マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

寺口本郷のダイジングサン

2016年04月29日 08時42分57秒 | 葛城市へ
葛城寺口の博西神社に十二振提灯を献燈する行事がある。

夏祭り秋祭りの2回であるが、大字ごとに行われる献燈もある。

大字二塚は7月16日であるが、本郷は6月16日。

他にも10月16日だという大字もある。

この夜は本郷。

大字は問屋組、北側に寶前組の3地区からなる。

太神宮の石塔は問屋組にある。

時間ともなれば各大字はそれぞれの十二振提灯を運んでくる。

この映像は北側地区。

当番の人らは太神宮の手前で降ろしてローソクに火を点けていた。

十数分後には集落を抜けてやってきた寶前組。



出発時に火を点けていたという十二振提灯を担いで運んできた。

心配していた雨も降らず、うっすらと焼けた葛城の山並み。

奥にある高い山は標高659mの岩橋山だと思う。

ダイジングサンの御供は当番組の問屋組の人たちが予め供えていた。



口開けをしたお神酒に米や塩。

御供はコーヤドーフにシイタケ、コンブなどなど。

住民がいうにはかつてお伊勢参りをしてお伊勢さんでケンサキのお札を授かって地元に戻ったそうだ。

その名残かどうか判らないが御供にケンサキスルメがあった。

かつては大勢の子供たちがいた。

ダイジングサンの場に大阪浪速区・太鼓正製の太鼓がある。



製造プレートで判るが胴の様相からみれば相当古いように思えた。

おそらく張り替えたのであろう。

ダイジングサンの道具はもう一つ。

伏し鉦もある。

裏を拝見したが刻印は見られない。

太鼓と鉦を打つのは子供の役目だった。

いつしか子供の姿は見えなくなった。

当番の人は打つこともないが、昨年に拝見した二塚では当番の人が打っていた。

二塚で聞いた太鼓と鉦。ダイジングサン以外の行事に使うことはないと話していた。

ここ本郷でも同じだった。



十二振提灯は太神宮の石塔下の指定場所に立てる。

大字の人たちは揃って参ることなくめいめいが自由に手を合わせる。



太神宮は石垣を組んだ高台にある。

後方に建つ民家は建て直したもようだ。

お参りされたことを確認した当番組の人は直ちにお神酒を下げる。



小袋に詰められた酒の肴を配ってお神酒をいただく。

しばらくはこの場で過ごす。



これもまた直会の在り方である。

男性は男性で、女性は女性で集まって歓談していた時間帯はとっぷりと日が暮れて提灯の灯りが増した。



氏神さんの博西神社のときも同じようだった。

直会時間はおよそ40分。

「そろそろ引き揚げましょか」と伝えた当番さんの指示で提灯を倒して火を消す。



解散されたら辺りは真っ暗。

「今年の夏祭りも来てくれんやろ」と云われたが、さてどうするか・・・。

(H27. 6.16 EOS40D撮影)
『奈良県』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
« 平尾の田休み植付奉告祭 | トップ | 魚輝水産住之江店で家族食 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

葛城市へ」カテゴリの最新記事