座饗応の門の儀を終えてから始まる大松明の火点け。
その燃える状態を観たくて大勢の人たちが集まってくる。
境内は松明見たさにごった返していた。
大松明の下にかませた太目の樫の木。
二股の形の支柱である。
鉄骨櫓に吊るしたチェーンブロックで支えていたが、松明を燃やすには櫓は無用。
昔から、ずっとしてきた大松明を支える道具。
重さでやや斜めになった大大松。
その辺りに潜った一老が火を移して燃やす。
葉付きの桧を葉付きの樫の木にさし込む。
与力座の一人が火打石で発火させた火点けと同時にパチパチと音を出す役目がこの葉にあるという。
大和朝廷軍と戦った戦武埴安彦命(たけはにやすひこのみこと)軍は敗北。
敗れた安彦命は打ち首。
その首が飛んだ地は西方にある隣町の精華町・祝園。
首は飛んだが胴体は棚倉に残ったという古潭。
その胴体はとてつもない巨大化した大松明。
この夜の門の儀において燃やされる。
祝園で行われるいごもり祭にも松明が登場するが、同じように(※広地で)燃やされる。
敗北した者は成敗したが、その霊を鎮めるため、供養に燃やす、慰霊の儀であろうか。
火を点けた途端に大きな炎をあげて燃え上がる。
炎が大きい場合は豊作になるという大松明。
蛇の胴体も燃える、と声が聞こえた。
その前に祭壇を組んで、与力座一老とともに並んだ中谷勝彦宮司が祝詞を奏上する。
五穀豊穣を願う祝詞に籾、玄米、白米を松明火に投げ入れる。
この日の朝に拝見した細かく切った金色、銀色紙片とともに炎に投じる。
この作法を“ごまいさんまい(御撒散撒)”と呼ぶそうだ。エーエー ノートーと聞こえる詞らしい。
おそらくは、造営儀式(※上棟祭)に見られる大工棟梁が発声する“永々の棟(※えぃ えぃのとう)“と、同じように思えて仕方ない。
エーエー ノートーはどうやら発声的に「えぃ えぃ のっと」ともあるようだから、強ち間違ってはいないと思う。
これらの儀式を拝見することなく、先回りした四脚門で待っていた。
そこから様子を伺っていた大松明の儀。
大松明が燃え盛る。
かつては支えの太い樫の木を取り払って松明をどすんと落とし、ごろごろと引きずり回していたそうだ。
現在は、そうすることなく、安全性を選んで午前中に作っておいた小松明に採火、小分けした小松明移動に切り替えた。
小松明であればごろごろと引きずり回すことなく、白の浄衣を身に着けた2人が小松明を抱えて運べる。
尤も小松明といえども松明。
火の勢いが強くなった小松明の火を後方に行くよう駆け足で向かって四脚門の外に出す。
すぐさま立ち位置についた宮司と榊をもつ与力座一老。
炎が燃え盛る小松明の火に向かって祝詞奏上に由来を述べる。
そして作法は、大松明に向かって行われる“ごまいさんまい(御撒散撒)”と同じ作法。
ストロボの光が閃光するシーンを避けて・・・。
(H30. 2.17 EOS40D撮影)
その燃える状態を観たくて大勢の人たちが集まってくる。
境内は松明見たさにごった返していた。
大松明の下にかませた太目の樫の木。
二股の形の支柱である。
鉄骨櫓に吊るしたチェーンブロックで支えていたが、松明を燃やすには櫓は無用。
昔から、ずっとしてきた大松明を支える道具。
重さでやや斜めになった大大松。
その辺りに潜った一老が火を移して燃やす。
葉付きの桧を葉付きの樫の木にさし込む。
与力座の一人が火打石で発火させた火点けと同時にパチパチと音を出す役目がこの葉にあるという。
大和朝廷軍と戦った戦武埴安彦命(たけはにやすひこのみこと)軍は敗北。
敗れた安彦命は打ち首。
その首が飛んだ地は西方にある隣町の精華町・祝園。
首は飛んだが胴体は棚倉に残ったという古潭。
その胴体はとてつもない巨大化した大松明。
この夜の門の儀において燃やされる。
祝園で行われるいごもり祭にも松明が登場するが、同じように(※広地で)燃やされる。
敗北した者は成敗したが、その霊を鎮めるため、供養に燃やす、慰霊の儀であろうか。
火を点けた途端に大きな炎をあげて燃え上がる。
炎が大きい場合は豊作になるという大松明。
蛇の胴体も燃える、と声が聞こえた。
その前に祭壇を組んで、与力座一老とともに並んだ中谷勝彦宮司が祝詞を奏上する。
五穀豊穣を願う祝詞に籾、玄米、白米を松明火に投げ入れる。
この日の朝に拝見した細かく切った金色、銀色紙片とともに炎に投じる。
この作法を“ごまいさんまい(御撒散撒)”と呼ぶそうだ。エーエー ノートーと聞こえる詞らしい。
おそらくは、造営儀式(※上棟祭)に見られる大工棟梁が発声する“永々の棟(※えぃ えぃのとう)“と、同じように思えて仕方ない。
エーエー ノートーはどうやら発声的に「えぃ えぃ のっと」ともあるようだから、強ち間違ってはいないと思う。
これらの儀式を拝見することなく、先回りした四脚門で待っていた。
そこから様子を伺っていた大松明の儀。
大松明が燃え盛る。
かつては支えの太い樫の木を取り払って松明をどすんと落とし、ごろごろと引きずり回していたそうだ。
現在は、そうすることなく、安全性を選んで午前中に作っておいた小松明に採火、小分けした小松明移動に切り替えた。
小松明であればごろごろと引きずり回すことなく、白の浄衣を身に着けた2人が小松明を抱えて運べる。
尤も小松明といえども松明。
火の勢いが強くなった小松明の火を後方に行くよう駆け足で向かって四脚門の外に出す。
すぐさま立ち位置についた宮司と榊をもつ与力座一老。
炎が燃え盛る小松明の火に向かって祝詞奏上に由来を述べる。
そして作法は、大松明に向かって行われる“ごまいさんまい(御撒散撒)”と同じ作法。
ストロボの光が閃光するシーンを避けて・・・。
(H30. 2.17 EOS40D撮影)