修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

比治山大学公開講演会

2019-11-28 06:56:40 | イベント

 今年の比治山大学公開講演会は「不動院文化財の現地研修」と銘打って不動院で行われました。比治山大学研究助成「不動院と安国寺恵瓊に関する研究」の一環です。2部構成で、先ず比治山大学現代文化学部教授の山崎真克氏から「不動院文書」についてのお話を聞き、次いで不動院副住職の麻生弘融氏から「不動院の文化財」について解説をして戴きました。豊臣秀吉の朱印状や恵瓊自筆の文書を見ることが出来、また平成の大整備事業を終えた建物や貴重な仏像に関わる貴重なお話をうかがうことが出来て、極めて充実した時間を過ごしました。〔11月23日(土)〕、

↓ 国宝金堂。天正年間に山口市にあった大内氏の菩提寺・凌雲寺から安国寺恵瓊が移築したもの。

↓ 重要文化財の鐘楼。1433年に建てられた建物。

↓ 金堂と鐘楼を並べるとなかなかの豪華版!

↓ 不動院の広間で行われた前半の山崎真克教授の不動院文書に関するセッションの様子です。

↓ 後半は金堂内で麻生弘融副住職のお話をお聞きしました!

↓ 金堂の須弥壇に安置されているのは国の特別文化財指定の木造薬師如来坐像です。平成の大整備事業中にお顔に平安中期の金が付着しているのが発見されたとのことです。本来は日光月光菩薩像があったそうですが、原爆投下直後に被災者への炊き出しの燃料にされて失われたのではないかとのお話がありました!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「引き明けの森」を歩く | トップ | 表彰式~石鎚山脈フォトコン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿