うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

コロネーションC

2007-06-02 22:49:45 | 競馬日記
コロネーションCではMontjeu産駒Scorpionが久しぶりの勝利を挙げました。一昨年のセントレジャー以来の勝利です。昨年のダービー馬Sir Percyは6着、本日、自身最初のダービー制覇を狙うデットーリ騎乗の昨年のセントレジャー馬Sixties Iconは最下位7着でした。Sixties Iconの母はLove Divine。昨日8回目のオークスを勝ったセシル師の7回目のオークスはこの馬でした。

牝馬戦プリンセスエリザベスS(GIII)はDanehill産駒Echelonが勝ちました。ダーリアS(GIII)からの連勝、このレースは連覇、重賞は4勝目です。

オーストラリアで行われたクイーンズランドオークスはシンコウキング産駒Eskimo Queenが勝ちました。母父はHethersettを通るDjebel系。

ヴォーダフォンオークス

2007-06-02 13:38:42 | 競馬日記
オークスを勝ったのはPassage of TimeではなくLight Shiftの方でした。こちらもセシル師の調教馬で評判の馬でした。父Kingmambo、母ランジェリー。タタソールズゴールドCを勝ったShiva、フォワ賞(GII)のLimnos全兄妹の半妹です。ShivaもLimnosも日本産で当時かなり話題になりました。

Kingmamboに母父Shirley Heightsは組み合わせとしていいと思っていますし、Light Shiftはいい配合だと思っています。
Racing PostでKingmamboに対するニックスが見られます。一番成功例が多いのはやはりSadler's Wellsとの組み合わせで、33頭が走り、15頭が勝ち上がっています。エルコンドルパサーのような超大物やDivine ProportionsVirginia Watersのようなクラシックウイナーを出しているために印象は強いですが、出走馬の勝ち上がり率自体はそんなには良くはないんですね。大物狙いの配合であったり、みんながニックスだと思って多く試されているために質の低い配合もあったりするのかもしれません。ちなみに母父Fairy Kingはバッドニックスで5頭が出走し、勝ち上がった馬はいません。母父Rivermanは超大物はいませんが、6頭が走り、全部勝ち上がる組み合わせです。JCDのアロンダイトは父エルコンドルパサー×母父Rivermanです。以前、Never Bend系との組み合わせがいいのではないかと書いたのですが(ブログ)、他のNever Bend系とは積極的には交配されていないようで、母父Shirley HeightsはLight ShiftしかRacing Postに登録されていないようです。しかし、Shirley HeightsはDivine Proportionsの祖母と同血、Virginia Watersの祖母父であり、父Kingmambo×母父Shirley Heightsで成功例が出たのは必然だと思います。ちなみにDivine ProportionsとLight Shiftの生産者、馬主は同じです。馬主はニアルコスファミリー。