土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

龍泉寺、修験道根本道場です。

2018年10月29日 | 奈良の古寺巡り





2018.10.27訪問)


学生時代や職場山岳部で何度か入山した大峰山。その麓洞川にある大峯山龍泉寺を今日は久々の訪問です。錦秋の彩りは下界ではまだ
まだの感強しも、吉野山中では黄や赤とりどりの世界がボツボツという期待感を持って大和路号はR309を南下、途中黒滝村でコーシ
ーブレイク、ななんと抽出仕立てのコーシーが1杯100円、2杯飲んでも200円、3杯飲んでも300円、なんという太っ腹の黒滝村、
1杯100円で気持ちよく龍泉寺を目指したのは云うまでもありません。





▼R309号から県道21号へ入りドンドン北上、やがて道沿いに立派な石垣に五線塀が見えてきます。龍泉寺到着です。







[ 龍泉寺 ]
●山号 大峰山 (おおみねさん)
●寺号 大峯山 龍泉寺 (おおみねさんりゅうせんじ)
●開基 役行者小角 (えんのおずぬ)
●開創 伝白鳳年間(645年~710年)
●宗派 真言宗醍醐派大本山
●本尊 弥勒菩薩坐像
●再興 理源大師聖宝
▲拝観料 無料 朱印300円
▲奈良県吉野郡天川村洞川494 Tel. 0747-64-0001
▲近鉄南大阪線「阿部野橋」から「下市口駅」下車 奈良交通バス「洞川温泉」行終点下車(約1時間20分)





▼最初の門は修験門、この門は通過。


 





龍泉寺縁起 (龍泉寺HPから抄出)
大峯山登山口洞川(どろがわ)にある大峯山龍泉寺は、真言宗修験(当山派)総本山醍醐寺の大本山であり、大峯山寺の護持院でもありま
す。白鳳年間、役行者が大峯を開山し修行していた頃、山麓の洞川に下りられ、岩場の中からこうこうと水が湧き出る泉を発見しま
した。役行者がその泉のほとりに八大龍王尊をお祀りし、行をしたのが龍泉寺の始まりであると伝えられています。
この泉を「龍の口」と言い、この地を龍神様の住まわれる泉ということから、龍泉寺と名付けられました。その後、修験道中興の祖、
理源大師聖宝によって再興、修験道の根本道場として修行者を迎える霊場となりました。龍の口より湧き出る清水によって満たされ
た池は、水行場としても名高く、修行者の身心を清める第一の行場となっています。





▼少し行くと朱色の総門、ハイ到着。境内は少し染まって来てるようです。







             ▼山号寺号が刻された立派な石柱。







▼総門から境内を見ると、石畳の右に池があるんです。







            ▼第一水行場。岩から湧き出る泉を竜の口の霊水と呼び、これを湛えた池の水行場。
             大峰入峰者がまずこの水行場で身を清めます。                    

        





            ▼小角さんが高みから……、







            ▼ワシャ眠たいよとうつらうつらか。

  





▼境内放生池の周りもだんだん染まってきましたネ。







▼朱色鮮やか鐘楼、なんと12本柱ですヨ。







▼庫裡から境内を見る。







▼神聖殿。方3間宝形造、銅板葺、1間向拝付。役行者神変大菩薩、理源大師聖宝の霊をお祀りしています。







▼神聖殿扁額。







▼正面格子から覗くと須弥壇上に金ピカの観音さん、脇に役行者と理源大師が見えます。







            ▼本尊観音菩薩立像。







▼本堂。桁裄5間、梁間5間、入母屋造、檜皮葺、3間向拝付。
 本尊弥勒菩薩坐像、役行者、弘法大師、理源大師、不動明王をお祀りしています。
 昭和21年(1946年)洞川の大火によって類焼、昭和35年(1960年)再建。







            さて堂前に仁王さんならぬ、役行者の弟子と云われる前鬼と後鬼夫婦が控えています。
            ▼こちらが旦那の前鬼像。







            ▼こちら奥さんの後鬼像。



前鬼と後鬼は役行者が山中で修行をしていたとき、行者を襲った夫婦の鬼と言われていますが逆に行者から諭され、その後高弟と
なり、後鬼は後に洞川で暮らしたと伝わるそうです。





▼本堂内陣は格子で仕切られ内部は見にくいですが覗いてみましょう。







▼本尊弥勒菩薩がお坐りです。







▼本堂の側面です。







            ▼龍王の滝。龍泉寺の女人解禁に伴い設置された女性修験者の水行場。



突然甲高い気合いが聞こえたので覗いて見ると、白装束の若い女性が気合いと共に神域の荘厳な滝に打たれていました。圧倒される
気合いでしたヨ。さすがに写真は遠慮しました。





▼本堂横に護摩道場。方3間、宝形造、銅板葺、1間向拝付。







▼豪華なお厨子に火焔光背をバックにお不動さんがお立ちです。







            ▼本尊不動明王立像。バックの火焔が何か別物に見えます。







▼放生池越しに本堂方向、相当染まってきているように見えますネ。







▼池の中之島に建つ弁天堂。







▼水上はアートな世界。







▼龍泉寺最重要御堂、八大龍王尊をお祀りする八大龍王堂です。



八大龍王尊は役行者が龍泉寺草創の折、大峯一山の総鎮守として祀った龍神尊です。
方5間、宝形造、銅板葺、3間向拝付。向拝の中1間は唐破風仕様。
空海さんがこの堂前で雨乞い修法をしたとされています。洞川大火で唯一焼失を免れたお堂。平成13年(2001年)再建。





▼内陣。奥のお厨子に本尊がお祀りされてます。







▼八大龍王堂天井龍図。狩野派川面稜一画伯の「復元模写」  














▼八大龍王堂。







▼相当染まってますネ。赤い橋は龍王橋。







▼柴燈護摩道場。柴燈護摩とは、理源大師聖宝伝承の修法で、柴薪を積み点火、火の中に本尊不動明王を勧請、熱禱を捧げるもので、
 修験道の祈禱儀式としては最上のものだそうです。







            ▼剣の不動明王と二童子。







▼山手はさながら秋本番。







▼こんな役行者もいました。







▼境内から少しのぼって行くと、かりがね橋と云う怖いコワイ吊り橋にでます。長さ120m、高さ50mの吊り橋。 









両サイドネットで完全ガード、落ちる心配はありませんけど、びびりやのボクは向こうまで行けません、とにかく揺れるんです。
中途で引き返して今日の吉野龍泉寺これにて オ シ マ イ





▼ちなみに龍泉寺の位置です。







▼ご朱印です。






畿内一円我が庭の如く、空を飛び、山を走り、地を駆け廻る超人役行者、またの名をスーパー小角、そんな役行者が本人と修験者の
ために開いた龍泉寺。現在もこの地洞川から山上ヶ岳に入る修験者は、先ずここ龍泉寺に参拝、水行で身を清め、八大龍王に祈念後、
入山するそうで修験道の根本道場としての霊場寺院です。水の関わりが多く湧水が豊富で水行場、滝行場、境内には水場がたくさん
あります。お寺だけを見れば相当山中の印象ですが、川向こう、橋を渡れば洞川温泉、旅館やホテルが軒を競う温泉街。此岸と彼岸
を取り合わせ、一つの現世を作りあげた役行者、やはりただ者ではない超人ですネ。


興福寺中金堂、絶賛ライトアップ中!

2018年10月25日 | 奈良の古寺巡り




(2018.10.24訪問)




20日から一般公開された興福寺中金堂、夜間拝観とライトアップが行われています。11月11日まで。







古都の色ではないと云うなかれ。ドンドン色が変わって行きます。







キレイでしょ。













マアなんときれいな ム ラ サ キ。 さしずめ極楽浄土とはこんな感じか。






前シルエットは投光器。これが無けりゃ、色がでません。




















とまあこんな具合で、ポンポンと色が変わって行きます。11月11日までやってます。寒くならないうちにどうぞ。



十念寺、異色の本堂が異彩を放っています。

2018年10月22日 | 京都の古寺巡り





(2018.10.21訪問)


今日は出町柳にクルマを置いて、久々に寺町通を歩こうと例によりフラフラと足取り重く寺町通を北へ、右側に甍を並べるお寺を一軒
一軒、ドコを訪ねようかナと山門から中を覗きながら物色 (怪しいおっさんと自分でも感じます) しつつ歩いていたと思ってください。
とある山門から中を覗くと、なんとなんとギリシャ風の建物が見えるじゃありませんか。当然ながら訪ねたお寺が十念寺でありました。





▼十念寺は寺町通に山門を構えています。左脇戸から入ります。







            [ 十念寺 ]
            ●山号 華宮山 (かきゅうざん)
            ●院号 宝樹院 (ほうじゅいん)
            ●寺号 十念寺 (じゅうねんじ)
            ●開基 足利義教 (あしかがよしのり)
            ●開山 真阿上人 (しんなしょうにん)
            ●開創 永享三年 (1431年)
            ●宗派 西山浄土宗
            ●本尊 阿弥陀如来坐像
            ▲拝観料 無料
            ▲京都市上京区寺町通今出川上る鶴山町13 Tel. 075-231-6478
            ▲京阪出町柳駅から徒歩約12分
 
             叡山出町柳駅から徒歩約12分
 
             地下鉄今出川駅から徒歩約13分





            ▼フルネーム石柱。







▼駒札。







▼鐘楼。

         





▼山門を潜ると、正面にモダーンテンプルを絵に描いたような……、







▼本堂が。パッと見にはとてもお寺の本堂とは思えません、ですが本堂なんです。
 本堂は平成五年 (1993年) 大阪一心寺住職、今は長老の高口恭行さん設計、異色の本堂と呼ばれているそうです。







▼扁額周辺は龍が彫られ彩色ゆたか、中央は金箔が敷かれ寺号が書かれている手の込んだ扁額です。
 建物の直線表現にはそぐわない扁額と感じるのはボクだけか。







▼ガラス越しの薄暗い堂内がここまで映るんです。腕よりカメラだよと寺友が云ってました。
 上部半円の中に本尊阿弥陀さんが祀られています。







▼本尊阿弥陀如来坐像。空海作とも、恵心僧都作ともいう説があるそうで平安時代作。
 (本尊写真はネットから、しかしどういうチャンスでこんな写真が撮れるんでしょうネ、お寺が撮ったもんでしょうか)







▼どう見ても堂とは……、







▼これは窓らしいです。







▼妻の上には瓦の広目天が立ってます。何故広目天か、それは判りません。







▼屋根のテッペンに、カラフル鳳凰が飛び立つ準備か。







▼決して広くない境内ですが小さいながらのお庭も造作されています。      













▼癒されますよネ。







▼開基の室町幕府六代将軍足利義教の墓標。にしては少々寂しいです。(墓標写真はネットから)







            ▼茂みの中にひっそり佇む石灯籠、天保四年の銘が確認出来ます。







▼右書院と左庫裏。







▼書院襖絵紙本墨画、曾我蕭白作「雲龍図」。せめて書院で見たいもんです。
 (襖絵写真はネットから)







▼本堂後ろに地蔵堂。タイルガラスの嵌まったこのお堂もモダンなお堂。







            ▼本尊地蔵菩薩立像。
             ボクたちがイメージするお地蔵さんとはチョット違う、全身まっさらのお姿。







▼美しいお顔を拝して気分よく十念寺オイトマです。

 




京の寺町通で少しばかり異彩を放つお寺、ドナタも思うでしょう異色の本堂。コンクリートの打ちっぱなしにフロント円柱の吹き放し
は一見ギリシャ建築風、楽しいじゃありませんか。京都イメージが持つ千年の重みは、何も従来の古刹イメージを踏襲するのがベスト
ではないでしょう。お寺がここまで思い切ったお堂デザインを採用する心意気に大拍手です。このお堂を設計された高口さんは我が大
大阪の一心寺長老、何度も訪ねている一心寺へ、又また訪ねたくなりました。


不動寺、不動明王は一人仁王立ち。

2018年10月18日 | 滋賀の古寺巡り





(2018.10.13訪問)


不動寺ってどう行ったらいいのと善水寺の若い僧侶に聞くと「この道下ったらスグですわ」だったので早速GO!
なるほど確かにスグでした。道路沿い右手にささやかな駐車スペースらしき場所がありそこに駐車。お地蔵さんと観音さんが迎えて
くれます。このお寺小さな本堂だけ、しかし大岩石に刻まれた不動明王は輝いていましたヨ。





▼大岩石に刻まれた不動明王磨崖仏。







[ 不動寺 ]
●山号 岩根山 (いわねさん)
●寺号 不動寺 (ふどうじ)
●開山 弘法大師 (こうぼうだいし)
●開創 延暦年間(782~805)
●宗派 臨済宗妙心寺派
●本尊 石仏不動明王
▲拝観料 無料
▲拝観時間 自由
▲滋賀県湖南市岩根3480 Tel. 0748-72-0653
▲JR草津線 「甲西駅」 下車 バス 約15分 「岩根」下車、徒歩約10分
 名神竜王IC.から約9キロ





▼真っ先に目につくガイド板。ガイド板の宗派は黄檗宗、寺号石柱の宗派は臨済宗妙心寺派、どちらが現状なんでしょうか。







            ▼寺号石柱とお地蔵さん。







            ▼隣に観音菩薩。







▼すぐに石段です。













▼段数は僅かですが小々急、ソロリソロリ上ると懸け造りの本堂とお不動さんが彫られた大岩が目の前に。
 本堂は実にささやかな小堂です。







▼堂内は小さな須弥壇が設えられ、山号扁額が掛かり……、







▼須弥壇上に何故か鏡、そして奥に花頭窓が。







▼花頭窓の格子を通してお不動さんと対面出来る粋な配慮。になってますが写真ではお顔見えませんネ、写真がヘタですねん。







然らば懸け造りの本堂下から大岩の下まで行くとお不動さんが眼の上に、

▼下から見上げたお不動さん。







▼正面から撮れないのが辛いつらところ、このカットが精一杯。
 岩壁面に楕円の光背面を彫りくぼめ、中に不動明王を彫り出している。
 像高150cm、肘の幅77cm、顔28cm、顔幅30cm、鎌倉時代作。  



















▼仏師のサインか。かすかに文字の彫り込みが認められました。
 「建武元年(1334)三月七日、卜部左兵衛入道充乗造え」と書かれてるそうで、これがそうかどうかは判りません。
 卜部とは代々の不動寺住職の姓だそうです。







▼最後にお不動さんと石仏にごアイサツして不動寺オシマイ。






これほど岩壁面に接近して見ることの出来る磨崖仏は滅多にないので、たった一体とは云え正面から対面したかった思いが心残りの
不動寺でした。お寺は無住寺のようで、本堂内にもお寺説明パンフやガイド類など置かれていません。入口のガイド板がすべてでは
少々不満、などと云ったら、そんなこと自分で調べろと云われそうなんで今日はこれぐらいでナットクしておきましょうか。




善水寺、目の前に三十数体の仏像、感動的対面です。

2018年10月15日 | 滋賀の古寺巡り





(2018.10.13訪問)

湖南三山の一つ、善水寺を訪ねその後僅かな距離の不動寺の磨崖不動明王に会うため、天気上々の今朝、大和路号は第二京阪から京
滋バイパス、名神高速と便利な便利な高速で栗東湖南ICまで走ります。高速をおりR1を東へ8キロばかり、少々山手に入ると目指す
善水寺三十数体の仏像が待ってくれているのです。




            ▼立派な寺号石柱が建ってます。     







            [ 善水寺 ]
            ●山号 岩根山 (いわねさん)
            ●寺号 善水寺 (ぜんすいじ)
            ●勅願 伝元明天皇 (げんめいてんのう)
            ●開創 伝和銅年間 (708~715年)
            ●再興 最澄 (さいちょう)
            ●宗派 天台宗
            ●本尊 薬師如来坐像 (秘仏)
            ▲拝観料 500円 朱印300円
            ▲拝観時間 9:00~16:00
            ▲http://www.zensuiji.jp/ 
            ▲湖南三山の一つ
            ▲滋賀県湖南市岩根3518 Tel. 0748-72-3730
            ▲JR草津線甲西駅下車、湖南市巡回バス下田行き「岩根」下車徒歩10分
 JR草津線三雲駅下車タクシー15分





▼鐘楼。一撞き355年の余韻にしびれました。寛文三年 (1663年) 建立。







善水寺縁起 (善水寺パンフより抄出)
奈良時代和銅年間元明天皇勅命により鎮護国家の道場として草創され和銅寺と号した。延暦年間、傳教大師最澄上人、比叡山開創の
堂舎建立の用材を甲賀の地に求め、材を野洲川河岸に筏を組み流す時、日照り続きで河水少なく材が流れない。大師請雨祈祷し、岩
根山中より一筋の光が射し、誘われるまま登られた。山中堂東側に百伝池あり、池中より薬師仏出現、その薬師仏を本尊として請雨
祈祷七日間、満願日大雨降り、流勢大いなるまま、材は川を下り琵琶湖対岸比叡の麓に着岸したと云う。その後、都で桓武天皇御悩
の際、大師は霊仏出現の池水を薬師仏の宝前にて七日間病気平癒祈祷、満行の日霊水を天皇に献上、御悩忽ち平癒された。この縁に
より岩根山善水寺の寺号を賜わったという。





▼本堂(国宝)。丁度鐘楼から見た左側面の堂姿です。
 桁行七間、梁間五間、入母屋造、檜皮葺。南北朝貞治五年 (1366年) 再建。







▼本堂正面です。







▼本堂扁額は寺号が書かれています。

               





▼中央が戸口ですが、ここからは入堂出来ません。中央一間が開き戸、周囲は内開き格子蔀戸、向拝なし。







▼堂内外陣と内陣は格子で仕切り。







▼超豪勢で豪華な内陣須弥壇。(写真は善水寺HPから)
 中央お厨子に秘仏本尊薬師如来、上段左右に梵天、帝釈天、中段左右に四天王 (重文)、下段左右に十二神将が祀られさながら仏像
 オンパレード。後堂にも兜跋毘沙門天 (重文)、不動明王 (重文) 安置されています。総勢三十余躯、今はともかく湖南三山の往時の
 賑わいを感じずにはおれませんでした。堂内ではご住職から懇切丁寧な説明があります。







▼本堂東側の百伝池。古来ももつての池と云うそうで、池を中心に池泉回遊式庭園です。     



















▼こんな親子もいました。







▼善水寺の善水の由来碑。







▼霊水善水。







▼元三大師堂。慈恵大師良源僧正を祀っています。方三間、宝形造、桟瓦葺、正徳三年 (1713年) 再建。







▼元三大師堂扁額。







▼堂内須弥壇。







▼本尊良源僧正のお顔。良源さんは比叡山中興の祖と云われ天台座主も勤めた方です。







▼元三大師堂。







▼石段を上ると善水寺の鎮守六所権現。







▼伊勢、春日、八幡、賀茂、熱田、鹿島の神々を奉安しています。







▼役行者を祀る行者堂。







▼前方には護摩壇が設えてあります。







▼行者堂扁額。役行者の賜名神変大菩薩と書かれています。







▼地蔵堂。小さなお堂ですが堂内には……、







▼お地蔵さんがイッパイ!

 





▼境内から少し下ったところに観音堂。元禄九年(1696年)建立。







▼観音堂本尊聖観世音菩薩坐像。宝冠が独特のかたち、漆箔がキレイに残る丈六坐像で平安時代作。







▼観音堂東に東西6m、南北5.5m、高さ8.2mの巨岩。左上部の彫物見えますか?







▼不動明王が平彫りされてます。よりによってなんでこんな所に彫ったんでしょうネ。



と疑問を持ちつつ善水寺 オ シ マ イ





▼ご朱印です。






本堂須弥壇上の中央扉が閉ざされた堂形お厨子の中には本尊お薬師さんが秘仏として祀られ、その左右に居並ぶ三十数体の仏像の壮
観さは、おそらく言葉だけでは理解出来ないでしょう。さながら仏像オンパレード、これでお厨子が開けられ本尊お薬師さんに拝す
ることが出来れば文句なしなんですがネ。

それではここからクルマで5分ばかり下ったところにある不動寺磨崖仏に会いに行きましょう。