６月１７日（土)
広島県庄原市(旧高野町）と島根県奥出雲町(旧仁多町)の間の県境にある猿政山（１,２６７．7ｍ）に登ってきた。広島県側からの入山は禁じられているので、島根県側の内尾谷から登った。この山の頂上直下にオオヤマレンゲの群生があり、その花を見ることを大きな楽しみにして厳しい山道を辿った。幸いなるかな、山の神は幾輪かの花を開けて我らを待ち受けていてくれた。
オオヤマレンゲ。漢字で書けば「大山蓮華」であろう。この樹もモクレン科モクレン属とのこと。初夏の山で、この花に出会うと、殊のほか幸せな気分になる。奥山に咲く花である。時は梅雨の時期。出会いたくても、花咲く時にズバリ訪ねるのは至難のことでもある。でも、今日はその花に見事出会うことが出来た。
【写真上】今を盛りと見事に咲いたオオヤマレンゲの花。この花は「天女」とも称されるらしい。この姿を見ると納得する。
【写真中】猿政山のオオヤマレンゲの樹は意外に背が低い。人間の背より低い位置にかように花開いている。
【写真下】満開のオオヤマレンゲの花も好いが、蕾のそれもまた好い。この蕾はもう直ぐ開き切ろうかというところである。
確かに、オオヤマレンゲは美しいけどブッポウソウは美しいうえに稀少価値がある。
その通り、ブッポウソウは美しく、稀少な鳥です。私も一度は心行くまで見てみたいと思っています。機会があれば、是非お連れ下さい。
この匂うようなオオヤマレンゲの花・天女のとりこになりそうです。
あす（６月２０日）、あまつ羽衣の美女を求めて吉和冠山に登ります。
お目にかかれるでしょうか。
吉和冠山のオオヤマレンゲの方が、広島ではメジャーですね。今では、カタクリの開花時期以上の登山者の数とも聞いています。平日ですので、濃厚な天女の微笑みを見ることが出来るのではないでしょうか！！
女神を包む純白の羽衣が美しい。あと７日もすれば満開になりそうです。
美女はこれだけではありません。
サラサをまとったドウダンツツジ
も見事でした。
それにヤブデマリ。まわりを白く染めてまぶしく輝く。
ウーン、登山冥利に尽きます。
その上に、サラサドウダンやヤブデマリにも出会いましたか。千米を超える山上に登ればこそですね。
登山も長足の進歩ですね、凄いです！！