マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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続、土屋原春日神社秋大祭

2007年12月26日 08時19分59秒 | 御杖村へ
拝殿に登って御幣を捧げ、キクモチ、御供神饌を祭壇に供えると大祭神事が始まる。

祓えの儀、修祓、祝詞奏上、献饌、玉串奉奠など厳かに祭礼が行われる。

神事が終えると「かい立て」と呼ばれる当家渡しの儀式が始まる。

当家の前にはミソカシライモとエダマメが並べられると、子ども二人が前に着き片口酒杯器を傾けて当家の杯に注ぐ。

当家トーニンが酒を口にする三々九度の儀式は当家の引き渡しで、上、下組の順に斎行される大切な儀式で大祭は当家祭りとも呼ばれる所以です。

なお、本来はかい立て儀式を終えると4年後の当家を決める籤引きの神籤神事が行われるのだが、数年前から当家順が予め決められるようになって廃止されている。

(H19.11. 3 Kiss Digtal N撮影)

土屋原春日神社秋大祭

2007年12月26日 08時15分54秒 | 御杖村へ
秋大祭の主役は裃姿の上、下二組の当家衆。

出幸の前には昨年の大祭で当屋引渡しで授かったキクモチのモチをいただく。

一年間保存しておいたモチは細かくキリコにして油で揚げる。

カラッとしたモチは食べると美味いものだ。

串に挿したミソカシライモとエダマメの御供神饌を唐櫃に納められると出幸だ。

このころには練行していた御輿がヨーイソレと掛け声合わせた子どもらがやってきて、神社境内への宮入り。

裃を着衣した当家トーニンが御幣、トモトーニンはキクモチを担ぐ。

一の鳥居には祭りの法被を着た氏子らであふれんばかり。

神職を迎えて一同が揃うと総代長を先頭に一列をなして神社までお渡り。

(H19.11. 3 Kiss Digtal N撮影)