mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

松下幸之助さんの言葉

2009年01月11日 | 本と雑誌

 昨日、妻沼の歓喜院の「聖天山だより」の話をしましたが、午後からイタリアで使ったデジカメが故障したため、修理できるのか、それとも買い換えるべきか相談したいと思い、イオンのジョーシン電気さんに行ってきました。

 デジカメのことがけりがつきましたので、その後、気になっていた松下幸之助さんのことを書いた江口克彦さんの書物「成功は小さい努力の積み重ね 松下幸之助の言葉を読み解く」をイオンの書店で探しました。

 そして、PHPの本が揃っている棚にありましたので、早速、購入してきましたが、通勤の時間を利用して読み込んでみたいと意気込んでいます。

 実は、松下さんの言葉は、前に何かで読んだことがあり、大変、感動したこと記憶があります。

 さて、聖天山だよりの講話ですが、本当は、これを書いた江口さんの思いがひしひしと伝わって来ますので、全文を紹介した方が良いと思います。

 でも、ちょっと長すぎますので、ここでは、江口さんが引用している松下さんの言葉を中心に紹介したいと思います。

 「私がこれまで生きてくることができ、またそれなりの事業成果を収めることができたのは、沢山の周囲の人達の助けや協力があったからだ。本当に有り難いことだ。」

 また、毎月わずかばかりのPHPからの給料を届けると

 「こんなにしてくれんでもええよ。わしは何もしておらん。きみたちが一所懸命に力をあわせて成果をあげておるのだから。けど、ありがたいことや。こうやってきみたちから手当をもらうことは。」

 次に、このような松下さんの謙虚な心を表すものとして、若い経営者に次のような話をしたとしています。

 「万物、師ならざるはなしと言うが、すべてがきみたちの先生である。そういう心がけで謙虚に学ぶということがないといけない。

 ぼくのことを成功したと言う人がいるけれど、自分では決してそうは思っていない。ぼくはいつも何に対しても誰に対しても、頭を下げ下げやってきた」

 こういう考え方をする松下幸之助さんと過ごすうちに、江口さんは、自分にとって恐い存在、畏れを感じる存在を持つ必要があると考えるようになったそうです。

 そのことは、自分に肩書きがつき、地位が上がると、力を過信し、増長し、傲慢になり、横暴な振る舞いをしがちになるからだそうですが・・・

 江口さんの場合には、何か判断が必要な場合には、松下さんの「ことの是々非々を自然の理法に照らし合わせて判断する。」ということを基準に判断しているそうです。

 それが江口さんの「畏れを知れば自ずと謙虚な心となり、感謝の気持ちが湧いてくる。その気持ちが人としての成功に結びつく。部下に感謝の気持ちを持って謙虚に接することができれば、部下は部下たりうる人材として成長しつつ、ついてくるし、お客様にも道行く人にも感謝の気持ちで接すれば、多くの人の支援を得て、成功を収めることになる。・・・・心からの感謝の気持ち、謙虚な心が持てないならば、自分に指導者としての実力がないと反省すべきだと思う。」という言葉に表れています。

 これから、じっくりこの本を読んで「松下幸之助さん」という偉大な方と「江口克彦さん」の松下さんに対する思いを理解したいと思います。

 今日は、松下幸之助さんの言葉についてでした。


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