普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

日本-タイのバレー戦から

2008-05-25 11:58:19 | 日々雑感

[また同じ手を使うのか民主党]
 昨日の読売社説
では野党は後期高齢者医療制度に反対するなら対案を出せ、政府・与党は負担増になる高齢者の救済策として、バラマキのように幅広い減免措置を検討しているかがこれもまた拙劣だと批判していた。
 これに対して某民放で民主党の鳩山さんは同制度の廃止法案が対案だと主張していた。
 一瞬どこかで聞いた発言だと思ったが、例の海上給油の問題で民主党は同じような発言をしていたのに直ぐ気がついた。
 政治ブログランキングに参加している立場からすれば、これに対して何らかのコメントをすべきだろうが、私のような素人の言う事は給油の問題のときと同じことになり、なんら目新しい意見も出そうにない。
 それで私のブログを訪問される方も同じ事を聞かされてうんざりされるだけと思うので、今日は表記の話題について書く事とした。

[日本の女子バレーの特徴]
 私は世界ランキング8位の日本が格下の同18位のタイと対戦するのだから、楽勝に終わるだろうと思って、同じ時間に放送されていた、日本対コートジボワールのサッカー戦と適当にチャネルを切り換えながら観るつもりだった。

 然しバレーの試合はタイの思いもよらぬ善戦で、日本は1セットを28―30で落としてしまった。
 これでサッカーとバレーを交互に観る所でなくなった。
 幸いサッカーは1-0で勝っていたので、後はバレーで日本の戦いぶりをはらはらしてみる結果となって。
 結局日本は今回の試合で唯一のファイナルセットまで持ち込まれたが、最後は地力を発揮して15―11でタイを振り切り連勝で首位に浮上した。

苦戦の原因
 今回の苦戦の原因はそれまで4勝を達成してオリンピックの切符を手にして、一安心したことや、相手がタイだからと選手の心の中で気づかずに気を抜いたのかも知れないが当人たちでしか判らぬことだ。
 然し試合を見ながらタイのチームについて気づいたことは、
・優れた粘り強いレシーブ
・ジャンブサーブ主体のサーブ
 但しタイのサーブは殆ど拾われた。
・それと日本の戦いを良く分析していたように見える、
の3つの点だった。
・それで一番目立ったのはそれまでの試合で威力を発揮していた、栗原さんのバックアタックが殆ど全て確実にレシーブされていた。(一つには栗原さんの調子が落ち加減のようだったが。)
・次が日本のアタックが女子高校のバレーで見る様に拾い捲くられ、フォローされて綺麗なトスに繋がった。
・3番目が竹下さんのトスのコースを読まれて、可なりの攻撃がブロックされた。

日本チームの特徴
これに対する日本側の問題は、
・外国のように長身の選手が居ないので、決定力の強い急角度のスパイクが少ないこと、
・フローター・サーブ中心でサーブに変化がないため相手チームをサーブで崩す機会が少なかった、、
・日本と同じように長身の選手のいないタイのアタックに対して、タイの選手のような粘り強く拾いまくり、フォローしトスにつなげるような場面が少なくタイに比して淡白さが目立った、
の3つに気がついたが、これ等が日本チームが遥か格下のタイの術中に嵌まって思わぬ苦戦を強いられたのだろう。
 素人の私がその対策を言うのはおこがましいので遠慮するが、言うまでもなく監督の柳本さんも充分に手を打ってきたたでろうし、皆が気づかない問題も充分に知っての上で選手を集めて鍛えているののは当然だが、オリンピックではタイとは比べ物にならないチーム力を持ち長身の選手を揃えているので今後充分の手をうって頂きたいものだ。

[テレビの報道姿勢]
 最近でもどこかのマスコミかネットかも言っていたを見た記憶があるが、テレビの同種スポーツ番組の報道のやり方には首を捻ることが多い。
・局で雇ったタレントのマイクを使っての応援のリードは明らかにフェアプレイにはずれていると思う。
 遠くの国からきたチームは致し方ないが、韓国やタイなどの近くの国の応援団にも同様な扱いをすべきだ。
 それでなくても日本の応援が圧倒的に多いのだから。

・アナウンサーが日本びいきの放送するのは日本人だからある程度致し方ないが、タレント達が放送の合間に興奮気味に日本のの応援するのは白けるばかりだ。
 タレントが興奮してコメントするほど聴衆は一歩引いてしまう。
 今は放送して居ない様だが、細木数子さんの番組で彼女が何か面白い(または面白そうな)ことを言うと、明らかに「さくら」と思われる人のゲラゲラ笑うのが耳に入って来るとげっそりするのと同じだ。
 テレビもせめてNHKのスポーツ放送なみにせいぜい解説を入れる位の落ち着いた放送をしてくれれば、もっと面白く観られると思うのだが。


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