節分後の日曜日に行われている大和郡山市矢田町寺坂・深谷垣内のとんど。
今年は一番遅い日になったと話す。
先週にとんどの土台を作って、本日の午後一番に組みたてた。
昔は村の子供たちが竹材やシバなどを集めに回った。
各戸を巡って一束ずつワラをもらってきた。
大人はそれを手伝いする程度だったそうだ。
寺坂深谷垣内のとんどは矢田小学校の創立記念日であった。
今でもその日は2月6日。
小学校は休みになると云う。
竹を伐採してきて数本を束ねて山から引きずって下ろしたとんどの竹組み。
市内で行われているとんどの中でもひと際大きいとんどである。
直径5m、高さも5mぐらいある巨大な大とんどだ。
定刻時間になるころには大勢の村人がやってきた。
風の向きを考えて火を点ける場所を決めると云っていた2年前。
今年は南南東の方角の恵方から火を点けると云う。
火を点けるのは長老である。
火を点けた種火のワラを持ってとんど周りに火を移していく。
あっという間に燃え上がる。
下火になればモチ焼きの時間。
モチはめいめいの家から持ち寄った自家製のモチ。
コゴメを入れたドヤモチが多い。
塩をたっぷり入れたドヤモチはタレをつけるまでもなく美味しくいただける。
それぞれの家の味がするドヤモチはエビを入れたものやヨゴミモチもある。
ヨゴミはヨモギが訛った言葉。
平坦に住む人はほとんどがそう云う。
黒豆入いりもあればカキモチもある家のモチ。
朝昼晩、350日間ぐらい食べていると話す火点け役のK夫妻。
春ともなればヨモギダンゴを作る。
ヨモギダンゴはクサダンゴとも呼ぶそうだ。
モチゴメが半分に粳米も半分。
粳米は陰干ししてから粉挽きする。
熱湯で練ってモチゴメを入れる。
ダンゴの中には粒餡を入れる。
外側にはコシ餡も塗す。
春が楽しみなヨモギダンゴは話を伺うだけで食べたくなったのはいうまでもない。
6月ともなれば紫陽花で名高い矢田山金剛山寺。
出店を開店していると云うK家。
昔はとんどで焼けた竹を家に持ち帰ってオクドさん(竈)の火に移したそうだ。
寺坂のとんどをされている時間帯のことだ。
矢田山金剛山寺南側の方角からポン、ポンと竹が爆ぜる音が聞こえてきた。
方角的には寺村辺りだが時間はまだ早い。
寺村のとんどは話に聞いているもののとんど場はどこか存知していない。
足早に向かったその方角の田んぼにあったとんどの焼け跡。
田主の話によれば雑木を燃やしていただけだと云う。
寺村のとんどはもっと奥の方であった。
駐車場に車を停めて歩きだした。
そこに居た先ほどの田主。
単車が滑って転げたときに怪我をしたようだ。
自宅はすぐ近くだと云うがままならない状況を見かねて単車を押して運んだ。
寺村のとんどはその付近のようだ。
藁束を持つ住民が集まっていた下の駐車場。
そことは別の山の際にも集まっていた。
(H25. 2.10 EOS40D撮影)
今年は一番遅い日になったと話す。
先週にとんどの土台を作って、本日の午後一番に組みたてた。
昔は村の子供たちが竹材やシバなどを集めに回った。
各戸を巡って一束ずつワラをもらってきた。
大人はそれを手伝いする程度だったそうだ。
寺坂深谷垣内のとんどは矢田小学校の創立記念日であった。
今でもその日は2月6日。
小学校は休みになると云う。
竹を伐採してきて数本を束ねて山から引きずって下ろしたとんどの竹組み。
市内で行われているとんどの中でもひと際大きいとんどである。
直径5m、高さも5mぐらいある巨大な大とんどだ。
定刻時間になるころには大勢の村人がやってきた。
風の向きを考えて火を点ける場所を決めると云っていた2年前。
今年は南南東の方角の恵方から火を点けると云う。
火を点けるのは長老である。
火を点けた種火のワラを持ってとんど周りに火を移していく。
あっという間に燃え上がる。
下火になればモチ焼きの時間。
モチはめいめいの家から持ち寄った自家製のモチ。
コゴメを入れたドヤモチが多い。
塩をたっぷり入れたドヤモチはタレをつけるまでもなく美味しくいただける。
それぞれの家の味がするドヤモチはエビを入れたものやヨゴミモチもある。
ヨゴミはヨモギが訛った言葉。
平坦に住む人はほとんどがそう云う。
黒豆入いりもあればカキモチもある家のモチ。
朝昼晩、350日間ぐらい食べていると話す火点け役のK夫妻。
春ともなればヨモギダンゴを作る。
ヨモギダンゴはクサダンゴとも呼ぶそうだ。
モチゴメが半分に粳米も半分。
粳米は陰干ししてから粉挽きする。
熱湯で練ってモチゴメを入れる。
ダンゴの中には粒餡を入れる。
外側にはコシ餡も塗す。
春が楽しみなヨモギダンゴは話を伺うだけで食べたくなったのはいうまでもない。
6月ともなれば紫陽花で名高い矢田山金剛山寺。
出店を開店していると云うK家。
昔はとんどで焼けた竹を家に持ち帰ってオクドさん(竈)の火に移したそうだ。
寺坂のとんどをされている時間帯のことだ。
矢田山金剛山寺南側の方角からポン、ポンと竹が爆ぜる音が聞こえてきた。
方角的には寺村辺りだが時間はまだ早い。
寺村のとんどは話に聞いているもののとんど場はどこか存知していない。
足早に向かったその方角の田んぼにあったとんどの焼け跡。
田主の話によれば雑木を燃やしていただけだと云う。
寺村のとんどはもっと奥の方であった。
駐車場に車を停めて歩きだした。
そこに居た先ほどの田主。
単車が滑って転げたときに怪我をしたようだ。
自宅はすぐ近くだと云うがままならない状況を見かねて単車を押して運んだ。
寺村のとんどはその付近のようだ。
藁束を持つ住民が集まっていた下の駐車場。
そことは別の山の際にも集まっていた。
(H25. 2.10 EOS40D撮影)