マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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南六条町北方境界サカキ立て

2008年11月20日 07時37分27秒 | 天理市へ
傍示浚えは神社境内に立てだけだと思っていると本質を見失ってしまう。

石上神宮の氏子区域には布留川を挟む地域があり、領域を明確にするために傍示杭を立てて、溝を浚えるのが本来の神事。

ゆえに神事の場所は領域境界の河川となる。

頭屋の二人は直会を終えると砂盛りの榊を引っこ抜いて西方の境界に向かう。

ここは大和郡山市伊豆七条町・横田町との境界の川で元柳生集落から流るる川だ。

角地に盛り砂を敷いている。

その上に榊を立てる。

昨日の雨から予想もつかない青空となった今日は東の方に布留の山々が美しく連なっている。

こんもり盛り上がった山積みの土盛りは西名阪高速道路のインターチェンジが作られるところ。

いずれは豊かに実った畑も消えることだろうと話す頭屋さん。

そのころにはサカキ立ての場所も変革せざるを得ないという。

(H20.10. 1 Kiss Digtal N撮影)


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