うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

エイシンアポロン

2011-11-20 21:39:23 | 競馬日記
2年連続栄進のStorm Cat系の馬でしたね。
昨年はForest Wildcat産駒エーシンフォワードでしたが、今年はGiant's Causeway産駒エイシンアポロンでした。3年連続参戦のSahpresaは3着、Immortal Verseは7着でした。日本の競馬への対応力の差が出ましたか。Immortal Verse陣営はレース前には「雨はウェルカム」(記事)と言っていましたが、レース後には「馬場が合わない」(記事)とのコメント。要するにダメダメだったということです。持っているレーティングが高いですから、Rocket Manのように4着くらいに入ってFRRに貢献してくれたらいいと思ったのですが、そう上手くはいきません。

エイシンアポロンは2、3歳時はローズキングダムヴィクトワールピサといった同期に敵わず、善戦マンのポジションでしたが、今年の秋に復帰して一気に頂点に立ちました。
父Giant's Causeway×母父Sadler's Wellsという日本向きと思えない配合です(稍重馬場でこの馬に向いてはいましたが)。この組み合わせからはPalaviciniが出ていますが、GI馬は初めてだと思います。日本から出たというのが意外です。

日本では最近、Northern Dancer系はVice Regent分枝とStorm Bird分枝が強いですね()。そのStorm Bird分枝のGI馬のうち最近の3頭は全てマル外です。内国産のGI馬はヘネシー産駒サンライズバッカスのみ。現在、日本で頑張っているのはJBBA供用でワンダーアキュートを出したカリズマティックくらいでしょうか。まだ成功種牡馬を出せる余地があるように思いますが、2010年より既にアメリカで実績のあるヨハネスブルグがJBBAで供用され始めました。ヨハネスブルグは現役時代はアラジ以来の大物2歳馬でした。大物2歳馬といえばマイスワローなんかも輸入されましたね。
個人的には既にオーストラリアでGI馬を出しているスタチューオブリバティが好きなんですが、日本ではそんなにいい繁殖をもらえていないでしょうね。