中洲通信7月号到着。今回はヴォーカリスト
世良公則さんの特集。
「一番弱い部分では語り合えなかった」ツイストへの思いや「テレビは見たい人がいなければ出られない」テレビへの批評は、あの70年代末の時代を作った男だからこそ語ることができる言葉の数々。
ロックンロールへのオマージュを歌うミュージシャンは多い。しかし日本のミュージシャンの歌う<ロックンロール讃歌>の多くは、正直なところ表現がステレオタイプだったり、アレンジに物足りなさが残ったりする。世良さんが2002年にリリースした『1977』も、その<ロックンロール讃歌>のカテゴリーに入る一曲だが、この曲を聴いた時、世良公則にしか歌えない<ロックンロール讃歌>という感動があった。世良公則自身がデビューした1977年を歌ったこの曲は、オマージュを越えて、自分を生きた時代から現在を歌う。何か借り物の言葉ではなく、本当に自分の言葉で、自分の時代(自分の作った時代)を歌っている印象を受けた。
世良さんにとって現在は、サウンドもアレンジも、そして楽曲も、バランスが一番良い時期を迎えているのではないかと思う。ツイスト時代の楽曲もいいけれど、現在の世良公則を聴け、そういう特集として読んでもらえればいいと思うです。
来年はデビュー30周年を迎える世良さん。盛り上がる前に予習しておこう。
またパーカッショニストの奥村恵子さん、楳図かずおさん、大勝軒の小野塚さんを始め、ご協力者、関係者の皆様ありがとうございました。只今発送中です。