マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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和田の旧暦閏年の庚申さん

2015年06月12日 07時31分37秒 | 桜井市へ
9月か10月辺りになりそうだと聞いていた桜井市和田の旧暦閏年の庚申さん。

和田では「トアゲ」と呼んでいる閏庚申の行事である。

区長は連絡をすると云っていたが、失念されたのかな、と思われたので訪れた山の中。

キラキラを輝く木漏れ日が差し込む樹木の下にある青面金剛石仏は和田村講中が寄進したものだ。

年代を示す刻印があるが判読不能。右は「・・・甲寅年」、左側は「閏十一月二日」しか読めなかった。

調べてみれば寛政六年(1794)に建之されたようだ。

左右に立てた花立ての形状が異なる。

朽ちた竹であることからずいぶんと日が経過したものであろう。

和田の講中は上・下垣内であるが、上は解散したと聞いている。



その花立てには赤、白、黄の菊の花を飾っていた。

真新しいお花だけについ最近のことであろう。

手前にこれもまた朽ちた杉の木が何本もある。

何を意味するのか想定できないが、花立ては平成25年2月23日に拝見したときと同じ状態であった。

(H26.10.18 EOS40D撮影)


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