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普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

変わったテレビ変わらない自民党

2009-07-06 05:34:56 | 麻生内閣

[変わってきたテレビ]
 <選挙中のテレビ報道>

 「このテレビ可笑しくないの?」
 小泉さんの郵政選挙のテレビを見ていた(テレビのニュース報道は欠かさず見ている)家内の発言です。
 何しろ、少なくとも選挙中には各党に公平に報道すべきテレビが、その真っ最中と言うのに郵政改革賛成か否かを訴える小泉さん、その彼に熱狂的に手を振る小母さんたち、郵政改革に反対した人達へ派遣された刺客の動きの報道ばかり。
 結果として小泉さん大勝に終わりました。

 その選挙後のテレ朝の「スーパーモンニング」で赤江玉緒さんの先任の渡辺宜嗣さんが言った「私どもは小泉選挙報道の反省をしなければならない」言った言葉を今でも思い出します。
 つまりテレビ界はその選挙中の報道の威力に気付いたのです。
 そして安倍さんに変わっての参議院選挙での赤城さんの「絆創膏報道」。
 選挙の真っ最中に絆創膏を貼った赤城さんに執拗にインタビューしていました。(普通に考えれば、赤城さんが絆創膏を貼ったくらいでインタビューして、その理由を問いただすなど、ニュース価値があるとは考えられないことです。)
 つまり、テレビは赤城さん絆創膏報道で、彼の事務諸経費問題→同じ事務所経費の問題で自殺した元閣僚の事件を国民に思い出させ→安倍さんの「政治と金」の処理の甘さの問題を追求→安倍内閣に「暗いイメージ」を定着させたのです。(秘書の経理処理の誤りを追求して閣僚を自殺に追い込んだのは、同じように秘書がやった(と言っている)個人・故人献金で問題になっている鳩山さんが率いる民主党です。)
 結果は安倍さんが大敗に終わりましたが、その大きな原因の一つは「絆創膏報道」がボディーブローのように効いたのだと思います。
 (なお、私個人の反省ですが、この「絆創膏報道」の不思議さを見て余程ブログに書こうと思っていましたが、多くのブロガーの方達と同じように、選挙中だからと思って政治関係のエントリーを遠慮していました。しかしこれからは選挙中でも遠慮しないことにしました。)

<テレビのニュース報道の強化>
 もう一つのテレビ界の動きはその放送のマンネリ化の脱出と収入の減少対策、経費節減のために、ニュース報道強化に大きく方向を変えて来たことです。
 つまり、
 特にに報道に力を入れているテレビ朝日の今日の番組を見ますと朝の8時から夜の12時までの間(900分)に注記のようなニュース報道番組があり、(私も驚いたのですが)コマーシャルの時間も含めて482分と全体の53%を占めています
 報道番組の強化は一般の人達に取って良いことですが、テレビ会社から見て次のようなメリットがあるような気がします。
・ドラマのようにギャラの高い人を使わなくても済む。(ニュース関連番組の出演者の顔ぶれを見て下さい。)
一度収録したものを、同じ日にも、日を置いてからも何度も何度も使える→経費の削減(ドラマやバラエティーはその日に二度も使えない。)
・コメンテーターを使って自社の主張(目立つのは権力者は悪、弱者は正義の主張)を伝えることが出来る

 結果として政治関係の報道に限って言えば、小泉選挙までとその以後のテレビのニュース報道の強化とその報道姿勢のあり方は大きく変わってきたようです。
 そして今の状況は、政局に大きく影響する世論調査、その世論を創り出すマスコミ、特にテレビ、そのマスコミを利用しようとする政治家、そして政治の軽薄化だと思います。

[変わらない自民党の政治手法]
  それに対して自民党の手法は昔から殆ど変わっていないようです。
・党内の有力者や族議員などが裏で内閣を動かす
自民党が困った時は有力者が操縦しやすい(出来れば国民に人気のある)人を総裁→首相に選んで、リモートコントロールする(自民党政府の歴代首相の名前を見て下さい。なお小泉さんのときはまだ自民党の勢いがあったので、彼の様な異端者が首相になれたのだと思います。)
・その手段として福田さん擁立のときのように影で裏工作するか、自分の意見をマスコミに洩らす。
 この手法の問題点は、何時も言うように、何を言っても何をしても政権が確実に転がり込んで来る、社会党が野党第一党と言う自民党に取って古き良き時代の考え方がまだ抜けないこと、マスコミとくにテレビの報道姿勢が大きく変わったのに対応仕切れていないこと思います。
 そして一番テレビの鴨になったのは党内基盤の弱い麻生さんです。
・総裁選時の麻生さんの安倍さん裏切り報道(後でデマと判りましたがそれをマスコミに洩らしたのは自民党員?)
・麻生さん組閣前からの閣僚予定者の名前のジャジャ洩れ
・麻生さんの言い違えや、中川さんの朦朧記者会見の数えきれない程の繰り返し報道
・麻生さんの郵政改革反対発言に対して、自社内の資料を検索して総裁選挙のときの「自分が郵政改革を担当していた」と言う発言を探し出しまた繰り返し報道
・麻生さんの指示に対して裏で有力者や反対の族議員→麻生さんの発言の振れ
・そして最近の中川秀直さんなどのあからさまな麻生降ろし発言
 何しろテレビとしては一度収録すれば、そして他にネタがなければ、後は経費も一銭も掛からず、繰り返し繰り返し放送できるのですから、自民党の混乱ほど有り難いものはないでしょう。
 昨日の読売テレビの「ウェークアップ!ぷらす」では拓殖大学教授の森本敏さんから、今の自民党内の混乱を「みっともない」と一言で切り捨てられる有り様です。
 自民党の人達は自分達の発言が繰り返し報道で何倍にも増幅され、それが内閣や自党の支持率の低下に繋がり、ことによったら自分自身の支持の低下に繋がるかも知れないことを認識すべきだと思います。
 今のままでは、麻生降ろしや不規則発言をしている有力者の何人かは、次の衆院選で落選するかも知れません。
 自民党は社会党でなくて民主党台頭の意味、マスコミ、特にテレビの報道姿勢の変化など昔と変わってきていることに留意し、その政治手法が今の世にあっているか否かを反省する余地があるような気がします。
  私は、一旦総裁・首相を担いだら小異を捨てて大同につき、挙党一致して彼をささえ、不規則発言を控えるのが政党のあり方、特に非常時のあり方であり、今やらねばならぬのは、鳩山さんの政治資金の追求より、民主党をギャフンと言わせるような自民党のマニフェスト作成と思うのですが、素人の甘い考えなのでしょうかね。

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注記:テレビ朝日の月曜8時から24時までのニュース報道および関連番組
・スーパーモーニング:8.00~9.55 
・ワイド!スクランブル:11.25~13.05 
・ANNニュース:14,55~15.00    
・スーパーJチャンネル:16.53~19.00  
・ビートたけしのTVタックル:21.00~21.54 
・報道ステーション:21.54~23.10


鳩山さんの政治資金問題虚偽記載と低レベルの政局

2009-07-01 10:58:52 | 麻生内閣

 今朝の新聞のweb版を見ると民主党鳩山さんの政治資金収支報告書の虚偽記載の話がトップを飾っています。とっ
・民主党の鳩山由紀夫代表は30日の記者会見で、自身の資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書に記載された個人寄付で、少なくとも延べ193人分、総額2177万円に上る虚偽記載があったことを認め、陳謝した。
・鳩山代表は約50分にわたる会見中、自身は記載内容を全くチェックしていなかったとして「大変申し訳ない」と何度も陳謝して監督責任は認めたが、 「あくまで一秘書がやったこと」と強調した。
・公設秘書は弁護士の調査に対し、「本来、直接これらの方々に寄付をお願いすべきなのに、それを怠ったため、虚偽の記載をした」と説明。記載内容に合わせ、鳩山代表から預かっていた年間1000万円以上の個人資産を充てていたという。
政治資金規正法は、収支報告書に虚偽の記入をした場合、禁固5年以下、または罰金100万円以下を科すと定めている。
・鳩山さんは自身からの「貸し付け」の形で報告書を訂正したという。
読売新聞
より)

[私の意見]
<鳩山さん問題>

・鳩山さんの故人献金疑惑が明らかになってから、弁護士に依頼して調査を行い、自らマスコミ報道以上の問題点を自ら発表したのは評価すべきだと思います。
・然しこれは明らかに政治資金規正法違反です。
 自ら記載を修正したとしてその罪が消えるでしょうか。
 そして検察が動きだしたらまた小沢さんの秘書逮捕のときのように、国策捜査と言うのでしょうか。
名前を騙られたと言われる人達が、虚偽記載で精神的ショックを受けたとして訴訟を起こしたらどうなるのでしょう。
民主党は企業献金を禁止し、個人献金を推進する立場ですが、党がこのことを頬被りしていたら、その主張に対して国民がどれだけ共感するでしょうか。
・民主党は安倍内閣のとき、閣僚の事務所経費の処理疑惑を追求してついに自殺者まで出しました。
 これも明らかにその閣僚の秘書の責任でした。
 鳩山さんが秘書を解任したとして、その責任はどうなるのでしょう。
・私は安倍内閣の時の数々の事務諸経費の処理疑惑に関して、少なくとも閣僚になる位に成る人達は、秘書任せにせずに会計士などにチェックさせて身ぎれいにして置くべきだと書いたことがあります。
 鳩山さんたちの追求→安倍内閣閣僚の自殺と言うショッキングな出来事で、自分たちはどうしているか自己反省はしなかったのでしょうか。

・それと話は変わりますがマスコミが将来総理になるかも知れない人の事務処理の問題を、安倍さんのとき閣僚のように激しくかつ執拗に報道するのでしょうか。 
(多分さらりと報道するだけに終わりそうですが。)

<低レベルの衆院選になりそうな気配>
 私は素人ながらもこの種の政治家の事務関係のミスをとやかく言うのは嫌いですが、今回はあえて取り上げています。
 それは民主は鳩山さんや小沢さんの秘書問題、自民党は党内のお家騒動で、衆院選挙直前と言うのに、肝心の両党の政策論争の影が薄くなると思うからです。
 先日の国会中継を聞いていますと、民主党の与謝野さんの迂回献金疑惑追求→自民党の小沢さんの陸山会の疑惑の追求→民主党からの「合法だ」との彌次→自民党質問者の「与謝野さんの問題も合法だ」とやり返し。
 これが選挙直前の政策論議そこのけの国会審議です。

<国民無視の自民党のお家騒動>
 一方の自民党内のお家騒動、中川秀直さん、武部さんを中心とするおおっぴらな麻生降ろしの発言や動き、それに対する若手議員の麻生さん応援、政策論議の名を借りた総裁選をやれというグループ。
 自民党の人達は自分たちの動きや発言を(当人の身内の人を除いた)国民はどのような眼で見ているかという反省はあるのでしょうか。
 無党派の唖然、軽蔑、無視、閉塞感、自民党支持者の落胆、民主党支持者の快哉
と言うのはほぼ間違いないことだと思います。
 国会議員はまず自分たちが動き、発言する前に選挙区に戻り選挙民の反応を探るべきだと思います。
 そして最近の地方の若手の人達の活躍の意味することを良く反省すべきだとと思います。

<徹底した政策論議を>
 私はいつも自民・民主ががっぷり四つに組んでの政策論争をしろ何度も書いて来ましたが、プロの政治家たちに言わせれば、それは素人の奇麗事だとだと言うかも知れません。
 然し、政治闘争に専念する政治家を国民が欲しているのでしょうか
 最近の橋下さん、東国原さんの活躍、若手新人の地方自治体の首長への進出は、私が言う様にそんな政治家に誰も期待していない証拠と思うのですが。
 政権交代論者の私としては、自民党が政権を取っても何となくその政策は判りますが、民主党はマニフェストを見ても、政権奪取後に実際どううなるか、マニフェスト記載以外の政策はどうなるか本当のことは誰も知りません
 だから政治家やマスコミがその自民・民主両党の政策の比較や批判をして、国民にその是非の判断に委ねることにしなければ、仮に民主党が政権を取って、こんな筈では無かったとか(かっての村山発言のような)国民をあっと言わせる(そして同発言のように取り返しのつかない)様なことになるかも知れません。
  今の政局から見ると、マスコミの報道の中心は、自民・民主両党の泥試合中心に終わりそうな気配です。
  自民党員も仮に負けるなら負けるで、徹底的に民主党の政策や政治姿勢を追求し、民主党がそれに応えさせることで、日本の進む方向を誤らせないようにするのが政治家としての使命だと思うのですが、
  マスコミや政治家たちにこんな見識を求めるのはこれもまた素人考えなのでしょうか。
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横須賀市長選、小泉さん応援の現職敗退

2009-06-29 11:03:19 | 麻生内閣

 今朝の各新聞社のweb版ではいずれもトップで「横須賀市長選、小泉元首相応援の現職敗退…33歳新人が当選」の報道が躍っています。
・小泉純一郎元首相のおひざ元の神奈川県横須賀市で28日、市長選の投開票が行われ、新人で前市議の吉田雄人氏が、元首相が応援する現職の蒲谷亮一氏を破り、初当選を果たした。
・14日に31歳で初当選した熊谷俊人・千葉市長らに続き、全国で3番目に若い市長の誕生となる。
・小泉元首相は告示前の14日に街頭演説で、告示日の21日夜にも蒲谷氏の個人演説会で、旧自治省出身の蒲谷氏の行政経験を挙げ、支持を訴えた。
・米海軍横須賀基地を抱える同市では、9期36年にわたり、旧自治省出身者3人が市政を担い続けてきた。今回も自民、民主、公明の県議や市議らが超党派で蒲谷氏を応援したが、吉田氏は「若さ」と「変革」を前面に掲げて、無党派層の多くを取り込んだ
・蒲谷氏を応援した市議は「小泉人気も通用しなかった。選挙の方法を一から見直さなければならない」と話した。(
読売新聞
より)

 この選挙の結果には多分誰でも同じ感想を持つと思いますが、2つの大きな特徴があります。
 一つはどの新聞のタイトルにあるように、小泉さんの応援も通用しなかったこと
 もう一つは自民、民主、公明という日本の3大政党の応援を受けた候補が負けたことです

[改革推進派へ]
 小泉さんの「自民党をぶっ壊す」発言、米国追随一本槍という判りやすい政治手法、強い意志、改革に批判する人は抵抗勢力と決めつけ、そして選挙では郵政改革反対の党員を追放し更に刺客派遣と言う奇抜な戦術で、多くの国民は熱狂し、マスコミとくにテレビは選挙中もその小泉さん、刺客とそれに群がる国民の様子を報道して、結果は小泉さん大勝に終わりました。
 しかし後を継いだ安倍さんや福田さんが、小泉改革の負の部分の手当てを怠ったために、医療、介護、育児関係の社会保障の問題や、中途半端に終わった三位一体政策により地方疲弊など多くのそして大きな問題が起こりました。
 そして麻生さんに替わって直ぐに、未曽有の金融・経済危機が発生し、小泉時代に定められた労働者派遣法により増大した非正規社員の大量リストラが発生し、更に小泉改革の負の問題が悪化しました。 
 それに加えて、小泉さん時代と違って、大きく変わっているのは、環境や資源問題に象徴される経済の低成長もしくは沈滞と言う環境です。
 それで国民の「小泉改革の評価」は大きく変わったと思います。
 「小泉さんの評価」がまだ高いのは、今の指導者達に欠けている首相としてのリーダーシップであり、小泉改革の「少なくとも全面的な評価」ではないと思います。
 (私の推測ですが)機を見るに敏な小泉さんは、情勢の変化を予測して、さっさと引退してしまいましたが、後に残った改革推進派、上げ潮派の人達は、 (まるで小泉信者のように)今でも依然として小泉さん大勝で示された、国民の大きな支持が未だ続いているし、経済が今後も(無限大に)成長し続けると思っているようです。(だから1,000万人の外国人労働者導入と言う的外れの意見がでるのです。)
 今、日本が必要としているのは、小泉改革の負の部分の手当て、小泉さんが仕残した公務員制度改革、年金問題、そして経済の停滞に伴う収入減と少子高齢化に伴う支出増を補う消費税増税の処理だと思います。
 今回の僅か一例で全てを判断する訳にはいけませんが、今回の小泉さん応援の候補者の敗退は、小泉人気が高かっただけに尚更、国民の意識の変化の象徴的な例として自民党内の小泉信者はもう一度考え直す必要があると思います。
 昨日も書きましたが、改革推進派、上げ潮派の人達はもっと謙虚に小泉改革のよい点、問題点の反省をしなければ、国民の支持を失うことになる(落選
)と思います。

[自民党と民主党へ]
 次の問題は自民、民主、公明と言う日本を背負って立つ政党が応援した候補者の敗退です。
 これには橋下さんや東国原さんの活躍やその思い切った発言で、今までの3党に政治を任せられないと考える人達が増え、新しい考えをもつ若い人達への期待が高まっているのではないかと思います。
 良くネットで言われる頼り無い自民党、それより頼り無いけど他に居ないのでまあ一度やらしてみるか程度しか思われていない民主党、創価学会の影響が余りにも強すぎる公明党など、国民の閉塞感の現れと、変化への期待が、連続して若い市長や県知事の出現となったのだと思います。
 この事実に自民、民主とも(公明党には言うほうが無理?)謙虚に反省し、情勢の大きな変化の流れを感じとるべきだと思います。
 まず当面は、
・自民党は党内のごたごたをいい加減に切り上げて、挙党一致の体制を作ること
 マスコミだけでなく世間の人達からも、今の自民党の状況を自民党政権末期の症状とみていることを忘れないこと、
・民主党は与党やマスコミの批判に耐え得る実行可能な政策をつくること、そしてネット上で批判の多い外国人参政権などの法案をマニフェストに盛り込むか否かを明らかにすることでしょう。

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*追記:ネット上で見た地もとの新聞によると、
 
吉田氏は「チェンジ」を旗印に、市民の声を反映させる市政の実現を訴えた。勝手連的に集まった大勢のボランティアの後押しで政策本位の選挙戦を展開。無党派層を中心に、(民間労組のローラー作戦を行った)民主や自民の支持層まで食い込んだ。
そうです。


自民党は党の体質を見直せ

2009-06-28 16:52:06 | 麻生内閣

[直ぐに支持率低下に結び付けられて報道される麻生内閣]
 東国原さんの「自分を自民党総裁候補にしろ」の仰天発言、や麻生さんの党内人事入れ換え問題でまた麻生さんの支持率低下か?とマスミコが批判しています。
 然し、古賀誠選挙対策委員長が人気の東国原さんの自民党入りを進めたのは、小泉さんのときの「ホリエモン」さんと同様の手法で、その時はマスコミは何も批判しませんでした。
 問題なのは東国原さんが思いがけない発言をしただけで、古賀さんの責任ではなく、増して麻生さんの責任ではありません。(*注1)
 党内人事入れ換え問題の真偽は判りませんが、報道によれば麻生降ろしの対抗策だったそうですが、麻生降ろし勢力の反対にあってまた麻生さんの発言のぶれを生じ、その支持率低下するかも知れないと言う原因の一つに上げられています。

[自民党内に起きている異常現象]
 私は政権陥落の危機にある自民党の、民間企業では考えもつかない異常現象の原因について考えて見ました。
 武部・中川秀直両元幹事長、山本拓衆院議員、 (小泉チルドレンに一定の影響力を持つと言われる)棚橋泰文改革加速議員連盟会長などがマイクの前で、公然と麻生批判を繰り返して、麻生内閣だけでなく自民党の支持率を下げるのは何故でしょう。
 普通なら、このようなことはマスコミの眼の触れない所で、麻生さんに直接談判して自分たちの政策の実行を訴え、もし麻生さんがそれを拒否されれば、麻生さんに交渉して決裂したと説明をしなければ、マスコミや大衆に訴える彼らの行動の(自民党員としての)正当化を疑われるばかりです。
 おまけに、お決まりのようにいつもの加藤紘一さんが出てきて、「自民・都議選敗北なら首相交代論」など他人事のように解説しています。
 普通のセンスからすれば、彼らがこんなことをマスコミに訴えるなどピンボケしているとしか思えませんが。
 勿論、政情が安定しているときに、賛成・反対の意見が出るのは良いことですが、こと自党の政権陥落、企業で言えば破産状態になったとき、一致団結するのは当然なのに、自民党が、この様な浮世離れした状態になるのでしょうか。
 これに対して、自民の都道府県連から「首相批判するなど愛党精神ない」と批判されるのは当然です。

[古くさい手法から抜けられない自民党]
 自民党は政局が混迷に陥ったり自党が危機状態ななってときに決まって打つ手があります。
 それは名目上の総理大臣を選んで、裏で実力者が彼をリモート・コントロールする手法です。
 その最たるものは全く理念の違う社会党から村山富市さんを総理に担ぎだしました。
 そして所謂自虐発言と批判され今日まで禍根を残した「村山談話」の発言となりました。
 その反省もなく、その後も時々首を捻るような人達を担ぎ上げました。
 勿論担ぎ上げられた人には何の責任もないので、その人達の名誉のために名を上げませんが、歴代総理の名簿を探せば直ぐ判ることです。
 ・最近のことで言えば余り実績はないが、拉致問題の強硬態度で一気に人気の出た安倍さんを担ぎましたが、小泉さんの大勝→自民党全盛と最大派閥に属していたお蔭で、黒幕の人達の出番はなく、少なくとも参院選まではボロを出さずに済みました。(*注2)
・福田さんの後、党内基盤が弱いが、人気のある麻生さんが選ばれました。
 そして幸か不幸か組閣直後に未曽有の金融・経済不況が起こりました。
 そのために麻生さんのシリーズものと言えるような発言のブレの報道が続き麻生内閣の支持率低下の一原因となりました。
 その原因は勿論党内基盤の弱い麻生さんの考えと、彼をリモートコントロールしようとした、党内の一部グループの考えの食い違いがそのおもな物でしょう。
 最近の例で言えば、今、麻生内閣のアキレス腱に成り掛けている、日本郵政です。
 今日のテレ朝の「サンデー・プロゼクト」では元総務大臣の鳩山さんが、「麻生さんの判断がぶれたのは、誰かは知らないが背後に大きな圧力があったのだろう」と言っていました。
 勿論、話しを公平なものにするために、麻生さんの責任についても言わねば成りません。
 彼の失言の中で最大なものは、 (自民党の政策の売り物だった)郵政改革に反対だった」と言う、政権党の政策に全面的な責任を負うべき総理大臣が責任回避と取れる発言をしたことです。
 これで一気に麻生さんの支持率が急落しましたのは明らかに彼の責任です。
 そしてその発言が小泉選挙のお蔭で今や党内の一大勢力になってる、郵政改革支持支持グループに疑惑と反発を招いたに違いありません。
 麻生降ろしの発言をした人達から、鳩山元総務相のグループの山本拓さんを除けば、麻生さんの党内人事の発言の振れを起こさせたのが誰だかすぐに想像がつきます。
 彼らは麻生さんを担いだ時、彼らの勢力とそのバックの小泉さんの圧力があれば、麻生さんを思うように動くし、また動かせるだろうと思ったのでしょう。
 それで、麻生さんが彼らの思うままに動かないので、内閣や自民党の支持率低下を招くような活動を躍起になってしているのでしょう。
 これは郵政問題だけでなくて、農水省などの地方組織の統一、厚労省分割、特定財源の一般化などで各関係の族議員が、麻生内閣に大きな影響力を与え、結果として野党の攻撃の種になり、内閣の支持率低下に繋がっていると思います。

[常道に戻れ自民党]
 自民党は総裁選びは、人気より人物本位で選び、選んだ以上は多少の考えの食い違いがあっても、自分たちが選んだ人を支持し、どうしても譲れない時に党議に掛けてその結果に従うと言う、子供染みた言い方からも判りませんが、民主主義の本道に変えるべきだと思います。
 そして自民党の危機のときは小異を捨てて大同につき、挙党一致でことに当たるべきです。

  昔のような社会党が野党第一党で、誰を担いでも何をしても、政権が転がり込み、維持できると言う自民党に取って古き良き時代は過ぎたのです。
 国民にとって、今は少し頼り無いが、試しにでもやらせてみたいと言う民主党が現れたのです。
 麻生さんも首相としてかなりの仕事をしましたが、一般人の印象として(四方八方から足を引っ張られた) 「彼の唯一出来ることは解散権の行使しかないのか」と思わせるのは、日本としてまた日本人としてこんな可哀相なことはないと思いますが。

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*注1:丸山和也さんの発言
 ついでですが、古賀誠さんの手法を非難した丸山和也さんは、自分自身がタレントとしての人気を利用されてリクルートされたこと忘れています。

*注2:
逆に黒幕の大物の人達が、安倍さんの問題閣僚の処理とか強引な手法などについてアドバイスし、小沢さんへの対応などもっと助言していたらと今になって思うのですが。


東国原さんの発言と彼の将来?

2009-06-26 16:12:03 | 麻生内閣

 東国原さんの発言の「自分を自民党総裁候補擁立させろ」、「全国知事会作成の地方分権の提言を政権公約に盛り込むこと」、「自民党が変わらねば」という発言が政界とマスコミを賑わしているようです。
 これには色々の議論があり、自民党の誰かの言う様に大騒ぎする価値があるかと思いますが、素人のおっさんのブログの利点を活かして、地方分権を進めるためと言う彼の言葉をあえてそのまま受け取り、そして彼の立場に立ってその問題点を考えて見ました。

・東国原さんが総裁候補になれるか
 候補になれかも知れないが、少なくとも彼が衆院選の前に自民党総裁になれることは絶対にない
 自民党がもし負ければ、党内に東国原さんの発言に不快感を持っている人達がいることを考えれば、東国原さんは自民党ではワン・ノブ・ゼムとなってしまうことは、この件で古賀誠さんを非難した丸山和也さんの党内の立場を見れば明らかだ。
 しかも後に書く様に東国原さんを入れ総務大臣にしても自民党が勝つ確率は50%前後だ。

・東国原の発言で党内が変わるか?
 彼の発言で自民党の体質が変わる可能は非常に少ない。
 変わる様なら、今のような自民党にとって危機的な今、不規則発言で首相や自民党の支持率の足を引っ張る人はいない筈だ。
 また変わらないのは彼に対する党内の批判を見ても明らかだ。

・全国知事会作成の提言を政権公約を自民党の公約に盛り込ませるとが出来るか?
 出来るかもしれないが、仮に自民党が勝っても、麻生さんの地方分権の指示が反古にされた例から見ても、首相や総務大臣に余程の指導力がなければ、公約がそのまま進むとは思えない

・彼が自民党で地方分権に向けての指導力が発揮出来るか?
 東国原さんの首相、または総務大臣としての指導力は、小泉さんの例のように圧倒的な自民党の衆院選勝利が示す国民の後押しか、党内の大きな彼への支持基盤を持つことと本人の潜在的な能力を持つ以外には発揮できない
 マスコミが指摘するように、麻生さんが内閣改造をして、東国原さんが総務大臣になったとして、彼が選挙までに彼がその潜在能力を発揮しその実績を国民と党員に示す時間がない
 そのまま選挙に入って、総裁でない東国原効果で自民党が勝利する確率は、小泉選挙の時のマスコミ報道にように、仮に東国原さん一色の報道をしても、自民党の勝つ確率が50%を越すかどうか判らない。
 つまり支持基盤のない東国原さんが自民党で指導力を発揮するためには、自民党が大勝利する以外はないが、その確率は殆どないことから、彼が自民党内で指導力を発揮できる機会は殆どないことになる。

 もし東国原さんがマスコミの一部が勘繰る様に彼が国会議員になりたいだけならともかく、彼の言う様に地方分権の達成のために、自民党入りするなど、折角の特異の能力を持つ自分自身を潰すことになると思います。
 やはり彼は地もとの声に応えて、宮崎に留まりその実績を積んだ後にその進路を決めるべき思います。
 その点、橋下さん横浜市長の中田宏さんのように現職に留まりながら政党または政策グループを作り活動する方が、廻り道かも知らないが自分を潰さずその能力を活かす道だと思うのですが。

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党首討論での財源問題

2009-06-19 15:38:55 | 麻生内閣

 党首討論についての各社の社説を見ました。
 そこで共通しているのは税財政や外交・安全保障に絞って党首討論を改めて開催することについて殆どの新聞が評価していたことです。
 財源問題では、麻生さんの景気回復を前提に3年後には消費増税。鳩山さんの無駄遣いを徹底的になくす、4年間は消費税の増税はしないという議論に対して各社の社説の反応は、
読売 

 対麻生:言及無し
 対鳩山:210兆円のうち、国債費など削減が困難な費目は計180兆円。残り30兆円から20兆円を出すとの主張は非現実的。
朝日
 対麻生:「それでは選挙が戦えない」という反発が与党内にある。本当に選挙公約に掲げられるのか、疑問が残る。
 対鳩山:節約だけで10兆円もの財源を生み出せるという主張に説得力がない。
毎日 
 
 対麻生:責任政党をアピールしたいのなら、自民党の政権公約で消費増税の扱いを決定すべきだ。
 対鳩山:党が掲げる年金制度改革などとの整合性も含め、より踏み込んで社会保障財源について説明する責任がある
日経

 対麻生:言及無し
 対鳩山:財源の具体的な裏付けは示さなかった
 両党ともマニフェスト作りは遅れており、政権交代の可能性をはらむ衆院選に向け、有権者に十分な判断材料が提供されているとは言い難い
産経 
 
対麻生:言及無し
 対鳩山:社会保障の将来像について、安定財源の議論抜きで語るのは責任ある姿勢とはいえない
 これらの社説や注記のような産経の【党首討論】(4)麻生首相「民主の財源論は現実性欠く」
の報道を第3者から見ても、少なくとも財源問題に関しては、明らかに鳩山さんが不利の形勢です。(*注記)

[民主党へ]
 公務員制度改革の期待を担う民主党の一番の弱点は財源問題のようです。
 少し引っ掛かるのは一般会計と特別会計を合わせると210兆円のから10兆円程削減できると言う項目の中で、公共事業などは判るとしても人件費です。
 公務員の中には社保庁職員の様に酷いのもいますが、大半は善良な人達ばかりです。
 だからその人達を要らなくなっても(今の制度では社保庁職員も含めて)解雇する訳には行きませんので自然減を待つしかなく、合理化の効果が出るのは数年~十数年かかりますから、財源を直ぐひねり出す訳には行きません。
 残る方法は希望退職ですが、終身雇用確実な公務員を今辞める人は退職間近の人を除いてはごく僅かと思います。
 昨日も書きましたが、民主党は麻生さんや与党やマスコミの批判に充分に耐えるような、そして国民が納得するような財源確保の確実なやり方を纏めて公表することです。
 鳩山さんの発言は「出来る筈だ」とい言う仮説に立って、消費税は4年間論議させしないと断言しましたが、各社の社説にあるように、誰が鳩山さんの説明を信頼するでしょうか。
 民主党は今の勢いに有頂天にならず、実行確実な政策の立案と、その政策でひねり出した財源を使って次の政策へ進む具体的なスケジュールを国民に示すことが、衆院選の勝利を確実にする方法だと思います。

[自民党へ]
 今回の党首討論では、少なくとも財源問題では麻生さんがポイントを稼ぎました。
 そして次回の党首討論は税財政や外交・安全保障問題がテーマなので、この点でも麻生さんがまたポイントを稼ぐことになると思います。
 然し、幾ら自民党へ贔屓目で見ても、それで麻生内閣や自民党の支持率が上がる訳でも無く、次期の衆院選に有利に働くとは思えません。
 私は何度も自民党のウィークポイントである、公務員制度改革への弱腰姿勢?麻生さんのリーダーシップ発揮不足、それを発揮するように応援する筈の自民党の烏合の衆化を書きました。
 傍目八目ではよく分かることが出来ないのは、素人では判らないお家の事情があるのでしょう。
 私は、それなら自民党は敗戦覚悟で腹を据え直して、麻生さんが主張し、朝日や毎日が言うように、消費税増税の公約など、国民に媚びない筋の通った政策の立案をして、堂々と民主党に戦えば、あるいは活路も開けると思うのですが。
 そうすれば、民主党も「たら、れば」の政策でなくてもっと足が地についた政策を立てるほかなく、自民・民主両党のいずれが勝っても、日本の利益になると思うのですが。
 然し、中川秀直さんたちの言動などみると、こんなことを考えるなど素人の甘さなのでしょうか。

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*注記:党首討論の内、本文との関連事項
鳩山:一般会計と特別会計を合わせると210兆円ある。この210兆円の中で、社会保障費、国債費など削れないものがあるが、公共事業、施設費、人件費、補助金など費目を併せると70兆円になる。 (鳩山さんの発言のまま)この70兆円の中の10兆円程度、私どもは、例えば随意契約を見直すとか、不要不急なものを後に回すとかして、当然の話でわれわれは10兆円くらい削減できる。
 だからこのようなことを行っていけば4年間の間、われわれが政権をとっても消費税の増税はしないとここに明言する。
麻生:210兆円の内、国債費80兆円、社会保障関係費70兆円、地方交付税関係で20兆円、財政投融資に約10兆円で残り約30兆円になるがその中には文教関係で、6・5兆もでている。210兆円から20兆円出てくるかのごとき話(麻生さんの発言のまま)は現実論を欠いている。
鳩山:210兆円を官僚のやり方の仕分けをするのではなくて、施設費とか、人件費とか分け精査した結果だ。社会保障費も全部がまったく切れないものではない。(以後前記の発言の繰り返し
麻生:「鳩山代表は前回の党首討論の中においても、4500の団体に、2万5000人の天下りOBがいて、そこに12・1兆円のいわゆる国の予算が流れていると主張していた。12兆1000億円の中には、教育に1兆2000億円、独立行政法人に3兆7000億円でその中には、住宅金融支援機構に3000億円などを含む。民主党は12兆1000億円が全部、天下りOBの人件費かのごとく話しているが、12兆1000億円のうち、人件費は0・8%しか使われていない
鳩山:人件費など言っていない。12兆1000億円のなかで、8兆4000億円は随意契約だから減らせない話じゃない。12兆1000億円全部が無駄なんてことは言っていない、その中に、かなりの部分、削減できるものがある。
麻生:約12兆円の約半分が随意契約というが、競争入札以外はすべて随意契約という計算をしている。財政投融資資金(麻生さんの説明では約10兆円)の貸し付け随意契約であろうはずはない。随意契約でも(旧)防衛施設庁なんかのライセンス契約というようなものが約2兆円随意契約になる(のは仕方がない)。


小泉改革推進派の人達へ

2009-06-17 11:08:11 | 麻生内閣

 昨夜のNHKの「クローズアップ現代」の「人に優しい企業の挑戦」~もの作り復活の条件~で、
 正社員のリストラ・給料カットが常識の今、「人や給料に一切手をつけない会社」が注目され全国から視察が相次いでいる。豊橋市にあるプラスチック部品メーカーは、受注が半分に減ったのに解雇なし・自宅待機なし・給料ボーナス保証を守っている。なぜそれができるのか?「不況の時は攻めの経営、好況時は守りの経営」の実践。つまり、景気がいい時こそコストカットで内部留保を増やし、それを使って、不況時に雇用を守ったり、次を見据えた投資にあてる長期的視野の経営)。根底にあるのは「社員こそが開発力の源泉」という信念(人を大切にする経営)だ。
 と順調な運営を続けている会社の紹介をしていました。
 一方、長野県伊那市の食品メーカーは、「急成長は敵を社訓として48年間増収増益を達成した。利益を公共施設の建設など地域貢献にあてる姿勢に共鳴、全国から優秀な人材が集まる。アメリカ型の「株主最優先」「社員はコスト」の考え方が見直されつつある今、こうした企業の姿から「会社は誰のために何のためにあるのか」を改めて考える。 (番組紹介より)
と言う趣旨の放送がありました。
 番組紹介にはありませんが、従業員には本業の他に必ず自分がやりたいことを申告させその開発研究でデンプンからの各種糖質開発を事業として特許を多数取得。そこから得られた莫大な収益でさらに新たな研究を行っている研究開発型の企業の岡山の林原グループ も番組で
紹介されました。

[小泉改革がもたらしたもの]
 私は日本型経営(世界で勝ち抜く為に)で日本型経営の特徴について次のように書きましたが小泉改革と政府の指導で矢印の様に変化しました。
1.家族主義的経営従業員を大切にする考え)→従業員はコストと言う物扱いする
(1)年功序列賃金、終身雇用→成果主義の導入、非正規社員の増加
(2)協調的な労使関係、企業別労働組合→組合に属さない非正規社員の増加
(3)会社への忠誠心に基づく小集団活動→忠誠心の低下と徹底した合理化→活動の衰微
2.系列・企業集団の形成→持ち合い株の放出
3.長期的視野に立つ研究開発投資とシェア拡大のための積極的投資→目先の利益の追求
4.政府と産業界との緊密な関係(日本株式会社) →規制緩和→企業の自己責任
5.系列・企業集団の形成とその中心としての銀行の株保有→株の放出→株価の下落
6.優れた生産管理→余裕のないまでの徹底的合理化→小集団活動の停滞、技術伝承の遅れ
7.短期的な利益追求より長期安定を求める→目先の利益追求
8.投資機関の軽視→企業は株主のもの
(その他書き忘れていたので追記します)
9.企業活動による社会貢献と言う企業理念→企業倫理の低下または喪失

 小泉ー竹中路線が強力に進められた結果は、中国の台頭→日本企業の競争力の低下と言う避けられない現実もありましたし、世の風潮に流された凡庸な経営者の責任もありますが、今回の金融・経済危機で、企業での大減産、大量のリストラに成りました。
 もし日本企業が長期的な視野に立つ経営など、伝統的な良い所を活かしていたら、比較的健全だった日本の金融状況なのに日本経済が世界で一番大きな被害を受けずに済んだかもしれないのは、NHKが紹介した企業の例でも明らかです。
 小泉改革は今回のように、企業活動への大きな影響をもたらしただけでなく、地方の疲弊、医療・介護体制の崩壊、社会福祉や教育関係の予算削減など数々の改革の負の部分を示しています。
 そしてそれが安倍・福田・麻生の各政権へ野党の攻撃の焦点となっています。
 私は安倍さんのときにも、小泉改革の継承でなくて脱却または改革の負の部分の修正を唱えるべきだと書いた様に、3人の首相も政治家としての責任はあります。

[改革派、上げ潮派の人達へ]
 然し、改革派・上げ潮派の中川秀直さんの「麻生さんが今あるのは小泉改革のお蔭でと言うことを忘れるな」との批判には首を捻ります。
 それともう一つ「麻生さんが衆院の3分の2条項を使えるのは、小泉さん郵政解散で大勝したお蔭だから、郵政民営化のことをとやかく言うのはおかしい」と批判するのも可笑しいと思います。

 私は川柳、戦争が好きな国から護られる
で、
 「ヨン様に振った手を純ちゃんに振り」
 靖国参拝と言う宗教問題を軽薄にも政治の約束の公約にして、中国、韓国の関係を悪化させ、ホリエモンを選挙に担ぎ出し、裏切った同志に刺客を送るなどした小泉さん。
 小泉さんにアイドル並にきゃーきゃーと手を振る小母さん達。
 日本はどうしてこのような軽薄な国になってしまったのだろう。
と書いたことがあります。
 (そう言えば、ブッシュさんの前でプレスリーの真似をしてみせた小泉さんの姿を見て、戦前派の私は大変恥ずかしい思いをしたことを思い出しました。)
 つまり小泉さんが大勝したのは、ヨン様並みのふわふわした小泉人気と、裏切った同志に刺客を送った意外性に乗せられた、マスコミが選挙中と言うのに、小泉さんや刺客など中心に一方的に自民党に有利な放送したお蔭です。
 つまり郵政選挙の小泉さん大勝は軽薄な無党派層とマスコミのお蔭で、郵政改革の中身を良く知った上で小泉自民党に投票した訳ではないのです。

 中川さん達のやらねばならぬことは、麻生さん批判をマスコミの前で批判することでなくて、
目の前の小泉改革の負の部分の修正を行うこと
 たとえば西川さん擁護一本槍でなくて、そのやり方に問題があれば、その修正をさせる。
・外国人労働者1000万人導入論が示すように、日本経済が大きな割合で成長し続けるかいなかの見直し
・改革に弱腰?の麻生さんをマスコミの眼の触れぬところで叱咤激励をすること
・そして当面の改革の負の部分が修正できたところで、改めてさらなる改革の推進をする
ことだと思うのですが。

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鳩山総務大臣の辞任

2009-06-14 09:31:37 | 麻生内閣

 私は11日のかんぽの宿でオリックスが勝った理由で「また聞き」ですが、かんぽの宿問題で最後まで残った「ホテルマネージメントインターナショナル」(HMI)の関係者のかんぽの宿の選定は「出来レース」の話を紹介しました、その翌日に鳩山さん辞任のニュースにびっくりしました。
   然も読売
によると、鳩山さんも同じ「出来レース」の表現を使っていたのに二度びっくりしました。

 今回の鳩山さんの辞任については読売は鳩山さん支持、朝日は麻生さん支持、毎日は麻生批判、産経は中間と対応が別れているようです。
 中でも読売は鳩山さん支持、麻生さんと批判の姿勢は社説、報道、コラムにまで徹底しているようです。
 鳩山さん本人もテレビでも言っていましたし、読売も首相、当初は「西川交代」…竹中・小泉コンビが封じ込め
で書いていますが、鳩山さんの強硬姿勢の一つは麻生さんの西山さん更迭の指示があったのも一因のようです。

 私は新聞、テレビの同報道を見ると安倍内閣のことを思いだします。
 安倍さんと麻生さんは良い意味でも、悪い意味でも「お人好し」のところが良く似ており、私もそうですが二人が好きな人が多い一つの要因になっているようです。

[安倍さん]
 私は安倍さんへ何度か次のようなことを投書しました。
・基本姿勢
 基本方針は小泉改革でなくて、「小泉改革の負の部分の修正か脱却」にすること
・「裸の王様」
 お友達内閣と言われているが、情報の収集、解析をして「裸の王様」にならぬよう気を配ること
・閣僚への対応
 問題閣僚については小泉さんの非情さに倣って思い切って切ること
・結果
 然し結果は、多分安倍さんが気付かなかったか、それ程と思わなかった、小沢さんから小泉改革の負の部分である地方と農村の疲弊を突かれ、そしてマスコミの選挙の真っ最中の「絆創膏報道」に象徴される、政治と金の報道で、問題閣僚を庇い続けてきた安倍さんが悪役に仕立てあげられて、参院選の敗北を喫しました。

[麻生さん]
・基本姿勢

 当時小泉改革の負の部分が明らかになっていたのに、施政方針演説で民主党との対決姿勢を示したものの、政策の基本姿勢を明らかにしませんでした。
 そして、未曽有の金融・経済危機に遭遇し、その対策に追われて来て彼の基本政策は国民には判らないままです。
 しかし公務員制度改革、地方分権、最近では厚労省分割など数々の施策を出してきましたが、全て頓挫と停滞。
・閣僚への対応
 中山成彬さんの成田飛行場の「ゴネ得」、北海道の「単一民族」、日教組の「教育のガン」発言で辞任しましたが、そのいずれもが的を突いているが、言葉が足りなかっただけの発言でその部分の陳謝でも済むところだったと思います。
 中川さんの朦朧会見はその後の報道で中川さんの体調管理の失敗だったことが明らかになったことから陳謝ですむところを辞任。
 そして読売が言う様に麻生さんの指示で動き、また鳩山さんの主張には一理も二理もあったのに辞任。
 この三人を並べてみるといずれも有能な信念を持った政治家ばかりです。
 前の安倍さんの時のように閣僚には明らかに不正があったのと違って、今回は不正は何もないの辞任させれられたこと。
 それに加えて、前に挙げたように麻生さんの改革指示で動いたのに、麻生さんの「発言のブレ」で裏切られた(と思う)閣僚(中には面従腹背の人がいて余りやる気が無かった人もいるかも知れませんが)の麻生さんへの不信感。
 結果としては麻生さんは次第に閣内でさえ孤立しかけているのような気がしてならないのですが。
・「裸の王様」?
 マスコミや野党は、麻生さんの官僚制度など政府組織の改革へ弱腰姿勢と、そのリーダーシップの不足を攻撃しています。
 そして野党支持者以外の日本国民の殆どはこれを希望していると思います。
 麻生さんは当然と言えば当然ですが、これに応える姿勢も発言もありません。
 もし彼が今でも国民の期待に応えていると思っていたらそれこそ「裸の王様」状態だとおもいます。
・結果?
   
安倍内閣の前記のような対応と、それに対するマスコミ、特にテレビの姿勢を見ると、麻生さん(と自民党の)姿勢の変わらない限り次期衆院選の結果は明らかと思うのですが。

[自民党の責任]
 麻生さんを担いだのは自民党です。
 もし色々指摘されている麻生政治に問題があるとすれば、その原因の一つは党内の支持基盤の弱さかも知れません。
 もし自民党が衆院選で勝とうと思うのなら、党を挙げて彼の力不足の部分を補うことだと思います。
 マスコミを前にしての麻生批判は自民党支持率の低下には繋がっても、向上には絶対にならないのは分かりきっています。
 それでもあえてマスコミの前で麻生批判をするなど、自民党よりも我が自身の当選を優先しているとしか思えません。 (人によっては本人自身の支持率低下に繋がることも知らないで。)
 もうこうなれば党は完全な烏合の衆の集まりです。
 敗軍によく見かける典型的なパターンです。
 噂によれば選挙は8月以降になるそうです。
 麻生さんの任期中に麻生さんと自民党のやるべきことは決まっています。
 官僚制度改革の一つでも良いから前進を見せること、そして麻生さんがそれにリーダーシップを発揮すること、党はその麻生さんの支援をすることです。
 そうでないと麻生さんの任期が伸びるほど逆に第二の鳩山問題が出て、また内閣の支持率低下に繋がりそうな気がします。

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頑張れ自民党 !!!

2009-06-08 16:02:00 | 麻生内閣

 読売新聞が5~7日に実施した世論調査の結果を発表しました。
・麻生内閣の支持率:29・5%(前回30・0%)
・麻生首相と鳩山民主党代表のどちらが首相にふさわしいか:鳩山氏44%(同42%)、麻生氏33%(32%)
・政党支持率は自民28・5%(28・4%)、民主27・7%(同30・8%)
・次期衆院比例選の投票先:民主39%(41%)、自民29%(同27%)
・民主党が次期衆院選で政権交代:実現できる41%(同31%)、そうは思わない49%(55%)

 世論調査については、色々の批判があるようですが、読売は代表の渡辺恒雄さんの発言が示すようにどちらかと言えば自民党寄りの新聞です。
 そう言う眼で見れば、取って付けたような「小沢氏が代表辞任後も代表代行として活動していることには「納得できない」62%が「納得できる」31%を大きく上回った。と言う数字を出したことを見ても判るような気がします。

 その読売の調査がこれですから、自民党はこの調査結果重く受け止めるべきだと思います。
 特に反省すべきなのは、麻生内閣を支持しない理由です。
 政策に期待できない 28.5%
 首相に指導力がない 28.2%(21%)
 首相に安定感がない 20.8%
 閣僚の顔ぶれが良くない 4.1%
 自民・公明の連立政権だから 15.0%
 その他 3.0%
 
  (総計してみますとほぼ100%に近くなりますので択一制のようです。)
   「政策に期待できない」の数字は民主党のそれとの比較で考えるべきですから、その数字で批評は出来ないと思います。
 自民・公明の連立政権の数字は私個人としては、公明党は野党に置くべきだと思いますので、自民党は同党と縁を切った方が良いと思いますが、政権維持のためには止むを得ないことかも知れません。
 一番問題なのは、麻生内閣不支持の理由として断トツの49%の人が麻生さんの指導力と安定感不足を挙げていることです。
 その対策は2つ有ります。
 マスコミの攻撃や揶揄を押し切って麻生降ろしをするか、それとも麻生さんにも頑張って貰うとともに、麻生さんを支え、そのリーダーシップを発揮させるように、サポートして行くかのどちらかです。
  読売は、麻生内閣を支持しない理由について、「首相に指導力がない」28%が、最近の調査の21%から増えたのが目立つ。鳩山総務相が反対する日本郵政の西川善文社長再任や、厚生労働省分割・再編の問題で、首相の指導力に対する疑問が強まったようだ。
と解説しています。
 鳩山総務相発言や厚生労働省分割・再編の問題を巡る、党内の麻生さんの足を引っ張るような発言、それに鳩山さんを含め閣内の一部の人たちさえ好き勝手な発言をしています。
  それが「閣僚の顔ぶれが良くない 4.1%」と言う国民の批判の大きな理由になっていると思います。
 そして自民党員として考えるべきことは、彼らの発言が麻生さんだけでなく、自民党自身の足を引っ張っていることに気付くべきです。
 前にも書きましたが、中川秀直さんの街頭演説で鳩山さんの辞任を迫るなど素人からみてその神経が判りません。
 普通で考えてこのような人事問題は党内でマスコミの知れぬ所で本人か麻生さんの前で辞任か解任を迫るのですが。
 まさか「自民党は開かれた政党で言論は自由」だから何処で何を言っても自由だと、理想主義者や素人のような考えを持っているのでしょうか。
 私は自民党の選択肢は
・麻生さんが世論の批判を率直に受けて今一層頑張る
・閣僚も一般党員も党内の支持基盤の弱い麻生さんを支えて、麻生さんがリーダーシップを発揮させる

ことしかないと思うのですが。

麻生さんも自民党員も頑張れ !!!

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自民党と西川社長問題発言

2009-06-06 11:45:13 | 麻生内閣

 私は政権交代論者で自民党も民主党も頑張って、次期衆院戦を見据えて堂々と政策論争をして貰いたいと言う立場です。
 それで自民党支持の方には申し訳ありませんが、万一、次期衆院選で自民党が負けたとしたら、その敗因は何かと考えて見ました。
 それは次のように国民から自民党が見られていることだと思います。
・国民の閉塞感の一因となっている官僚制度の改革への弱腰姿勢
・国民が渇望している首相としての「麻生さんのリーダーシップ」の不足または欠如
・麻生さんを支えるべき党内がばらばらなこと
  勿論その他にも理由があると思いますが、少なくとも上記のことは必ず入っていると思います。

 然し最近の鳩山総務大臣の西川社長問題発言に対する自民党内から色々な発言を見ると、鳩山さんも考えるべきことが多いとも思いますが、自民党員が政権陥落の危機を前にして何を考えているのかと思えてなりません。
自民党の中川秀直・元幹事長は5日、名古屋市で街頭演説し、鳩山総務相が日本郵政の西川善文社長の続投に反対していることについて、「鳩山さんが信念を持って主張されるのなら仕方がない。堂々と内閣から去るべきだ」と述べ、総務相を辞任すべきだとの考えを示した。
 そのうえで、「郵政民営化で麻生首相も小泉内閣で一時は担当閣僚だった。この西川社長問題も必ず正しい判断をなさると確信している」と強調した。
・一方、同党の谷川参院幹事長は5日の記者会見で、「(鳩山氏は)内閣の一員なので、麻生首相に指導力を発揮してもらわないと、肝心なところで決まらないということでは困る」と述べた。
(以上読売新聞
から)
・そのほかテレビでは小泉チルドレンの一人が党内の集まりと思われる場所での鳩山さん攻撃。
・与謝野さんの「今、面白いことが無いので、西山問題が問題にされているが、これは小さい問題だ」の発言。
 それに対して鳩山さんは依然強気で「麻生さんは必ず私を支持すると信じている」と言っています。

[私の意見]
・小泉チルドレンの発言はとにかくとして、常識的に考えて谷川参院幹事長は同じことを言うなら「麻生さんはきっと指導力を発揮すると思う」くらいの発言で済ますべきだと思います。
・与謝野さんの発言はその立場を考えると仕方がないのかもしれません。
・ただ中川さんの街頭演説会での発言は首を捻るばかりです。
 一般の聴衆になぜこんなことを言わねばならないか?
 彼の演説が形勢が危うくなりかけている自民党の支持率にアップに繋がると思っての発言か?
 中川さんが応援している(彼の選挙区は広島)次期衆院選の立候補予定者のPRとしても、鳩山さん攻撃がその候補者の支持率向上に繋がるのか?
 私は、もし私の敗因の予想が少しでも当たっているとすれば、中川さんのやるべきことは決まっていると思うのですが。
 つまり、マスコミの眼の触れないところで、例え無為で終わっても、麻生さんに会って持論であり、今の自民党のアキレス腱である公務員制度改革の推進を何度も何度も説得することであり、自民党の一方の長として、挙党一致を推進することだと思うのですが。

 私が心配する敗因の中の、「麻生さんのリーダーシップ不足」を指摘するような発言、「党内バラバラの印象を与える」ような党内からの発言の続発。
 マスコミは鵜の目鷹の目で自民党の弱点を暴こうとしている時に、自民党員の脇が余りにも甘すぎると思うのですが。

 西川問題について読売の社説は明らかに鳩山さん支持、産経は西川社長支持、「首相自ら収拾に乗り出せ」と言う趣旨の社説、朝日は、西川さん支持、郵政改革について首相の発言の蛇行が鳩山さん突出した言動を助長したと書いています。

 麻生さんが、西川社長続投を決めれば、麻生さんが指示したと言われる西川さん受け入れの線を貫くことになるが、鳩山さんの辞任→麻生内閣の支持率の低下。
 西川さんを排除すれば、マスコミからまた「麻生さんの発言の振れ」と批判され、中川秀直さんを中心とする小泉改革推進した人達の反発必至。
 いずれにしても、ここもまた麻生さんの難しい判断と、やはり「リーダーシップ」を問われることになるのでしょう。
 麻生さん頑張れ!!!

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頼り無い自民党と民主党

2009-06-04 15:29:16 | 麻生内閣

 先ず読売新聞の延長国会 衆院選へ実のある政策論戦をを見て下さい。
 (次の総選挙に向け)
有権者に正しい判断材料を示すためにも、延長国会で、与野党は、財源論や安全保障など政策論戦に努めてほしい。
 衆院選で争われるべきは、各党の基本政策や、国の将来ビジョンである。
 (経済危機を脱するための積極的な財政出動が必要だが)中長期的に社会保障費などの安定財源をどう確保するかは極めて重要な課題である。
 自民党は、景気回復に「全治3年」を見込み、その後は歳出削減と同時に消費税率の引き上げで対応する方針を示している。
 民主党は、「税金の無駄遣いの一掃」で20兆円を確保するというが、具体性に欠ける。消費税の問題も、鳩山代表のように「4年は議論する必要はない」というのでは、社会保障制度の先行きへの懸念を高めるだけだ。
 安全保障政策も、もっと具体論に踏み込んだ議論が必要だ。
 例えば、民主党の岡田幹事長は朝鮮半島と日本を「非核兵器地帯」とする条約を提唱している。米国に核の先制不使用を求め、条約が実現すれば「日本は米国の核の傘から出ることになる」という。
 北朝鮮の核放棄が前提だともいうが、相手は核拡散防止条約まで反故(ほご)にした国だ。条約を唱えるだけでは核の脅威は解消しない。
 しかも、中国とロシアは核を保有したままだ。中国のミサイルは日本にも照準を合わせている。米国の「核の傘」から日本が一方的に脱して、日本の平和と安全が本当に保てるだろうか。
 首相と鳩山代表による党首討論などを通じ、これらの主張の違いが明確になれば、それが衆院選の争点にもなるだろう。

[民主党へ]
 この社説は明らかに民主党批判一本槍です。
 読売はどちらかと言えば、自民寄りですが、渡辺恒雄さんが(厚労省分割提案のように)政治の場に出た時は、社説や報道の姿勢が変わるようですので、このような社説になったのでしょう。
 然し民主党は政権奪回を前にして、読売の言うように野党としての鳩山・岡田・小沢の各氏の持論はともかく、政権政党としての現実的な政策へ見直しする必要があるようです。
 その現れでしょうか、問題の多い外国人参政権法案の提出の考えを引っ込めたそうですが、政権奪回を確実にするためには、同じように批判の多い人権擁護法案、恒久平和調査局設置法案の取り扱いはなど、現実の問題として考え直してそれを早々に発表すべきだと思います。
 それと上記のほか、国民から民主党が今一歩信頼仕切れないと思われている一因の、民主党の政策実行とその財源の確保の具体的な手段と、そのタイミングのずれに就いてのスケジュールを明らかにすべきです。

[自民党へ]
 一方の自民党もその政策は政権与党ですからほぼ見当はつきますが、とても頼りになる政党とは言えないようです。
 最近の話では
・鳩山総務相の「西川氏続投認可しない」の発言と西川さんを擁護しようとする党内動き→また麻生さんの発言のぶれ?→太郎会会長の鳩山さんの辞任の可能性?
・麻生さんの厚労省分割指示→見送り→国民の閉塞感の一因となっている戦後以来変わらない公務員制度、官僚のあり方にたいする弱腰姿勢?の再現
・批判の多い世襲制度改革の先送り
などなど、自民党にとって不利な情報が溢れています。
 この基本的な問題は政権陥落の可能性の増大を前にしての自民党内の危機感のなさと、適当に首相を担いで後は党内の有力者が影で動かせば良いという党内の体質の現れだと思います。

・危機感のなさ
 今、国民が総理大臣にに求めている最大のものはそのリーダーシップの発揮だと思います。
 麻生さんにリーダーシップがあるか否かは別として、彼の派閥が弱小であればなおのこと、彼がリーダーシップを発揮できるように、支えて行くのが政権維持の最上の手段と思うのですが、事実は全く逆の動きをして麻生さんの足、実は自民党の足も引っ張っているのです。
 その実例は厚労省分割だけでなく、道路財源の一般化、地方分権や公務員制度の頓挫、上げ潮派の麻生さんの政策反対の動きなど数えればきりがないほどです。

・首相をコントロールしようとする党内の有力者
 これは自民党の政権維持のための伝統的な手法です。
 党内の有力者や族議員の人達本人たちはそれなりに危機感を持って事に当たっているのかも知りませんが、この伝統的な手法に慣れているあまり、実は麻生さんや党の足を引っ張っているのに気がつかないのでしょうか。
 その最たるものは主義主張の全く違う社会党の村山さんを首相に担いで、今にいたるまで禍根を残しています。
 あとは本人の名誉に関することなので、幾ら素人のブログといっても名前は出せませんが、一昔まえではU,K,Hの各氏がそうだと言われていたようです。
 党内の有力者でなくて総理になり、自民党の慣行を破って自分の意見をとおしたのは小泉さんでしたが、またもとに逆戻りしたのかも知れません。

[自民党と民主党へ]
 この件に就いては民主党も似たようなものです。
 鳩山・岡田さんの争いでは、岡田さんの代表の方が選挙に勝利するには絶対に有利と言われていたのが、やはり自民党のように「党内の力学」で鳩山さんが代表に選ばれて自民党を喜ばせました。

 ただ幸いなことには極端な政局一本槍の小沢さんが降りて、民主党も国会で議論しようと言う流れになっているようです。
 折角延長になった国会を利用して自民・民主とも各自の政策を持ち出して四つに組んでの討論をし、それらが明らかした後で解散・衆院選に入って貰いたいものです。

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厚労省の分割問題

2009-05-31 17:10:23 | 麻生内閣

 麻生さん指示による厚生労働省の分割・再編問題に関する自民党内の論議の行き詰まりに関してまたマスコミから色々批判が出ているようです。

 これ関する党内の動きに就いて、読売新聞は次のように報じています。
 
麻生首相は29日午前の参院予算委員会で、関係閣僚に指示していた厚生労働省の分割・再編問題について、「官房長官を中心に関係閣僚に検討してもらっているが、厚労省だけを例に、ただちに分割しろなどという話までは出ていない」と述べた。
 また与謝野財務・金融・経済財政相は「首相(の指示)は『分割案を作れ』というのではなく、『考え方を整理してくれ』というものだ。首相の注文には、ちゃんと『骨太方針』でお答えしたい」と述べ、6月にまとめる「経済財政改革の基本方針2009」に方向性を明記する考えを示した。
 これに関連して、河村官房長官は29日の閣議後の記者会見で、厚生労働省の分割・再編について「報道で『断念』とか『見送り』と出ているが、それはちょっと正確ではない。まさに今、検討に入っている」と述べ、検討を継続する方針を強調した。

[私の意見]
 私はこの件について23日のブログの厚労省分割と麻生さん
で概略次のように書きました。
・読売新聞がその社説で厚労省分割案について全面的に支持をしていること
・私も舛添さんの負担が大きすぎることと、厚労省は国交省、農水省と並んで今の政府の官庁では一番不祥事の多いところだから、分割化による職員達の意識の向上と、大臣の負担減少による、下部へのより細かなチェックが出来ることから、不祥事などもかなり減るので分割案に賛成
・問題点は、官僚の抵抗、野党とマスコミの政府の弱腰姿勢への攻撃と、麻生さんのリーダーシップの発揮が出来るか否か
 そして、最近のマスコミは正に私が心配した通りことを批判しています。

 この問題に就いてのマスコミの批判と政権交代論者の私の公平な眼で見た(と自分で思っている)考え方です。
・また麻生さんの発言のブレが始まった。
 また麻生さんの「官房長官を中心に関係閣僚に検討してもらっているが、厚労省だけを例に、ただちに分割しろなどという話までは出ていない」と言い訳が始まりましたが、それは麻生さんへの信頼性を失うだけです。
 例の郵政改革の問題で「私はもともとそれに賛成でなかった」の発言で麻生さんへの支持率がガタンと急落したのをみても判ることです。
 麻生さんの言ったことが正しいのか、マスコミの何時もの「報道の編集」か判りませんが、私は(多分読売も)麻生さんの「社会保障省」と「国民生活省」の具体的な再編案を示しているのを考えると、相当の決意を持っていると考えたように、多くの国民も同じ考えだったと思います。
 仮に麻生さんや自民党が言うことが正しいとして、今度のようなマスコミの批判を招くようなことにならない為には、麻生さんの指示の具体的かつ正確な内容(例えば検討をし、巧く纏まれば公約に入れ、問題があれば検討を続けることなど)を書面(またはホームページ)で記者団に発表し、記録として残すしかないと思います。
 一方ではなんでそこまでしなければならないのかと言う気もしますが、最近のマスコミの報道姿勢を考えれば、自衛のために避けられないような気がします。
 いずれにしても一国の首相として、国民の信頼を失うことになりかねない、そしてマスコミがを何時もてぐすね引いて待っている、発言のブレや言い訳は絶対に避けなければいけないと思います。

・麻生さんのリーダーシップが足りない
 その評価は麻生さんが本当にどう言う考えで、どの様な指示をしたか判りませんので、私がとやかく言うことはありませんが、頓挫していると言われる麻生さん指示の地方分権や公務員制度改革では是非リーダーシップを発揮して貰いたいと思います。
 いつも書くことですが、麻生さんの任期中に、一つでも良いから麻生さんの決断の成果が現実化すれば、麻生内閣の支持率は一気に上昇すると思うのですが。

・また役所を増やして官僚の数を増やすだけだ
 この批判に対しては、前にも書いたし、読売も似たことを書いていますが、過大な舛添さんの仕事量と、性善説に基づいて成り立つ組織で、不祥事の続発などがあれば、それを防ぐためには余分の組織と人員と経費を要ることを考えれば致し方ないことです。
 この様な舛添さんの仕事量や厚生労働省職員の起こした数々の不祥事の続発を無視した批判は「批判のための批判」です。

・分割案は良いと思うが、この様な大きな改革には大きなエネルギーが要るが今の麻生内閣にはそれがない
 賛成です。
 問題は政権陥落の危機に直面している自民党員が危機感を持って、挙党一致で麻生さんを支え、麻生さんのリーダーシップを発揮させるように、自民党が持つ潜在的なエネルギーを発揮し凝集することです。
 今回の厚生労働省の分割問題でも、舛添さんを始めとする有力者や族議員の不規則発言がどれだけ、自民党の支持率を下げたか考えるべきです。
 幾ら自分を目立たせようとしても、自民党が政権を陥落すれば、その持つ政策や信条の実現など何も出来なくなるからです。
 外野から見ていると、自民党員の中には今でも危機感が欠けている人も多いような気がするし、多くの不規則発言を聞くと「烏合の衆」が好き勝手なことを言っているように見えて仕方がないのですが。

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厚労省分割と麻生さん

2009-05-23 11:43:44 | 麻生内閣

 読売新聞が厚労省分割について概略次のような社説を出しています。
 
厚生労働省は大きすぎる。
 厚労省の大きさは予算規模からも明らかだ。政府の今年度当初予算では、一般歳出52兆円のうち厚労省予算が25兆円を占める。
 総務省や内閣府などの分割・再編もにらんでいるようだが、社会福祉行政の信頼回復を図るためにまず厚労省改革に絞って具体案を練るべきだろう。
 暮らしにかかわる施策の大半を受け持つ厚労省は、国民の関心が高い問題を数多く抱えている。
 インフルエンザ、雇用対策、年金記録問題、医療・介護の人材確保――。挙げればキリがないほどの難題を1人の厚労相で担当しているのが現状だ
 これでは、重要問題のすべてを十分に検討し、迅速に判断するのは難しい。所管分野が広すぎて大臣の監督権が弱体化していたことが、社会保険庁などで数多くの不祥事を招いた一因でもあろう。
 医療政策は厚労省に一本化されておらず、文部科学省が医学教育と大学病院を、総務省が自治体病院を所管している。少子化対策も内閣府や文科省、経済産業省などに分散している。
 厚労省の仕事とこれに近接する他省庁の仕事を、国民のニーズに合わせて仕分けし、適正規模の官庁に集約する必要があろう。
 麻生首相は、医療・介護・年金などを所管する「社会保障省」と雇用・少子化対策などを受け持つ「国民生活省」に再編する案を示している。
 経済が低迷し、社会に不安感が漂っている。だからこそ、厚労省の刷新を急ぐ必要がある。
 分割・再編して、問題ごとにきめ細かく対応する体制をとれば、国民は政府の意気込みを感じ、社会福祉行政への期待は高まるのではないか。
 将来への安心感が増すことで、消費者心理が改善し、景気も明るさを取り戻していくだろう。

[私の意見]
<分割案に賛成の点>

・私は安倍内閣や福田内閣の時、厚生労働省の抱えている問題が余りにも多すぎること、そしてその伏魔殿的な体質のため、舛添さんに特別に複数の補佐する人を配置することを提言したことがありました。
 その点で、厚生労働省を分割して、担当大臣の荷を減らすことには賛成です。
・また少子化担当大臣など実働部隊を持たない役職を幾ら作っても、そして大臣がいくら頑張ってもその成果は知れた物だと思います。
  然も少子化は日本の将来の姿に色々の大きな影響を及ぼすのに、その効果的な対策を見つけるのが難しいなど、少子化問題の難しさから、分割化からは余り大きな成果は期待できないかも知れませんが、少なくとも今まで以上の成果は期待できると思います。
・厚労省は国土交通省、農林水産省と並んで今の政府の官庁では一番不祥事の多いところです。
 だから分割化による職員達の意識の向上と、大臣の負担減少による、下部へのより細かなチェックが出来ることから、不祥事などもかなり減る様な気がします。

<問題点>
 この種の改革案で直ぐに出て来るのは、官僚の抵抗と改革案の弱体化、そしてその点に付いての野党とマスコミの政府の弱腰姿勢への攻撃です。
 今回の厚生労働省の改革案も今までの二の舞と言われないように、着実に進めて言って貰いたいと思います。
 いつも言うことですが、行き詰まりかけている地方分権、公務員制度改革も含めて、麻生さんのリーダーシップの発揮を期待しています。
  当面の担当大臣の舛添さんは、分割に消極姿勢と報道されていましたが、改革反対勢力と見られないように指示を受けた与謝野さん、河村官房長官、甘利さんなどと共に前向きに進んでいって欲しいと思います。

 前にも書きましたが、次期の衆院選でもし自民党が負けたとしたら、その敗因の大きな要因の一つとして、自民党政府の官僚制度改革への弱腰とマスコミや批評家ら指摘されるのは間違いないと思います。

 改革に一番必要なのは、麻生さんのリーダーシップの発揮です。
 麻生さん、頑張れ!!!

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小泉さんの次男は無所属出馬?

2009-05-22 17:34:23 | 麻生内閣

 民主党の世襲制限のマニフェストに対抗して自民党でもその動きあるようです。
 産経新聞の自民も世襲新人制限へ 小泉元首相次男らは無所属出馬?
には概略次のように報じています。
 小泉純一郎元首相の次男、進次郎氏 自民党は21日、次期衆院選から、世襲の新人候補の立候補制限を導入する方向で検討に入った。
 決定すれば、両氏は無所属で出馬する公算が大きいが、同党は対立候補を出さず、両氏が当選すれば追加公認するという“抜け道”案も出ている。
 ただ、党内には世襲制限に異論もあり、党総裁の麻生太郎首相が最終判断する。
 自民党の菅義偉選対副委員長は同日開かれた世襲制限を目指す議連「新しい政治を拓く会」(河野太郎座長)の初会合で、「国民政党の自民党は多彩な人材を登用すべきだ。(世襲を)自浄作用で断ち切らなければいけない」と強調した。
 また、党改革実行本部(武部勤本部長)も同じ方向の原案が提示された。
 自民党が世襲の新人候補の立候補制限に踏み切る方向で調整に入ったのは、民主党が次期衆院選から世襲新人の立候補を制限する方針を決め、争点化の姿勢を取っていることに加え、対象となるのが進次郎、臼井日出男元法相の長男、正一氏の両氏しかいない事情がある。

[世襲制限を党勢拡大のチャンスと前向きに考えよう]
  世襲制限の必要な理論的根拠は同じ産経で、慶応大学教授の曽根泰教さんが
 「正論・世襲は民主主義の信頼損なう
で書いているので、素人の私が色々言うこともありません。
 私はむしろ世襲制限をもっと前向きに考えたらどうかと思います。
 世襲制限の方法はは本人の近い親戚の人の地盤からの出馬制限だそうです。
 上記の報道によれば、「両氏は無所属で出馬する公算が大きいが、同党は対立候補を出さず、両氏が当選すれば追加公認するという“抜け道”」を考えているようです。
 小泉さんの例を取って考えると、次男の進次郎さんを地盤の衆院神奈川11区に隣接する、自民党候補の弱い選挙区に立て、11区には別の有力候補を立てたらどうでしょう。
 そして、小泉さんがなお自民党の愛着心があるのなら、前の地盤の11区の候補者と、進次郎さんを同時に応援するとすれば、自民党は二人とも公認し党としても思いきった応援ができます。
 今でも残る圧倒的人気の小泉さんの応援演説では二人とも当選する可能性がきわめて高いと思います。
 勿論、私の考え方は、神奈川県の選挙区の事情も判りませんし、小泉さんの応援に使うエネルギーが分割されて、進次郎さんが落選する可能性もあるかも知れませんが(実際はほとんどないと思いますが)、それは本人にとっては貴重な経験ができ、良く言われる二世議員のひ弱な体質からの脱却に役立つと思います。

 私の属する選挙区周辺で言えば、筑豊を中心とする麻生さんの福岡県第8区の隣の9区(北九州市の西部)には、元自民党衆議院議員の三原朝雄さんの息子さんの三原朝彦さん がいます。
 私は麻生さんの選挙区の区民ですが、筑豊も北九州市も全く同じ感覚で、福岡県の8区も9区も同じ地もとの感覚を持って居ますので、麻生さん、三原さんの息子さんまたは娘さんが入れ代わっても、互いが選挙協力をしても何の違和感がないような気がします。

 恐らく他の地域の人達も似た感覚を持っておると思います。
 それに何よりも、前に少し触れたように、選挙区が変わったための二世議員の落選の経験は本人は勿論、所属政党の体質の強化に繋がると思いますし、選挙区の入れ換ええ戦術を巧くやれば、党勢の拡大にも繋がると思います。
 いずれにしても、これからは党自身は勿論、日本の政治の体質強化のためにも、世襲制限は避けて通れない道だと思います。

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自民・民主のウイーク・ポイント

2009-05-19 14:27:40 | 麻生内閣

[民主党のウイーク・ポイント]
・小沢問題

 小沢さんが選挙担当の筆頭代表代行になりました。
 鳩山さんの説明では、選挙に強い小沢さんに充分働いて貰うと言っているので、その話しをそのまま解釈すると、「選挙の後はもう用はないので形だけの代表代行として、相談に乗ってくれ」と言うことになりますが、小沢さん自身がそのつもりでいるならともかく、常識的にはそんなことで済まないのは普通です。
 選挙では与党はその点を取り上げて、鳩山政権ではなく小沢傀儡政権だと攻撃してくるでしょう。
  そう言わせないためには、鳩山さんの決断と、小沢さん自身の身の振り方に掛かってくると思いますが、どうなるのでしょう。
 参照:読売新聞の世論調査
  
小沢前代表の民主党への強い影響力:そう思う80.7%、そう思わない13.2%

 もう一つは、鳩山さんは小沢さんの説明責任については、5月までには第三者委員会ではっきりと小沢さんに説明責任を果たさせると言っていましたが、選挙間近になって果たしてそんなことができるか不明です。
 これも鳩山さんと小沢さんの決断に掛かっていますが、常識的に考えてそれが選挙に大きな影響があることを考えると、うやむやの処理に終わるような気がします。
 
 もう一つは、選挙前には小沢さん秘書の裁判が始まるか否かで、これも民主党に大きな影響を与えると思いますが、これは裁判所の出方一つでどうなるか判りません。

・マニフェストの財源問題
 記者クラブと民主党の両院議員の総会での鳩山さんの公約の説明は良く判りませんでした。
 とくにマスミコも与党の前から指摘しているマニフェストの財源問題について、国会や選挙を通じて与党の攻撃の的になるのは間違い無いと思います。
 一番良いのは、財源問題については、「公約の実施は財源の捻出が出来た順に実施するとか、年金等の福祉関係の予算捻出のために消費税問題も逃げてはいない」と、ある程度判りやすい説明をしてきた、岡田さんら任せるのが無難だと思います。
 然し鳩山さんは代表の立場から、それに就いての発言を避けることも出来ません。
 その場合岡田さんとどのように意見を調節するか、代表選時の発言もあり難しいと思います。
 鳩山さんと岡田さんの発言がずれれば早速与党が突いてくるのは間違いないですが、果たしてどうなるのでしょう。

[自民党のウイーク・ポイント]
 野党やマスコミの攻撃の中心は主として、官僚制度改革への腰の引けた態度と麻生さんのリーダーシップの不足に絞られているようです。
 実際に
・公務員制度改革では、人事院の谷公士総裁による、国家公務員の幹部人事を一元管理する「内閣人事局」への組織の移管に反対に会って腰砕け。
・地方分権に関する予備調査では関係省庁からはゼロ回答。
 地方分権改革推進委員会が勧告した主要な統廃合計画の盛り込みを見送る方針を固める。
・天下り問題では、国会の自民党員の麻生さんへの決意を促すような質問でやっと「渡り」について、禁止の答弁をする。
・渡辺喜美さんが内閣の公務員制度改革への弱腰に業を煮やして離党しマスコミを喜ばす。
などなど、野党からの攻撃の材料には欠かせません。
 選挙の上手い小沢さんが麻生さんのリーダーシップ不足と絡ませてそこを突いてくるのは間違いないと思います。
 小沢さんと言えば、前回の参院選のとき、安倍さんが見落としていた、小泉改革による地方の疲弊の問題を突かれ、問題閣僚の処分の不手際と、選挙中にそれに絡ませた「絆創膏報道」もあり大敗を喫したことを思い出させます。
 安倍さんの大敗の一因は彼の地方の問題点の見落としでしたが、今回の公務員制度関係の問題は、既に麻生内閣が既に手を付けている問題です。
 私は、安倍さんのときの地方の疲弊と同様に、麻生さんがもし負けるとすれば、官僚制度の処理がその最大要因となる気がしてならないのですが。
 出来れば、選挙までの間に、その懸案の問題の全て、出来なくてもその一部だけでも決着を付ければ、そしてその解決に麻生さんの強い決断を示せれば、野党側の自民党攻撃の的の殆どがなくなるでしょう。

昨日の読売新聞の世論調査の結果です。
・麻生内閣を支持:する30.0%、しない 60.4%
・支持政党:自民党28.4%、民主党30.8%
・相応しい首相 麻生31.8%、鳩山41.9%
・衆院選での比例代表の投票先:自民党27.4%、民主党40.9%

 自民党は民主党の代表に鳩山さんがなって良かったと喜ぶ前に、どちらかと言えば与党寄りと批判の多い読売の世論調査さえこの結果となっていることを踏まえて、することがあると思います。
 それは自民党のウイークポイントで、そして野党の攻撃の最大目標である公務員制度の改革の推進と、それについて麻生さんがリーダーシップを発揮出来るように、挙党一致で支援することです。
 特に、族議員と言われる人達は、選挙で負ければ自分達の影響力を内閣にも、その専門の省庁にも発揮できないのですから、ここは自民党勝利のために、麻生さん支持するべきだと思うのですが。
 もし麻生さんが選挙前に強いリーダーシップを発揮すれば、麻生内閣や自民党の支持率は一気にアップするのは間違いないと思います。
 それにしても「昔の社会党が野党第一党で、少々のことがあっても政権から離れることのない、古き良き時代」のことがまだ忘れていないように見える人達はどう考えているのでしょうか。

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