっとしたらその儘ごみ箱に行くのかも知れません?
 然し、そう言う人達が両党に投稿してみて、どちらの党に好意を感じるか直ぐ判ることです
 自民党に投稿しようとしてさ800字を越して、訂正を迫られた人の感情を、最近のマスコミの自民党批判の言葉を借りて言えば、「上から目線」そのままの自民党の投稿欄だと言う事になると思います。
 そして無党派層の獲得が如何に大きな力を持つかは最近の選挙の動きに大きく現れています。
 私は安部内閣時代から、自民・民主を問わずに、政党が進路を誤らず大地にしっかり足を付けた政党であるためには、人と手間をかけても、一般の人達の意見を蒐集し、分析し、それを党内に衆知徹底することが必要と書いてきましたし投書もしてきました。
 自民党はその再生の道の一つとして、国民からまた地方の自民党員から遊離しないために、国民の意見を如何にして取り上げ、その政策や政治手法に反映するかを考えるべきだと思います。
 
麻生内閣時代の首相官邸のホームページの投稿制限は2000字でした、自民党の時代後れ?の800字の制限も考え直すときが来ているような気がします。

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*注記:民主党の投稿欄
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