mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

訪問したヨーロッパの世界遺産

2010年04月24日 | 旅行記

 「世界遺産一度は行きたい100選ヨーロッパ」という本を見ていましたら、「俺は、この本にでている世界遺産のうち、何カ所行っているだろうか?」という疑問がわいてきました。

 そこで、本を見ながら自分が行ったところをチェックしてみたのですが、28カ所に行っていることが判明しました。

 この本では、ヨーロッパを南(フランス、スペイン、ポルトガル、イタリア、ギリシャなど)、西(イギリス、オランダ、ベルギー、ドイツ、オーストリア、スイスなど)、北(ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、エストニアなど)、中央(ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア、クロアチアなど)に分けていますが、世界遺産の100選に選ばれている数は、南が46カ所、西が25カ所、北が7カ所、中央が22カ所となっています。

 フランスとイタリアが多いのでこういう結果になったのかな?と思うのですが、小生は、世界遺産と言いますと、もっと単純な疑問を持っていました。

 それは、世界遺産の数とヨーロッパなどの地域別の数がどうなっているのか、そして、日本はどうなのかということであります。

 そこで、ネットで調べてみたのですが・・・・

 2009年7月現在、登録件数は890件(文化遺産689件、自然遺産176件、複合遺産25件)ということで、全体の数は分かったのですが、地域別は統計を取るのが難しくなっています。(地域別、国別にはでているのですが、地域別に集計がありません。)

 ヨーロッパは、890のうちの約4割といいますから、360件くらいでしょうか?

 日本は、アジアで3番目(1位中国、2位インド)で14件です。指定されたものの具体的な名称は、次のとおりです。

 1 法隆寺地域の仏教建造物(文化遺産1993年)

 2 姫路城(文化遺産1993年)

 3 屋久島(自然遺産1993年)

 4 白神山地(自然遺産1993年)

 5 古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)(文化遺産1994年)

 6 白川郷・五箇山の合掌造り集落(文化遺産1995年)

 7 原爆ドーム(文化遺産1996年)

 8 厳島神社(文化遺産1996年)

 9 古都奈良の文化財(文化遺産1998年)

10 日光の社寺(文化遺産1999年)

11 琉球王国のグスク及び関連遺産群(文化遺産2000年)

12 紀伊山地の霊場と参詣道(文化遺産2004年)

13 知床(自然遺産2005年)

14 石見銀山遺跡とその文化的景観(文化遺産2007年)

 ところで、ヨーロッパの世界遺産100選(筆者小林克己氏)のうち、小生が行ったことがあるのは、28箇所で100選の3割、全体の1割にも満たないことになります。

 日本の世界遺産で行ったところですか?聞かないでください!たったの5箇所ですから。

 話をヨーロッパの100選に戻していただいて・・・

 本の筆者の小林さんは、350を超えるヨーロッパの世界遺産から100をどのように選んだのでしょうか?

 その答は、本の「終わりに」というページにでていました。

 「2009年現在で900に迫る世界遺産のうち、4割はユネスコ本部のあるヨーロッパにあります。ヨーロッパの世界遺産は文化、自然ともすばらしいところが多く、お勧めの100カ所を選ぶのはたいへん難しいのですが、ここでは、私が歩いた経験から、学術的価値というよりも、自ら感動し、もう一度行きたいと思ったところ、読者にもぜひ訪れてほしいところを優先しました。」

 と述べているのです。

 ツアー旅行では、100選以外の世界遺産を訪れることが少ないように感じます。その意味では、この本に登場している世界遺産は、「それほど素晴らしいもの」だと言えるのかも知れません。

 最後に、世界遺産には登録されてはいませんが、ドイツのノイシュバンシュタイン城のように言葉にできないような感動を覚えた建造物もあります。

 

 


チェコの世界遺産:チェスキー・クルムロフ

2010年04月22日 | 旅行記

 「美しいフレスコ画に彩られた民衆を見下ろす巨大な城」と「世界遺産一度は行きたい100選ヨーロッパ編」で表現しているところは、どこでしょうか?

 そうです、チェコの「チェスキー・クルムロフ歴史地区」です。19992年に文化遺産として登録されたこの街は、南ボヘミアの中心チェスキー・ブデェヨヴィッツェから南西へバスで30分ほどの山間にたたずんでいます。

 チェスキーとは、ボヘミアのことで、モラビア地方にもクルムロフという街があるので、チェスキーを冠しているそうです。

 ここは、プラハから日帰りで観光することが可能で、私たちも半日くらいこの素晴らしい街を見て歩いたものです。

 でも、私たちは、この美しい街で、一際目立つチェスキー・クルムルフ城を見学したのでしょうか?

 年末年始という寒さが厳しい時期だったためか、蛇行するモルダウ川に囲まれ、赤い屋根が雪に埋もれていて、お城のことが印象に残っていないのです。

 そんなはずはないのですが、小雪が舞い落ちる幻想的な美しさの前に圧倒されたのです。

 100選によれば、この素晴らしい城のことを次のように表現しています。

 「城内にはいると、金で縁取られた馬車、バロック様式の劇場と食堂、鏡のホール、礼拝堂、ルネサンスルーム、公爵夫人のサロン、音楽サロンなど豪華で優雅な部屋が延々と続く。3層のアーチとなった石橋の上に4階建ての道路を築き、合わせて7層構造になっているブラーシュチョヴィー橋を渡ると広大な庭園にでる。 

 噴水や夏・冬用の乗馬場、広い庭園、珍しい回転式観客席の付いた劇場などもあり、ヨーロッパでも有数のスケールを持つ城だ。」

 いかがですか?このように素晴らしい表現をしているお城なのですから、訪問すれば必ず見学するはずなのです。

 でも、その記憶が全くないのです。なにしろ、建物の中に入ったという記憶がないのです。

 ところがところが、蛇行するモルダウ川を含めて赤い屋根が連なる街の全貌が分かる場所から撮った写真が残っていますので、撮影した場所は、お城の時計塔のはずです。

 でも、160段も階段を登ったのかな?

 今度行くときは、季節が春か秋に・・・そして、街の中心部にあるスヴォルノスチ広場の入口に建つホテル・ルージュに宿泊して、この輝くような美しい街を「ゆっくり」見学したいものです。


映画「第9地区」の感想

2010年04月21日 | 映画

 1週間くらい前に映画「第9地区」をみました。

 映画館の前でかみさんと何をみようかと相談したのですが、候補は「ダーリンは外国人」と「第9地区」でした。

 ダーリンは、タイトルで内容が想像できるものでしたが、「第9地区」の方は、タイトルだけでは内容が分かりません。

 と言いますと、ウソになりますね。二つに絞った段階で、映画案内を読んで「これは面白そう!」と思ったのです。

 さて、その内容ですが、小生の下手な感想よりもマイカルさんで提供している「ストーリー」が分かりやすいと思います。

 「ストーリー」

 オスカー4部門ノミネートの独創的なカルトムービー

 南アフリカヨハネスブルク上空に突如現れた巨大な宇宙船。(という出だしですから、ドンパチでも始まるのかと、おもうでしょう。でも、違うのです。)船内の宇宙人たちは船の故障によって弱り果て、難民と化していた。(いかがですか?宇宙人が難民なんですよ。)南アフリカ政府は”第9地区”に仮設住宅を作り、彼らを住まわせることにする。28年後、”第9地区”はスラム化していた。超国家機関MNUはエイリアンの強制移住を決定。現場責任者ヴィカスを派遣、彼はエイリアンたちに立ち退きの通達をして回ることになるのだが・・・。

 以上がストーリーのあらすじですが、これでは理解できない?ごっもともですが、もう少し加えますと、この主人公ヴィカスが通達して回っているうちにエイリアンから何かを感染してしまいます。

 最初は、画面が第9地区を「バタバタ」と動き、「この映画は何だろう?つまらないかな?」という感じでみていました。

 ところが、主人公が何かに感染した頃から、段々と彼の手がエイリアンのものと同じになり、また、人間に戻るためにエイリアンの宇宙船を飛ばすことにエイリアン親子に協力したりするなど、ストーリーがはっきりしてきて、最後にはエイリアンに変身してしまうですが・・・

 ワーナーさんの作品紹介では、最後に次のように述べています。

 「・・・関係者の証言で振り返る類似ドキュメンタリー的な展開から、後半は一変、ハードなアクションが繰り広げられる。その予測不可能な展開に、真実と虚構の見分けがつかなくなりそうだ。」

 小生の感想は、マイカルさんで解説している「・・・国家や企業のモラル、格差社会などを想起させるメッセージ性の強い内容が評価されたのだろう。」と言うような問題意識よりも、後半のハードな展開が面白くて仕方ありませんでした。

 ところで、主人公は人間に戻ることができるのでしょうか?映画を見ても分かりませんが、最後に彼がエイリアンになって第9地区に暮らしている様子を見ますと、彼が「にこっ」と微笑んでいるように見え、それが明るい希望のように感じました。

 「とにかく面白い映画だ!」というのが感想です。是非、皆さんもご覧ください。


春の楽しい野菜づくり

2010年04月20日 | 園芸・家庭菜園

 久しぶりに畑をいじってきました。何をしたかと言いますと、昨日買ってきた「枝豆」「春大根」そして「春菊」の種をまいてきたのです。

 畑を耕すために、去年買ったホンダの耕運機(ビアンタ)を持っていきましたが、珍しく機械が小生の言うことを聞いてくれて、スムーズに畝づくりができました。

 この耕運機使いやすいですね。なにしろ、動力源がガスボンベだから軽いうえに取り扱いが簡単、おまけに小生のような優男でも楽々持ち上げることができる重量(20㎏)ですから言うことなしですね。

 ところで、10時くらいからの作業でしたが、2時間もやっていますと、汗びっしょりとなってしまい、家に帰る頃には「ああ、疲れたね!」となってしまいます。でも、作業しているときは、無我夢中になっているためか、そんな感じがしないのですから面白いものです。

 機械で耕しているのであれば、疲れないはずだ?と疑問に思うかも知れませんが、石灰や肥料の散布、さらには、種まきといった作業は手作業です。

 次の畑作業も近々行いたいと思います。何を植えるかと言いますと、「キュウリ」「茄」「トマト」のほか「唐辛子(鷹の爪)」「ピーマン」「ゴーヤ」「サツマイモ」などですが、かみさんは、「スイカ」がご所望のようです。欲張りなものですから、この他に「カボチャ」や「オクラ」なども植えてみたいのですが、場所がなさそうです。

 ちなみに、いま植えてある作物は、午前中に植えた3種類と「ジャガイモ(4㎏)」、「タマネギ」、「ネギ」、「ニンニク」、「ラッキョウ」、そして、「レタス」と「ブロッコリー」です。これで植えることができる面積の3分の2くらいになっています。

 ああぁ、「ピーナツ」と「大豆」を植える場所がないな!でも、心配はご無用です。6月になりますと、いま申し上げた野菜たちは、収穫しますので、そこが空き家になります。

 それまでは、空き地に芽だしをしておいて、空き地ができたら植え替えるという計算です。

 それにしても、野菜づくりは楽しいですね。草取りや土かけ、肥料やりなど面倒を見ればみた分だけ「よいもの」ができます。怠ければ病気になったり、痩せたりして良いものができないばかりではなく枯れてしまうこともあります。

 今年のわが家の野菜づくりの目標は、「畑で赤くなるトマト」づくりです。

 皆さんは、トマトは赤いのが当たり前、と思っているでしょう?

 ところが、スーパーなどで売っているトマトの大部分は、「うっすらと赤みを帯びた青」のうちに収穫したものです。そして、スーパーに並んでいるうちに「真っ赤」に変身するのです。

 その違いですが、包丁で皮を剥いた瞬間に違いが分かります。包丁の切れが悪いから?そうではありません。畑で赤くなったトマトは、皮が「スー」と剥けるのです。そして、味がまったく違います。トマトが嫌いな方でも美味しく食べることができると思います。

 畑がなくともプランターなどで美味しいトマトが出来ます。是非、皆さんも家で挑戦してみてはいかがでしょう。


欧米金融機関は粉飾決算やり放題!

2010年04月19日 | 社会・経済

 今日のタイトルは過激でしょう。

 このタイトルは、4月9日に記事にした「2010年世界経済大予言」という本のみだしに使われています。

 小生は、このブログで日本の会計基準が欧米のマネをしてコロコロ変わるのはおかしい!と何度か指摘してきましたが、これを読むとその指摘が正しかったことになり、ホットしています。

  早速、その中身を紹介したいと思います。

 『松藤 先日、プライベートバンクの人間にあったら不思議なことを言い出したんですよ。「アセットを評価する=負債を評価しなおす」というわけです。英文の文書を見せてくれたんですが、しばらくピンと来ませんでした。

 こういうことなんですね。もし格付けがA(シングルA)からBBB(トリプルB)になったとしたら、調達金利はいまライボ+3%だけれども、+0.5%で調達できるから二五〇ベーシス分が利益になる・・・・というわけです、この負債再評価ですが、実質的には「粉飾決算の勧め」と言い換えてもいいくらいですよ。』

 と言っているのですが、この話の内容が小生にはよく分かりません。

 でも、小生は、企業の経理に長く携わっていますが、負債の再評価などという話は聞いたことがありません。ライボ(ロンドン、インターバンク・・・?)なんとかという後の文章は、銀行の調達金利の話だと思いますので、この会計基準は銀行の話だと思うのですが、勝手にこんなことをして決算を「誤魔化して」良いのでしょうか?

 それにしても、どのようにBS上の負債を表示するのでしょうか?BS上の負債をいじるのではなく、PLに評価益を計上するという話かも知れませんね。

 そうすると、結果的に利益剰余金が増加することになります。でも、こういう未実現利益で配当などをして良いのでしょうか?

 でも、分からない話ですね。借金したからこそ負債に計上されているはずで、金利も決まっているはずです。借金した相手に「うちの借金の格付けがAに上がったから、金利を2.5%下げてもらう。」ということでしょうか?そんな虫の良い話は、相手が承知するはずはないと思うのですが・・・

 約束の金利は払って、評価益も計上する、と言うことですと、まさに「粉飾決算」ですね。

 評価益を計上するには負債を減額するか、架空の資産(負債評価益見返り勘定?など)を計上する必要があるからです。

 もしかしたら、日本の銀行がデフォルトすると大騒ぎになったときに、BS規制(自己資本比率、国際基準8%)という言葉が流行りましたが、これも欧米の陰謀ではないでしょうか?

 続いて、増田さんが次のように述べています。

 『増田 実におもしろい話ですね。一九九六~八年頃、日本の金融機関が危機的状態になったときに欧米の政府要人や知識人たちがなんといったか?

 「日本政府は金融機関への監視が甘すぎる」

 さんざん言われましたよね。さらに、「厳しい査定で時価評価した結果、日本の金融機関が全部つぶれるなら、欧米のそれがとってかわるからいいんだ。日本市場を独占することになるかもしれないけど、これが効率化なんだ。優勝劣敗はしかたがない。日本のためを思ってやっていることなんだ」と言うわけです。

 これが真っ赤なウソだ、とはっきりしました。自分のところの金融機関が危なくなるといきなりルールを変えてしまう。資産の再評価あり、負債の再評価あり、なんでもありの粉飾やり放題です。

 日本人は人がいいから、かなり厳しい時期に年金の評価ロスのきちんと計上させています。日本中で破綻の危険のない銀行など一つもない・・・・』

 といっています。そして、そうした粉飾をした欧米の銀行が今後どうなるかの見通しを述べています。

 ところで、大きな方向性として、次の2~3世紀は日本の黄金の時代が来る、そして、その幕開けが始まっているといっています。

 このように面白い内容ですので、今後もレポートしたと思います。