プリークネスSはケンタッキーダービー馬American Pharoahが勝ちました。先手を奪って、向こう正面ではマイペース、3コーナー手前で差が詰まってきたところでエンジンをかけ、直線では突き放し7馬身差。完勝です。
3冠まで後一つになりました。Triple Crown Near Missesは過去23頭(リスト)。Affirmedが最後に3冠を達成した1978年以降でも13頭います。そのときのベルモントS馬の臨戦過程を書き出します。
1979年:Coastal(5.13アローワンス1着→5.27ピーターパンS1着→6.9ベルモントS1着)
1981年:Summing(5.6ヒルプリンスS1着→5.25ペンシルヴァニアダービー1着→6.6ベルモントS1着)
1987年:Bet Twice(5.2ケンタッキーダービー2着→5.16プリークネスS2着→6.6ベルモントS1着)
1989年:Easy Goer(5.6ケンタッキーダービー2着→5.20プリークネスS2着→6.10ベルモントS1着)
1997年:Touch Gold(4.20 レキシントンS1着→5.17プリークネスS4着→6.7ベルモントS1着)
1998年:Victory Gallop(5.2ケンタッキーダービー2着→5.16プリークネスS2着→6.6ベルモントS1着)
1999年:Lemon Drop Kid(5.1ケンタッキーダービー9着→5.23ピーターパンS3着→6.5ベルモントS1着)
2002年:Sarava(4.27アローワンス2着→5.18サーバートンS1着→6.8ベルモントS1着)
2003年:エンパイアメーカー(4.12ウッドメモリアルS1着→5.3ケンタッキーダービー2着→6.7ベルモントS1着)
2004年:Birdstone(3.20レーンズエンドS5着→5.1ケンタッキーダービー8着→6.5ベルモントS1着)
2008年:Da' Tara(4.26ダービートライアル5着→5.17 バーバロS2着→6.7ベルモントS1着)
2012年*:Union Rags(3.31フロリダダービー3着→5.5ケンタッキーダービー7着→6.9ベルモントS1着)
2014年:Tonalist(2.22 オプショナルクレーミング2着→5.10ピーターパンS1着→6.7ベルモントS1着)
* 2冠馬アイルハヴアナザーは不出走。
ケンタッキーダービー、プリークネスSの両方に出た馬はBet Twice、Easy Goer、Victory Gallopの3頭で、どちらのレースでも2着でした。今年はこれに該当する馬はいません(ケンタッキーダービー2着はFiring Line、プリークネスS2着はTale of Verve)。
米3冠戦の厳しさの一つにレースが1ヶ月ちょっとの間に一気に行われることがあります(3冠馬がぽんぽん出た1970年代は、一気に行われるために勢いで勝てる、なんてことも言われましたが)。ベルモントSの重要なプレップのピーターパンSはこういったことも踏まえて、以前はプリークネスSの1週後に行われていたのが、2006年、2007年は同週、以降は1週前に行われるようになりました。2002年以降に絞ると、プリークネスSよりも後に行われたレースに出走した馬が逆転したことはありません。
ありきたりな結論ですが、逆転があるとすれば、ケンタッキーダービー、プリークネスSのどちらももしくはどちらかに出走していない馬で、前走がプリークネスS以前の馬ですかね。
5月9日に行われた今年のピーターパンSの勝ち馬はMadefromlucky。父はLookin at Lucky。1番人気で出走したケンタッキーダービーは6着、プリークネスSで雪辱を果たしました。Raise a Native 3 x 5を持ち、勝ったレースの最長距離がこのプリークネスSでした。MadefromluckyはMr. Prospector 3 x 4 . 5系列ぐるみ主導でNorthern Dancer 5 . 6 x 5 . 7系列ぐるみも持ちます。父ではクロスしていなかったPrincequillo 7 x 7 . 7 . 8 . 8 . 9、Djebel 8 . 8 x 9 . 9を持ち、距離は持ってもおかしくないですが、American Pharoahの方がスタミナがありそうに思います。後はAmerican Pharoahがどれだけ消耗しているかですね。
3冠まで後一つになりました。Triple Crown Near Missesは過去23頭(リスト)。Affirmedが最後に3冠を達成した1978年以降でも13頭います。そのときのベルモントS馬の臨戦過程を書き出します。
1979年:Coastal(5.13アローワンス1着→5.27ピーターパンS1着→6.9ベルモントS1着)
1981年:Summing(5.6ヒルプリンスS1着→5.25ペンシルヴァニアダービー1着→6.6ベルモントS1着)
1987年:Bet Twice(5.2ケンタッキーダービー2着→5.16プリークネスS2着→6.6ベルモントS1着)
1989年:Easy Goer(5.6ケンタッキーダービー2着→5.20プリークネスS2着→6.10ベルモントS1着)
1997年:Touch Gold(4.20 レキシントンS1着→5.17プリークネスS4着→6.7ベルモントS1着)
1998年:Victory Gallop(5.2ケンタッキーダービー2着→5.16プリークネスS2着→6.6ベルモントS1着)
1999年:Lemon Drop Kid(5.1ケンタッキーダービー9着→5.23ピーターパンS3着→6.5ベルモントS1着)
2002年:Sarava(4.27アローワンス2着→5.18サーバートンS1着→6.8ベルモントS1着)
2003年:エンパイアメーカー(4.12ウッドメモリアルS1着→5.3ケンタッキーダービー2着→6.7ベルモントS1着)
2004年:Birdstone(3.20レーンズエンドS5着→5.1ケンタッキーダービー8着→6.5ベルモントS1着)
2008年:Da' Tara(4.26ダービートライアル5着→5.17 バーバロS2着→6.7ベルモントS1着)
2012年*:Union Rags(3.31フロリダダービー3着→5.5ケンタッキーダービー7着→6.9ベルモントS1着)
2014年:Tonalist(2.22 オプショナルクレーミング2着→5.10ピーターパンS1着→6.7ベルモントS1着)
* 2冠馬アイルハヴアナザーは不出走。
ケンタッキーダービー、プリークネスSの両方に出た馬はBet Twice、Easy Goer、Victory Gallopの3頭で、どちらのレースでも2着でした。今年はこれに該当する馬はいません(ケンタッキーダービー2着はFiring Line、プリークネスS2着はTale of Verve)。
米3冠戦の厳しさの一つにレースが1ヶ月ちょっとの間に一気に行われることがあります(3冠馬がぽんぽん出た1970年代は、一気に行われるために勢いで勝てる、なんてことも言われましたが)。ベルモントSの重要なプレップのピーターパンSはこういったことも踏まえて、以前はプリークネスSの1週後に行われていたのが、2006年、2007年は同週、以降は1週前に行われるようになりました。2002年以降に絞ると、プリークネスSよりも後に行われたレースに出走した馬が逆転したことはありません。
ありきたりな結論ですが、逆転があるとすれば、ケンタッキーダービー、プリークネスSのどちらももしくはどちらかに出走していない馬で、前走がプリークネスS以前の馬ですかね。
5月9日に行われた今年のピーターパンSの勝ち馬はMadefromlucky。父はLookin at Lucky。1番人気で出走したケンタッキーダービーは6着、プリークネスSで雪辱を果たしました。Raise a Native 3 x 5を持ち、勝ったレースの最長距離がこのプリークネスSでした。MadefromluckyはMr. Prospector 3 x 4 . 5系列ぐるみ主導でNorthern Dancer 5 . 6 x 5 . 7系列ぐるみも持ちます。父ではクロスしていなかったPrincequillo 7 x 7 . 7 . 8 . 8 . 9、Djebel 8 . 8 x 9 . 9を持ち、距離は持ってもおかしくないですが、American Pharoahの方がスタミナがありそうに思います。後はAmerican Pharoahがどれだけ消耗しているかですね。