裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

星をつくる思考実験4

2014年10月28日 21時20分55秒 | 素粒子から星をつくる思考実験
核子と電子とで寄り集まって「原子」ってコミューンをつくったら、ちょっと質量が大きくなる。

質量が大きくなると、例の「万有引力」が力を発揮しはじめる。
「質量のあるもの同士はお互いに引き合う」ってやつ。
この物理システムによって、(主に)水素原子と水素原子が引き合い、ぼんやりとしたグループを形成し、さらに仲間をふやしてくと、もやもやとガス雲のような状態になる。
これは、星くらいの大きさって規模の話。
大勢で集まって質量が大きくなると、さらに万有引力の効果が加速して、どんどんと大集団にふくれ上がってく。
ふくれ上がった大集団の、その内部でも万有引力が働いてる。
ガス状だった水素原子の集団は、徐々に凝集しはじめ、密度を増し、やがてギューギューとひしめき合うようになる。
そしてもっともっと密集して、遠目には「固まり」と見えるほどに、あるいは「天体」と呼べるほどになる。
だけどどれだけ密になっても、水素原子同士は決して触れ合わない。
なぜなら、原子核の周りに電子の波状回転による薄膜のバリアが張り巡らされてて、それがマイナスに荷電してるんで、つまり原子同士は、磁石のマイナス極同士のように、クーロン力ではじき合ってしまう。
ひしめき合ってるのに触れ合わない、という不思議な微小な世界が、ぼくらの日常世界を構成してる、と知っとこう。

さて、大きな固まりとなってさらに強い万有引力を得た原子の大集団は、次なる獲物を巻き込もうとさまよう。
ちょうど宇宙空間では、同じような天体もどきがたくさんできてるから、それら同士がお互いに引き合い、合体し、さらにさらに水素原子の大大大集団を形成してく。

いつかにつづく。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

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