mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

パリから行く小さな旅<出発からパリのホテル>

2017年10月27日 | 旅行記
 <2004年7月17日(土) 出発からパリのホテル>

 本日、パリに出発する予定であるが、朝食は成田空港で食べることにしていたので、時間の余裕がある、と思っていたら、かみさんは相変わらず、時間ぎりぎりまで家の中を「うろうろ、がさがさ」している。
 お陰で、駅に急いで歩く羽目になり、途中、切符を買う時間を考えて走ることになってしまった。
 あぁー、またも波瀾万丈の旅の始まりである。
 それでも、日暮里駅で予定のスカイライナーに乗ることができ、8時30分ぐらいに成田空港(空港第2ターミナル駅)に到着することができた。
 そして、朝食をいただくか!と考えていたら、目の前に「うどん そば」の店があり、かみさんはその店に一目散に突進する。
 いただいたものは忘れてしまったが、よく見るとこの店はセルフサービスで立ち食いそば屋と似た感じである。
 朝からガッカリしながら、空港に入り、指定のDカウンターで受付を済ませるが、説明をしてくれた女性が添乗員のようだ。
 この人、年のころは30代半ばから40歳くらいに見えるが、線が細く頼りない感じである。
 その後、AカウンターのANAにスーツケースを預けに行くが、空港はひどい混雑で歩きにくいほどである。
 途中、5万円を「ユーロ」への両替に銀行の窓口に並ぶが、ここも長蛇の列で時間がかかってしまう。
 そのため、すぐに出国審査を済ませて搭乗口に急ぐことになってしまった。
 一息ついて、出発時間が来たので、さあ!飛行機に乗ろうかと思ったら、ここでまたもやハプニング発生。
 何か異様な雰囲気に、ファーストクラスの搭乗口を見ていたら、どこかで見た顔がいるのである。
 誰だったかな?と考えていたら、横から愛妻が耳打ちする「小澤征爾よ!」。
 前回の旅行の「ウィーン」で小澤征爾の話を聞いていただけに驚きである。
 そうこうしているうちに、NH205便は、無事、成田空港を出発し、シベリアを経由して12時間弱でパリに到着したのである。

 <ANAの便でパリに向かう>
 

 <空港から乗車したバスから見えた光景>


 「やはり、ヨーロッパは遠いな!}と実感するが、この日は、現地時間で18時(日本時間翌日の午前1時)頃、空港を出てホテル(メルキュール パリ ベルシー)にチェックインするのみである。
 このホテル、パリの中心部から離れた財務省近くにあるが、非常に部屋が狭く、スーツケースを置くスペースを確保するのに一苦労である。
 このホテルに2泊する予定であるが、今後のホテルのグレードが上がっていくことを願うばかりである。

 <ホテルのの部屋から見えた光景>


 <部屋の様子>


 このホテルでの小生のつまらない苦労話が2つある。
 一つ目は、セイフティボックスの操作を誤り、ドアがかかった状態で閉まらなくなったという訳が分からない話である。
 とはいっても、そう難しい話ではない。ボックスの暗証番号を入力し、財布などを入れてクローズしたのであるが、念のため暗証番号を入力してオープンしようとしたら開かないのである。
 普通はここで従業員などを呼んで話が終わるのであるが、何回か試しているうちにドアが開いてくれたのである。
 ああー!よかったと胸をなで下ろして、再度、同じ番号を入力し、中に何もいれないでドアを開けたままクローズのスイッチを押してしまったのである。
 さあ!どうなったのか?と言うと、ドアについている二本の金具が左側に伸びてきて、ドアのカギがかかった状態でドアが閉まらないという誠に訳の分からない状態になってしまったのである。
 なぜ、そうしたのか?指が勝手に動いてしまった!としか言いようがないのだが・・・

 二つ目は、翌日、といっても暗いし、時間を現地時間(サマータイムなので7時間の時差)に合わせていないので何時なのか分からないが、タバコを吸いながら外の様子を見ようとホテルの周辺を散策したのである。
 ところで、ここで、またもや事件が発生したのである。
 素行の良くないフランス人に襲われた?違います。
 ホテルに戻り、中に入ろうとしたら、自動ドアが開かないのである。
 「これは参ったな!しょうがない、夜が明けるまで待つか?!」と腹を固めたら、中から従業員が駆けつけてきて開けてくれました。
 片言の英語でドアが開かない理由を聞いたら「セキュリティ」という言葉がありましたので、不審者が入らいようにしてあるということでしょうね。

 こういう二つの事件があり、おとなしくしていた方が良いと感じたので、部屋に戻り、身体がはみ出しそうな小さなベッドに横になり「うつら、うつら」していたら5時近くになっていました。
 「よし、これからパリを楽しむ旅が始まるぞ!」と気合を入れるために、シャワーを浴びることにしたのである。
 浴槽は深めで使いやすいが、ここで危うくウィーンの二の舞になるところであった。
 そう、湯船に沈めた身体を起こそうとして、またもや足が滑ったのである。
 幸い、お尻が湯船の底に当たった程度ですんだのであるが、己の重い身体と不注意に苦笑したものである。

 ところで、翌日の朝食は酷かったですね。

 <小学校の給食を思い出す朝食>


 なにしろ、バイキングだというのに9人ぐらいの定員の丸いテーブルに12~13人座らされ、普通、横向きに置く金属製の四角いお盆を縦に置いたのである。
 それに、バイキング(今の言葉ではビュッフ?)といいながら、食べ物は、ご覧のようにパンが2種類、ハム、ゆで卵(極端に黄身が少ない!)ぐらいで、野菜はなし、飲み物はジュースとコーヒー、その他に果物が少々である。
 これが豊富にあればまだ良いが、人数分ぐらいしかないのである。
 Bランクのホテルなんだ!と思ったら、同行の方が言うには「これからどんどんグレードが良くなる。」そうです。
 そう願いたいですネ。

 <次は、この日の観光先シャイとバルビゾンなどについてお伝えします。ではまた!>