修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

中国地方梅雨明け~されど豪雨災害の中

2018-07-10 11:31:05 | 散歩道

  気象庁は7月9日、中国地方が九州北部、近畿、東海、北陸の各地方と共に梅雨明けしたとみられると発表しました。6月5日(火)の入梅から35日目での梅雨明けです。昨年より4日早く、平年比では12日も早いとのことです。本来であれば盛夏への期待が一気に高まるところですが、今年は豪雨災害の最中で気持ちの高揚はいま一つです。この日も大規模な土石流の流入のあった広島市安佐北区口田南3丁目の現場を訪ねました。その被害の甚大さに心潰れんばかりでした。〔7月9日(月)〕

↓ 梅雨明け宣言の出た広島の空です。まだ濁流の流れる太田川の川土手に置かれたプランターにキキョウの花が咲いていました。

 ↓ 現場は旧高陽町小田地区の中心部の県道を中心にした区域です。7月7日(土)未明に後背の山肌が崩れて土石流が街に流入してきました。月曜日のこの日やっと大量の土石流の除去作業に着手していました。

 ↓ 平生はバスが通るこの地区のメイン通りの県道には瓦礫が積み上がり、泥濘が広がっていました。

 ↓ 大型の重機も入って懸命の土砂や瓦礫の除去作業が進んでいました。

 ↓ とは言え、まだ手付かずの大量の瓦礫が積み上がった世界が重機の先には続いていました。

 ↓ 県道に面した空き地にはまだ手付かずの瓦礫が積み上がり、いつもと違ってここを濁流が流れていました。

 ↓ 県道から入った小路にも大量の土石が流れ込んで泥濘になっていました。

↓ 県道を歩けないので、今は不通になっている並行するJR芸備線の路盤が通路代わりに利用されていました。

↓ 土石流の源は松笠山の北尾根の一角が崩れ落ちたこの爪痕の部分のようです。斜面を落ちた土石流は谷間を滑り落ちて小田の街に流入した模様です。

↓ この辺りもよく散策するので勝手をよく知った区域です。裏道を通って土石流の流れ落ちた高台に上がってみると、極めて悲惨な光景が展開されていました。

 ↓ 松笠観音や松笠山への登山道の通る谷間の入口が大きくえぐられており、凄まじい土石流がここを流れ下ってきたことが容易に想像出来ました。

 ↓ 大きな民家が土石流に押されて大きく傾きそのまま土石に埋まっていました。住んでおられた方は逃げることが出来たでしょうか!?心配です!!

 ↓ 左手に県道へ出る細い道が延び、その右側は野菜畑や草原でしたが、一面瓦礫の広場に変わり果てていました。

 ↓ このの建物の向こう側に県道が通っています。平生は水の流れはないところですが、土石流の流れ下った跡でしょうか、この日もまだ濁った水が流れていました。

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