「どうして僕がここを離れたいと思っているのかというのは、ずいぶん時間をかけて話をさせてもらってたので」「ここは決して厳しい環境とは言えませんし、それを誰かが作るんじゃなくて、全員が当たり前のプロ意識として持ってなきゃいけないんですけど、残念ながらそうだとは思わないですね、やっぱり」(戸田和幸)
(Sの極みより)
四都主というのは、昨年末、浦和へ移籍したアレックスの別称(蔑称)である。2002年、日本へ帰化した際に名前の「サントス」の当て字に、“ブラジル、高知、清水”という自分を育んだ「三つの都」という意味で「三都主」と名乗ったアレックスの四つ目の都、浦和。まあシャレが効いていていい別称だ。遺恨はプロスポーツのスパイスである。アレックスがいる限り、浦和とのゲームは清水サポーターにとってある種の遺恨戦になる。
そして今年の年末も戸田和幸が移籍志願を表明した。それも手痛くクラブ批判をした上で。その批判は真面目に考えれば考えるほど共鳴できるもので、今季の成績から想像できないような0円提示ゼロ(戦力外ゼロ)というフロントの甘い総括に釈然としないオレにとっては、至極まっとうな意見だと思った。それに、今季最悪のゲームだったヴェルディ戦で多くのプレーヤーがうな垂れている中、戸田はブーイングを真正面から受け止めた。そんな姿勢にも共鳴してきた。
しかしだ。本格的に変わりつつある(変わらざるを得ない)クラブの状況で、本来ならば崩れかけたチームを支えるべき主力から「見捨てられていくサポーター」は、恨み言のひとつも言いたくなる。
あるロックバンドのリーダーにインタビューした時、こんなことを言っていた。
「一度脱退を言い出したメンバーは、いくら引き止めて一旦元に戻っても、“辞める”という言魂がお互いに残ってしまい、結局辞めてしまう」
戸田も同じことだったのだろう。2001年のことだったか、前々監督のゼムノビッチと、新聞記事になるほど派手に衝突したものの、日韓ワールドカップがあったがために清水に残留し、大会が終わった途端にオランダへ強硬レンタル移籍……彼にとって清水との関係は2、3年前に終わっていたのだろう。まあファンやサポーターはいい時も悪い時もクラブと付き合っていかなきゃならない。だからこそ味わえる快楽がある(今のレッズがまさにそれだ)。
クラブを捨てて出ていこうとする戸田に叩きつけてあげよう。
ホント、これで強くならなかったら負け犬だぜ。
(Sの極みより)
四都主というのは、昨年末、浦和へ移籍したアレックスの別称(蔑称)である。2002年、日本へ帰化した際に名前の「サントス」の当て字に、“ブラジル、高知、清水”という自分を育んだ「三つの都」という意味で「三都主」と名乗ったアレックスの四つ目の都、浦和。まあシャレが効いていていい別称だ。遺恨はプロスポーツのスパイスである。アレックスがいる限り、浦和とのゲームは清水サポーターにとってある種の遺恨戦になる。
そして今年の年末も戸田和幸が移籍志願を表明した。それも手痛くクラブ批判をした上で。その批判は真面目に考えれば考えるほど共鳴できるもので、今季の成績から想像できないような0円提示ゼロ(戦力外ゼロ)というフロントの甘い総括に釈然としないオレにとっては、至極まっとうな意見だと思った。それに、今季最悪のゲームだったヴェルディ戦で多くのプレーヤーがうな垂れている中、戸田はブーイングを真正面から受け止めた。そんな姿勢にも共鳴してきた。
しかしだ。本格的に変わりつつある(変わらざるを得ない)クラブの状況で、本来ならば崩れかけたチームを支えるべき主力から「見捨てられていくサポーター」は、恨み言のひとつも言いたくなる。
あるロックバンドのリーダーにインタビューした時、こんなことを言っていた。
「一度脱退を言い出したメンバーは、いくら引き止めて一旦元に戻っても、“辞める”という言魂がお互いに残ってしまい、結局辞めてしまう」
戸田も同じことだったのだろう。2001年のことだったか、前々監督のゼムノビッチと、新聞記事になるほど派手に衝突したものの、日韓ワールドカップがあったがために清水に残留し、大会が終わった途端にオランダへ強硬レンタル移籍……彼にとって清水との関係は2、3年前に終わっていたのだろう。まあファンやサポーターはいい時も悪い時もクラブと付き合っていかなきゃならない。だからこそ味わえる快楽がある(今のレッズがまさにそれだ)。
クラブを捨てて出ていこうとする戸田に叩きつけてあげよう。
ホント、これで強くならなかったら負け犬だぜ。