2泊3日で愛媛へ行っている間に、その前にはまだ蕾であった東城の千鳥別尺のヤマザクラがもう満開になったといいます。広島の桜の中で、そのシーズンのフィナーレを飾ってくれることの多い名木ですが、全般に花期の早い今年の桜とはいえ、芸北の一本桜などに比べてなお早くちょっと戸惑ってしまいました。 とは言え、散るのも早いこの桜ですから、何をおいてでも出掛けることとしました。しかし、好天の筈の東城の空は、桜の花には天敵の曇天。ちょっと元気の出ない遠征となりました。〔4月16日(月)〕
↓ 県内第一位の巨樹とされるヤマザクラは、庄原市東城町の千鳥別尺の山野を一望しながら満開の時を迎えていました。
↓ 高い東城の青空の下に悠然と咲く姿を見る積りで訪ねましたが、残念ながら上空は厚い雲に覆われた曇天!高さ27メートル程の巨樹の美しさを表現出来ないのが残念な限りです。
↓ 水を張った田圃にその姿を落とすも、この天気ではメリハリに欠けることになってしまいました。
↓ 根回り6.7メートルの巨木です。別尺の集落を何百年も見守り続けてきました。
↓ 根元には荒神さんを祀った祠が安置されており、地域の人々の厚い信仰を集めていると聞きます。
↓ ヤマザクラらしく小さな花弁がびっしりと付いています。実に美しく豪勢な咲き様です!
↓ 見る方向によって樹形は大きく変化します。とは言え、どこから見ても美しい樹です。名木たる所以でしょうか。
↓ 集落を一望する高台に立つ樹です。周囲の野に咲くソメイヨシノやスモモの花も満開でした。
↓ 剛毅に伸びた枝先を無数の花弁が包みます。青空の下であったら・・・どんなに美しいかと、つい無いものねだりをしてしまいます。
↓ 兎に角、豪勢に咲いていました!
↓ いつもながらに千鳥別尺が誇らしく思えると共に見る者をホッとさせてくれる光景です!
↓ 里の光景に溶け込むような桜の佇まいです。曇天の下でもやはり良い光景だなァと思ってしまいます。
↓ 期待した青空は戻って来てくれませんでした。名残りを置いて帰路に就きました。また、来年以降に・・・・!