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(19.10.13訪問)
大和路号、今日は堺の街に向かっています。我が家から阪神高速一本、終点堺で下りるとはや市内、ものの30分です。目指すは本願
寺堺別院。本願寺堺別院は堺市内最大の木造建築物と云われている本堂を擁する浄土真宗のお寺で、親鸞聖人と蓮如聖人、真宗の両
巨頭が境内で対峙する名刹です。おっと、もう山門前に着きました。はや!
▼門前に建つ蓮如上人旧跡の碑。
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[ 本願寺堺別院 ]
●寺号 本願寺堺別院 (ほんがんじさかいべついん) 愛称北の御坊
●宗派 浄土真宗本願寺派 (じょうどしんしゅうほんがんじは)
●開基 道祐 (どうゆう)
●創建 文明八年 (1476年)
●本尊 阿弥陀如来
▲大阪府堺市堺区神明町東3丁1-10 TEL:072-232-4417
▲http://www.sakaibetsuin.or.jp/
▲拝観料 境内自由
▲神明町駅出口2出口から徒歩約4分
妙国寺前駅出口2出口から徒歩約5分
綾ノ町駅出口2出口から徒歩約8分
▼山門。左右に五線を配した築地米。桁行一間、四脚門、切妻造、本瓦葺。宝暦二年(1752年) 建造。
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本願寺堺別院縁起
西本願寺堺別院は、足利義氏の四男道祐が本願寺三世覚如に帰依して建立したのが始まりとされている。文明8年(1476年) 五世樫木
屋道顕が本願寺八世蓬如を招き「信証院」を建てた。寛文三年 (1663年) には、十三世乗珍が寺地を西本願寺に寄進、以来堺別院と
なった。現在の本堂は、文政八年 (1825年) に再建されたもので、堺市に現存する最大の木造建築とされる。廃藩置県に伴って明治
四年から10年間(1871~1881年)は、本堂と境内の土地が堺県庁として貸与され、堺別院は宿院町に移転した。
▼山門に掛かる堺別院の木札。
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▼経蔵。桁行三間、梁間三間、宝形造、本瓦葺。江戸後期。相当頑丈に建物をガードしています。
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▼手水舎と鐘楼。桁行二間、梁間一間の長方形手水舎。江戸後期。
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▼前面に両巨頭が立つ本堂。桁行九間、梁間十一間、入母屋造、本瓦葺、三間向拝付。堺市内最大の木造建築物。
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▼本堂前面。十段階段が付く三間向拝。
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▼一間吹き通しの本堂外縁。
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▼信證殿と書かれた本堂内陣扁額。
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▼豪華な内陣仏間。中央須弥壇に本尊阿弥陀さんが祀られています。
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▼本尊阿弥陀如来立像。
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▼内陣左右の黄金の襖。ポルトガル宣教師達が描かれています。
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▼蓮如堂拝殿。本堂右側に蓮如上人廟の拝殿。
桁行三間、梁間二間、切妻造、本瓦葺。正面中央一間には軒唐破風が付けられています。江戸後期。
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▼蓮如上人廟。方一間、方形造、銅板葺、二重基壇に建てられています。
安永七年 (1778年) に大谷本廟を模して建立された蓮如堂の後身。江戸後期再建。
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▼境内の大楠。
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▼親鸞聖人と、
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▼蓮如上人が向き合ってお立ちです。
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▼蓮如上人のお顔。
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▼信證堂。お堂の正体は不明です。
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▼信證堂扁額。
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▼信證堂内部はシンプルな作り、中央奥に須弥壇、遠目にも須弥壇壁面の黄金光の中に一体の立像がお立ちです。
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▼さてこのお像は……、
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▼阿弥陀さんかなお釈迦さんかな、さて?
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▼お顔のアップ、ふくよかないいお顔です。阿弥陀さんでしょうネ。
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▼どこの城門かと思うくらい立派な御成門ですネ。
桁行六間、梁間三間、入母屋造、本瓦葺。長屋門形式の立派な門で、両脇は築地塀、江戸後期。
御成門からお暇と思ったんですが、残念ながら通行不可でした。
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本願寺堺別院これにてオシマイ。今日の拝観、何を狼狽えたのか撮影漏れ多数。これは、もう一度拝観せねばと思いつつ次のお寺へ
向かいました。
本願寺、京都以外にも別院が多数ありますね。
私には故郷の神戸のモダン寺と呼ばれた寺院さんが思い出深いものです。お寺の中には入ったことがありませんでしたが、電車から眺めて子供時代は西洋のお城だと思っていました。(インド風の建物だったようですが)
堺の別院さんは歴史が古く、立派ですね。
蓮如上人は教科書の中の人と言う認識しかありませんでしたので、こうやってお寺で銅像や遺構などを見ると身近に感じられることでしょう。
京都の美山に蓮如の滝があって、優しい姿の滝です。(ただし、長大な段瀑です。)
蓮如関係の寺院が近くにあるのかも知れませんね。
本願寺系の寺院の多さはあきれるばかりです。
全国どの地域を訪ねても、大小の違いはあっても立派な門構えが目につきます。
親鸞さん、蓮如さん両巨頭の存在は真宗にとっては宝物。
お二人の名前が永劫に続く限り、真宗は不滅!
そんな気がします。
いつもコメントありがとうございます。