土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

地蔵寺、四国八十八カ所霊場第5番札所です。

2019年01月03日 | 徳島の古寺巡り






(2018.12.22訪問)


明けましておめでとうございます。
「土曜日は古寺を歩こう」新春第一弾は、お粗末ながら去年の記事を引っ張っています。
相変わらずドジなブログですが本年もどうぞよろしくお願いいたします。

大和路号は第四番札所大日寺から第五番札所地蔵寺に向かいます。距離にして1キロ少々、見てる間に到着です。
訪ねる地蔵寺には、四国で唯一、彩色豊かな五百羅漢像が約200体が安置されているそうで、それはそれは迫力半端じゃないそうで
す。「唯一」とか「ここしかない」と云う言葉に非情に弱い私め、期待ワクワクでハンドルを握っています。





▼小さなきれいな平石が敷き詰められた参道の先に山門が見えます。







[ 地蔵寺 ]
●山号 無尽山(むじんざん)
●院号 荘厳院(しょうごんいん)
●寺号 地蔵寺 (じぞうじ)
●宗派 真言宗御室派 (しんごんしゅうおむろは)
●勅願 嵯峨天皇 (さがてんのう)
●開基 弘法大師 (こうぼうだいし)
●開創 弘仁12年(821年)
●本尊 延命地蔵菩薩
●徳島県板野郡板野町羅漢字林東5 TEL. 088-672-4111
●拝観料 五百羅漢堂200円 御朱印300円
●徳島自動車道「藍住IC」から県道1号を南へ、県道12号を右折、西へ県道34号を右折スグ。





▼山門です。







地蔵寺縁起 (四国八十八ヶ所霊場会HPから抄出)
嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開創された。大師は勝軍地蔵菩薩を彫られ、本尊に安置したと伝えられる。その後、淳和天皇、仁
明天皇の三代にわたり天皇家が帰依された。熊野権現の浄函上人が延命地蔵菩薩像を刻み、その胎内に大師作の勝軍地蔵菩薩を納め
られたとも伝えられている。この勝軍地蔵菩薩の信仰から、武将たちの寄進が多く。寺領は拡大し、阿波、讃岐、伊予の三カ国にお
よそ三百を数える末寺、塔頭も二十六寺にのぼったと伝えられている。





            ▼四国霊場第五番と刻された山門脇の寺号石標。







▼山門。三間一戸、切妻造、桟瓦葺。両脇に二天像を安置。







▼山号が書かれた山門扁額。







            ▼阿形像、お名前は不詳。奥の手が使えませんでした。







            ▼吽形像。この像もお名前は不詳。







▼境内の一部、正面本堂、右に八角堂が見えます。







▼鐘楼。







            ▼弘法大師行脚像。







▼精悍なお顔のお大師さん。

 





▼淡島堂。立派な屋根を持つ小さなお堂、和歌山淡島神社の分身で、万病封じの守護神を祀っているそうです。







▼一枚岩を穿った大きな手水鉢。







▼本堂です。複合お堂で左が本堂、右のお堂は不動堂です。







▼本堂正面。







▼堂内外陣と内陣は格子戸で仕切られています。







▼内陣最奥に立派なお厨子、中に本尊が祀られていると思われ、その前にお前立ちの毘沙門天騎馬像がガッチリ守護しています。







            ▼精悍な若き日の毘沙門さん。







▼本堂。







            ▼赤ちゃんに慕われていますが、このお地蔵さんは先祖供養地蔵尊と云います。







▼八角堂。







▼本堂とは棟続きの不動堂。







            ▼不動堂本尊、不動明王立像。







▼十二仏とそれを守護するかのようにお不動さんが並んでいます。







四国でここ一カ所という奥の院の五百羅漢堂へ行きましょう。

▼キレイに整備されている奥の院への参道。







▼奥の院に着きました。一瞬別のお寺かナと錯覚するほど別のお寺風でしたヨ。







▼境内は黄色の絨毯一色。正面は釈迦堂。        







▼釈迦堂。







▼釈迦堂扁額。







▼弥勒堂。このお堂から大師堂に繋がる回廊に彩色豊かな五百羅漢像が約200体が安置されています。







▼弥勒堂正面で先ず本尊と目をあわせます。







▼笑ったり、怒ったり表情豊かな羅漢さんがズラリ勢揃い。       













▼釈迦如来もお坐りです。







▼羅漢さんに混じってお地蔵さんもお立ちです。







▼ご機嫌斜めの羅漢さん。



噂に違わず200体の彩色された羅漢さんの見応えは半端じゃありません。
まさに四国まで訪ねた甲斐がありました。ヨカッタ、ヨカッタ!





▼最後にお大師さんさんに……、







▼一言ご挨拶をして……、







▼大師堂から失礼しました。







▼第五番札所ご朱印です。






驚異的な一日三カ寺訪問でした。今日で四国八十八カ所霊場中五霊場の訪問を終えたんですが、残り八十三カ寺途方もない多さに、
結願できるかはなはだ疑問、なるだけ訪問機会を作って挑戦しようと思っています。しかし四国八十八カ所、大阪からは遠いですワ。


フロク
▼祖谷かずら橋はこんな橋です。揺れますよ、怖いですヨ。









これにて四国八十八カ所霊場三、四、五番札所オシマイです。

大日寺は、四国八十八カ所霊場第4番札所です。

2018年12月29日 | 徳島の古寺巡り





(2018.12.22訪問)


三番札所金泉寺から約6キロ、第四番札所大日寺に向かいます。金泉寺でも感じたんですが、四国遍路道を走っていても、白装束の
お遍路さんの姿が見当たりません。12月なんてお遍路する方はいないんでしょうか。そうこうするうちに大和路号は山間に入って
行きます。道も終わりのところ、赤い山門が見えてきました。





▼参道脇に自然石に刻まれた立派な寺号石標が。







[ 大日寺 ]
●山号 黒巌山(こくがんざん)
●院号 遍照院(へんじょういん)
●寺号 大日寺 (だいにちじ)
●宗派 東寺真言宗 (とうじしんごんしゅう)
●開基 伝 弘法大師 (こうぼうだいし)
●開創 弘仁6年(815年)
●本尊 大日如来坐像(秘仏)
●徳島県板野郡板野町黒谷字居内28番地 TEL. 088-672-1225
●拝観料 境内自由 御朱印300円
●JR四国高徳線「板野駅」下車 約4.5キロ
 徳島自動車道「藍住IC」から約7.5Km
 高知自動車道「板野IC」から約7キロ





▼珍しや山門に対して真っ直ぐでない参道。







▼山門。







大日寺縁起 (四国八十八ヶ所霊場会HPから抄出)
弘法大師が弘仁6年、この地で修行中大日如来を感得。大師は一刀三礼し大日如来像を彫造、これを本尊としてこの寺を創建。寺号
を本尊に因んで「大日寺」と命名したと伝えられる。「黒巌山」の山号は、境内が三方を山に隔てられており、この地は「黒谷」と
称されたのが由来といわれ、地元では「黒谷寺」とも呼ばれていたという。かつては立派な堂塔が並び、美しく荘厳な小門から入っ
た境内は広々としていた。歳月が経ち、伽藍の軒は風化していたが、応永年間(1394年~1428年)に松法師という人に夢の託言が
あって修復されたという旨が記されている。





▼山門。重層鐘楼門、入母屋造、本瓦葺。下層の柱は角柱、上層は丸柱の珍しい造り。今年再建。







▼山門上層に梵鐘。







▼それでは入山しましょう。前方の建物は本堂です。







▼境内参道、左に工事中の建物があるようですネ。







▼小さなお社が祀られています。







▼一枚岩を刳り貫いた豪快な手水鉢。







▼時代の波に翻弄されながらも、よく耐え抜いた様な少々くたびれた本堂。







▼山号が記された本堂扁額。

 





▼本堂内陣。須弥壇中央に本尊大日如来(お前立ち像)がお坐りです。       













            ▼本尊大日如来(お前立ち像)







▼本堂。







▼本堂前の石仏。全員お地蔵さんのようです。







▼大師堂。方3間、寄棟造、本瓦葺、1間向拝付。







▼大師堂内陣。中央須弥壇にお大師さん、両脇に弘法大師像の軸が掛けられています。







▼過剰な荘厳は一切ナシ、最奥お厨子に本尊お大師さんが端坐されてます。







▼本尊お大師さん。







▼大師堂。







▼工事中の薬師堂。







▼本尊お薬師さんは拝観出来ます。







            ▼薬師堂本尊薬師如来坐像。







▼本堂と大師堂を繋ぐ回廊には三十三体の観音さんが並んでいます。  







            ▼中にこんな方や……、







▼こんなベッピンさんが居られます。この弁天さんは石像なんです。







            ▼ベッピンさんと少しばかリお話をして第四番札所大日寺オシマイです。







▼第四番札所ご朱印です。






写真はないのですが、本堂と大師堂を繋ぐ廻廊に一列に並べられている西国三十三カ所霊場の三十三観音像は圧巻です。
この三十三体を拝するだけで四国まで来たかいがおお有り、大納得の大日寺拝観でした。
最後の写真の弁天さん、いかがですかベッピンさんでしょう。
ホイホ〜イと次のお寺を訪ねることにしましょう。次に訪ねるのは第五番札所地蔵寺です。

金泉寺は、四国八十八カ所霊場第三番札所です。

2018年12月26日 | 徳島の古寺巡り





(2018.12.22訪問)


四国祖谷の「かずら橋」を渡りに行こうとウチの奥さんが云うので行ってきました。
そうだものはついでと申します、せっかくの四国路、ウチの奥さんには「かずら橋に行く前に八十八カ所霊場の三カ寺を先に訪ねる
ぞ」と言い聞かせ納得して戴いて22日早朝、大和路号は我が家を出発しました。今年4月に八十八カ所第一番札所霊山寺と第二番札
所極楽寺を訪ねて以来八カ月振りの八十八カ所霊場巡りです。第三番札所は亀光山金泉寺、きこうざんこんせんじと読みます。高松
自動車道「板野IC」を降りてスグです。




▼山門。重層楼門、桁裄3間、梁間2間、入母屋造、本瓦葺。初層左右に金剛力士像を安置しています。







[ 金泉寺 ]
●山号 亀光山 (きこうざん)
●院号 釈迦院 (しゃかいん)
●寺号 金泉寺 (こんせんじ)
●宗派 高野山真言宗 (こうやさんしんごんしゅう)
●勅願 聖武天皇 (しょうむてんのう)
●開創 伝 行基 (ぎょうき)
●開創 伝 天平年間 (729年~)
●本尊 釈迦如来坐像
▲徳島県板野郡板野町大寺字亀山下66 TEL. 088-672-1087
▲拝観料 境内自由 御朱印300円
▲JR高徳線「板野駅」下車 徒歩約10分
 高松自動車道「板野IC」から約1Km、徳島自動車道「藍住IC」から約3.2Km





▼木札には四国霊場第三番、亀光山金泉寺と揮毫されています。







金泉寺縁起 (四国八十八ヶ所霊場会HPから抄出)
聖武天皇の勅願により行基菩薩が寺塔を建立し「金光明寺」と命名したと伝えられ、本尊は釈迦如来像、脇侍に阿弥陀如来像、薬師
如来像の三尊像を安置して開基したという。弘仁年間、弘法大師が四国を巡教の際、村の人たちが日照りに苦しんでいるのを見て、
この地に井戸を掘られた。この井戸から湧き出た水は霊水で、「長寿をもたらす黄金の井戸」とされ、寺名の「金光明寺」を改め、
「金泉寺」とした。その後、亀山法皇が弘法大師を篤く信仰されて各地の霊跡を巡拝、金泉寺にもしばらく滞在されたと伝えます。





▼右には少々ユニークな阿形さんが、







▼左に吽形さんがガッチリ守りを固めています。







▼それではごくらく橋を渡って境内へ。







▼鐘楼。







▼境内の一部。左が本堂、右にチラッと見えるのが大師堂。







▼少し高みに八角の観音堂。白塗り二重垂木がが目立ちますネ。正面の四角穴から中を覗いて見ましょう。







▼観音堂の内部は荘厳が煌めき、須弥壇中央にお厨子が見えます。本尊勝運観音はこの中でしょう。







▼これもお堂でしょうか、少々侘しい黄金地蔵尊が祀られるお堂です。







▼お堂内のこの井戸、水面に顔がはっきり映ると長生きが出来、ぼやけると命短し。ホンマかいなと覗きましたが暗くて見えません。







▼閻魔堂。







▼本尊は当然ながら閻魔さん。







▼大師堂。方3間、宝形造、本瓦葺、1間向拝付。







▼弘法と書かれた大師堂扁額。







▼内陣の荘厳は瓔珞が数多く飾られ金色燦然、最奥お厨子に本尊お大師さんが見えます。







▼本尊お大師さん。紫色の彩色は高貴と云うよりいささか怖いお大師さん。







▼大師堂。







▼本堂です。桁裄3間、梁間3間、入母屋造、本瓦葺、1間向拝付。







▼精魂込めた鑿の後が窺える向拝貫の彫刻、素晴らしい!







▼本堂内陣須弥壇の本尊釈迦如来坐像。瓔珞でお顔が見えないのが残念です。







▼右横からの本堂。







            ▼黄金の太刀に巻き付く倶利迦羅龍王は不動明王の化身と云われてるそうです。







▼中之島に建つ小さなお社。







            ▼弁天さんもお立ちです。







▼切れ長の目、ゾクッとしませんか。







▼六地蔵。アーチ型の建物が中々ユニーク。







▼境内後方高台に亀腹がない多宝塔。







            ▼上層屋根下の組み物。豪快な造りですネ。

 





▼敷き紅葉もまだ綺麗なままです。







▼お初なアングルで撮ってみました。







▼石段上の忠魂塔にアタック。







            ▼立派な忠魂塔にご挨拶をして第三番札所金泉寺オシマイです。

                  





▼第三番札所ご朱印です。







四月に訪ねた一番、二番札所でも感じたのですが、ここ三番札所も参拝者の姿見当たらず、非常に寂しい感じを受けました。
季節によるものなのかは定かではありませんが、お陰でユックリ、ジックリ拝観出来たことはボクにとっては当たりでした。
次に訪ねるのはここから約六キロ、第四番札所大日寺です。近くで大助かり!

四国八十八ヶ所霊場第2番札所 日照山 無量寿院 極楽寺。

2018年04月13日 | 徳島の古寺巡り





(2018.04.07訪問) 

1番札所霊山寺から2番札所極楽寺までは僅かに1.5キロ、コレは訪ねない訳にはいきません。ナンダカンダ云ってる内に大和路号は
朱色の綺麗な山門前に到着。霊山寺に較べて参拝の方は多いようです。
聞く所によると、88ヵ寺の距離間は今日のように極近いところもあれば、寺間70〜80キロほど離れたところもあるそうで、
全くバラバラ、歩き遍路としての総距離は1200キロ越えるそうです。コレはよほど心して挑戦しなければ満願は覚束ないでしょう。
ボクなど何でもかんでもクルマ一辺倒の人間にとって歩き遍路はやはり無理でしょうネ。





            ▼続いて着いたよ四国霊場第2番。






            [ 極楽寺 ]
            ●山号 日照山 (にっしょうざん)
            ●院号 無量寿院 (むりょうじゅいん)
            ●寺号 極楽寺 (ごくらくじ)
            ●開山 伝行基 (ぎょうき)
            ●開創 伝弘仁年間 (810年~824年)
            ●宗派 高野山真言宗 (こうやさんしんごんしゅう)
            ●本尊 阿弥陀如来像
            ●四国88カ所霊場第2番札所
            ▲拝観料 朱印300円 駐車場 無料
            ▲徳島県鳴門市大麻町檜字段の上12 Tel.088-689-1112
            ▲ http://www.88shikokuhenro.jp/tokushima/02gokurakuji/index.html
            ▲高松自動車道板野ICから県道12号経由で約2㎞
             JR高徳線阿波川端駅から徒歩20分





▼朱色も鮮やかな山門が待ってくれてました。
 三間一戸、重層楼門、上層は高欄付き、入母屋造、本瓦葺、初層左右に金剛力士を安置。








極楽寺縁起 (四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページから抄出) 
弘仁6年(815年) 42歳の弘法大師がこの地で37日間阿弥陀経を読誦し修法された。結願の日に阿弥陀如来が出現したので、大師は
その姿を彫造して本尊とされた。この阿弥陀如来像は尊容が美しく、発する光は遠く鳴門の長原沖まで達したという。漁民たちは漁
の妨げになると本堂の前に人工の小山を築いて光を遮ったという故事から「日照山」と号した。その後、天正年間に長宗我部元親の
兵火で焼失したが、万治2年(1659年)本堂は蜂須賀光隆公の援助によって再建されている。





▼山号扁額。

    





▼初層左右に仁王さん。













▼四国第二番と寺号極楽寺の文字が光ってますネ。山門から境内を、参道は右に折れているようです。







▼再建なのか再彩色なのか判らないんですが、非常に綺麗な山門です。







▼真っ直ぐの道は本堂エリアへの道です。左に折れると本坊。







▼参道左にはよく手入れのされた綺麗なお庭が続きます。













            ▼デッカイ空海さんお手植えの長命杉。
             お参りの皆さんが触れるところは同じ、そこだけツルツル。

            





▼薬師堂。方三間、宝形造、銅板葺、一間向拝付、江戸時代末の建立。







▼小窓から覗いた内部。本尊は立像みたいですネ。







▼観音堂。方三間、宝形造、銅板葺、一間向拝付、江戸時代中期の建立。







▼本堂。方三間、宝形造、銅板葺、一間向拝付、江戸時代初期の建立。







▼豪華な天蓋と瓔珞がキラキラの本堂の内部。







                ▼本尊の絵姿。本尊はこの絵姿から想像してもらうしかありません。
                 なんせ絶対秘仏ですから。







▼外陣にぶら下がる大提灯。







            ▼子宝授け、妊娠安産、霊験あらたか安産大師。







▼お名前の判らない如来さん。







            ▼超豪華! 二童子を従えた一願水掛不動尊。屋外にありながら火焔天蓋の凄いこと。







▼お不動さんのお顔見てみましょう。野性味に溢れ緊張感が伝わります。







▼大師堂。方三間、宝形造、銅板葺、三間向拝付、江戸時代初期の建立。







▼弘法の扁額。







▼大師堂内陣。
 奥の須弥壇、僅かにお大師さんのお顔が見えましたところで、第2番札所極楽寺 オ シ マ イ







▼第2番札所朱印です。







初めての四国88カ所霊場札所訪問は二ヵ寺で今日の予定は終了。3番札所以降の訪問は何時になることやら判りませんが、いずれは
88ヵ寺満願行は成し遂げたいですネ、クルマでも自信はありませんが。





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四国八十八ヶ所霊場第1番札所 竺和山 一乗院 霊山寺。

2018年04月10日 | 徳島の古寺巡り





(2018.04.07訪問) 


大塚国際美術館に行こうとウチの奥さんが云うので行ってきました。
大和路号は鳴門市を目指して淡路島を素通り、鳴門の渦潮を眼下に瞬くうちに大塚国際美術館に到着。
世の名作絵画を陶板写真で再現、総て原寸大の作品を展示、展示数1000点を超えるそうです。

全部見るのは不可能とウチの奥さんに告げ、不審な眼差しをものともせず早々に大和路号は、
四国88カ所霊場第1番札所霊山寺に向かったと思ってください。せっかく四国路に来たんですからネ。





▼大塚国際美術館正面エントランス。







            ▼ついに着いたよ四国霊場第一番。







            [ 霊山寺 ]
            ●山号 竺和山 (じくわざん)
            ●院号 一乗院 (いちじょういん)
            ●寺号 霊山寺 (りょうぜんじ)
            ●勅願 聖武天皇 (しょうむてんのう)
            ●開山 行基 (ぎょうき)
            ●開創 天平年間 (729年~749年)
            ●宗派 高野山真言宗 (こうやさんしんごんしゅう)
            ●本尊 釈迦如来像
            ●四国88カ所霊場第1番札所
            ▲拝観料 朱印300円 駐車場 無料
            ▲徳島県鳴門市大麻町坂東塚鼻126 Tel.088-689-1111
            ▲ http://www.88shikokuhenro.jp/tokushima/01ryozenji/index.html






▼八十八カ所第一歩はこの山門から。







霊山寺縁起 (四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページから抄出) 
弘仁6年(815年)弘法大師が四国の東北から右廻りに巡教された際、この地で衆生の88の煩悩を浄化し、また衆生と自らの厄難を攘
はらって、心身の救済ができる霊場を開こうと37日間の修法をされた。その時仏法を説く一老師をたくさんの僧侶が取り囲み、熱心
に耳を傾けている霊感を得た。大師はその光景が天竺の霊鷲山で釈迦が説法をしていた情景と似ていると感じとり、インドの霊山を
倭国に移す意味で「竺和山霊山寺」と名づけられた。





▼取り敢えず左右の仁王さんにごアイサツ。    













▼山門を潜るとスグ左手に鐘楼。







▼鐘楼となりに多宝塔。塔形抜群の美形多宝塔、歴史経過の古色が塔の気品をいやが上にも盛り上げているようです。
 本尊五智如来像、応永年間(1394年~1428年)建立。







▼五智如来と書かれた多宝塔扁額。







▼小窓から覗いた内部。五智如来が祀られてますが、中尊大日さんは獅子に乗ってるのか、獅子は別なのかよく判りません。







            ▼テッペンに立派な宝珠がのる多宝塔の相輪。







▼多宝塔。

            





▼十三仏堂。全員石仏です。







            ▼修行中のお大師さん。







▼不動堂。







▼目の着色が中々リアルな石像お不動さん。







▼吊り灯籠で賑やかな本堂の内部。







▼天井の龍図。見る角度で表情が違うとと云われてるそうですが、龍は龍でした。作者は判りませんが中々迫力満点。







▼本堂内陣の奥正面が本尊がお入りのお厨子でしょう。







                 ▼本尊の絵姿。
                  実像像高14cmと伝わるらしいですが如何せん写真がありません。







▼放生池。







▼高級錦鯉らしいです。ジーッと睨まれました、相当挑発的な鯉でした。







▼不謹慎な鳩。右の童子とにらめっこ。







            ▼十三重石塔。







▼大師堂。







▼大師堂前面、お堂内へは入れません。







▼青空に映える宝珠。この宝珠を見上げて第1番札所霊山寺 オ シ マ イ







▼第1番札所朱印です。各札所敢えて参拝日付を入れないそうで、最終88番で日付を入れるとのことでした。
 ボクの場合打ち止めはいつになることやら。







チョット身構えて訪問した四国88カ所霊場第1番札所霊山寺でしたが、いつものお寺巡りと何ら変わることなく拝観。
同行二人の巡礼衣装の方が少なかったのは意外で、2番以降のお寺がどうか判りませんがここ霊山寺、意外にこじんまりとしたお寺です。
88カ所のお寺と云っても特に何かを感じるということもなかったボクの四国88カ所霊場訪問の第1歩でした。
お大師さんの空気感は巡礼を重ねる毎に増して来るのでしょうか。
せっかくです、次に2番札所日照山無量寿院極楽寺訪ねます。

霊山寺オシマイ。





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