マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

箸中でナルカナランカを知る

2014年07月01日 07時39分43秒 | 桜井市へ
桜井市の箸中の行事はこれまで、宮座講が版木でごーさん刷りをする二日正言講国津神社桧原神社に参る正言祭などの正月行事やノグチサンを取材したことがある。

行事でお世話になったM家で聞いたとんどの日のアズキ粥。

15日であればその痕跡を探せるだろうと思って出かけたが見当たらない。

国津神社の行事表を拝見すればすでに終わっている様子だ。

その場にやってきた二人の男性。

軽トラに積んだ老人会の商品を会所に運んでおられた。

とんどの日を尋ねれば第二日曜日になったと云う。

この年は1月12日。

上・中・下垣内それぞれの場で行われるとんどは14日に近い日曜日の夕方6時に火を点けると云う。

神社の行事に二月初午があると云う。

それは知らなんだ、である。

祭典は10時ころから始める。

ハタアメと呼ぶ棒型の旗飴を供えるのは稲荷大明神。

15時ころ、学校が終わってやってくる子供たちにハタアメをお土産に手渡すというのだ。

もう一人の役員が話した山添村の行事。

1月7日は山の神さん。

上向かいにある山の神さんに斜めにカシの木を掛けて「エンヤラソー オレノトコロノクラニ モッテコイ」と声をかけて「ヨイショ ヨイショ」と引っぱる。

その日はカキの木にカマを当てて、「「なるか ならんか ならんかったら きってしまうぞ」の台詞を唱えた。

カキの木の伐り口にアズキ粥を置いていたと話していた。

大字は教えてもらえなかったが、様相から行事地を探してみたいものだ。

(H26. 1.15 記)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。