マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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外泊に向けて身体の復帰状態を診る

2019年03月19日 10時33分43秒 | むびょうそくさい(おかん編)
発症して救急車で運ばれた緊急入院した日は10月2日。

あれから2カ月も経過した12月。

月日の流れが早く感じる。

ほぼ毎日が介護というか、おふくろの身体状況や希望に応じて動き回った2カ月間。

振り返ってみればいろんな対応があった。

最初の発症は8月5日。

それから数えること、4カ月間。

気が気ではない身体状態に落ち着く暇もない。

入院加療に2カ月も経てば、ほぼ安定している身体状態。

病院側からは退院の話しは一切聞こえてこない。

今後はどのような診療計画になっているのか・・・知りたくて毎日のリハビリ運動をしてくださっているリハビリ療法士に尋ねてみた。

その答えは・・ちょっと待ってください、だ。

退院できる目標日については、12月より3階に職場転換したKリハビリ療法士に相談して決めるというAリハビリ療法士が伝えてくれた。

それから数日後の12月5日。

院外に出てリハビリ歩行訓練をすることになった。

朝9時に鳴った我が家の電話。

架けてきたのはおふくろだ。

一時間後の朝10時から院外歩行訓練をしてくれる、と伝えてきた。

伝えたかったのは、今日から始まるという嬉しさであった。

そうであれば、実施の状況を見学したい。

そう思って病院に急行する。

家を出るときは木々が少し揺れていた。

日当たり良好であるが、日陰になれば冷たい。

外に出られるような服装をしているのだろうか。

ふと、心配になって飛んでいった。

着いた時間帯は午前10時ちょっと過ぎ。

病院駐車場に入庫する。

発券機から出てくる駐車カードを取り出せばゲートが開く。

その場は新館1階部分。

暗がりである。

空きがないから奥へ行く。

奥にもある駐車場は陽当りが良い広々とした所であるが、そこへ向かおうとしたら、リハビリ中のおふくろの姿が見えた。

えらいところにいてるんや。

大急ぎで車を停めて寄ってみたら、驚いて振り返った。

上着は数週間前におふくろの居住地から持ってきたもの。

これは間に合ったが下はパジャマ姿。

ほっかむりを被ってリハビリ療法士に巻いてもらったというマフラー姿。

この場は風当り良好、ではなく吹き抜ける風は止まることのないビル風が発生するところだ。

陽が当たる青天井駐車場は温かったというが、この場は駐車する患者さんも見舞客も必ず通行する道でもある。

病院関係者も利用するここは日陰。

夏場は涼しいが秋口からは寒くなる。

この日の風は木枯らしが吹いたと思える状態だった。

寒さ厳しいこともある。

はじめての院外歩行体験は足元がおぼつかない。

病棟フロアーはまったくの平たん。

ガタガタするところがない。

ところが院外は凸凹。

駐車場は若干の斜め。

アスファルト舗装であれば、まだマシだが、青天井駐車場は施工もしていないから砂利道。

そこは怖くて歩きにくかったという。

寒さはマフラーのおかげもあって温かかったという。

翌日の6日も屋外歩行訓練。

見舞いに行った時間帯は間に合わず。

すでに訓練を終えて病室に戻っていた。

おふくろが云う訓練コースは昨日と違って、行院を離れて北寄り半周を廻ってきたという。

暖か日和のこの日は陽気な日。

陽の当たる場所を廻ってきたこともあって、戻った病室で汗が出た、と云っていた。

7日。看護士の話しによれば、入院してから3カ月。

それ以上の入院はできないので、退院となります、と伝えられた。

すでに退院した知り合いの長安寺町に住むNさんが、そう云っていたことを思い出す。

それはズレることなく、お正月を挟まない12月28日が限度となると云う。

それまでに家族さんでしていただきたいのは一日外泊を希望してほしい、ということだ。

外泊することによって本来の暮らしに慣れてもらうことになる。

具合が悪かろうが、退院はしなくてはならない。

自宅ケアに介護を要するが、一泊二日の普段の暮らしを体験することで、これからをケアをどうしていくかを決める判断材料になる、ということだ。

とりあえずは我が家でケアする外泊に杖は要るのか要らないのか。

杖は買取りで数千円。

レンタル制度があるとも、ないとも・・。

我が家にベッドはあるが、息子の部屋。

2階に上れば可能であるが・・・。

以前、聞いているレンタルベッドのことも考えなければならない。

我が家での入浴は厳しい。

浴槽のもんだいではなく、浴室の寒さである。

病院のお風呂は温かい。

それに慣れた身体は・・・夏場であれば何も考えないが、冬場は厳しい。

こういう場合はケア施設利用。

こういった件については我が町のケアマネジャーに相談していかねばならない。

次の展開に向けた動きをそろそろ、するか。

ところで本日の院外歩行訓練。

時間帯は午後と伝えられていたが、患者さんの関係もあって早くなる、と伝えられた。

その時間帯は入浴時間に重なってしまう。

この件についてはリハビリ療法士と看護士で協議してもらうしかない。

いつもニコニコ笑顔で寄り添ってくれるS看護士も調整してくださって、30分程度の院外歩行を先に。

汗をかいたリハビリ運動の後は入浴して汗をさっぱり綺麗に流す。

そういう調整になった両件とも家族見学が可能。

リハビリ運動はこれまでそうしてきたが、入浴も・・。

この週初めから個室風呂になっていた。

団体入浴であれば、見学はできないが、個室入浴であれば、どうぞ、ってことになる。

入浴状況の一部始終を見学させてもらったのはかーさんだ。

息子といえども、入浴見学はちょっと遠慮したい。

先にした院外歩行。

天候の良い日にしかできない外周道路の歩道部を歩く歩行リハビリはふらつきがある。

尤も歩道と云えるような道幅でもないし、雨を流すために縁から斜めになっている。

それに慣れるのは時間がかかる。

恐る恐るの足取りである。

杖をついて歩くおふくろは、ちょこっと余所見をすることもある。

そのときに発生するふらつきが気にかかる。

付いていたリハビリ療法士の観察も一致する。

そういう状態であれば、突然の対応を要する。

つまり、独り歩きはもってのほか、である。

住まいであれば壁伝いとかでふらつきを抑えることはできるが、屋外では常に危険性を背負って歩かねばならない。

足をぐねていつ倒れても対応するには杖だけでは心もとない。

いわば、介助が必須、ということだ。



その場合の介護は手をそえるていどで杖をつく反対側に寄りそう。

杖をもつ側につけば、杖を蹴ってしまい、歩行を邪魔することが多々あるから、そうしてくださいということだ。

歩道がない道路を歩くのは、健全な人では気が付きにくい。

それは段差や斜角度である。

足元がおぼつかない高齢者や身体障がい者にとっては苦難の道。

少しでも歩きやすいようにしてほしいが・・・。

ともかく歩行はおふくろが動きやすい形ですれば良いと云ってくださる。

型は特別決まっているものでなく、ひょこひょこ、であってもこけないように足取りであればいいと・・。

周回コースは短距離。

北に向かって信号三叉路を右に曲がれば酒屋兼果物屋と喫茶店の辻に出る。

そこから南に向かって病院に戻った。

リハビリ療法士が云うには、長距離は心臓に負担かけるのでしていないそうだ。

前回も戻ってから測った血圧は高くなる。

長距離であれば、益々負担をかけることになるので避けたい、ということだ。

いずれにして、ふらつきがあり、独り歩きはいつ倒れてもおかしくない危険な状態。

自宅であれば、の壁つたいでトイレも行けるが、屋外はそういうこともいかない。

また、膝を無理にあげない、擦り歩きが望ましいともいってくれた。

また、自宅に戻っての階段の上り下り。

リハビリ状況では手すりもあるから大丈夫だが荷物を持つことは避けるべきであるとも伝えられた。

いずれにしても外泊をすることで自信をつける。

それが第一である。

また、布団から身体を起こす場合はちかくにある手を沿えるものに捕まって起きる、などいろいろな観点から教えてくださる。

今週になってから個室入浴風呂利用になった。

自宅に戻っても、入浴、洗い、着替えなどすべてが独りでえきるようになる訓練でもある。

こういう設備をもつ病院は多くない。

おふくろが入院している病院であるが、私も利用している泌尿器科診療院。

急性期ならびに回復期リハビリ病棟を併設する病院である。

リハビリ病棟ならではの設備で着替え場は広く、車椅子も十分におさまる広さ。

家族が見守るなかで入浴状態を観察することも可能な病院。

これなら自宅に戻っても大丈夫と判断ができる。

家族が安心できる病院が住まいする地域にあって、ほんとに助かっている。

入院は3カ月期間まで。

年末、正月を挟むことになるので、12月28日が限度日。

それまで家族が判断する退院日。

それまでの外泊日は自由に決められる。

家族希望によったら、何度かの外泊も可能であるが、だらだらする必要はない。

外泊することによって、いけそうだと踏んだら、入院費を抑えるためにもできる限り早くに退院日を決めたい。

そう思っているが、かーさんは18日の想定していた。

ところで、リハビリ療法士がいうには、初めて圧迫骨折と思われる痛み症状。

発症した8月以前の状態には百パーセント戻れない人が多いのが実態、現状では夜間トイレは一人にさせておかないようにと云われたが・・・。

それから二日後の9日。

家族が要望した泊許可願いの日程は12月13日水曜日の昼食後。

翌日の14日は午後4時より利用できる院内個室入浴までの後3時に戻るという計画だ。

特に問題はないということで承諾された。

退院の見込みが現実的になってきた。

退院後の落ち着き方はどうするか。

いきなり大阪一人暮らしはさせたくない。

本人にとっては長年住み慣れた土地、部屋が落ち着くのはわかっているが、無理がある。

居住地は5階建ての4階にある。

おふくろが数えた階段の段数は47段。

上り下りの訓練はしているが介護を要する。

高齢者、しかも介護認定が4。

1階に移れるよう、市営住宅の移転申請をしているが、いつになったら決定をくだされるのか、だれもが予想できない。

そのこともあるが、まずは外気・・普通の暮らしに慣れることである。

我が家でしばらく暮らしてもらって養生する。

ただ、我が家の家の構造は介護に適していない。

しきいなどの段差はあるし、手すりもない。

なくてもいけそうな気もするが、寒さ厳しくなった今日此の頃。

奈良県南部の山間地では積雪もある日々。

外気はもちろんだが、我が家のお風呂は洗面所も含めて、とても寒い。

高齢者だけにヒートッショクにでもなれば、エライことになる。

できることなら、入浴サービスをしてもらいたと考えて12日に連絡した大和郡山のケアマネジャー。

外泊日の13日に面談、ならびにケアプランをお願いすることになった。

(H29.12. 5 SB932SH撮影)
(H29.12. 7 SB932SH撮影)


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