goo blog サービス終了のお知らせ 

修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

千鳥別尺のヤマザクラ

2018-04-28 08:00:09 | 広島の桜

 2泊3日で愛媛へ行っている間に、その前にはまだ蕾であった東城の千鳥別尺のヤマザクラがもう満開になったといいます。広島の桜の中で、そのシーズンのフィナーレを飾ってくれることの多い名木ですが、全般に花期の早い今年の桜とはいえ、芸北の一本桜などに比べてなお早くちょっと戸惑ってしまいました。 とは言え、散るのも早いこの桜ですから、何をおいてでも出掛けることとしました。しかし、好天の筈の東城の空は、桜の花には天敵の曇天。ちょっと元気の出ない遠征となりました。〔4月16日(月)〕

↓ 県内第一位の巨樹とされるヤマザクラは、庄原市東城町の千鳥別尺の山野を一望しながら満開の時を迎えていました。

 ↓ 高い東城の青空の下に悠然と咲く姿を見る積りで訪ねましたが、残念ながら上空は厚い雲に覆われた曇天!高さ27メートル程の巨樹の美しさを表現出来ないのが残念な限りです。

 ↓ 水を張った田圃にその姿を落とすも、この天気ではメリハリに欠けることになってしまいました。

 ↓ 根回り6.7メートルの巨木です。別尺の集落を何百年も見守り続けてきました。

 ↓ 根元には荒神さんを祀った祠が安置されており、地域の人々の厚い信仰を集めていると聞きます。

 ↓ ヤマザクラらしく小さな花弁がびっしりと付いています。実に美しく豪勢な咲き様です!

 ↓ 見る方向によって樹形は大きく変化します。とは言え、どこから見ても美しい樹です。名木たる所以でしょうか。

 ↓ 集落を一望する高台に立つ樹です。周囲の野に咲くソメイヨシノやスモモの花も満開でした。

 ↓ 剛毅に伸びた枝先を無数の花弁が包みます。青空の下であったら・・・どんなに美しいかと、つい無いものねだりをしてしまいます。

 ↓ 兎に角、豪勢に咲いていました!

 ↓ いつもながらに千鳥別尺が誇らしく思えると共に見る者をホッとさせてくれる光景です!

 ↓ 里の光景に溶け込むような桜の佇まいです。曇天の下でもやはり良い光景だなァと思ってしまいます。

 ↓ 期待した青空は戻って来てくれませんでした。名残りを置いて帰路に就きました。また、来年以降に・・・・!

 


金秀寺のしだれ桜

2018-04-25 07:53:35 | 広島の桜

 庄原市高野町の円正寺の西隣の金秀寺の境内にも一本のしだれ桜があります。この樹も樹齢300年程の古木で、花弁がやや濃いピンクがかっているのが特徴です。円正寺と共に金秀寺も訪ねてこのしだれ桜に会うことを毎年楽しんでいます。今年はやや早い訪問でしたので、ここも7分咲きといったところでした。〔4月10日(火)〕

↓ 門前から山門の横に咲くしだれ桜を仰ぎ見ました。満開までまだ暫くかかりそうでピンクの色合いがやや弱いのが残念でした。

 ↓ 大空に向かって大きく伸びて広がり、枝垂れる様はなかなかに立派な樹です。

↓ 見事に塀の外に向かって枝垂れ落ちています。満開になればもっと厚みのある枝垂れ様になるでしょう!

 ↓ 決して広くはない本堂前のは庭に古木は立っています。

 ↓ 高く大きく大空の下に枝を広げ枝垂れています。

 ↓ 天頂に近い辺りはもう満開に近い咲き様で見事に枝垂れています。

 ↓ 七分咲き程度ですが、ピンクの花弁の固まりが雪崩れるように落ちてくる様は迫力十分です。

 ↓ 長くスマートに境内に枝垂れる姿は実に美しいものです。

 ↓ ピンクのカーテンのように境内に枝垂れています。

↓ この樹らしい色合いの健康で若々しい花弁を潤沢に付けた枝が枝垂れて来ていました。
 

↓ 本堂の後背に高みから見た金秀寺のしだれ桜です。


円正寺のしだれ桜

2018-04-24 08:16:11 | 広島の桜

 庄原市東城から西城を経て高野へと脚を延ばしました。広島県の中で最も寒冷の地とされる高野には素晴らしいしだれ桜が咲きます。円正寺のしだれ桜です。樹玲350年程といわれる古木で、広島の桜の中でも代表格の桜です。ただこの日はまだ満開とはかっていなかったのですが、ここは遠隔の地ゆえに再訪がなかなか難しいので、東城を訪ねた脚でちょっと早めの桜と承知で立ち寄ってみました。〔4月10日(火)〕

 ↓ 山門前から左右2本のしだれ桜の古木を見上げてました。どちらも広島県指定の天然記念物です。

 ↓ 小さな花弁を潤沢に付けて可憐に咲くことで名声の右側の桜は、まだ五分咲きまでも行っていませんでした。お寺の方のお話ではそれでもあと3~4日で満開になるだろうとのことでした。

 ↓ 左側の樹は滝のように枝垂れることで有名ですが、さて今年はどこまで枝垂れてくれるでしょうか!?

 ↓ 左側の桜を斜め側面から見上げると、樹勢なお強く咲き誇っているように観察しました。

↓ あと3~4日後には見事に枝垂れ落ちる景観に変わることでしょう!

↓ 境内には前日に降った雪がまだ溶け残っていました。本堂の屋根から滑り落ちてきた雪のようでした。

 ↓ 鐘楼の屋根裏から望む外の世界は桜色でした!

 ↓ 鐘楼を包むように境内の桜が枝垂れ落ちていました。

 ↓ 境内では若い樹が気持ち良くも高く伸びています。

 ↓ 高く伸びた幹から境内に枝がしだれ落ちてきます。

↓ 本堂の瓦屋根としだれた枝のコラボレーションが見事です!
 

↓ 同じしだれ桜ですが、樹によってその花の色合いが微妙に違うことには驚きます!

 ↓ 本堂裏の高台に立つエドヒガンはほぼ満開となっていました。


↓ 寒冷地の高野ですので、桜と黄水仙が一緒に咲きます。水仙越しに見る本堂裏の満開のエドヒガンです。

 ↓ 逆光の中で見るエドヒガンの桜の花は小粒で輝いていました!

↓ 裏手の高台から堂宇の屋根越しに見たまだ5分も咲かない境内の古木です。背後には高野町新庄の集落が望めました。

 ↓ 高台にはアマナ(ユリ科)の花が沢山咲いていました。

 ↓ 桜に負けじと裏手の高台でコブシ(モクレン科)の花が咲き始めていました。


西城川河畔の桜並木

2018-04-23 05:24:57 | 広島の桜

 広島から東城への途次に庄原市西城町の街中を流れる西城川の河畔の桜並木がまだ美しかったので、東城から高野へ向かう際に立ち寄ってみました。蓮照寺のしだれ桜はもう散り始めていましたが、この河畔のソメイヨシノは散り際の美を見せてくれていました。暫し河畔を歩き、ちょっと川床にも下りて鑑賞しました。〔4月10日(火)〕

↓ 西城の街から1㎞ほど下った国道の橋詰から上流に向かって歩きました。この右岸の遊歩道は中国自然歩道の一部とのことでした。


↓ 蓮照寺から下流部に向かって西城川右岸に桜並木が続いています。この日はその南半分を歩きました。

↓ 桜並木の下は水量豊かな西城川の清流が流れています。

↓ 下流側に見える国道の橋辺りから歩き始めて、桜並木沿いにここまで歩いてきました。

↓ 桜の花と渓流のコラボはここ西城川河畔の魅力の一つです。

 ↓ 右岸沿いの遊歩道に沿ってJR西日本の芸備線が通っています。乗客は車窓から花見が楽しめます。

 ↓ 遊歩道沿いではイチリンソウの群落を見ることが出来ました。

 ↓ 風が吹くと桜並木から桜吹雪が遊歩道に舞いました。

↓ 川床に下りて暫し花見気分を楽しみました。

 ↓ 川床から遊歩道沿いの桜並木を見上げてました。

 ↓ 川床から見た上流部の桜並木と西城川の清流です。

↓ 刻々と遊歩道に桜の花弁が積もって行っているようでした。

 ↓ 数時間に1本の芸備線の列車の通過に立ち会えました。


森湯谷のエドヒガン

2018-04-22 08:49:21 | 広島の桜

  小奴可の要害桜に続いて隣の集落の山裾にある一本桜、湯谷のエドヒガンを訪ねました。こちらも樹齢300年程といわれている古木です。ひと足早く満開になったというニュースが流れましたが、訪れたこの日もまだ満開の佇まいでした。〔4月10日(火)〕

↓ たっぷりの花弁を擁した美しい姿で見る者を魅了する森湯谷のエドヒガンです。樹高25メートル程の背の高い樹が静かな森林の中に立っています。

 ↓ 小さな粒のような花弁が密集した枝が複雑に伸びて美しい樹形を形作っています。

 ↓ 大きく伸びた天頂部の枝の広がりが魅力です。やや花の付きが芳しくない枝があるのが残念です。

 ↓ 周囲の杉林との好コラボレーションも魅力のひとつです!

 ↓ 背の高い樹ですが、下から見上げれば隙間がないくらいの高密度の花弁で樹形を成しています。名木たる所以でしょうか!

 ↓ このモコモコ感! 将に満開、盛りの桜です。

 ↓ 満開の枝越しに森の集落が望めました。

 ↓ 背の高さと共に、大きく枝を広げた姿もこの樹の魅力の一つです。

 ↓ 高く大きく鳥が羽を広げたように湯谷の空間に背を伸ばして咲くエドヒガンです。

 ↓ 高密度の花弁をアップで!この樹の強い生命力が感じられました!

 ↓ 今年は実に美しく見事に咲いた森湯谷のエドヒガンでした!