竜王山の山頂を後にして立烏帽子駐車場へと移動し、立烏帽子山、池ノ段を訪ねました。 第一の目的は二つのピークの間の鞍部にあるホツツジの群落の紅葉を見ることでした。二つのピークだけだと歩行距離が短いので比婆山(御陵)まで脚を延ばそうかと考えていましたが、池ノ段のピークから南に延びる尾根を少し歩いてみるとなかなかに良い景色に出逢えたのでそこで時間を費やすこととなりました。〔10月2日(火)〕
↓ 立烏帽子山の裾の斜面にはブナの純林が広がります。その林の中を巻いて登山道が山頂へと導いてくれます。
↓ 立烏帽子山への登山道からの周囲の山々の眺望です。ブナ林がやや色付いてきているようです!
↓ もうないだろうと思っていたアケボノシュスラン(ラン科シュスラン属)の花が登山道脇に一株だけ残っていました。
↓ 立烏帽子山(1,299m)の山頂です。比婆山々系の最高峰です。
↓ 立烏帽子山の山頂部にもリンドウ(リンドウ科リンドウ属)が咲いていました。
↓ リンドウに並ぶようにしてタンナトリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)も姿を見せていました。
↓ 立烏帽子山の下山路から見た池ノ段の眺望です。鞍部の斜面のホツツジの群落が大分色付いてきていました。
↓ 鞍部に下って池ノ段に登る斜面を見上げました。アキノキリンソウが咲き、ススキの穂が垂れて将に秋到来の景観です。
↓ 陽光に照らされて紅く輝く池ノ段の斜面のホツツジ越しに毛無山(1,143.7m)、伊良谷山(1,148.9m)が眺望出来ました。
↓ 鞍部から登り切った池ノ段の肩には方位盤があります。芝の稜線部広場は眺望抜群の格好の休憩場所です!
↓ 池ノ段のホツツジ越しに見た比婆山(御陵)(1,264m)の眺望です。
↓ 比婆山(御陵)から左に目を転じれば大膳原、吾妻山(1,238.4m)の大眺望が開けています。
↓ 池ノ段の肩から山頂への尾根筋にはお花畑が広がります。ここにはアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)とリンドウの姿がありました。
↓ 池ノ段の山頂(1,279.5m)です。左側に覗いているピークは立烏帽子山です。
↓ 池ノ段山頂を越えて更に南へと尾根筋を進んで行くと草原の先に福田頭(1,252.7m)、井西(1,186.6m)の大きな山塊が展開していました。
↓ 池ノ段の南尾根の斜面には広々としたススキの原が広がっていました。後背の山並みは福田頭、井西山です。
↓ 池ノ段南尾根のススキの原越しに眺めた竜王山(1,255.8mしあy)です。
↓ なお南に続く尾根筋の途中からこの日は池ノ段へ引き返すこととしました。この大きな眺望の中をもう少し歩いてみたい気持ちでした。
↓ 池ノ段の尾根のお花畑に咲くウメバチソウ(ユキノシタ科ウメバチソウ属)。
↓ リンドウも沢山咲いていました。
↓ 池ノ段の肩から見た毛無山、伊良谷山、牛曳山の連山。
↓ 立烏帽子山を巻いて駐車場へと続く登山道(中国自然歩道)に咲くシラヤマギク(キク科シオン属)。
↓ 立烏帽子駐車場に帰ってきました。往きには数台の車がありましたが、午後4時近くとなって皆さん下山した後でした。