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徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

自由

2006-06-26 15:39:14 | Sports/Football
「ダイナミックにできる者は、どんな相手もやっつけられる。メキシコは信じられないようなプレーテンポで、アルゼンチンにも限界があることを示した。」(クロアチア・サッカー・ニュース「渦中のオシムが語る」6月26日付け

イビチャ・オシムの日本代表監督就任に関する報道が連日続いている。代表が敗退した途端ワールドカップの報道は劇的に縮小してしまったが、代表の敗退をかき消すように計画が発表された新しい人事に、協会への不信感も高まっている。しかしそれも小さなサークルの中の話ではある。

「オシムって誰?」「オシムってこんな人」などという報道がテレビを中心に伝えられている。4年もジェフの監督を務め、健太や大木さんをはじめとしてその手腕を支持し、影響を受けている現役Jリーグ監督も少なくなく、昨年は著書も刊行しているというのに、Jリーグファン以外の認識というのはこんなものだ。また報道の多くは「オシムの指導法は、トルシェ(管理型)とジーコ(自由型)の中間」という、わかったようなわからないような評価が大半を占めているけれども、一方向のベクトルの上に、順番に並べて評価なんかできるわけがないだろう。ジーコはジーコ、トルシエはトルシエ、オシムはオシムだ。

そして自由論。自由論に関してひとつ言えるのは、後藤健生さんが代表敗退後、朝日新聞にコメントを寄せていたように、当たり前だけれども「ブラジルにだって戦術はある」ということ。世界中どこのチームでも、プレーヤーの個の力<だけ>で闘おうとする<チーム>などない。例外的に2006年の代表はそういうチームだったのだ。
そういう意味で3人の指導者には、グラデーションの濃淡ような差異があるのではなく、そこに戦術があるか、ないか、それだけの違いでしかないのだと思う。残念ながらジーコにはそれがなかった。それだけの話だ。
わかりやすく、面白く伝えるのは大事なことだけれども、それによって見落とされてしまうものは少なくない。

見世物/デリシャスイートス『それゆけ!ハレンチ!スットンキョ!』

2006-06-26 01:12:38 | Music
新宿の紀伊国屋書店に行ったついでに、ディスクユニオンに寄る。
窓際でCDを見ていたら、窓の外にこの間見たばかりの女の子たちが……と思ったらデリシャスイートスの『それゆけ!ハレンチ!スットンキョ!』の発売初日でした。どうやらキャンペーンで来ているようで、夕刻の新宿で無音でストリートパフォーマンス中。
ここでわかった。この間の新宿でのライブ、ハコの中で観た彼女たちに微妙な違和感を感じていたのだけれども、やはり見世物を標榜する彼女たちはこういうパフォーマンス、古い言葉で言えばハプニング(これはキャンペーンだが)でこそ生きるのではないか。まったく興味のない不特定多数の目の前に晒されるときこそ、その魅力が見えてくるんじゃないかな。
まったく偶然だったけれども、いいものを見た(それを観ている“お客さん”を含めて)。