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普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

最高裁の君が代起立命令「合憲」

2011-06-01 13:50:21 | 外交・安全保障
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 また何時ものように最高裁による、君が代起立命令「合憲」の判断が出ました。
 そしてまた同じように読売、産経は社説で全面的に最高裁の判断を支持、朝日は反対、毎日はやや批判的な解説記事を出しています。
 朝日は反対の理由として、最高裁の補足意見の「国旗・国歌が強制的にではなく、自発的な敬愛の対象となるような環境を整えることが何よりも重要」を取り上げ、「多数者の意向や勢いに流されず、少数者を保護する。それが司法の大切な使命だ。」として最高裁の判決を批判しているのに対して、産経は「~という補足意見もあった。だが自然に敬うことを妨げる教師がいるからこそ、職務命令は出されている。補足意見を盾に「強制はいけない」と主張するなら筋違いだ。職務命令について、最高裁は、「思想・良心の自由を間接的に制約する面がある」とも述べた。だが、職務命令の目的や内容が正当なものであれば、制約は許されるとして合憲の結論を導いた。」と指摘しています。
[私の意見]
・朝日の言う「多数者の意向や勢いに流されず、少数者を保護する。それが司法の大切な使命だ。」と言うのは民主主義の基本原則に反しています。
 例えば多数の投票で、選出された市長が例えば町中で喫煙をしては罰金という条例を出した時、選挙に彼に投票しなかった少数派の人がその信条でその条例を破り、罰金も拒否して訴えていたら世の中は廻りません。
 朝日は自社が国旗・国歌に反対だからこれだけを取り上げているに過ぎません。
・最高裁の言う 「国旗・国歌が強制的にではなく、自発的な敬愛の対象となるような環境を整えることが何よりも重要」と言うのも理想論で、反国旗・国歌の日教組を中心とする人が活動している間はその環境ができる訳がありません。
 私は学校では日本の今までやって来たことや現状の日本の良いこと悪いことを公平に教えれば、自然に日本の象徴である国旗・国歌に対して敬愛の念を持つことになると思います。
 その為には教師自身が上記のことを良く勉強すべきだと思います。
 世界では多くの国が良いこと悪いことをして来ましたし、今でも内外から色々と批判を受けることもありますが、自国の国旗・国歌へみな敬愛の念を持っており、このことで裁判沙汰になることは聞いたことがありません。
 日本も植民地時代の末期に戦争を起こして大敗を喫しましたが、それが引き金のなって、世界的に植民地か開放され、中国・韓国など極く一部の国を除いては植民地開放の道を開いてくれた多くの開発途上国は親日です。
 どのような世界的な世論調査でも信頼できる国として日本は何時もトップを争っています。
 日本人は今度の大震災への対応で、世界的な評価を受けました、安全な国、正直で勤勉で親切な国民性は世界的に評価されて居ますが、内向き指向、自立心不足、自分の意見を堂々と言わないなどの批判もあります。
 然し公平にそして総合的に見ても日本は世界では良い国のなかに入ると思います。
 教師はこの現実を知り、そして多少の郷土愛があれば、自然に日本とその象徴である国旗・国歌を敬愛の情を持つのは当然です。
 問題は何故か自虐思想に固まって日本の悪い所ばかり見ている教師がいることです。
・元教師は「君が代を起立して斉唱することは良心が許さない」と訴えていた。校長の職務命令は思想・良心の自由を保障した憲法に違反すると主張していた。」そうです。
 校長の職務命令が自分の思想・良心に背くなら、その学校を去ると言う選択肢もあります。
 もし国旗・国歌を強制しない学校があればそこに行く自由は憲法で保障されています。
 もしそんな学校が無ければ同志を糾合して学校なり塾を開いて生徒達を教えれば、良いと思います。 (多分そんな偏った学校や塾に子どもをにやる父兄は少ないと思いますが。)
 そんな事が判り切っているのに、学校に留まるのは何か特別の意志があってのことだとしか思えません。
いやそんなことが判りきっているから、学校に留まっているのかも知れません。
・次はもっと簡単なことです。
 何処の国でも、国旗・国歌に対しては、帽子を脱いだり、胸に手を当てて敬愛の念をしめすので当然で、他国のそれに対しても敬愛の情をしめすのが礼儀です。
 自国の国旗・国歌に対して敬愛の大切さを教えられない子が、グローバル化のいま、他国で欠礼するようなことがないように、学校のときから躾けておくべきだと思います。
 それで提案です、もし小中学校で他国の国籍の児童・生徒がいたから、何らかの行事のときには日本と同様に同国の国旗を掲揚し、国歌を演奏し国際的なマナーの教育として児童・生徒を起立させたらどうでしょうか。
 さっきの様な元教師は、他国の時だけ敬愛の情をしめすたるめにだけは起立し、敬愛の情のない日本の国旗・国歌のときは良心に従って座り込むでしょうか。
 私は国際的な礼儀として自国は勿論、他国の国歌・国旗に対して少なくとも敬虔な態度をとの教育をするためには、教師がかりに日本の国旗・国歌に敬愛の念がなくても、率先して模範を示すべきのが教育者の勤めだと思うのでが。

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菅さんと班目さんと谷垣さん

2011-05-24 14:45:03 | 外交・安全保障
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 斑目さんの海水注入と再臨界の関係に就いて報道順で纏めて見ました。
・斑目さんはこの報道があったとき、「再臨界の恐れなど言うはずがない」、「この様な誤報が取り上げられるのは私に対する侮辱だ」と言っていた。
 実情は班目さんの発言内容を政府・東京電力統合対策室が公表する前に、安全委側が内容の誤りを指摘したにもかかわらず、同対策室はそのまま発表していたことが分かった。
・斑目さんの官邸への抗議の結果、官邸の記録では彼の発言は「再臨界の可能性はゼロではない」と変更。
・斑目さんはそれでも、この件に就いてを調べる機関を作り経緯を明らかにすべきだと主張。
・国会審議では谷垣さんの質疑に対し、「再臨界の可能性はゼロではない」と返答、然し海水注入の必要性については最初から助言していたと主張。
 彼は次に菅さんの海水注入問題関与に就いても追求しましが、菅さんから旨くはぐらされたようです。
・国民新党の亀井さんは海水注入をめぐり班目氏が「再臨界の可能性はゼロではない」と述べたことに関し修羅場でそんなことを言うべき言葉ではない」と痛烈に批判し、菅さんの更迭を進言したのに対し、班目さんは「辞めさせてほしいが、ここで辞めたら末代の名折れだ」と言ったそうです。
・産経はその社説の海水注入中断 首相の行動徹底検証せよ
「報告が上がっていないものをやめろとかやめるなとか言うはずがない」と、自身や官邸で協議していたメンバーによる中断指示を否定した。
 だが、注入を知らなかった首相が激怒したために、東電が作業をストップさせたとの証言もあるという。「言うはずがない」との説明では到底不十分だ

と指摘しています。
・今日の某テレビでこの件に就いて放送、東日本大震災関連の法案と自民党の対案を一括で審議の国会のこの様なことばかり取り上げて、国民はどう思っているだろうかと批判していました。
[私の意見]
・斑目さんの発言

斑目さんの一連の発言を見ていると、彼の「再臨界の可能性はゼロではない」の発言への変更は、官邸側からの要請、悪く言えば政局に大きな影響を与えかねない彼の発言への圧力か、彼のその事情を考えた妥協のように見えて仕方がないのですが。
・谷垣さんは斑目発言を追求するのなら、斑目さんに「再臨界の恐れなど言うはずがない」と「再臨界の可能性はゼロではない」の意味の違いを追求すれば彼の本音が聞かれるし、ことによると、私が想像するように彼への官邸側の圧力と言う不祥事も聞かれたかも判りません。
・谷垣さんの国会審議
谷垣さんは菅さんの海水注入関与に就いてもはぐらかされたままに緒わっようです。
 然し昨日の審議からみると谷垣さんは後記の様に、菅さんと海江田さんの返答におかしいところがあるのに気付きませんでした。
 それは彼が良い意味でも悪い意味でも紳士過ぎるからと思います。
 私の持論ですが、政府追求には喧嘩の上手な人を当てるべきです。(そう言う私も喧嘩に弱いことを自認しています。まず気が弱いことそれにじっくり考えるのは好きですか、相手の出方に直ぐ対応できる頭の回転が鈍いことで、喧嘩に弱い人の弱点が良くみえるのです。)
谷垣さんは昨日の国会の審議では小さなことは人に任せて、自分は堂々し自民党の対案の説明を国会とそれを通じて国民に知らせるべきでした。
・菅さんの海水注入への関わり
菅さんはの「報告が上がっていないものをやめろとかやめるなとか言うはずがない」といって谷垣さんの攻撃をはぐらしました。
 然しその後海江田さんが、問題の会議の終了後東電に海水注入の命令をだしたと言っています。
 菅さんの説明と海江田さんの返答を総合して考えれば、官邸での会議に当たっていた人達、特に菅さんと海江田さんは、東電は海水注入の準備が終えて政府から注入の指令を待っていたと考えていたことになります。
 そうで無ければ海江田さんが海水注入の命令をだす訳がありません。
 時間にすれば問題の55分の空白時間に、それまで海水を入れていた時間を考えると1時間半に近い時間まで何もせずに。
 斑目さん達は会議中も海水でも何でもよいから水を切らさないように何度も言っていたはずなのに。
 ここは産経が指摘したように、注入を知らなかった首相が激怒したために、東電が作業をストップさせたことを知っている海江田さんが海水注入の命令をだしたと考えるが一番自然な見方で、会議に参加している人達は皆海水注入をしていることを知っていたことになります。

余り信用できない菅さんの説明とそれを追求できなかった谷垣さん。
緊急事態を前にして実りのない国会審議。
政治家の皆さん頑張って下さい。

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菅さんの決断・民主党が元の万年野党に

2011-05-22 16:45:59 | 外交・安全保障
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 昨日の「オバマさんと菅さんの決断」のエントリーで「福島第一原子力発電所1号機に対して首相の意向で55分間海水注入中断を指示した」ことに触れましたが続報がでました。
 菅さんの判断は原子力安全委員会の班目委員長り進言に基づいていると言われていますが、斑目さんは「再臨界の恐れなど言うはずがない」、「この様な誤報が取り上げられるのは私に対する侮辱だ」と言ったとい報道されています。
 ここまで言われて菅さんはどう反応するのでしょう。
 たまたま今朝の「フジテレビ」の「新報道2001」でもこのことを取り上げられており、細野補佐官が苦しい答弁を強いられていました。
 これに対して、ネットイヤーグループの代表をしている石黒不二代さんが「今は関係者の責任を問うことより、何故福島第一で今回の事故が起こったかを検証することが先決だ」と言っていました。
 私も彼女の意見に大賛成です。
[困った菅さんの発言]
 私は前々から今回の事故発生の原因はは少なくとも90%は東京電力の責任だ。その理由は原発と言う密閉状態ではその情報がその気になれば外部に殆ど出てこないからだと書いて来ました。
 それに東京電力の隠蔽体質が大きく関わっています。
 福島1~2号機以後の技術の進歩に先発の1号機以下に東電が如何に対応してきたか、技術の進歩を見た現場の運転、保全の人達からの意見が会社幹部、トップの技術陣にどれだか反映されたかは、総て東電の責任です。
 その点で過去の政府機関の原発の建設と、それ以後の原発指導の責任は免れないとしても、その割合は遥かに東電のそれより小さいと思います。
 これは菅さんの責任に就いても言えることで、日本政府の首相としての責任はともかく菅さん個人としての責任はありません。
 然し事故発生から政府が関わることになって以後の事故収束の責任に就いては、東電と同等程度の責任を持たねばならないと思っています。
 私に言わせれば素人の菅さんが助言者の意見をどうとったか判りませんが、彼の事故収束の方法へ指示は形はどうであれ、その責任は菅さんにあるのは間違いなく、報道にあるように国会の審議で追求されても仕方かないのでしょう。
 然し私が考えるの菅さんの一番大きな責任は、前述の石黒さんの言うように、福島第一の事故発生の原因が究明されることなく、浜岡原発停止の要請をしたことです。
 当然のように原発を持つ地域の首長の多くは定期検査中の原発再開については、福島第一と地域の原発がどう違っているのか判らないので再開を容認出来ないと言っています。
 そして起こったのは全国的な電力量不足の見込みです。
 勿論、節電は電力量が十分でも考えなねならない良いことですが、唯でさえ経済活動が低迷している中、それに大震災の大きな影響の中で、全国的の電力量不足のための、減産を強いられる可能性があるのは日本経済への悪影響はどれ程になるのでしょいう。
 これこそ菅さんと一部の少数の大臣たちの責任です。
 何故なら決定に当たっては関係者の殆どが知らないまま、そして現場の首長さんの言うように福島第一と他の原発の違いを明らかにしないままに、いきなり浜岡原発の停止の要請をしたのです。
 菅さんの発言を受けて反原発の動きが急に全国に拡がりました。
 首長さん達がうっかり動けないのは当然です。
 しかも浜岡原発の再開条件として津波対策の完了が上げられていますが、共産党が指摘したように「最大の地震のすべてを勘案した安全審査がまだ終わってない」のなら、地震の対策の完了までを開始条件にに加えるべきだと思うのですが。
 菅さんが言うように津波対策だけで良いのなら、浜岡原発に襲う巨大な津波が静岡県に展開する大きな工場群や数十~百万の住民に襲いかかることまで考えるのが当たり前と思うのですが。
 菅さんの福島第一の海水の停止検討の指示、浜岡原発の停止要請など、少し古くは増税→雇用拡大→内需拡大路線の提唱など、政治主導の名の元の思いつき政策には困ったものですね。
[民主党再生の道]
 「新報道2001」は菅さんの発言の問題から、事故に対する情報の公開に移り、細野さんは「今後は情報の規模がはっきりしないときは、少し大袈裟な報道な報道をして見たい。」今後の菅さんの責任問題については「私は現在の事故の対応に専任しているので、政局に就いてはコメントを差し控えたい」と発言していました。
 司会の須田哲夫さんは半分お世辞でしょうが、「細野さんは率直な方だがら、今後も正確な情報を出して頂きたいと」言っていました。
 私も民主党の野党時代から、テレビの露出度が多かった若手の政治家の良く勉強しているし率直な発言をする人達には感心していました。
 もっとも彼らの納得させる発言も党に帰れば裏切られることが多かったですが。
 彼らは民主党の広告塔として、そのイメージアップに繋がっていました。
 私は彼らが政権党として経験してきた、野党並のマニフェストでは政権党では通用しないこと、官僚達を能力を100%かそれ以上の力を発揮させる政治主導の在り方、鳩山さん、小沢さんの「政治と金」の対応を誤ってクリーン民主党のイメージを壊した失敗など多くの経験をしたと思います。
 そのような事は対外的には言えずとも心の中では判っている人も多いと思います。
 民主党政権はこのままでは次の選挙に負けるでしょう。
 それは党に取って自党の在り方を見直す党にとっても国にとっても良いチャンスだと思います。
 多くの国民に大きい期待を抱かせた若手の政治家を事実状の中心とする民主党に生まれ変わって欲しいと思います。
 然し仮に野党となって鳩山・小沢・菅などの古い勢力が盛り返したり、お互いに勢力争い、足の引っ張りあいをしていたら、民主党は今まで通りの万年野党に帰ることになるかも知れないことを良く考えて置くべきだと思います。

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オバマさんと菅さんの決断

2011-05-21 14:30:01 | 外交・安全保障
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オバマ米大統領が19日、ワシントンの国務省で中東政策に関する包括演説を行った中で、中東和平交渉を巡っては、第3次中東戦争以前の停戦ラインである東エルサレムを含む西岸、ガザ地区とイスラエルの境界をパレスチナとイスラエルの将来の国境交渉の出発点とすべきだとの考えを表明。中断している交渉の早期再開に向け、双方の歩み寄りを呼びかけた。のに対して、
 イスラエル首相府は同日声明を出し、オバマ米大統領の発言に対し、イスラエルの防衛が困難になる」として、同戦争で占領したヨルダン川西岸からの全面的な撤退を拒否する姿勢を示した。
 声明は「パレスチナ国家はイスラエルの犠牲で成立しない」と主張し、西岸に建設した大規模なユダヤ人入植地がパレスチナ領に組み入れられることを受け入れない立場を明確にした。
 イスラエルのネタニヤフ首相は20日、ホワイトハウスでオバマ大統領と会談予定で、こうした懸念を伝えるとみられる。
そうです。 青字はいずれも読売新聞より)
 これを伝えたテレビではイスラエルは米国内のユダヤ勢力と呼応して米国会にロビー活動を展開するだろうと言っていました。
 米国はユダヤ勢力の選挙への大きな影響力を考慮して、過去何度も国連の安全保障理事会でイスラエル批判の議決に対して拒否権を行使して来たと言われています。
 それが米国のアラブ諸国への対応の不公平感を助長し、いつ終わるとも知れないイスラム原理主義者のテロ攻撃を産む一つの大きな原因となっているのは間違いないでしょう。
 もしオバマさんの勇気ある主張が通れば中東和平への大きな第一歩の前進となるでしょう。
 オバマさんは2012年のアメリカ大統領選挙への出馬を表明しています。
 オバマさんの主張に対して共和党はどう出るのでしょう。
 ユダヤ勢力のロビー活動は成果がどの程度上がるのでしょうか。
 それに対して米国民はどう言う反応を示すのでしょう。。

 一方菅さんは浜岡原発の停止要請に対して野党から厳しい攻撃を受けています。
 要請の影響で全国の原発の再開が遅れたときの電力不足への対応、法的根拠がない原発停止要請に伴う中部電力へ援助のために資金支出の法的根拠、果は浜岡原発再開の条件は津波対策の完成となっているが津波か地震そのものどちらを恐れて要請したのかなのかなどなど。
 今朝の読売新聞によると福島第一原子力発電所1号機に対して首相の意向で55分間海水注入中断を指示したそうです。
 そして解説では、この中断が事態の悪化を招いたと書かれています。
 天下の首相が現場の具体的な運転方法まで口をだすなど驚くばかりです。
 桜井よし子さんは菅さんに就いて、菅氏は自分は「原発に詳しい」と思い込んで、この大災害の最中、原発について勉強しているようですが、呆れてしまいます。国の先頭に立つリーダーとして大きな視点で国づくり、復興への道筋を考えれば、もっとやるべきことがあるはずです。
 にもかかわらず菅氏がそうしないのは、結局、彼は市民運動家であり、大きな枠組みで物事を見ることができない、つまり「国家観」がないからです。
と書いています。
 オバマさんは91961年生れの大統領、菅さんは1946年生れの議会制民主主義による首相の差はありますが、それにしても、オバマさんと菅さんの決断の価値の差はどうして出てきたのでしょう。
 桜井さんの言うように菅さんの国家観の不足でしょうか。
 国家の危機には英雄が現れると言いますが、誰が自分から名乗りでるか、他が押すかどちらでも良いが、我と思わん人はいないのですかね。
 私はしっかりとした考えを持ち、農村問題や安全保障に詳しい、説得力のある石破さんなどが良いと思うのですが、誰か他にいないのですかね。

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福祉国家・実はデンマーク株式会社か?

2011-05-20 17:17:03 | 外交・安全保障
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 昨夜のNHKの「クローズアップ現代」で「職業訓練で雇用を生み出せ」と言う番組がありました。
 その概要は、東日本大震災で、従来から失業率の高止まりに悩んでいた日本は、かつてない危機に立っている。
 期待されているのが「職業訓練」だが、雇うほうと雇われるほうの考え方、それとそれに金を出している国の政策のミス・マッチで肝心の雇用の回復にはなかなかつながっていない方が多い。
 その一方では、福祉国家で有名なデンマークでは国・企業・労組が一体となって失業者を訓練し、環境分野などの成長産業に移動させるという戦略をとっており、産業の新陳代謝を活発にしている。
言うものです。
 つまり、デンマークでは自国の得意分野の風力発電など、国が企業側と相談した上、国として今後進むべき産業分野を決定し、国、企業、労働組合と相談した上で、職業訓練の方向とその具体的な方法を定め、その卒業生を適切な企業に当てはめて行こうとするものの様です。
 これを良く考えると、日本の高度成長期に通産省が工業分野の進む方向を決め、そのガイドラインのもとで企業その活動を拡大して行き、外国から日本株式会社と揶揄されたのに良く似ています。
 詰まりデンマークは、高い失業率に悩む人達を国の進めようとする方向の企業に当てはめて、間接的に企業を支援しようとするデンマーク株式化会社的な運営です。
 これは別の見方から言えば同国の高福祉高負担と言う社会主義的な政策と繋がる考え方でしょう。
 これが出来るのは後記のようにGDPが3位の経済規模の日本の進む方向に対して他国の批判がでるのに対して、デンマークは50位と言う経済小国のため、他国からの干渉なしに出来るのかも知れません。
 然し一人当たりGDPで見ますと日本は27位に対してデンマークは5位の数字をみますと日本も今後の方向、雇用政策だけでなく経済政策全般に就いて考え直す必要があるかも知れません。
 日本は小泉さん時代に米国の年次計画要望書に添って経済の自由化を、企業の個人責任として企業間の自由競争を進めてて来ました。
 その一方では、中国の台頭に伴う、日本企業の競争力低下防止のため契約労働者の自由化もすすめてきました。
 私は当時から契約労働者の保護と無闇な増大を防ぐため、雇用保険や失業者の救済のための基金に就いて雇用者に負担させるなどの保護処置を取るべきだと訴えて来ました。
 事実は企業の個人責任は良いが、企業のトップは「企業活動による社会貢献」の企業理念を忘れ、実質的に安い契約労働者を無制限に雇い、安い労働力を求めて中国などを工場を写し、産業の空洞化をもたらしました。
 昨日の番組でも取り上げて居ましたが、雇用保険に入っていない契約労働者の雇用訓練に就いて、政府は特別の基金を設置するなど、納税者からみれば企業はおんぶに抱っこの有り様です。
 私は少なくも行き過ぎた自由主義市場経済などあり得ないと思って居ます。
 その総本山の米国はその広大な領土を他国に開放しようとしません。中国、ロシヤ、ブラジル、インドなど皆同じです。
 そしてその国の統治者は自国の利益を最優先させるのは当然の話しです。
 だから米国ですら、何かと理由を突けてジャパンバッシングをします。
 中国の元の価格を下げようとしません。
  広域な領土を持つ経済大国と自由競争など狭い国土の日本にはハンディキャップが大きすぎます。
 今の日本の唯でさえ低迷していた経済の上の大震災で大きな打撃を受けています。
 お隣の韓国では李明博大統領の強いリーダーシップで発展を遂げています。
 竹中平蔵さんのは「いまこそ李明博の“政治主導の”経済政策に学べ」で次のように書いています。
  技術力の高い日本と低コストを武器にする中国のあいだにある韓国の現状を打破すべく、環境、最先端エネルギー産業、先端保健医療産業など、高付加価値の産業を掘り起こし、支援。「世界最強のIT産業を背景に、IT融合技術を利用した成長の原動力となる産業を育成し、国の経済の牽引車の役目を果たさせる。研究開発の投資をGDPの5%に拡大するために、R&D投資に対する予算支出の拡大。研究開発資金に対する税額控除を7%から10%に拡大する旨を打ち出している。
 詰まり李明博さんは竹中さんの言うグローバル化に対応するために、韓国株式会社の社長として国を動かそうとしているのです。
 日本はその経済規模に比して狭い国土しか持って居ません。
 その日本も広域な領土を持つ経済大国とグローバル化の波の中で、韓国が狭い国土の日本の真似したかっての戦略、日本株式会社戦略で戦うしかないと思います。
 リーマンショック後は、内需や輸出のいずれに頼るかの議論はありましたが、日本は今後どの産業分野に進むかの方向を具体的に示されて居ませんでした。
 そして日本株式会社の社長である首相は日本の進む産業分野を傘下の日本企業に示し、指導、協力するしか道がないような気がします。
 然し現状は政権党の民主党のマニフェストの経済政策を見て下さい。
 中小企業対策が全体の経済政策の約半分。
 それに発注する大企業の政策らしいのは只一つ。
 それを指摘されて4つの目玉政策が経済政策だと言う始末。
 そして今の日本は大震災に何時収拾するとも知れぬ福島原発事故。影を落とす少子高齢化。膨大な国債など難問は山程。
 果たして日本はどうなるのでしょう。
 日本が今こそ必要なのは、強いリーダーシップを発揮する政治家と思うのですが。

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余りにも浮世離れした小沢グループ

2011-05-14 15:30:18 | 外交・安全保障
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最近の小沢グループの動き
 今日の産経新聞の小沢氏の「菅降ろし」シナリオ始動 自民にも働きかけの報道の概要です。
・通常国会の会期末に向け、民主党の小沢一郎元代表が描く内閣不信任案同調による「菅降ろし」シナリオが始動。複数の小沢氏の側近議員は党内で同調者の署名集めを始め、自民党幹部に不信任案の早期提出を持ちかけている。小沢氏は菅直人首相の早期退陣に弾みをつけたい考えだが、思うように首相を辞任に追い込めないことへの焦りの表れともいえる。
・小沢グループの中核メンバー:「不信任案に一直線で向かうべきだというのが小沢さんの本音だ。首相を今月下旬の主要国首脳会議に行かせないため、来週前半にヤマを設定している」
・側近議員の一人は小沢氏の心中をこう推し量る。首相の党代表解任決議案の提出を念頭に、5月の大型連休前の両院議員総会開催を模索してきたのと同じように、5月中旬に不信任案可決の期限を設定することで、倒閣の機運が高まるのを期待しているようだ。
・谷垣氏周辺は「多数派工作に焦る小沢氏の情報戦では」といぶかしんだが、ここ数日、複数の小沢氏側近が、自民党幹部らに猛烈なアプローチをかけているのは事実だ。
・ただ、資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で刑事被告人となっている小沢氏への党内外のアレルギーは根強い。
・署名を拒否した議員:「ポスト菅をどうするかのシナリオもなく、小沢氏が新党を作るかどうか分からないまま不信任案に同調するわけにはいかない」
・別の議員:小沢氏側近の動きを「ヤマ場は野党が不信任案を出す会期末直前なのに、情勢が見えていない」と批判。
・署名した中堅議員:「小沢さんも焦っているのかな。首相は政局だけの人だから手ごわいぞ」

最近の日本の状況
・先が見えない被災地への復興
・国の農漁業者補償、被災地の買い取り
・災害復旧のための十数~数十兆の国費の支出→金融環境の激変
・東京電力の体制見直し、債権処理と金融機関の債権放棄
・福島第1に続いて浜岡原発の停止→電力量不足に伴う→工場の稼働率の低下→経済の沈滞
・福島1号機のメルトタデウン→原発収束工程表の大幅な遅れ→何時までも帰れない原発
・全国的な被災者への協力や節電への協力姿勢
上記の様な大問題が震災前からの経済の沈滞の上に襲いかかっています。

浮世離れした小沢さん支持グループ
 最近の小沢グループの動きと日本の状況を並べただけでも、彼らの動きは余りにもかけ離れた別世界の密閉空間で動いているような気がします。
彼らの発言を見ると彼らが菅さんばかり見ていて、国民や国のことを見ていないような気がします。
 彼らは小沢さんのためでなく、危機状態にある国のために動いているのかも知れませんが、それなら尚更その動きが日本復興の足を引っ張らないように慎重であるべきと思うのですが。
 彼らの真意は判りませんが、少なくとも彼らは唯でさえ低い民主党の支持率をさらに下げようとしていること、被災地のことを憂え、節電にも協力しようとしている多くの彼らの選挙区の人達が、自分の選んだ議員が今の時期にこんな動きをしているのを見ています。
 その結果は次の選挙では小沢さん支持の議員の大多数の落選の可能性が100%近くまでに増すのは間違いないでしょう。
 彼らが本気で国のため、少なくとも小沢さんのために身の犠牲を払ってでもどちらかに忠義を尽くすと言うのなら、致し方ないと思いますが。
 外野から見ればどう見ても気がおかしくなっているとしか思えませんが、果たして彼らは何を考えているのでしょうか。

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歴史の検証に耐えられるか与野党の政治家たち

2011-05-12 10:08:47 | 外交・安全保障
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 「復興の足を引っ張る政治の手」
 今朝の朝日新聞の自民の復興本部拒否、亀井氏「歴史の検証に耐えられぬの記事です。
 国民新党の亀井静香代表は11日、菅直人首相が野党に参加を呼びかけた「復興実施本部」への参加を自民党が拒否したことについて「恨み節」を連発した。
 亀井氏は首相の要請で交渉役を務めた。11日の記者会見では「首相が『野党の力も借りてやりましょう』と謙虚な気持ちでいたのに、ぞうきんで顔をふくようなことをやって」。議員総会では「歴史の検証に到底耐えられない。(自民党は)かつてのふるさと。悲しい思いがする」と嘆いた。

 自民党や公明党は「首相を信頼できない」として不参加を決定。10日に自民党の大島理森副総裁が亀井氏に直接伝えた。
 亀井さんと言えば先日の「たかじんのそこまで言って委員会」で復興の先頭に立つ候補として、平沼さんと共に名前が上がりましたが、いずれも程度の差こそあれ東京電力と何らかの関係があるから、野田佳彦財務大臣は財務官僚の言いなりだと指摘されました。
 それに対して三宅さんは「いくら問題があっても実力のある政治家を活用すべきだ」との意見。
 そして最後には日本にはリーダーを養成するシステムがないからで終わりました。
 同番組では名前は出ませんでしたが、支持者達が言うように小沢さんの復興担当などは、自分の権力拡大の為には手段を選ばない今までのやり方、自分では合法的と言っている資金集めの異常な才能の評判を考えると、彼に復興利権を担当させるなど馬に人参をぶら下げたようなものです。
谷垣さん
 最初の報道に戻りますが、自民党が「首相を信頼できない」ので反対するのなら、信頼できると思う人、例えば亀井さんや石破さんなどを推薦し、「復興実施本部」は政府の独立機関として、推薦した人に強大ま権限を持たせ政府の予算から独立した予算を持つなどの前向きの進言をするべきだと思うのですが。
 そう言えば読売の紙面では亀井さんが、上記の発言の他、「普通なら「このチャンスを行かして自分達が仕切ってやる」となるがそう言うエネルギーが自民党にはなくなった」とこぼしたそうです。
 谷垣さんは政権とは是々非々の立場で閣外協力する立場のようですが、野党の立場としては「是々」の割合より「非々」の割合が大きくなるのは当然で、結局は国民に対して方向の正しいか否かは別にして復興へ向けての政権の足を引っ張る印象を与えることになると思います。
 谷垣さんの解散総選挙に追い込む基本戦略も国民の反発や、一票格差の問題、東北三県の被災など、行き詰まる状態になっているそうです。 今回の大震災の国民の整然とした行動は世界的に評価されました。
 多くの国民は被災地への何らかの形で協力し、国のためなら節電も厭わないとしています。
 それに比して政治家達の動くは眼を覆いたくなるような有り様です。
 その一人の政治家の谷垣さんがまず考えるべきは、事実上不可能に近い自民党の政権奪回の事でなくて、現実的に如何にすれば緊急事態の日本をいかに早く立ち直されるかを考えるべきです。
 日本のためにやったことが結果的に民主党政権の支持率が上がっても良いと思うのですが。
 谷垣さんはもっと知恵を絞るべきです。
 このままで推移すれば平成の無能の政治家の一人として歴史に名を残すことにも成りかねないと思います。
民主党の政治家
 菅さんは今こそ自分の力を100%発揮しそれを国民に見て貰うそして民主党を建て直す絶好のチャンスです。
 公平な眼で見て今回の福島原発の事故の原因の責任は99.5%近くは東京電力の責任で、菅さんの責任ではありませんが、原発対策を含めたの震災対策のための諮問機関の乱立、多くの参与などの一方、肝心の官僚達の顔が見えないなど、その対応に就いて余りにも批判があり過ぎます。
 先の「復興実施本部」の件でも、野党が首相が信頼できないのが不参加の原因なら、思い切って本部運営の権限の総てを亀井さんなどに任せたら、菅さんの人気、そして政権支持率も一気に上がると思うのですが。
 それこそ菅さんが歴史の上で無能の政治家に上げられるか否かは、日本の政治家の中で一番に何でもできる菅さんの「自己責任」だと思います。
 鳩山さんは今のままでは完全に論外、日本と民主党政権の危機に「菅おろし」を考えている小沢さんなどは日本の危機になお権謀術数こだわる困った政治家なレッテルを貼られても仕方がないと思います。
 菅さん、小沢さん、そして谷垣さんも、そして民主・(特に)自民の有力な人達も、今こそ政治家としての力を発揮する時です。 (鳩山さんは政界から引退するのが日本に対する一番の貢献だと思うのですが。) そして亀井さんの言う「歴史の検証に耐える」ような政治家としての実績を果たして欲しいのですが。
 
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八百長防止より面白い相撲を・大相撲技量審査場所始まる

2011-05-10 07:04:19 | 外交・安全保障
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 八百長問題で大揺れの大相撲の大相撲技量審査場所が昨日から始まりました。
 産経新聞は今までと違った傾向を次のように書いています。
・幕内18番の決まり手を初場所15日間の幕内全取組と比較
 寄り切りが3番で幕内取組に占める割合は16・7%(初場所の34・2%(寄り倒しを含む)、投げ技は5番で27・8%(初場所の14・2%)
 幕内の平均勝負タイムは9・57秒(初場所の10・2秒)
 中村審判部副部長(元関脇富士桜):「みんながいい相撲を取ろうという気持ちを持っていた」
・八百長再発防止の一環として、ペンとノートを手にした監察委員の親方が支度部屋で力士の動向をチェック。
・関取や付け人、床山の支度部屋への携帯電話持ち込みは禁止
 産経記事の他に、今まで通りの検査役のほかに監察委員の親方が土俵を見ていること、監視カメラが数台取り付けられていることが目立った点です。
 なお報道に依れば怪しい相撲があれば直ぐに検査役、観察委員、関係親方などで会議を開き監視カメラの再生を見ながら八百長か否かを判断するそうです。
[私の意見]
 今回の大相撲の対策は一言で言って取り締まりの強化で、今後の傾向を見なければ判りませんが、一応の成果は上がっているような気がします。
 然し、これで八百長が根絶できるかと言えば、大相撲関係者でも首を傾げるのが本音だろうと思います。
 何故なら仲のよい力士達が、相手の昇進か降格かの分かれ目の時に、心情的に手心を加える所謂一人八百長は避けられないからです。
 私のようなテレビの視聴者を含む見物側の立場から見れば、下記のような土俵上の激しい戦い、スリル満点の試合を見るだけで満足すると思います。
 極端に言えば視聴者に取って激しい試合でれば八百長などはどうでも良いと思います。 勿論それが後で八百長と判れば白けますので、今までの対策も取る必要があると思いますが。
お客の立場から言って、見たくないのは、
・観衆を白けさせる実力上位の人が下位の人へいきなりのはたき込み
・体力の任せての押し出し、または寄り切り
見たいのは
・朝青龍のような豊富な技とその切れ
・貴乃花の様な相撲巧者
・土俵際での一発逆転のうっちゃり
・二人同体で落ちるような際どい勝負
・栃若、柏鵬の様な名勝負
・舞の海のような小兵力士の離れ業
・明武谷の吊り出し琴奨菊のがぶり寄りのようなユニークな技
などなどです。
 然しこれには問題があります。
 ・激しい相撲に伴う力士の怪我の問題です。
  一番の良い例は小錦に押しつぶされて、早々に引退した舞の海です。
 ・強くなるためには小錦、曙のように体重を増やしたいという力士の気持ち
 然し彼らの体力の任せての押し出し、寄り切りでどれだけ相撲が単調で面白くなくなったか、そして憎まれものだが豊富な技をもつ朝青龍や強さと技を併せ持つ、白鵬のお蔭で、相撲がどれだけ面白くなったか判ります。
 これらの解決は力士の体重制限です、相撲協会の編集の名勝負に出る力士は今で言う、幕下上位の人達位の体重しかないようです。
 それでも観衆を熱狂させる勝負が出来ます。
 それと激しい相撲が続けば、所謂無気力相撲でもあれば直ぐに目立ちます。
 これは大相撲の関係者が心配する八百長の防止にも役立つだろうと思います。
 もう一つは力士の健康向上と、大きな怪我減少など力士生命の延長にも役立ちます。
 特に技に頼るしかない小兵力士などは体重制限はありがたいものです。
 産経の相撲の分析のように、初日だけですが、力士の緊張と投げ技の増加、寄り切りの減少は今後の大相撲の方向暗示しているような気がします。
 力士の体重制限、観衆を惹きつける激しくスリルのある相撲をもう一度考えてはいかがでしょうか。

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普天間基地は固定化に貢献した鳩山さん

2011-05-08 11:12:46 | 外交・安全保障
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 北沢俊美防衛相は7日、沖縄県庁で仲井真弘多知事と会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題で名護市辺野古に建設する代替施設をV字形滑走路とする方針の政府と、県外移設を求める県側との溝は埋まらなかった。日米安全保障協議委員会(2プラス2)の日程調整も難航を極めており「普天間固定化」が現実味を帯びてきた。
 と産経新聞が報道しています。
・普天間基地固定化と言えば、基地の隣にある小学校の安全確保のために移転問題が起こった時に、これは固定化に繋がるとして反対した一部の市民のために白紙に戻り、結果は児童達を危険に晒すままに終わっています。
・最近の例で言えば今回の米軍の被災地の支援活動に対して、
地もと紙の琉球新報は米軍の災害支援 それでも普天間はいらないで、マイケル・シファー米国防副次官が米国議会に提出した書類の中で、「米軍の駐留によって日本の緊急事態に対応できたの証言書面を取り上げて、災害支援は売名行為ではない。人道上の見地から本来、見返りを期待しない、崇高な精神でなされるべきものだろう。と米国議会向けの発言を、いかにも彼が日本への恩を着せたような発言したかの様な論評に、ネット上で大きな批判を巻き起こしました。
・私は沖縄の人達の彼らが言う日本本土の人達に対する微妙な気持ちと、日本側に不利な日米地位協定、それを理由した所謂左派勢力による反米活動があるのは良く判ります。
・鳩山さんはそんな沖縄の人達の気持ちと、左派と言われる人達の多いのを知っていたのかどうか判りませんが、「国外、少なくとも県外」を訴え続けて、沖縄の人達にすっかりその気にさせた挙げ句、結局は元の自民党案に戻ってしまいまい、沖縄県民をすっかり硬化させ、今まで普天間基地移転に力を尽くして来た、仲井真知事まで県外移転のほうに向けて仕舞いました。
 普通の政治家なら「「国外、少なくとも県外」で頑張るが、日本としては安全保障、外交の継続性があるので直ぐには出来ないかもしれない。それが出来るまでは普天間基地周辺の安全対策や、地位協定の見直しなど実行する。」くらい誰でも言えるはずです。
 然し、結果は普天間基地問題を完全に暗礁に乗り上げさせ、日米間をぎくしゃくさせ、中国は尖閣諸島問題を起こし、ロシヤの大統領の北方領土視察などを起こしてしまいました。
 これらに就いて野党やマスコミから批判を浴びている民主党政権から言わせれば、普天間問題固定化の主犯は鳩山さんです。
 そのお蔭で民主党は参院選沖縄選挙区で公認候補の擁立断念の結果になりました。
 その鳩山さんは先日取り上げたように、中国に何も迷惑を掛けていなのに、空気、海水を汚染をさせたと陳謝、管政権批判など口害をまき散らせています。
 沖縄の左派と言われる人達やマスコミも困りますが、鳩山さんの動きを公認、是認または黙認している民主党の人達はどう思っているのでしょう。
 政権維持のために自党の不利になるとして見ざる、言わざる、聞かざるを決め込んでいる間に鳩山さんの言動は確実に民主党の支持率低下に貢献しているのですが。
 特に鳩山グループの人達は、まさか鳩山さんと金だけで繋がっているだけでは無いと思いたいのですが。
 彼らは鳩山さんについてどう評価しているのか本心を聞きたいものです。

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ビンラーディンの死で思うこと

2011-05-03 11:17:26 | 外交・安全保障
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 米軍によるビンラーディンの殺害について読売と朝日が社説を出しており、これでテロは終わることはないだろうと指摘しています。
テロ攻撃の終わらない理由
 その理由は両紙ともはっきり指摘していませんが、
・イスラエルとパレスチナ自治政府の紛争についてイスラエルの非難決議に何度も米国が拒否権を行使し来たたこと。
・民主主義の浸透と米国の言う大義の名で、イラク、アフガニスタンなどのアラブ諸国にへの侵攻や米軍基地の拡大
など米国のアラブ諸国への対応への反発が消えない限り両紙が指摘するようにテロは収まらないでしょう。
・しかもイスラエルへの一方的な支援の理由が、米国の言う民主主義に基づく選挙で、膨大な資産と影響力をもつ米国在住のユダヤ人への配慮だろうと言うのが、米国のディレンマです。
 民主・共和の両党とも、選挙抜きでイスラエル問題に就いて、イラン、アフガンなどと同様に公平な対応をしておれば、テロは収まる傾向になると思うのですが、何とも困ったものです。
今こそ日本の宗教家の出番
 ビンラーディンなど反米のイスラム主導者も、自爆テロを殉教者などと煽って置いて、自分は安全な位置に置いたり逃げたりするなど、外野からみればおかしな話です。
 しかも彼らは自分達の目的達成のためには、同じ神を信じるイスラム信者の反対勢力にも自爆テロを行わせるなど常軌を逸しています。
 ここがオーム真理教と同様に宗教の怖いところです。
 私は釈迦、キリスト、ムハンマドなどが如何に偉大な人でも所詮は人間の考えた真理であり、本当の真理は別にあるかも知れないと考える謙虚さ、だから他の人の考えた真理も尊敬することと言うのが現代的な考え方だと思うのですが。
 その点神道、仏教、キリスト教を信じ、万物を神として崇める日本人の宗教家や宗教学者の出番だと思うのですが。
信ずることの怖さ
 然し日本にも、他の宗教を排斥する宗教や、宗教にも似た考え方を持つ人達がいます。
共産主義者、平和主義者、憲法9条論者などです。
 困ったことに、その信ずる考えで殆ど総てのことが説明出来ます。
 説明出来ないところ(平和主義者のように北朝鮮の核開発、中国の軍備拡大など)は目をつぶってしまうか、(米国、ビンラーディンのように)自分の信じる大義(民主主義、信仰を護るなど)のためには、小さなこと(戦争、自爆テロなど)に拘らないというやり方です。
 急に小さな話になりますが、ネット上でも某学者グループのように同じ境遇の小沢さんを学者らしくなく無条件に支持したり、在日、反日などとレッテルを貼る人達もいます。
 赤い眼鏡を掛けていれば、総て赤っぽく見え、それが本当は何色か判らなくなります。
 私は半世紀に渡って保全技術者として、設備のトラブルの原因追求に携わった経験から、一定の考え方に囚われていては、物事を真っ直ぐみることが出来なくなり、判断を間違って来ると思っています。
勿論ブログを書かれる方総てがそれなり価値観を持っておられるし、多くの方は何の金銭的の見返りもなく書かれておられると思っているので、今まで批判したこともありませんし、今後もその積りです。
然し私の小ブログに就いては、私流の特定の思想、勢力に囚われず気持ちだけでも物事を真っ直ぐ見つめたことを書いて生きたいと思っています。
日本の役割
 私は米国に対しては小泉さんのように米国べつたりでなくて、ある程度の車間距離を置き、出来る範囲で是々非々の付き合いをすべきだと思います。
 今回取り上げたことで言えば、日本は米国のイスラエル政策の不都合な部分に就いては良き友人として忠告するべきだと思います。
 それが安陪さんの言う主張する外交、民主党の言う米国との対等な外交です。
 そのような主張をするためには、安陪さんが言っていた情報機関の整備をすべきです。
 その点ではまだ日本のほうが米国より中東諸国から信頼されていますので、日本なりの情報が取れるはずです。
 そして宗教戦争と取れる米国とアラブ諸国、イスラム社会での紛争に対して、世界平和のために、繰り返しになりますが日本の宗教界や宗教学者はもっと積極的に日本人の考え方を世界に広めて行くべきだと思います。


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政治空白を避けるために

2011-04-28 11:22:09 | 外交・安全保障
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 産経で森喜朗元首相 内閣不信任案で「政治空白」回避せよ という対談記事が載っていましたのでその概要を紹介し、私の賛成する所はそれ対する私の意見を付記しました。
・村山富市元首相は偉かったな。決断力もあった。小里貞利さんをすぐに震災対策担当相に任命して現地で陣頭指揮を執らせ、自分は首相官邸でドンと構えてね。
・村山さんは就任直後の衆院本会議で自衛隊合憲と日米安保堅持を明言したでしょ。僕はすぐに官邸にお礼に行ったんだけど「首相と社会党委員長とどちらが大事だ。聞くまでもないじゃろ」って。立派だったよ。

と言う事は村山さんは社会党の政策は国のためにならないと思っているが、彼は委員長として、社会党を維持するために国のためにならない党の主張を黙認していることになります。
それよりも村山談話が今も日本の足を引っ張っているのを考えると、自民党が政権維持のために村山さんを担いだのは問題だと思います。

・それと菅直人首相を比べちゃ失礼だけど。歯がゆいよね。日本国の下落ですよ。
民主党の人たちは個々を見ると個性もあり立派な人も多い んだよ。でもチームワークがない。まだ完全なチームになってないのに「何とか枠」で春の選抜に出たって感じかな。

私も良く勉強しているし、率直な多くの民主党の若手議員が党の主力になることを期待しています。安陪さんの時も書きましたが、民主党は一度下野して、政権党としての玉石混合の党の体質、公約や政策運営、政治主導の在り方など基本的に見直して、政権党のして恥ずかしくない党として、再度政権獲へ挑戦する方が党のためにも日本の為にもなると思います。
・平時ならいいけれど、東日本大震災という大アクシデントが起きたら政官民一体でやらなきゃならんでしょう。それを「政治主導」と言って役人をバカにして今頃になって助けを求めてもね。会議をいっぱい作っても解決しませんよ
政治主導の基本原則は多数のプロ集団の官僚達を有効に扱いそのの士気を上げること、彼らの意見を良く聞いてその妥当性を判断し正しい決定をすることなどなどですが、その前提無しに政治主導といって自分達が自ら細かい事まで手を出してきたし、また今でも出しているのが現状です。
今の内閣が存続すること自体が「政治空白」なんですよ。だったら辞めてもらうのが一番となる。
・自民党若手は参院で首相の問責決議をやろうと言ってるけど菅さんが無視したらどうするの。それで震災関連法案を次々に出されたら参院は無視できますか。「野党は何やってるんだ」になっちゃうよ。
・辞める気のない首相を交代させるのは大変なんだよ。しかも時間をかければそれこそ政治空白を生む。さっとやることだ。わかりやすい方法でね。
・つまり内閣不信任案しかないでしょ。平成23年度1次補正予算案は成立させる。内容に問題はあるけど被災地のみなさんに迷惑をかけちゃいけないから協力してもよい。
・その代わり、それが終わったら自民、公明両党が責任をもって不信任案を出す。
「否決されたら信任されたことになる」と心配する人もいるけど、その時はその時だ。それが民主主義のルールでしょ。
・少なくとも民主党にヒビは入る。それは大きいよ。自民党に選択の余地ができる。もしかしたら参院もよりねじれる方向に変化するかも知れない。だからやっぱり大きな変化を示す時だと思うよ。
・こんなこと言うと「小沢さんと組むのか」と勘ぐる人がいるけどまったく別次元の話。そもそも僕は何度も裏切られた人間だ。
・小沢さんは表舞台に出ようとは思ってませんよ。言葉はよくないけど『座敷牢』のような立場に置かれてるんだから。
(果たしてどうでしょう?)
・内閣不信任案が可決されれば首相指名では自民党は谷垣禎一総裁を当然推すことになる。もしかしたらどの候補も過半数に届かないかもしれないね。そうなりそうだったら与野党が真剣に協議して新しい首相を決めればいい。1年間の期間限定で与野党みんなが話し合いのテーブルについて震災復興策を進めていけばいいじゃない。
少なくとも自民党は国民に人気のない谷垣さんより、石破さんのほうが良いと思います。私の本音は安陪さんが一番と思っていますが、少なくとも民主党の天下の元では余りにも考え方が違うので素人ながら現実的ではないような気がします。
 一番現実的なのは連立与党の亀井さんが適任だし、民主党内からも反対がでないような気がしますが。
・大震災の影響ですぐに解散はできない。それに「1票の格差」訴訟で最高裁大法廷が「違憲状態」と判決を下したでしょ。選挙制度だって超党派で話し合わなければならないんだよ。
・とにかくもう政治空白は許されないんだからオールジャパンでやるしかない。

[私の意見]
・自民党へ

 森さんは当然に自民党の立場から話しているようですが、私も同じ立場で言えば、森さんの言うように菅政権打倒ばかり言って政治空白を造るより、国会でもっと自民党らしい実のある議論をしてその存在を国民に知ってもらうこと。
オールジャパンの表舞台には石破さんなどの実務者をたてて、谷垣さんは次の衆院選勝利の可能性が高くなった今、政権陥落の大きな要因となった、自民党の体質の見直し、政権を取った時と、族議員の問題や党の森さんを含む大物議員の在り方など、見直して行くべきだと思います。
・民主党へ
 森さんが言ったように自民党はその危機に当たっては、政策が丸反対の社会党から村山さんを担ぎだしました。
 今民主党に残っている首相候補で党の主役で無傷にいるのは、岡田さん位しかいません。然し彼は鳩山・小沢グループから責任を問われています。
 それで菅さんが駄目なら、思い切って亀井さんや石破さんを首相に頂いてはどうでしょうか。
 民主党の主力の人達から考えれば、自民党→社会党の差に比べれば無視し得るほどの考え方の差しかありません。
 昨日も書きましたが、菅降ろしに動いている人達は菅さんの後継者として誰を推薦するかを発表する時期に来ているのだと思いますが。


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これで纏まるのか復興構想会議

2011-04-24 10:08:38 | 外交・安全保障
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2回目の復興構想会議での被災地の各県知事の発言です。
・達増(たっそ)拓也岩手県知事が議長の五百旗頭真さんが提唱した復興税創設に就いて「日本全体の消費を低迷させたり、経済の地盤沈下を起こさないように取り組むべきだ」と語り、復興財源捻出に向けた安易な増税路線を批判。
・村井嘉浩宮城県知事は、恒久的な「災害対策税」創設を求め、国と被災自治体による「復興広域機構」設立も提唱。
・佐藤雄平福島県知事は(復興策以前に)福島第1原発事故の復旧を一元的に所管する組織新設を求めた。(産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110423/plc11042322370018-n1.htm より)
 一方、読売新聞によれば五百旗頭真議長さんは、23日夜のNHKの番組で、規制緩和や税の減免措置などを行う被災地域が対象の特区を創設の案を示したそうです。
 菅さんや五百旗頭さんの言う地方の意見を中心にして会議を纏めると言う基本方針は、3県の知事の意見はばらばら、これで歴史学者の五百旗頭さんはこれをどう纏めるのでしょう。
 確かに10~15兆と言う巨額の費用を要する復興に当たって、財源抜きで夢物語のような大きな構想をするのは可笑しいと五百旗頭さんが復興税を言い出したのは道理にかなっています。
 然し素人の私でも書いてきたように、国家の財政や経済環境に大きな影響を与えるかもしれない費用を支出するのに、経済学者が多くのメンバーの中でたった一人と言うのは何故でしょうか。
 昨日の読売テレビの「ウェークアップ!ぷらす」でも竹中平蔵さんもマクロ経済学者がいないことを指摘していました。
 芸術家、哲学者、僧侶、小説家などメンバーのバラエテイーに富んでいるのは良いのですが、その意見をどのように纏めて行くのかその方向が全く見えません。
 然も復興構想会議で出たアイディアをどの様に活かして行くのか、上部機関や政府との役割分担など決めねばならないのですが。
 そのの具体策として亀井さん提唱の復興本部、内閣から話しの出ている復興院など出ていますがどうなるのでしょうか。
そして今のねじれ国会では全体の体系を野党に認めて貰うためには、野党の協力を如何にして得るかも問題です。
 一刻も猶予のならない事態、そして世界各国を注目しているなかで、先に引用した産経新聞のタイトルの「復興税早くも迷走」所でなく、日本が迷走しないように願うばかりで 最終的には、考えるのにも、決断するにも、実行するにも総て「人」によると思うのですが。
 私は人心を完全に失った鳩山さん、思いつきの菅さん、裁判を控えている小沢さんの民主党から「人」が居なければ、石破さん、亀井さんなどのように、批判はあるかも知れないが、それなりの信念を持つ実務派の人が(立場はどうであれ)事実上の指導者としての出番と、それを支える金融、経済の専門の竹中さんや、高速道路民間化で頑張った猪瀬さん達のような官僚などの反対勢力を押さえる力を持つ人達の登場が必要だと思うのですが。


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東北地方へ旅して応援しよう

2011-04-23 16:11:37 | 外交・安全保障
 今日は素人の小ブログの特権を活かしてやや無責任なエントリーです。
 何しろ東北地方を旅行したり、風評被害に泣く同地方の青果物を買って応援したくても、遠く離れた九州でのしがない年金暮し。
 やれる事と言ったら臍繰りをはたいて義援金基金への寄付だけ。
東北地方に観光に出掛けよう
 現役時代、新潟県へ出張した時、たまたま五月の連休直前だったのを利用して、磐越西線で東北地方へ廻ったことがあります。
 勿論急ぎの旅で山好きの私は会津磐梯山と蔵王を観光バスで訪れるのが主な目的でした。
 まず驚いたのは五月と言うのに猪苗代湖畔の満開の桜。
 磐梯山を見ながらの五色沼探勝。
 会津磐梯山スカイラインの観光バスの運行開始日に当たったようで、乗客は私だけ。そして遠慮する私に練習だと言って横に座って細かく説明してくれた親切ににガイドさん。 バスの休憩中に登った吾妻小富士。
 緑の多い仙台の街並み。
 新緑の松島。
 残雪の蔵王の山頂からみたお釜。
 バスの窓から見かけた多くのこけしを飾ったみやげ物店などなど、
九州人として今でも強い印象が残っています。
 報道に依ればこれも風評被害でしょうが、福島原発から100キロメートルも離れていると言う福島県の観光地はガラガラで中には倒産の危機一歩前の旅館などもあるそうです。
 話しによれば福島原発の影響の全くない宮城県の観光地もガラガラの由。 
 一昔、山登りに熱中して旅する機会が多かった私からすれば、今度のゴールデンウィークこそ本来なら人ばかりで込むはずの所を静かに観光できるという絶好のチャンスはないような気がします。
 そして東北に観光に行くのが東北地方の支援に繋がるのですから。
 駆け足旅行の私が行けなかった温泉や日光などの名所もここかしこ、テレビが取り上げていた福島県に限っても、私が行った以外でも、野口英世記念館やや白虎隊で有名な鶴ヶ城など名所旧跡が多くあるのですから。
 東北の復興を助けるために東北へ旅しませんか。
 そしてゴールデンウィークと言う絶好の機会を活かしたらどうでしょうか。


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NHKの世論調査を読む

2011-04-22 11:20:01 | 外交・安全保障
 数日前のNHKの「暮しの中のニュース解説」で「東日本大震災と国民の視線」と言う東日本大震災後の国民の考え方を調査した世論調査をもとにした解説がありました。
 その解説は可なり妥当と思われますので(正確に言えば私の意見とほぼ同じなので)、以下にその数字と合わせて解説員の解説(以上青字 と私の意見黒字 を付記しました。

・管内国の支持率:27%(前回21%) (以下%を省略)
 支持する主な理由:こういう非常時に内閣が代わったら復興対策が遅れる、今は続けてもらうしかない
解説:菅内閣の支持率が上がったのは、頼り無い菅さんだが、もっと頑張って欲しいと国民の気持ちの現れかもしれない。
 政治的な空白を作らずに、とにかく復旧・復興を急いで欲しいという 声が下支えしている、然し支持しない人が支持する人の2倍を超えているので、厳しい政権運営が続くことに変わりはない。
・大震災や原発事故での政府の対応:評価しない、震災対応(55)、原発事故(68)
・今後、原子力発電所をどうすべきか:増やす7、維持 43、減らす 32、廃止 12 解説:この結果に就いて、温室効果ガスを出さない原子力発電所が「地球にやさしい」と言われるようになったことと、無縁ではないという専門家もいる。
・政権公約の見直し:賛成 60、反対14、
 解説:大震災前は見直しに躊躇があった与党支持者でも、元々見直しを求めていた野党支持者や無党派層と変わらなくなった。
 民主党内の一部には、「政権公約を見直すならば菅総理は退陣すべきだ」と主張する議員もいるが、世の中の流れは決しているようだ。

読売の世論調査でも
子ども手当やめ復興に…民主支持層85%賛成 しているそうです。
 そのような私に言わせれば民主党政権に優しい人達が、公約の見直しを認めているのに、マニフェスト見直しでの財源確保許されぬと反菅勢力のメンバー48人の連名で、「国民との約束に反するもので許されない。財源は国債整理基金特別会計の剰余金を充当すべきだ」と首相に申しいれたそうです。
私は何度も永田町が国民と遊離していると書いて来ましたが、リーダー格の川内さん、松木さん始め皆が、小沢さん問題で目が眩んで世の中の動きが見えなくなっているような気がします。
 国民は国のために政権党の公約を見直せと言っているのに、川内さん以下は民主党政権を護るために公約を護れと言っているとしか思えないのですが。

・震災復興のための増税:賛成32、反対 26、どちらとも言えない38
・各党の支持率:民主党が19・2、自民党が23・3%
解説:民主党は政権交代後、最低の支持率で、逆に自民党は野党になってから最高の支持率だ。
民主党はとにかく復旧・復興、原発事故対策に全力で当たることが全てだが、自民党も、国民が「協力して国難に当たって欲しい」と求める中で、どう振舞うかが問われそうだ。
 日本の政治は、暫くは大震災と原発事故への対応が全ての判断の軸になりそうだ。

前にも何度も書くのですが、今の民主党政権の惨状で自民党の支持率が30~40%に上がっても可笑しくないのに、この程度で留まっている理由を自民党はしっかり考えるべきです。
[私の意見]
 国民は震災や原発事故の対応や菅さんのリーダーシップに不信感を懐きながらも、今のような緊急事態では、頼り無い菅さんを担いででも、政治的な空白を作らずに復旧・復興を急いで欲しい。
 その為には(大震災前からも世論は言っていたのですが)民主党政権の公約を変えても良いと言っています。
 それに対して谷垣さんは未だに菅さんと民主党政権の下野を言ってといます。 
谷垣さんも、自民党も世論におもねる必要はないですが、如何にして政治空白を造らずに政権交代をするのか、菅さんが駄目なら誰を推薦するのか決めて、一刻も早い復旧・復興を目指すののか、元政権政党のプライドと党の再建に賭けて具体的の政策とその手順を国民に示すべき だと思うのですが。


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国難を前に党利党略に明け暮れる永田町

2011-04-18 11:43:59 | 外交・安全保障
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[今の日本]
 昨日のテレビです。
・大津波で倒されながら花を咲かす桜の木
 それを見ながら涙する人、再起を誓う人
・高台の桜の下で乏しい酒と食べ物を囲んで絆を確かめあう避難民の人達
・原発危機に対してハイパーレスキュー隊の危険を冒して放水作業のドキュメンタリー
・原発の復旧作業へ招集された下請け作業員の、国のためと家のためのバランスを取ると言う心の葛藤
・原発周辺の住民に6~9カ月間の避難を余儀なくさせる原発事故回復の工程表の発表
・地盤沈下で生じた新たな課題
・G20の日本に対する危機感
・クリントンさん来日さらなる支援約束
[今の永田町]
・各党の幹事長クラスによるフジテレビの「新報道2001」からNHKの「日曜討論」に移っての身も蓋もない議論の繰り返し
・鳩山・小沢グループの倒閣の動き
・鳩山さんと石原自民党幹事長の会談
・首相と民主党の下野を求める谷垣さん(民主党下野の為には今の緊急事態でも総選挙が必要?)
 さすがの永田町も余り派手な動きをしていないようですが、日本の現状と永田町の動きは全く背離しているような気がします。
 その動きを米国もG20も見ています。
 今の緊急事態の日本で政治家としてやらねばならぬことスピードです。
 菅さんも菅内閣も頼りないですが、鳩山さんも、問題だらけの小沢さんも、自民党の谷垣さんも頼りないですね。 (*注1)
 権力も責任もない外野から見ればやらねばならぬこと、そして出来る事があるような気がするのですが。
 今日本に必要なのは強いリーダーシップを持つ人を選ぶことです。
 私は石破さんや国民新党の亀井さんの名を書きましたが、数ある政治家や一般の人達の中には知恵も決断力もある人も何人かはいるような気がするのですが。
 そしてそのリーダーを名目は何でもよいから、実質的に政治の中心に置くこと。
 政治家ならそれ位のことは直ぐ考えつくと思うのですが。
 但しこれには大きな条件があります。
 党利党略抜き、(先に書いたハイパーレスキュー隊の人達や、無名の下請けの従業員のように)無私の精神を持って公のことに尽くす立場で考えることです。
 もし自選他薦を問わず、リーダーになろうと言う人がいて、その意見の発信の手段が無ければ、マスコミがその力、特にテレビを使って、その人を盛り上げてはどうでしょうか。
 その力はかっての小泉さんを盛り上げて大勝、、安陪さんや麻生さんに対する反対のキャンペーンで大敗させたことで判るように大きいものです。
 マスコミは引退して評価が上がった麻生さんを蹴落として、民主党を大勝させ、同政権を暴走させた贖罪の意味でも、その力を今度は本当に国のために力を発揮してはどうでしょうか。 (*注2)
 まずは国民の意識と遊離しない、地に足をついた、叡知と勇気を持ったたリーダーシップを持てる人を選ぶ事、そして出来れば彼に対するマスコミのバックアップを期待したいのですが。
 過去の経験からすれば、私の期待は甘すぎる気もしますが、とにかく政治家に頑張って貰うしかないのですが。


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*注1:朝日の世論調査をどう読むか
・政党支持率:民主17(19)自民19(18)(括弧内前回数字)
 自民党は完全に行き詰まり状態の民主党とほぼ同じ支持率ですが、谷垣さんはこの意味を良く知っていると思います。
 まさか自民党が野党になったため、自党の政策が報道されないからだけとは思っていないでしょうね。
衆院選の比例区ではどの政党に投票?
 民主18(19)、自民30(25)

 鳩山さんと小沢さんは、この数字を菅さんや岡田さんの責任だと言っていますが、その本当の理由は、鳩山さんの大チョンボ、小沢さんの「政治と金」の対応も、この数字に大きく貢献していることを忘れてはいないでしょうね。
 もしこの事実を表には出さずとも、少なくとも心の中で判っていなければ、政治家としては致命的な欠陥と思いませんか。
*注2:麻生さんの評価
 文芸春秋の官僚へのアンケートでは最近5人の首相の評価の中では麻生さんがトップを占めています。
 その評価の理由です。
・景気対策への評価
・日本の成長産業を消費増大へ向けた、エコポイント制度、ハイブリットカーへの減税の成功
・インドと経済・安全保障関係の進展などの外交政策
・参院選後の厳しい世論、国会情勢のなかで、リーマンショック対策を無難に纏めた

この様な麻生さんをマスコミは彼の漢字の読み違いキャンペーンで大敗させたのです。