小保利薬師(千代田)
所用で訪ねた北広島町。所用の間に近くの山などを歩く計画であったが、この日は前日来の雨が残って山行は諦めた。空いた時間で訪ねたのが千代田の街に近い小保利薬師。9世紀に創建され、戦国時代の吉川氏の時代に最盛期を迎えた古刹と謂われているが、今では廃寺となっている。その寺院跡の紅葉が美しいというので訪ねた。紅葉の盛りはもう過ぎていたが、爛熟した紅葉をまだ楽しむことが出来た。〔11月19日(日)〕
手水鉢は錦の落葉に包まれていた。
境内には仁王門が残り、その他には国の重文に指定された多くの仏像を納めた収蔵庫がある。今も聖域の佇まいが残っている。
収蔵庫前から仁王門の建つ境内を俯瞰する。
落ち葉が堆く積もった境内。境内の奥には「おさすり菩薩堂」と講堂が配置されている。
爛熟の秋色に染まった小保利薬師の境内。
雨に濡れた境内!