皆さんは「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という言葉をご存じだと思います。
そう、福沢諭吉が書いた「学問のすすめ」の最初に出てくる言葉です。
明治の啓蒙思想家で慶應義塾の創始者でもある福沢諭吉の名前は、一万円札の肖像になっていることから現代でも、何方でも知っていると思います。また、その思想は、現代でも大きく評価されていると思います。
しかし、小生もですが、この「学問のすすめ」という本を読んだことがないという方が意外と多いのではないでしょうか?
この本は、1872年(明治5年)から1876年(明治9年)にかけて全17編の分冊として発行され、1860年(明治13年)に合本し一冊の本として出版されたそうです。
当時の本は、文語体で書かれていたそうですが、それでも初版の発行以来九年間で70万冊も売れたそうですから、いかに優れた内容だったがわかろうというものです。
小生などが文語体の本を読んでも意味を理解するのに四苦八苦すると思いますが、こういう状況を理解しますと、なんとか読んでみたいと思うのが人情です。
幸い、本屋に行きましたら、その現代語訳が出版されていました。
今日は、その出だし(初編・・・学問には目的がある)を紹介しようと思いますが、かみさんが「買い物に行く!」と向こうで叫んでいますので、後日、あらためて紹介します。